そらのおとしもの 女神戦隊エンジェンジャー |
女神戦隊 エンジェンジャー
イカロス エンジェルレッド
ニンフ エンジェルブルー
アストレア エンジェルイエロー
カオス エンジェルバイオレット(追加戦士)
風音日和 エンジェルセイザー(追加戦士)
守形英四朗 エンジェンジャー達の長官
五月田根美香子 エンジェンジャーのスポンサー
見月そはら イカロス達の通う学校の同級生
ダイダロス エンジェンジャーのメカニック
シナプスのマスター 敵帝国のボス
ハーピー1 帝国の幹部
ハーピー2 帝国の幹部
桜井智樹 敵怪人
シナプスではある計画が実行されるところであった。
シナプスマスター「ほぅ、今日は地上では『ハロウィン』というのをやるのか?」
ハーピー1「はい、どうやらそのようです」
ハーピー2「そこで私達はあることを考えました」
シナプスマスター「何だ? 言ってみろ」
ハーピー2「『ハロウィン』では子供が妖怪やお化けなどに仮想し、大人達にお菓子を媚びり、お菓子をくれなかったら悪さをすると言うものです」
ハーピー1「それに乗じ、我々の送り込んだ怪人を紛れ込ませ……」
シナプスマスター「地蟲(ダウナー)どもを混乱させるか……、いいだろう、やってみろ」
ハーピーズ『はっ!』
ハーピー1「いくのだ! サクラーイ!!」
サクラーイ「サクラーーーーイ!!」
サクラーイのシルエットは分からないが、やる気満々だった。
ハロウィンはスケベOK?
ハロウィン当日。
イカロス達は学校の帰り道であった。
そはら「イカロスさん達はお菓子どうするの?」
イカロス「一応、用意しています」
ニンフ「子供達にお菓子をあげるのもヒーローの役割だって言うのよ、守形が……」
そはら「守形先輩が?」
アストレア「師匠も似たようなこと言ってましたよ。お菓子を上げるのもいいけど、子供達に喜んでもらえるものも上げるのもいいんだって……」
そはら「え? でも、ハロウィンは基本的にお菓子なんじゃ?」
ニンフ「美香子のことだから、あまりいいことじゃなさそうね……」
そはら「…………それで、どんなお菓子を用意したの?」
日和「皆でクッキーを作ったんです」
そはら「日和ちゃんのクッキー、おいしいもんね♪」
日和「それほどでも……」
そんな時であった。
女性の声「きゃああああああ!!」
イカロス「!」
そはら「女の人の悲鳴?」
ニンフ「あっちよ!」
イカロス達は急いで現場に向かった。
イカロス達が現場に着くと大人のお姉さんが腕で胸を隠していた。
日和「どうしたんですか?」
女性「突然、狼男の格好した男の子に……」
アストレア「うんうん」
女性「『お菓子をくれなきゃ悪戯しちゃうぞ〜』って言われて、持ってたガムを上げたんだけど……。
『これじゃあ、足りない。悪戯決定〜〜〜♪』って言って、私の胸を……」
アストレア「なんてスケベな奴」
そはら「でもなんでそんなセクハラなことを……」
女性の声「きゃああああ!!」
ニンフ「またよ!」
イカロス「急ぐわよ!」
イカロス達は再び別の現場に向かった。
そこでもまた似たようなことを聞いた。
しいて違いを上げるなら、今度はスカートをめくられたのこと。
そしてまた違う場所でも事件が発生する。
イカロス達は事件のことを纏めるために一度、美香子の家(エンジェンジャー本部)へと戻った。
ダイダロス「事件が起こったのは最初の位置から半径30メートル範囲内……。思ったよりも近いけど、被害が出るとしたら、もっと行動範囲が広がるはずね」
ダイダロスがモニター操作をする。
ニンフ「これってやっぱり……」
ダイダロス「間違いなくシナプスの怪人の仕業ね」
美香子「お菓子をあげたのに悪戯するなんて、いい趣味してるわね〜」
守形「美香子…そんなことを言っている場合ではないだろ」
カオス「でも何が目的なんだろう?」
守形「恐らくは今日がハロウィンだということを利用して、地上を混乱に陥れるのが目的だろう」
ニンフ「その混乱がセクハラって……」
アストレア「いかにもシナプスの怪人らしいですね〜」
イカロス「うん」
守形「だが、放っておくわけにいくまい」
美香子「そうね〜、これだけやってるなら、少しおいたが過ぎるってものね〜」
ダイダロス「けれど、これだけ行動範囲が広いとなると普通に見つけるのは困難ね。
ベータ、既にレーダーで追跡したのよね?」
ニンフ「ええ。でもレーダーを攪乱する能力を持ってるのか、見つけることができないの」
アストレア「どうすれば……」
カオス「……ねえ、いい考えがあるんだけど……」
守形「言ってみてくれ」
カオス「うん」
カオスは自分の考えを言う。
美香子「やってみる価値はあるわね〜」
そしてエンジェンジャー側の作戦が実行されることになった。
町では……。
サクラーイ「さて、次はどの子を狙おうかな〜」
サクラーイが次のターゲットを物陰から探していた。
サクラーイ「お?」
サクラーイは大人なのに魔女的な格好をした女性を見つける。
サクラーイ「スタイルも抜群だな。次の目標決定♪」
サクラーイは女性の前に立つ。
サクラーイ「お姉さん」
