IS 最強の異端の力
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千冬サイド

 

「天空がアリーナの使用許可を?」

「今まで何も言ってこなかった天空が急に申請してきたんです。でも全部通っているみたいです。

今、アリーナにいると思います」

 

私は山田君に話を聞き、山田君と共にアリーナに向かっている。今まで、何も申請もせず、自己主張する事がなかった天空がいきなり申請?何か胸騒ぎがする私は早足で、アリーナに向かう。

 

「グォォオォォオオオオオオ!!!」

「「!!?」」

 

いきなり、アリーナから呻き声ににも似た咆哮が響いてきた。私たちは急いでアリーナへと入った

 

「な、何ですかあれは!!?」

 

山田君はあまりの光景に、驚愕していた。私もこれが現実だとは認めたくはない。だが・・・これは

 

「なんだ・・あの化物は・・・」

 

異常な程に盛り上がっている腕、鋭利な光を放っている爪。脚は大地を踏み潰しかねない程に強靭だった。そして、全身が血のような赤と闇のような黒い色をしている。

そして顔は、まるで神話に出てくる邪神のような凶悪な顔付きになっている。

 

「お、織斑先生!!あそこに織斑君が!!!」

 

私はその言葉に目を疑った。目を凝らすと一夏が白式を展開し、雪片弐型を構えていたのだ。

あの化物は明らかに、雪片弐型を見て一夏に狙いを定めている。

 

一夏サイド

 

おいおい・・・冗談にも程があるぜ。統夜が・・・化物に・・・

 

『貴様がこれから相対するのは、感情を捨て、心を捨てた醜き人の姿。俺は一切手加減などせん。殺す気で来い、でなければ・・・貴様は死ぬ』

 

感情を捨てて、心をも捨てた人の姿・・・これが人間だって言うのかよ!?信じられねぇ!!

 

「ヴォォォオオ!!」

 

俺が色々と余計な事を考えている内に、統夜?は俺に襲い掛かってきた。右腕が大きく後ろに引いて勢いをつけて、俺に突きを放ってきた。

 

「おわぁ!!?」

 

俺は既の所で避けたが・・・ドゴォォオオン!!!

 

ああ・・・俺が先程までいた地面が大きく抉れて、無残な姿になっている。なんて威力だよ・・・あんの食らったら・・・だ、大丈夫だ。ISには絶対防御があるんだから・・・死ぬ事なんてないさ・・・

 

「ゴォォオオ!!!!」

 

統夜は俺に目掛けて、とんでもない速度で俺に迫ってきた。俺は回避しようと急加速を掛けたが

 

「ガァアアア!!!」

「おわぁああ!!??」

 

何だ!!?俺が下を見ると、統夜の手が俺の足を鷲掴みにしているのだ。しかも、嘘だろ?爪が装甲に食い込んでやがる・・・!!?シールドエネルギーが全く減ってない!!?どういう事だ!!?

 

「ゴバァアアア!!!」

「ぐっはぁあ!!」

 

俺は勢い良く地面に叩きつけられた、俺は肺の中の空気を全て吐き出してしまった。

 

「ゲホゲホ!!で、でもうわ!!?」

 

呼吸を整えようとしたら、統夜が俺を足で押さえつけて腕を振るってきた。俺は慌てて雪片弐型で受け止めた。

 

「グルルルルル・・・ギャワェエエ!!!」

「な、なんつぅパワーだ!!」

 

ISのアシストがあるはずなのに、とんでもなく重い。徐々に腕が押さえ始めてきた。その時、俺はガン見しちまった・・・統夜の瞳を・・・真っ赤に染まりつつ本能に染まった瞳。

感情なんかを完全に捨てて、本能に身を任せてやがる!!

 

「いい加減にしr「!」な、何!!?」

 

俺は腕に思いっきり力を込めて、刀身をずらして統夜を攻撃しようとしたが、統夜の行動は可笑しかった。俺の攻撃を読んでいたかのように地面を蹴って、俺から一瞬で距離をとった。

 

「ありえねぇ・・・反射神経ってレベルじゃねぇぞ・・・予知でもしてたっていうのかよ・・・」

 

統夜の回避行動は明らかに速すぎる。俺が腕に力を入れた瞬間に、飛び退いた。可笑しすぎる。

 

「グォオオオ!!!」

 

統夜は、地面を蹴って俺に向かってきた。俺は剣を構えて、そのまま突きを放った。それは統夜にヒットした。俺は喜びが出てきたが、手に暖かな感触が伝わってきた。

 

「血・・・?」

 

鮮やかな赤い色をした血が俺の手を伝っていたのだ。嘘だろ・・・?ISには絶対防御が・・・

 

「ギャァァアアア!!」

「うわああああ!!」

 

統夜は、自分の体に剣が刺さっているのにもかかわらずに前に出て、俺を思いっきり殴り付けた。俺は吹き飛び壁にめり込んだ。

 

「ごっは!!!なんだこの痛みは・・・」

『絶対防御では防御不可能なダメージが発生しました。絶対防御の精度が低下しています』

「なん・・・だって・・・!?」

 

嘘だろ・・・?絶対防御を突き破る一撃・・・?そんな・・・俺は死ぬのかよ・・・?

 

「グルルルルルルル・・・」

 

統夜は肩に突き刺さっている雪片弐型を引き抜いて、俺に投げつけてきた。剣は俺の頬を掠めて突き刺さった。俺の頬から血が流れ出す。そして統夜は俺の腹部に腕を振るってきた。

 

「ガアァァアアア!!」

「ゴッハァアア!!」

 

俺は盛大に声を出しながら、苦しんだ。いてぇ・・・完全に絶対防御が死んでやがる・・・俺死ぬのかよ・・・?俺は必死に顔を上げて統夜を見た。

 

「ひっ!!」

 

恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い恐い・・・

 

統夜サイド

 

・・・気を失ったか・・・貴様の覚悟などその程度の物か。さて・・・織斑 千冬、どんな気分だ?貴様が最も嫌い、恐れているのはたった一人の肉親である織斑 一夏が命の危険に晒される事だ。

良いザマだ。だが貴様や、織斑 一夏、山田教員には誰がこのような事をしたかの記憶を消させてもらう。記憶を消され、正体が理解出来ない恐怖を味わえ

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マドカ「マドカと!」

アルト「うp主(作者)の!」

マドカ&アルト「後書きコーナー!!」

アルト「はいっという訳で今回も始まりました。後書きコーナー!」

マドカ「今回は、一夏がフルボッコだな」

アルト「まあ、今回は統夜の新しい力の解放でした」

マドカ「っというか、あの力はヤバすぎないか?様々な意味で」

アルト「まあねぇ、完全に無双だったし」

マドカ「次回は私出るのか?」

アルト「ええ、出ますよ。それでは皆さん!!作品を読んだら感想を送ってください!これを習慣にして貰えると助かります!感想は私にとって、最高の栄養剤のような物なのです!感想が来ると創作意欲が湧くのでよろしくです!」

マドカ「宜しくなの^人^)」

 

説明
この世界にただ一人、真の最強の名を欲しいままにする力を持った男がいた。 が、彼の持つ力はほかの人間にはない、異端の力。その力を彼はどのように使うのか?
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コメント
面白いです!(ロロ)
もはやなんでもありなトウヤさん・・・こえーよ(デーモン赤ペン)
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