恋姫無双 釣り好きな因果の中心 9 |
9話:董卓軍敗退そして、新たな出会い
反董卓連合は洛陽についてから2日、洛陽の門が固く閉ざされていて董卓を討つどころかろくに攻めることができないでいた
袁紹「全く、あんな門開けるのに一体いつまでかかっているのです」
華琳「とはいっても、あそこまで固く閉ざされていてはどうにもならないでしょう?」
諸葛亮「そうですね。籠城する相手をどうやって引っ張り出すかが問題になります」
張勲「ええ、水関のように悪口を言っても効果がありませんし…どうしましょうか」
袁紹「ふん、こちらには虎牢関を破壊した北郷がいるんですよ。もう一度彼に破壊してもらえばいいじゃないですか」
華琳「(だから、貴女の部下じゃないでしょう)………一応聞くけど、無理だと思うわよ」
華琳の言葉に袁紹は「そんなこと聞いてみなければわからないじゃないですの」と問答無用で聞くように華琳に言う。華琳は呆れながらも釣りをしているであろう一刀の所に向かう
孫策「釣れないわねぇ」
一刀「そうか?…孫策だけじゃ」
袁術「そうじゃ、妾達は結構釣れておるぞ」
桜蘭「うん、お姉ちゃんはもうちょっと落ち着いたほうがいいよ」
華琳「何やってるのよ」
一刀「なにって釣りだけど…それよりも話し合いは終わったのか」
桜歌母娘だけでなく袁術と孫策と仲良く釣りをしている一刀を見てイラつきが増すが、八つ当たりを後にして袁紹の元に連れて行く
袁紹「さぁ、虎牢関を破った力であの扉をとっとと破壊しなさい」
一刀「無理」
袁紹「どうしてですの?」
一刀「あの技を使うには(壊れるのを覚悟すれば別だが)紫ノ鎌に大量に血を吸わせる必要があるんだぞ。虎牢関で全部使いきったから使うことはできないんだが」
袁紹「ならとっとと血を補充なさい。で、どのくらいの量が必要ですの」
一刀「大体…千ぐらいかな」
袁紹「それくらいならどうとでもなりますわよ。たかが千人ぐらい」
華琳「…………いくら千人でもそんなことの為に兵を犠牲にするわけにはいかないわよ」
劉備「そうですよ。いくらなんでもそんな犠牲払えません」
袁紹以外が反対している中、一刀はため息をつきながら誤解を訂正する
一刀「あぁ〜、袁紹勘違いするな。千と言ったのは千人じゃなくて…………1千万人の血が必要なんだよ。むろん少しずつ出なくて一人のすべての血を喰らったこと前提でな」
袁紹「ちょっと、そんな人数………………もうちょっと何とかなりませんの?」
一刀「無理だよ。これでもかなり抑えてるんだ」
華琳「ねぇ、まさか貴方の世界で人をかなり殺したんじゃ」
一刀「まさか。ただでさえ俺の世界じゃ犯罪者だろうと一人殺しただけで大ごとだよ」
劉備「どういうことですか?」
華琳「まぁ、その辺はそのうち話すけど…………じゃぁ、どうやってあそこまで血をためたのよ」
一刀「自分の血を少しずつ武器に吸わせておいたんだ…まぁそんな訳だから突破するならほかの案にしてくれ」
一刀の話を聞き無駄に犠牲を増やすわけにいかずほかの方法を検討し始める面々だが、すぐに華琳が何かを思いつき
華琳「そういえば…あなたの世界に確かコンビニというものがあるのよねぇ」
一刀「それが………………あぁなるほど」
華琳「そういうことよ」
袁紹「ちょっと、何2人で納得してますの!!私たちにもわかるように説明しなさい」
華琳「つまり……………」
華琳の作戦はコンビニと同じように1日中休みなく商売しているのを参考に連合を1/4に分け一部隊が1日の1/4を攻撃するもの。その話を聞いた袁紹はよくわからず終始頭に??を浮かべていたが、とりあえず董卓軍をおびき出せるなら良しとした
数日後
洛陽内では全員がかなりまいっていた
??「なんなんや、この数日昼夜問わず攻撃しくさって……賈駆っち、月は」
