リリカルなのはSFIA |
第十一話 歯、食いしばれ
基本何でも有りの時間無制限のサドンデスマッチ。ただし、極力死傷沙汰は避ける。
気絶・降参の意志・戦闘不能を確認したら即転送。
負けた方は何でもいうことをきく。
シグナム視点。
「と、言うルールだ。ではやるか!」
「・・・なんでこんな事になった」
高志を抑留した翌日。
私達ヴォルケンリッターと主はやてはシュミレーションエリア。海上に設置されたフィールドの上にいた。
「てめーが私等の事を子どもだって言ったからだ!」
「それははやてやアリサ達に言ったからで別に騎士の皆に言ったわけじゃ・・・」
「それでも我等の事を頼らずに姿を消した。それは我々の力をあてにしていないという事だ」
「いや、それは、その…。アサキムとか強い奴がいるから、俺一人で…」
ヴィータにザフィーラが高志に叩き付けるかのように喋る。まあ、私としても久しぶりに『傷だらけの獅子』と勝負がしたい。
「それは『私達は貴方より弱い』と言っていると同じよ」
「ほざくようになったなぁ。高志君?」
「王様が若干混じっているよ、はやて」
リインとユニゾンしているから髪も銀色になって、とても似ている。というかディアーチェを凌駕していた。
高志の言う通り、主はやての表情はどこか高圧的な表情だった。
こうなったのも今朝、リインが牢屋に高志の食事を運びこんだ時に叫んだ一言が問題だった。
シーツに包まって入るものの天窓から差し込んでくる朝日で、その下には下着もつけていないと、思われる姿。
あられもない姿のアリシア。彼女の目元は真っ赤になっていた。
対する高志はガンレオンも解除して身だしなみを整えている場面だった。
客観的に見てもそれはまるで事後の風景だった。
「大人の階段ですぅうううううううううう!!リインは大人の階段を見たですぅうううう!!」
それから慌てて高志は誤解を解こうとしてリインに説明しようとしたが、近寄ってきた高志に驚いたリインは更に暴走する。
「り、り、リインはいいです!大人の階段は登らないです?!よらないでくださいぃいい!」
これ以上叫ばれたらまずい。と、思った高志はリインの口を塞いで壁に押し付ける。そして、少しは落ち着いてくれ。と、お願いしようとしたところにヴィータが参上。
その時、ヴィータが見た光景。
ベッドにはあられもない姿のアリシア。口に手を当てられ壁に押さえつけこまれている。
そして、身だしなみを整えている最中だった半裸の高志。
ヴィータの下した判決は『ギルティ』だった。
そこからガンレオンをセットアップしてヴィータと鍔迫り合いをしていた高志だったが、何とか事情を説明して誤解を解いた。
そして、朝食を頂いた後ヴィータに引っ張られて連れてこられたのがこのフィールドいう訳だ。
ここはフォワード陣の皆が模擬線などを行う場所。
今回は荒れ果てた街を想定して作られたフィールドだ。
人が住まなくなったビル群で私達と高志は戦うことになった。
「まあ、細かい事を気にせんで模擬戦しようや、な?」
「はやて。顔が怖い」
そう、だな。
な?の部分は私も背筋が凍るのかと思った気迫があった。
「私達が勝ったら高志君は私に触るんや。勿論生身でや」
「じゃあ、俺が勝ったら?」
「さっきの婦女暴行の罪は無かったことにしたる」
「誤解が解けてないぞ、ヴィータ!」
「わ、わりぃ。なんかはやてが、『これは使える』とか言って…」
「試合開始や!」
そして、主はやてとリインフォースを除く我等ヴォルケンリッターVS『傷だらけの獅子』の模擬戦が切って落とされた。
なのは視点。
画面越しにはやてちゃんとヴォルケンリッターの皆が高志君に襲い掛かっていった。
「ティア!ティア!大丈夫なのかな、あの人!はやて隊長とヴォルケンリッターの皆を一緒に相手にして!」
「うーん。どうかな?ステージは廃墟になった町並。これで高志さんに分がある。だけど、実力的かつ戦力。頭数が多いから、圧倒的に不利ね。シグナム副隊長。ヴィータ副隊長も明らかに格上。しかも快晴。大雨なら視認しにくいからザフィーラの嗅覚も役に立たなかったんでしょうけど、それにシャマル先生はサポートのプロフェッショナル。これを覆すには相当のブーストが無いと駄目ね」
す、凄いね。ティアナ。
高志君に戦い方を習っただけのことはあるよ。私、いらない子になるんじゃないかな?