お姉さん「な〜に?」
サクラーイ「お菓子頂戴。じゃないと、悪戯しちゃうぞ〜」
お姉さん「悪戯していいよ〜♪」
サクラーイ「え?」
お姉さん「だから、悪戯していいよ」
サクラーイ「……な、なら、しちゃうぞ〜」
サクラーイが女性の胸を触ろうとした時であった。
ニンフ「今よ! アルファー」
イカロス「Artemis」
サクラーイとは別に物陰に隠れていたイカロスがArtemisを発射し、サクラーイを攻撃した。
サクラーイ「ぎゃあああああ!!」
サクラーイは焦げ転がる。
焦げ転がった先は野原であった。
サクラーイ「くそ!」
ニンフ「罠にかかったわね」
サクラーイの前にニンフ達が降り立つ。
サクラーイ「今のは一体……」
カオス「ごめんね」
先ほどの女性はカオスが大人になった姿だった。
イカロス、ニンフ、アストレア、カオス、日和『女神変身!!!!!』
五人は変身する。
イカロス「エンジェルレッド!」
ニンフ「エンジェルブルー!」
アストレア「エンジェルイエロー!」
カオス「エンジェルバイオレット!」
日和「エンジェルセイザー!」
イカロス、ニンフ、アストレア、カオス、日和『女神戦隊、エンジェンジャー!!!!!』
いつものように後ろで爆発が起きる。
サクラーイ「おのれ……やってやるぞ!」
サクラーイとの戦いが始まる。
サクラーイは見た目通りの狼の爪でイカロス達を攻撃する。
ニンフ「きゃ!」
日和「あっ!」
イカロス「思ったよりも早い」
アストレア「私に任せてください!」
アストレアの瞬間的な速さは五人の中で一番早い。
サクラーイに追いつけるのはアストレアしかいない。
アストレアchrysaorのサクラーイの爪がぶつかり合う。
サクラーイ「ぬうううう!!」
サクラーイがアストレアの懐に入った。
その時であった。
アストレア「?」
サクラーイは攻撃よりも欲望を優先し、アストレアの胸に触り、揉んだ。
アストレア「ひゃあああああ!!」
アストレアはchrysaorを横にやり、サクラーイをかっ飛ばした。
サクラーイ「ぐあああああ!!」
ニンフ「アルファー、今よ!」
イカロスは既にAPOLLONを用意し、発射した。
サクラーイ「ぎゃあああああ!!」
サクラーイは爆発した。
しかし爆発と同時に巨大化した。
イカロス「来て、ウラヌスバード!」
イカロス達が叫ぶと五月田根家にいるダイダロスが機械をいじる。
ダイダロス「ウラヌスバード! 発進!!」
ダイダロスがスイッチを押すとウラヌスバードは五月田根家の中庭から現れ、イカロス達の元に飛んでいく!
ニンフ「来たわ!」
イカロス、ニンフ、アストレア、カオス、日和『とおっ!』
5人全員がウラヌスバードに乗り移る。
イカロス、ニンフ、アストレア、カオス、日和『女神変形!』
5人の叫びと共にウラヌスバードから巨大なロボットの手と足、そして顔が現れる。
分からない人のために説明するとウラヌスロボはそはら似である。
イカロス、ニンフ、アストレア、カオス、日和『完成! ウラヌスロボ!』
サクラーイ「サクラーーーイ!!」
サクラーイは襲い掛かろうとしたが、巨大化しているために人間サイズと違って早く動けない。
それどころかこけてしまう。だがその手はウラヌスロボの胸を触る。
そはら「智ちゃんのエッチーーーー!!」
モニター越しで見ているそはらが叫ぶ。
イカロス、ニンフ、アストレア、カオス、日和『必殺、そはらチョップ!!!!!』
ウラヌスロボの必殺技がサクラーイに命中。
サクラーイは爆発し、消滅した。
そして夜になった。
子供達『お菓子くれないといたずらしちゃうぞ〜』
日和「はい、これ」
日和が焼いたクッキーを家に訪れた子供達にあげる。
子供達『わ〜い』
子供達は満足して帰っていった。
ニンフ「おいしいわね〜」
アストレア「はい♪」
そはら「やっぱりハロウィンは、これだよね」
なんやかんやでクッキーを食べている三人。
イカロス「カオス、ごめんね。危ない目に遭わせて……」
カオス「大丈夫だよ、イカロスお姉様」
カオスは笑顔で答える。
カオス(お兄ちゃんなら別に揉まれてもよかったんだけどね)
そう思ったが、何か言われそうなので控えたカオスだった。
そしてイカロスとカオスもワイワイとハロウィンパーティーを楽しむのであった。
シナプスはこれからも、地上を混乱の渦に巻き込むだろう。
だが、それでも地上の人々のために・・・。
戦え、女神戦隊エンジェンジャー!!
ひとまず終わり
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今回はある意味時期ネタを「女神戦隊エンジェンジャー」にしたものです。(実はレスポンス元のを見て、3時間くらいで書きました) | ||
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コメント | ||
相変わらず『桜井智樹=敵怪人』という構図がはまり過ぎですねw(tk) | ||
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