賈駆「寝てるわよ…さすがにこれじゃぁ夜も眠れないもの…って恋はここで寝ないで頂戴」
呂布「………ぐぅ…」
??「恋殿ぉ〜起きてください」
賈駆「明日は打って出るわよ…これ以上長引くと月の負担が大きいもの………と言う訳だから華雄、勝手な真似はしないで頂戴ね」
華雄「ふん、打って出るとわかってるのだ。そんなことはせん………明日の準備をしてくる」
??「そんじゃ、ウチも行こうか…恋はどないする」
呂布「…ん………もう少し寝る」
??「私が恋殿の準備をするのです」
賈駆「お願い…あっ霞はちょっとボクと来て頂戴」
賈駆は張遼を人気のないところまで連れて行くと口を開く
賈駆「ねぇ、十常時をどうにかしたのは霞?」
張遼「ウチやないで。なんや十常時がどないしたんや」
賈駆「それが、忽然と消えたのよ……………てっきり霞かと」
張遼「それなら逃げたんとちゃうか」
賈駆はそれを否定する。張遼が理由を聞くと十常時を監視していた兵の報告によると瞬きした瞬間に彼らがいなくなったらしいその後、城内および城外を探したが彼らが出ていった痕跡すら見つからなかったらしい。それを聞いた張遼は
張遼「なら、深く考えるのはよそうや…陛下も月も無事やそれよりもあんたは陛下と月を連れて逃げる準備をしとき」
賈駆「………………霞」
張遼「別に死ぬ気はあらへん…ただ、あんたらは見つかったら確実に殺される。だからどこか安全な場所でのんびり暮らしたらえぇ」
張遼はそういうと準備をする為その場を後にする。腑に落ちないことはあるが董卓を守る為に賈駆も行動に移る。一方、連合でも最後の決戦に向けての準備が着々と進んでいた
華琳「春蘭、今度こそ張遼を捕まえてきなさい…一刀は呂布を抑えて頂戴。どうせ、その腕じゃ勝てないでしょうから」
春蘭「はい!必ずや張遼を連れてきます」
一刀「まぁ、無理すれば大丈夫だけど………とりあえず、無理しない程度に頑張るよ」
春蘭「北郷!!そんな弱気でどうする。呂布を倒すぐらいの意気込みを見せんか」
一刀「この腕でどうしろと」
一刀は左腕を見せながら春蘭に突っ込むとあさっての方向を向く、猫耳は残念な顔をしたが。それからしばらくして、洛陽の門が開かれ連合と董卓軍との決戦の幕が開いた
孫策「ねぇ、私たちがここにいる意味ってあるのかしら」
趙雲「さてな…」
董卓軍との戦いが佳境を迎えているが、一刀と呂布の戦いは激しさを増していた。呂布の戟と一刀の槍が激しくぶつかり合い周囲に突風を生み出す
ヒュンッ!!ブンッ!!……ガキンッ!!……ゴォォォォォォッ!!
一刀「さて、どうしたものか」
呂布「…………次で決める「恋殿ぉ〜」…………ねね?」
??「恋殿!霞殿は敵に捕まりこれ以上は危険ですぞ」
呂布「…華雄は」
??「何せ大混乱でしたから「おぉ〜恋とねね無事か」…ちっ」
華雄「ねね、今舌打ちをしなかったか「気のせいであります」まぁいい、逃げるぞ」
呂布「……………………」
一刀「呂布、別に追うつもりもないし、攻撃するつもりもないから行っていいよ」
呂布「…コクッ………また」
呂布は小さい子と華雄を連れ逃げる。一刀と孫策、趙雲はそれを見送りながら一息をつく
孫策「……………けどいいの。呂布を逃がして………まぁ、止められないけど」
趙雲「左様。まぁ、いい勉強になったのか…さて、私は桃香様の所に戻るとしよう」
孫策「私は袁術ちゃんの所に戻るわ…一刀は」
一刀「とりあえず、華琳の所に報告に戻るよ」
一刀が華琳の所に戻ると、桜蘭が一刀に飛びつきそのままよじ登るその行動に呆気にとられた華琳だが、すぐに落ち着きを取り戻し
華琳「一刀は董卓を探してきなさい。桜歌たちは…………」
桜歌「もちろんついて行きますよ…これ以上一刀さんと離れているのは耐えられません」
桜蘭「うん、お兄ちゃんと一緒に行くぅ」