「それに高志さんは射撃といった遠距離攻撃を持っていないに等しいもの」
「でも、あの馬鹿にはブラスタとか言う飛行可能で射撃が可能な奴があるわよ?」
「ブラスタ?ですか?」
「簡単に言えば飛行可能な機械装甲よ。高速で空を駆け巡り、弾丸の連射可能な銃で相手を滅多打ちにする物よ」
ティアナは一度ブラスタに触ったことがあるが、あの時は銃だけだったからいまいちイメージが出来ない。あとで、その映像を見せてもらおうかな、と考えている。
たいして、なのははというとアリサがフォワード陣の質問にテキパキと答えることで教導官としてここにいる意味が無いようにも感じられた。
「あ、アリサちゃん。わ、私にも説明させて…で、でも高志君に射撃の適性がないから滅多に使う事は無いとおもうよ。最後に私達と模擬戦をした時もずっとガンレオンだったから空中戦は無いと思うよ」
「そうなんですか?」
「エリオも空中制御は難しいよね」
そういうと後ろから姉に車椅子を押されながらフェイトちゃんが来た。
「フェイトさん!?怪我をしていたんじゃ…」
「うん。だけど、見学までならいい。て、シャマルに言われたから大丈夫だよ」
心配して傍に駆け寄ってきたキャロの頭を優しく撫でるフェイトちゃん。
「あー、あー。いいなぁ、はやて。『お兄ちゃん』と、模擬戦がやれて。私もしたかったなぁ」
「仕方ないですよ、アリシアさん。Dエクストラクターは繊細なんですよ。本来バスターライフルが上限なのにキャノン形態にしてあんな無茶苦茶な砲撃をしたらラッキースターだって疲労します」
そう、六課に帰ってきてからはリニスさんがラッキースターをアリシアちゃんからすぐに取り上げてデバイスルームに持ち込んだ。あの大出力の砲撃にギリギリで耐えたラッキースターは凄いと思う。
リニスさんの話だと、あと一回でもどんなに低威力魔力弾を撃っていたら瓦解していたそうです。
ちなみにデバイスとDエクストラクター間で行われたやりとり。
ラッキースター「く、限界を超えた砲撃をしちまった・・・」
レイジングハート「なんでこんな事を、馬鹿野郎。無茶しやがって・・・」
ラッキースター「自分の主様に答えたかったのさ…。わかるだろ、先輩。主様が砲撃を」
レイジングハート「・・・それは」
ラッキースター「ぐふ・・・。先輩。瓦解っていうのもきついもんなんだな」
と、言ったドラゴ○○ール的なやりとりがあった。
それを知っているのはチビレオンだけである。
「あ、高志さんの方から動きましたよ。って、え、自爆?!」
「ええ?!」
シグナムさんとヴィータちゃんが先行して高志君とぶつかる寸前に何かがボンと言う音を立て、金属釘のような魔弾が二人を襲いかかる。と、同時に三人を包み込むかのように粉塵が巻き上がった。
「ところでティアナ。もし、ティアナが高志君の立場ならどうやって戦う?」
「…そうですね。狙うならはやて隊長でしょうか?はやて隊長を潰せば士気も下がるでしょうし…。でも、逆に戦意を上げ様な気が…」
うん。八十点。答えはあってはいるんだけど、そこに行きつく為の手段が出されていないので−20点。
高志君。さすがにマグナモードは使わないとは思うけど…。それ以外で空を飛ぶならやっぱりブラスタかな。と思った時だった。
「ジャレンチにはこういう使い方だってあるんだぜ!」
ブオンッ!ブオンッ!ブオンッ!
