貴方と人生を共に 最終新章 〜unofficial history kazuto〜君の元へ帰る為 5話
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時は遡り・・・

 

桃花村

 

鈴々の部屋

 

コンコンッ

 

月音「この月音ちゃんがお見舞いに来たぞ〜」

 

朱里「あっ月音ちゃん・・・今眠った所です。」

 

月音「ちぇっつまんないの〜」

 

翠星石「おい!ボンクラ!もっと詳しい事を言いやがれなのです!

 

外史とかなんちゃらとか何なんですか?」

 

月音「だから、後でって・・・病人が居るんだよ?」

 

兵士「申し上げます!ぞっ賊の大群がこの村に!趙雲殿が交戦中です!」」

 

朱里「はわわっ!直ぐに門を閉めてください!劉備さん達が戻るまで耐えます!」

 

月音「心配ご無用〜ちゃちゃっと終わらせてくるからさ。」

 

朱里「子供が行ってはだめです!」

 

翠星石「しょうがない奴ですね!この翠星石が付いてってやるです!」

 

月音「じゃあ、後ろは任せたよ。」

 

翠星石「ちんちくりんに言われる間でもないです。」

 

朱里「兵士さん、私達は今のうちに民達の避難を!」

 

兵士「はっ!」

 

月音達は直ぐ外へと向かった。

 

鈴々「りん・・・りんもいく・・・のだ!・・・あい・・・しゃに・・・たの・・・まれ・・・」

 

バタンッ

 

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桃花村入口前

 

ザシュッ

 

星「せいせいせいせいせいっ!」

 

ブォンブォンブォンッ

 

ザシュッ

 

賊頭「村に踏み込め!」

 

星「ええい!(これだけの数、いったい何処に潜んでいたのだ!)」

 

翠星石「スィドリーム!」

 

ザバーンッ

 

賊1「いっいきなり水が!うわーーー!」

 

月音「掛かって来な。」

 

クイックイッ

 

月音は指で挑発する。

 

賊2「このガキ!」

 

シュッ

 

スッ

 

月音「残念、左でした。」

 

ブォンッ

 

ザクッ

 

人形「ミツケタ・・・ローザ・・・ミスティカハ・・・イタダク・・・

 

オマエラヲ・・・コロス・・・ケケケケケッ」

 

月音「何だこいつ?パペットマン的な・・・」

 

人形「ド・・・ドール・・・トイエ」

 

ブォンッ

 

ザクッ

 

月音「他所見してんじゃないよ。」

 

人形「ミツケタ・・・」

 

人形「ミツケタ・・・」

 

人形「ミツケタ・・・」

 

人形「ジャ・・・ジャンク・・・ス・・・スル」

 

月音「っち!気色悪い人形め!吹っ飛べ!」

 

ブォンッ

 

ドゴーーーンッ

 

月音「っち!気が練り難い。(片手剣とこんな体じゃなかったら!)」

 

だが、数百体以上の人形は吹っ飛んでいる。

 

人形「ケケケケッ・・・ム・・・ムダ・・・」

 

翠星石「スィドリーム!」

 

ザバーンッ

 

翠星石「何やってるです!ちんちくりん!」

 

月音「分かってる!(もう持たないよ!援軍はまだなの!?)」

 

鈴々「うりゃうりゃうりゃ!」

 

ブォンブォンブォンッ

 

ザシュッ

 

月音「鈴々!寝てなきゃ行けないじゃん!」

 

鈴々「愛紗に頼まれたのだ!守るのだ!」フラッ

 

月音「(こんな状態で・・・)分かった、門前は任せたよ。」

 

鈴々「まかせるのだ!」

 

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nフィールド

 

ラプラス「では、ここで一枚カードを切りましょう。」

 

パチンッ

 

???「・・・悪趣味・・・」

 

ラプラス「お嫌いでしたか?」

 

???「・・・No, thank you being interested in something」

 

ラプラス「そうですか・・・では楽しんで下さい・・・さあ、もっと強いドール達に進化しなさい。」

 

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桃花村入口前

 

既に何時間経っているいるのか・・・賊の勢いが衰える事は無かった。

 

それに加え、謎のパペッ・・・ドール達までもが襲ってくる・・・

 

星、月音、翠星石、他の兵士達は既に疲れがピークに達していた。

 

ザシュッ

 

星「これ以上は持たん!どうする、月音!」

 

月音「(どうする・・・篭るか・・・おっとうならどうした・・・考えろ・・・考えろ!)」

 

賊「この!」

 

