IS-インフィニット・ストラトス ネクサス 会長権限ー Chairman authority ー |
「ふう、今日も疲れた。」
楯無との訓練二日目。一夏は学生寮の廊下を歩いていた。
生徒会長がいてくれたおかげで訓練は今まで以上に良くなった。正直今までの訓練には実戦的なものが欠けていた。でも今回のことでより近づいている。そこには感謝だな。
そう思いながら一夏は部屋の扉を開けた。
「お帰りなさい。ご飯にします?お風呂にします?それともわ・た・し?」
バタン
・・・・・・・・・・きっと疲れているせいだろう・・・・・・・今度スートーンフリューゲルを呼ぼう。
一夏は再び扉を開ける。
「お帰りなさい。私にします?私にします?それとも」
バタン
・・・・・・・・・・仕方ない。あれを使うか
パカ(一夏が携帯電話を開く音)
カチカチカチカチ(一夏が電話帳から『織斑千冬』と登録された番号を検索する音)
ピ(一夏がコールボタンを押す音)
プルルルル(一夏が千冬に電話している音)
ガチャ(千冬が一夏の電話に出る音)
「もしもし、織斑先生ですか。今時分の部屋に不振人物がいますので至急応援を!」
「待って待って待って待って!」
楯無は慌てて出てくる。
「ふざけないでください。後服着てください。」
「わかったからお願い。織斑先生にだけは!」
『聞こえているぞ。』
「え!」
『まったくお前は、あまりからかい過ぎるな。そいつは何かと恐いぞ。』
「き、肝に銘じておきます。」
「うむ、よろしい。」
千冬は電話を切った。
楯無は制服を着て椅子に座っていた。
「で、どうして俺の部屋にいるんですか。」
「あはは、まあ簡単に言うと会長権限で君の部屋に住まわせてもらおうと思って。」
「それで出会いがしらに裸エプロンですか・・・・・・変態ですね。」
「ザクッといくね。」
「そらそうでしょ。」
「でもまさか織斑先生を使うとは思わなかったよ。」
「恐怖を植えつけるにはいい人だと思いまして。」
「正しいね・・・・・人が・・・」
「変なことしないでくださいよ、今度から。」
「は〜い。」
・・・・・・・・・・絶対なにかする ・・・・・・・・・・絶対なにかする気だ!
その時扉を叩く音がする。
「はい。」
『私だ、一夏。』
「箒か。今出る。」
一夏は扉を開ける。
「どうかしたか、箒?」
「い、一緒に稲荷寿司でも・・・・どうして生徒会長が部屋にいる!」
「会長権限で部屋に住むって。断っても無理だ。千冬姉でもな。」
「・・・・・・・・・・そうか。」
「こっちも困ったもんだ。」
「・・・・お前はつくづく運がいいんだな。」
「そう見えるのなら頭が痛いよ。」
もみじ饅頭を食いながら三人は話をしていた。
「織斑君はすごいね。まさかあそこまでの動きが出来るなんて。」
「そんな風には感じません。生徒会長だったらもっといい動きが出来るはずです。」
「そんなにすごかったのですか!」
「ええ、でも織斑君。」
「はい?」
「あまり遊んじゃダメよ。」
「どういうことだ一夏!」
「あ!言葉が足りなかったわね。あなたはあの子たちがどれくらい上達したか見ていたのはわかってたわ。」
「・・・・・・・・・・・ばれましたか。」
「一夏!」
「実を言うとこれまでの訓練は何かと実戦実がなかったんだ。でも先輩のおかげでそれが出たんで見たんです。」
「それならそうと言えばいいだろう。」
「言えるわけないでしょ。流石に女性に対して失礼しすぎるし。」
「そ、それは・・・・」
「箒、このことは内緒にしてくれないか。」
「・・・・・・・・・・わかった。一夏がそう言うのならば・・・」
「ありがとう、箒。」
「偉いわね、箒ちゃん。」
「ほ、箒ちゃん!?」
「いいでしょ。」
「・・・・・・・・・はい。」
その日の夜、一夏はまたあの夢を見た。
新たな力を入れて後悔が蘇える。あの時救えなかった命を
説明 | ||
一夏が部屋に戻るとそのには! | ||
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コメント | ||
過去に回答したときにファウストとメフィストを間違えました。(ザルバ) すいません。間違いがありました。メフィストを出すつもりです。(ザルバ) 何が・・・あったんですか?(デーモン赤ペン) |
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