IRON SAIBER
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第1話

 

『イクス様、このテクノロジーは凄いものですね。』

 

そして、少年「イクス」はというと人工知能「シロン」とトニーに託された設計図を自分の研究所にて眺めていた。

 

「ああ、プラズマ技術を応用した、父さんの父さんが開発したエネルギー機関、「アークリアクター」だ。」

 

『ふむ、たしかに。でも、何故コアがパラジウムでしょうか?』

 

「あ〜、シロンには話していなかったな、今はヴィブラニウムが触媒を持つように、過去にはアークリアクターのコアは触媒と、水素吸蔵金属であるパラジウムだったんだ。」

 

イクスはシロンにコアが何故、パラジウムなのかを説明する。

 

『なるほど、そういうことだったんですね。』

 

「まあな、おっと、もうこんな時間か。」

 

イクスは時計を見ながら言う。

 

「すまん、スーツは整備してあるか?」

 

『はい、イクス様のご父上がご使用になっていた「MK−5」を改造したイクス様専用の「MK−T」の整備が完了しております。」

 

シロンの言葉と共に、データのポップアップが浮かんでいる机の上にどこからか、白いスーツケースが現れる。

 

「それじゃあ、行って来る。」

 

『行ってらっしゃませ、イクス様』

 

そして、イクスは研究所を出て行った。

 

 

 

 

 

 

「遅すぎだぞ〜イクス」

 

その後、イクスはとある場所にて、友人と待ち合わせに行っていた。

 

「すまん〜興味深い物見つけてさ、遅くなったわ。」

 

イクスは幼馴染みであり、研究仲間であり、最高の親友「ゼド」と共に椅子に座る。

 

当然、現在、イクスとゼドが居る所は「マ○○○○ド」である。

 

「まあ良いさ。で、その興味深い物って?どういう物なんだ?」

 

ゼドはイクスの言う興味深い物について質問する。

 

「まあ、少しした代物でね、父さんから貰ったんだ〜。」

 

「へぇ〜、実は俺もさ、親父からある興味深い物を貰ってな。」

 

ゼドはホログラムディスプレイを出現させ、イクスに見せる。

 

 

「へぇ〜こいつは凄いな〜プラズマセイバーというのか〜」

 

イクスは興味深々にゼドが見せたとある設計図データを見る。

 

プラズマセイバー・・・・実体の刃とエネルギー刃を持つ剣であり、物理的攻撃も可能であり、エネルギー的攻撃も可能な剣である。刃はセラミックチタン合金、持つ部分はセラミックアイアンでできており、物理的にも硬い素材でできている。カーボンナノチューブを何兆も重ねた「カーボンバッテリー」が動力源である。

 

「凄いね〜、でもお前の父さんって元軍人だろ?良くこんな物を作ったな」

 

「お前の言う通り、俺も良くこんな設計図を書けた思う。だけど、これさ、父さんが言うには、「トニーと設計した」と言ってるんだが?」

 

「うん?父さんがこの剣の設計図をローディおじさんと?」

 

イクスは疑問に思いながらも言う。

 

「ああ、まあな。」

 

ゼドは質問に答える。

 

「おっと、俺はそろそろ戻らなきゃな、それじゃあな。イクス」

 

「ああ、じゃあな。ゼド」

 

そして、二人は別れて行った。

 

 

そのころ、とある場所では・・・・・

 

「ただいま〜フェイトちゃん。」

 

「ただいま〜フェイトママ!」

 

イクスとゼドが別れたそのころ、ヴィヴィオとなのはは家に帰っていた。

 

「おかえり〜なのは、ヴィヴィオ」

 

「フェイト」と呼ばれた女性はなのはとヴィヴィオを出迎える。

 

なのはとヴィヴィオは靴を脱ぎ、中へと入る。

 

「あっ!そうそう、今日ね、なのはのお母さんから何か贈り物が来たんだけどさ。」

 

フェイトはそう言いながらも、なのはにとある封筒を渡す。

 

「うん、ありがとう。フェイトちゃん。」

 

「私はヴィヴィオと一緒に夜食を作るね。」

 

フェイトはヴィヴィオと一緒に奥へと入る。

 

「何だろう?お母さんから手紙が来るなんて、珍しいな〜」

 

なのはそういいながらも、自分の部屋へと向かって歩いて行った。

 

 

 

「シロン〜ただいま〜」

 

なのはが自分の部屋に向かっていたそのころ、イクスはというと、研究所に帰って来ていた。

 

『お帰りなさいませ、イクス様』

 

シロンの声と共に、ロボットアームがイクスの持つスーツケースを取り、収納する。

 

『それと、イクス様。ご父上様からの伝言が届いています。』

 

「父さんから?」

 

イクスが疑問に思うと同時にイクスの目の前にイクスの父親「トニー」の姿が映される。

 

【イクス、今日の夜、スタークインダストリーに来てくれ。】

 

そして、ポップアップが消える。

 

「シロン、これは何時ごろに届いたんだ?」

 

【午後2時30分42秒に届きました。】

 

「俺が出かけたいた間にか・・・・・。」

 

『それで、イクス様は行くのでしょうか?』

 

シロンはイクスに質問をする

 

「当然じゃん、行かないとね。父さんの話だから、何かきっとあるからね。それに・・・」

 

『それに?』

 

イクスはどこからか写真を取り出し、眺めながら言い始める。

 

「それに、明日に日本に行こうかなと思ってる。少し探したい人がいてね。それを父さんに言うのも含めて行くんだ。」

 

『そうですか、それでは、私もご一緒に付いて行きましょう。』

 

「良いよ。それじゃあ、フォーミュラを出してくれ。」

 

「かしこまりました。イクス様」

 

そして、部屋を出て行った。

説明
マンダリンとの戦いから数年後、トニーの息子である少年「イクス・スターク」は父親である、トニーからある設計図を託される。その設計図はトニーが昔、使っていた「アイアンマンウォーズシリーズ」のスーツの動力源のアークリアクターだった。
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