粉塵の中から三つの影が飛び出す。それはシグナムやヴィータ。高志君の陰ではなく。ただの瓦礫だった。
だけど、その瓦礫の大きさは縦横に広がった鉄板のような物で人一人乗れそうな大きさの鉄板がはやてちゃん。シャマルさん。ザフィーラさんに飛んで行く。
「くっ」
「使えるモノは何でも本当に使うんやな!高志君は!」
「ですねっ!て、え?」
瓦礫を自分の前に出現させた模倣の障壁で受け止めて、その攻撃に対しての反撃を放とうとはやてちゃんが杖を振り上げた瞬間だった。
「…なんで」
シャマルさんは後ろから不意に現れたガンレオンのライアット・ジャレンチで腰を掴まれていた。
「まずこれで一人撃破ぁあああああ!!」
突然の出現に驚いてたはやてやヴォルケンリッターをよそに高志君はライアット・ジャレンチでシャマルを挟んだまま地面に叩き付ける。
ズドォオオオオオンッ!
白と紅の混じった爆風がシャマルを覆い隠し、風が吹くと同時にその哀れな姿を見せることになる。
「う、うなあああああ…」
完全に目を回してノックダウンのシャマルは戦闘不能として医療室に転送されていった。
シャマルがやられたのを見て、一瞬慌てるものの、それから一瞬遅れでザフィーラが突進を仕掛ける、
蒼い狼の突進はまるで砲弾。
鋼の獅子とぶつかると同時に廃墟となったビル群に突っ込んで行く。
ドゴンドゴンッ、と音を立てながら粉塵を巻き上げながら次々に倒壊していくビルの中でひときわ大きい衝突音が鳴り響いた。
「っ、ザフィーラ?!ザフィーラしっかりして!ザフィーラ!」
はやてちゃんの声に答えたのは、瓦礫の中から青い狼を背負った『傷だらけの獅子』の眼光だった。
「な、何があったの?あの数秒の間に…」
「砂埃が上がっている間に起こったのは間違いないわね。マリー、あの砂煙の中で何がおこったかを映せる?」
「あ、はい。映像解析できました。高志さんは自分持つ銃のような物を持って両手で圧縮するかのように握りつぶして爆散させました。恐らくこれが自爆かのように見えたアレかと思われます!」
この後、一人叩けそうな板状の瓦礫を大きなレンチ。
ライアット・ジャレンチではやて達に向かって投げるガンレオン。最後に投げた瓦礫には魔力で作られたロープ。ブンブンスパナでガンレオンと瓦礫を繋いでいた。
瓦礫が投げられると同時にガンレオンの鎧を解除。その勢いを殺さないように釣糸の様に巻き戻す。すると、体積的には高志君の方が少なくなるので瓦礫に引っ張られるような形になる。
最初の二つははやてとザフィーラに向かって行くが目の前に展開した障壁で防ぐ。だけど、それが高志の狙い。
最後に投げつけた投げられた瓦礫。それもシャマルも障壁を張って難を超えるが。その瓦礫の裏には瓦礫に張り付いた高志がいた。
瓦礫を投げて、投げた瓦礫に張り付く移動法。
タ○パイ○イ!技を借りるぜ!
ふと、そんなことを考えてしまったのは使った人物が高志だからか?それとも、なのはが日本人だからか?