華琳「と言う訳だから、ちゃんと守るのよ一刀」
一刀「言われるまでもないよ…それじゃ、行くか」
一刀は桜蘭を肩車した状態で桜歌はその後に続く形で洛陽に董卓を探しに行く
??「詠さん…ごめんなさい。ボクがもたもたしてたから」
賈駆「貴女のせいじゃないわよ。それに、ここに置いて行けないじゃない」
??「でも…」
??「詠ちゃん…だれか来るよ」
3人が移動中そんな話をしていると、前方から一刀たちがやってくる。それを見たメガネっことこと賈駆と人形のような少女、どこかビクビクしている男の子?が賈駆と人形のような少女の後ろに隠れる
桜蘭「見つからないねぇ〜」
桜歌「そうですね。一刀さんどうしましょうか」
一刀「そうだなぁ…あの3人に聞いてみるか?」
一刀が固まっている3人に声をかけると賈駆が2人を守るようにビクつきながら出てくる
賈駆「…なによ」
一刀「そう睨まないでくれ…それよりも、董卓が何処にいるか知らないか」
人形の少女「へぅ」
男の子?「ひっ」
一刀「…………なぜ怖がられる」
桜蘭「お兄ちゃんは怖くないよ」
桜歌「(あら、この子)…一刀さんもしかして董卓に酷いことをされた侍女なのでは?」
一刀「まぁ、この2人(賈駆と人形のような少女を指差す)は分かるけど後ろで隠れてる男の子は侍女というのか?………まぁ、董卓がそっちも行けるなら話は別だけど…さて、どうしようか???どうしたんだ全員固まって」
一刀のその言葉に桜歌母娘だけでなく賈駆たちも固まる。一刀はみんなのその反応に疑問を感じ声をかけようとしたが
劉備「あれ、こんなところで何やってるんですか………えっと………本間さん」
一刀「誰それ、北郷だよ。北郷一刀で、劉備さんはどうしてここに」
桜歌「何の用でしょうか!」
桜蘭「何のようなの!」
劉備「えっと、何をもめてるのかなぁって…それよりもなんで2人は私を睨みつけてるの?」
一刀が説明すると劉備が落ち込み少しして復活。改めて一刀に話しかける
劉備「それなら、私の所で面倒見るよ。うちは人が少ないから」
一刀「その話はありがたいけど、本人の意思を尊重したほうがいいのかなぁって………で、君たちはどうしたいんだ?」
賈駆「僕は…劉備だっけ?彼女について行くわ…この男のそばだと身の危険を感じるから」
少女「私は詠ちゃんについて行くけど…琉歌さ…ちゃん」
男の子?「ボクは…北郷さんだっけ彼について行きたいな」
賈駆「本気!!どう見ても女たらしの顔じゃない…すでに2人も侍らせてる時点でたらしよ」
賈駆の言葉に(桜蘭を落とさないように)うなだれる一刀、それを肩の上から慰める桜蘭と変な図式が出来上がった
桜歌「まぁ、とりあえず本人の意思を尊重したほうがいいのではないのかしら(彼女が董卓だとバラしますよ)ボソッ」
賈駆「!!!………分かったわよ…琉歌…もしこいつに変なことされたら思いっきり蹴り上げてもいいわよ」
一刀「俺に男色の趣味はねぇぇぇぇ」
男の子?「えっと(本気で間違われてる?)その時はそうするよ…それにボクお兄ちゃんがほしかったからあなたのことを一刀お兄ちゃんって呼ぶね」
劉備「えっと、それじゃ…私たちは朱里ちゃんの所に行くね…」
説明 | ||
少し忙しく投稿で来ませんでしたが、7か月ぶりに投稿します。 様々な外史を巡り、元の世界を元に作られた外史で平和に暮らしていたが、左慈と貂蝉から今の自分の状況とこの世界の真の役割を聞き、世界を閉ざさない為物語を本人の意思とは関係なく作り続ける話…だと思う |
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続きがよみたい(黄昏☆ハリマエ) | ||
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