戦場と死神と
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戦場・・・・それは人と人が命のやり取りをする場・・・・・

己が威信を賭け戦う場・・・・・

 

彼女はそんな戦場を今まで知りもしなかった。

否、知る事が無い場所に居たのだ。

だが彼女は今、こうして戦場に立っている。

 

 

ある男が言った。

 

戦争は変わったと。

国家や思想。主義や民族。その全てが無くなり痛みの無いビジネスに変わったと。

ID登録によって監視され・・制御されると。

 

そして歴史をもコントロールを可能にしたと。

 

 

男はそれに抗った。

そしてその時代は終わりを告げた筈だった。

 

しかし、時代は再び訪れてしまった。

 

男は戦えない。

 

しかし、抗うも者達が現れた。

 

歴史の裏で滅ぼされた筈の・・・・・

 

「天国の外側」に住む・・・・・大罪人の意思を告いだ者達が・・・・・

 

 

 

新多元世紀 0030--

 

再びその時代を破壊しようと戦士達は立ち上がった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・ふぅ・・・・・・。」

 

彼女は一人たたずんでいた。

廃墟と化したビルの中で一人座って休憩をしていたのだ。

顔にはフードを被っており右手にはM4A1カービンを持っている。

さらに腰には女性が持っていいのかハイキャパ5.1を入れている。

 

流石に何度も戦場に入ったのか以外にものんびりとしていた。

すると左耳に付けていたインカムが鳴り応答した。

 

「もしもし?」

 

『もしもし。そっちはどうですか?』

 

「コッチは以前落ち着いてるわ。でも民兵がどこから手に入れたのかT-55なんて引っ張り出してきたの。お陰でそろそろPMC側は堪忍袋の尾が切れると思うわ。」

 

『T-55・・・・またそんな遺物を・・・・諜報部によるとPMCはヤモリ共をそっちに送りつけるつもりらしいですよ。気を付けてください。』

 

「了解・・・・・・「ヴモォォォォォォォォォォ!!」・・・・どうやら来たらしいわ。」

 

『そのようで。』

 

刹那、廃墟の上を何かが飛んだ。そしてその何かは彼女の近くの道に着地した。

胴体は戦車の様で足は生き物のようにしなやか。

名を「アーヴィング」。またの名を「月光」と呼ばれている。

 

「っ!!」

 

月光「・・・・・・・・・・・!!!」

 

 

月光は足で彼女が居た場所を蹴りだした。壁は崩壊し彼女は辛うじてローリングで回避した。彼女はカービンを発射するも月光の装甲はビクともせず。月光は装備されている重機関銃を彼女に連射した。

 

「くっ・・・・・」

 

彼女はカービンを肩にかけ、腰のハイキャパで月光のカメラに乱射した。

だがカメラが小さいせいで中々当たらず月光はワイヤー状のマニピュレーターを彼女の足に掛けた。彼女は足を引っ張られコケてしまいこれまでかと思ったが月光の胴体が近づいたので再びハイキャパでカメラに乱射した。すると今度は当たりさらに右の太ももに付けていたサバイバルナイフでワイヤーを切り取った。

 

「っ・・・・・・!」

 

彼女は一心に走り月光が居ない所まで逃げた。

逃げた場所は広い路地だった。

彼女はナイフとハイキャパをしまい、歩き出そうとしたが・・・・

 

 

ボタッ・・・・・

 

「・・・・・・・・?」

 

何かが彼女の肩に落ちた。それは生暖かくそしてドロドロとして紅い・・・・鮮血だった。

 

 

「っ!!!」

 

彼女が上を見ると足に大量の血が付いた月光が居たのだ。

どうやらさっきのとは別の機体らしいが彼女を敵と認識しているのは変わらなかった。

月光は右足で彼女を踏み潰そうとしたが彼女は回避した。

だが回避の体勢がローリングではなくスライディングでその間に月光は距離を縮めてきたのだった。

 

「っ・・・・・・・・」

 

月光「・・・・・・・・・!!」

 

そして月光はトドメとばかりに右足を振りかざした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

だが。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ズシャッ!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

月光「・・・・・・・・・・・?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

月光の足は       切られていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

月光「・・・・・・・・・・・・!?!?!?」

 

月光は体勢を崩し倒れた。

彼女はその間に立ち上がった。彼女の手には黒く刃が金色の刀が持たれていたのだ。

 

「・・・・・・・・・・・切捨て御免。」

 

 

 

 

彼女は刀を使い月光を微塵にしたのだった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「・・・・・・・・・ふぅ・・・・。」

 

彼女は廃墟の一角でたたずんでいた。

向こうでは民兵とPMCが戦闘を繰り広げている。

 

「やっぱり・・・・戦場は怖いな。」

 

彼女はそう言いフードを取った。

金色の髪でロングだ。

そして彼女は独りでにつぶやいた。

 

 

「昔は戦闘を・・・戦いを知っているつもりだった。でも違った。戦いはこんなにも・・・残酷なのだから・・・・・。」

 

彼女はそう言いハイキャパの弾を確認し腰に挿した。

そしてフードを再び被り

 

 

 

 

終わりの見えない戦場に身を投じて行った・・・・・・。

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おまけ

 

 

この作品は実はまだタイトルはありませんwww

ですが出てくる参戦作品は決まっており今回はその中の一部分を書いて見ました。

「彼女」とは誰か。それが分かっても口をつぐんでいて下さいね。

説明
気晴らしに書いて見た小説です。
一応、クロス作品です(タイトルは言えませんが・・・・)
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タグ
多重クロスオーバー MGS 

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