とにかく、彼のやり方を真似て、高志は自分が投げた瓦礫に予め自分の鎧に巻きつけていたみたいだった。
突進を仕掛けたザフィーラに対して苦しそうに顔をのけぞらせたが、ザフィーラの太い首を掴んで自分の体に押し込めるようにがっちりと掴む。
そして、空いている腕の方にギークガンを展開。
ザフィーラも何をするか感づいたのだろう、ガンレオンから離れようとするが、がっちりと腕で抑え込んでいるので身動きが取れない。そんながら空きのボディーに当てられる一つの拳銃ギークガン。それをザフィーラの腹部に当てて引き金を引く。
盾の守護獣は伊達じゃないのか。普通なら一発でかなりの大ダメージを受けるのに未だに意識を持っている。だが、高志の攻撃は止まない。更に釘を連射してザフィーラに釘を打ちこんでいく。
『ぐ、ぐががががっががががぁはぁっ!!』
「「「「・・・うわぁあ」」」」
映し出された映像を見て皆が絶句した。
首を鋼鉄の腕で押さえられて、懐に銃を押し付けて、銃弾を連発する。
エリオやキャロに見せて良い映像じゃないとおもうんだけど…。
「…なるほど。ああすれば相手に100%攻撃が当たりますね」
ティアナ?!
絶対真似しちゃ駄目だからね!
「あれって、なのはちゃんのアクセルシュートを至近距離で、しかも連続で当てられているようなものだよね…」
「・・・うう、想像しちゃった」
アリシアちゃんの見解にフェイトちゃんが顔をしかめた。
私はそんな酷い事はしないの!
そんなやりとりをしつつ、高志君ははやてちゃんを倒そうとしたが、ザフィーラさんに止められた為、作戦を練り治す為に再び廃墟となっているビル群に隠れていった。
その姿はまさに模擬戦のティアナにそっくりだった。
ヴィータちゃんとシグナムさんは後を追おうとしたが、はやてちゃんに止められて空の上で円陣を組むように警戒する。
これからどうするのかと思っていたら、はやてちゃんの持つ杖に莫大な魔力が集まる。
「闇に染まれ…」
ちょ?!
「シャーリー!フィールド展開最大出力!」
私は慌ててレイジングハートを通じてフィールドのデータ収集を行っている薄い茶髪の女性、シャーリーにフィールドの出力を上げるように申請した。
広域殲滅型の魔法って…。はやてちゃんやり過ぎだよ!
はやて視点。
一瞬でシャマルがやられた。マグナモードやブラスタだけが高志君の飛行手段だと侮っていた。
その隙をつかれて私は高志君に追撃の機会を与えてしまった。
ショックで誰もが硬直している中でザフィーラが野生の勘で高志君の動向を察知。もし、あの時飛び出していなかったら、間違いなくマグナモードを発動されて、私はやられていた。
シャマルに続いて、ザフィーラがやられた。それを知ったシグナムとヴィータは廃墟ビルの中に逃げ込む高志君を追おうとしたけど私が止めた。
二人には私が広域魔法を放つ時間、守ってもらうように指示を出す。
「…ちょ、はやて!」
ヴィータは私が今から放とうとしている魔法をみて驚きの色を見せる。
普通の模擬戦では絶対に放ってはいけない威力と範囲を誇るこの魔法は多少チャージ時間が必要になるし、加減も難しい。
だけど、シャマルとザフィーラは既に転送されている。だから遠慮なくいける!
「デアボリック・エミッション!」
グオオオオオオオッン!
杖から解放された魔力は膨張しながら模擬戦フィールドを埋め尽くす。
その濃い紫の色をした魔力の球体が膨張、私達の周りにあった廃墟のビル群を押しつぶしていく。
押しつぶされたフィールドに残されていたのは腕を交差させた状態で防御姿勢を取っていたガンレオンだけだった。
リミッターが付いているとはいえ、私に出来る精一杯の魔法を受けてもなおその鋼鉄の鎧は交差していた腕を解く。と、同時に爆発したかのように彼の魔力が跳ね上がった。
それはガンレオンの鋼鉄の鎧から破壊の権化へと変化することを意味していた。
「今度はこっちの番だ。…はやて。歯、食いしばれよ!」
「な、ま、マグナモード?!」
「正気か?!タカシの奴!?」
…高志君。
君は…。
そこまでして。
そこまでしても私達から…。
「ぐぅあああああああ!ペイン・シャウタァアアアアア!!」
激痛に苛まれながらも放つ獅子の咆哮は私達三人を呑みこんでいった。
フェイト視点。
全力攻撃を放った後は幾ばくかの隙が生まれる。
私もなのはに初めて負けた時も、自分の全力攻撃を放った後に放たれて負けた。
でも、だからって・・・。
「・・・マグナモードまで使っても負けたくないの?そこまでして私達に触りたくないの?」
私は画面越しにはやて達がタカシの攻撃に飲み込まれていくのを見ながら呟いた。
「だとしたらタカは私達の目の前に現れたりはしないわよ」
「母さ。あ、プレシア部隊ちょっ!…母さん」
泣きそうな顔をしないで。あー、うん。周りには親しい人達しかいない。ティアナとスバルには後で説明しておけばいいかな。
お姉ちゃんも少し呆れたかのような声で苦笑していた。
あ、母さんが来たという事は本局での話し合いは終わったんだ。
「あの子はただ怖がっているのよ。自分が誰かに迷惑をかけてしまうんじゃないかと。自分の所為で誰かを悲しませたり、不幸にすることを。そのくせ、寂しがり屋で何かあればすぐに飛んで来る。…めんどくさい子よ」
「お母さんもそうだよね?私達に何かあれば飛んで来るし・・・」
授業参観から管理局の入局試験の時も会場まで送り迎えしていたし…。注意しなかったら会場にまで乗り込んでくる勢いだったなぁ…。
「じゃあ、どうすれば。私達の傍にいてくれるのかな?」
危なくなりそうだから助けに来る。でも、その危険が去ったらタカシはまた…。
そんな考えが浮かんだのかお姉ちゃんは表情を曇らせていた。
それはなのはや私。ティアナも少しばかりだけど耳を傾けていた。
「簡単よ。躾ければいいの。ああいうタイプは尽くそうとしちゃ駄目。いつも自分の手元で手綱を握っているつもりで、束縛しなさい。独占しなさい。必要としなさい。でないと、ふらっとどこかに行ってしまうわ」
「…詳しいですね。そのような方とお付き合いなされていたんですか?」
「そこはノーコメントよ。なのはさん」
もしかして…。と、思いながらも私は再びタカシとはやて達が模擬戦に目を向ける。
そこにはボロボロになって地面に倒れ伏しているシグナムとヴィータ。そして、何とか立ち上がろうとしているはやての姿。その後ろには同じようにボロボロのリインもいた。
『…私は、負けへん。負け、られないんや!だって、だって!私はぁ!高志君がぁ!』
もう少しで言い切ろうとした瞬間にはやての腹部に巨大なレンチライアット・ジャレンチが召喚されて、矛先がはやてに突き刺さるかのように彼女の胴体を掴み上げる。。
成長したのは私達だけじゃなかった。タカシもまた成長していた。
マグナモード後はしばらくの間は動けなかったのに、今じゃ少しぎこちなさは残るけど動けていた。
『くはっ!』
『はやて。ごめんな。俺。俺さ…。お前の事、好きだよ。だけど、お前に憎まれてでも、お前が嫌がられても、お前を傷つけてでも、傍にいたいと。お前の事を想えないんだ』
『私は…』
『ノット』
『私は』
はやては目から涙をこぼしながらタカシに手を伸ばす。
ガンレオンをいう鎧を纏っているのに何故か高志が泣いているように見えた。
『パニッシャー』
ズドンッ!
と、鈍い音が響いた。
それはこの後味の悪い模擬戦終了の音も兼ねていた。
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誤字 魔法をみて驚きお色を見せる。 お←の ですかね?(おちぇら) ここまでタカシが皆を拒絶するのは優しさ故なんでしょうね。 ちくしょう!スフィアとはどこまで残酷なのだろう!!周りの者にも悲しみを植えつけるなんて・・・ スパロボZ勢はアサキム以外はギリギリを保っていますが、タカシはもう戻れないんですね・・・これからどうなっていくのやら・・・(孝(たか)) 誤字報告ありがとうございます。訂正しました。(たかB) 誤字発見です。 フォワード陣の質問にテクパ機と答えることで→テキパキ 映像化石できました→石いらなくな? 高志君の同行を察知→動向(神薙) |
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