ザバーンッ

 

翠星石「何やってるです!」

 

月音「あ、ああ御免。」

 

星「待て!あれは何だ!」

 

人形の群れから、一体の人形が現れた。

 

???「レンピカ・・・」

 

ブォンッ

 

カキンッ

 

星「何だ!こいつは!」

 

翠星石「蒼星石!何故貴方が!」

 

蒼星石「・・・」

 

ザシュッ

 

カキンッ

 

翠星石「やめるです!翠星石が分からないですか!」

 

蒼星石「・・・」

 

ブォンブォンッ

 

カキンカキンッ

 

翠星石「やめるですぅ!蒼星石!」

 

星「何処かで・・・!そうか!翠星石!そいつは操られてるだけだ!」

 

月音「(・・・この気は!)」

 

翠星石「ここは任せるですぅ!蒼翠石をぶん殴って目を覚まさせるですっ!」

 

星「月音!ここは任せ、我らは出来る限り数を減らすぞ!」

 

月音「OK!・・・それと、もう少しで最強の助っ人が間に合うよ。」

 

星「ふむっ・・・なるべく早く着いて欲しいものだな。」

 

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桃花村防壁前

 

兵士「諸葛亮様!矢がもう残り僅かです!」

 

朱里「・・・必ず流れは吹きます!それまで耐えましょう!(何とか間に合って下さい!)」

 

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桃花村入口前

 

ブォンッ

 

ドゴーンッ

 

鈴々「ここは通さないのだ・・・」フラフラッ

 

賊「あいつはフラフラだ!やっちまえ!」

 

鈴々「りん・・・りん・・・がまもる・・・のだ!」

 

ブォンッ

 

賊「もらった!」

 

鈴々「あい・・・しゃ・・・」

 

ザシュッ

 

カキンッ

 

鈴々「・・・」

 

バサッ

 

愛紗「良く頑張ったな・・・鈴々・・・」

 

鈴々「約束・・・なのだ・・・」

 

愛紗「直ぐに鈴々を運んでくれ!」

 

兵士「はっ!」

 

愛紗「我が名が関羽!私が来たからには・・・此処から先は通さん!」

 

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桃花村防壁前

 

兵士「申し上げます!たった今関羽様と馬超様がご帰還なされました!」

 

朱里「反撃に出ます!私達は後方援護!弓は切らしても大丈夫です!

 

少しの兵を残し門の前まで出ます!」

 

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桃花村入口前

 

翠「せりゃせりゃせりゃ!」

 

ブォンブォンブォンッ

 

ザクッ

 

星「これで流れはこちらに向いたな。」

 

月音「それと、やっとご到着したみたいだよ。」

 

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蒼星石「・・・」

 

ブォンッ

 

カキンッ

 

翠星石「目を覚ますですっ!」

 

ザバーンッ

 

カランッ

 

翠星石はスィドリーム落とし、無防備状態になった。

 

翠星石「蒼星石・・・元に戻って・・・」

 

蒼星石は翠星石を捕え、斬り掛かろうとした時。

 

ユーリ「爆砕陣!」

 

蒼星石「クッ」

 

翠星石「キャッ!」

 

ユーリ「おいっ!死ぬ気か!戦えねぇなら後ろに下がれ!」

 

翠星石「・・・」

 

月音「ユーリ!どうして此処に?」

 

ユーリ「ん?ああ、泰山でうまい筍を見つけたから持ってきたんだ。」

 

星「(なぬっ!筍だと!)ユーリよ・・・その筍を後で分けてくれぬか?」

 

ユーリ「ん?ああ、良いぜ・・・その前に。」

 

ユーリは蒼星石の前へ立った。

 

月音「ユーリ!ダメだよ!その子は操られてる!」

 

ユーリ「見りゃ分かるさ・・・どつけば良いんだろ?」

 

翠星石「待つですぅっ!」

 

月音は翠星石を止めた。

 

月音「待って・・・何か考えがあるはずだよ・・・任せてみよう。」

 

翠星石「(蒼星石・・・)」

 

ユーリ「おい、人形・・・お前に一つ聞きたい・・・お前は自分の意志で此処に居るのか?

 

お前は良い様に使われてて良いのか!戦う力があるなら、弱い者を守れ!

 

お前は意志があるんだろ!ならぶつけて来い!好きなだけ相手してやんよ。」

 

蒼星石「・・・」ピクッ

 

ブォンッ

 

カキンッ

 

ユーリ「もっと斬って来い!」

 

ブォンブォンブォンッ

 

カキンカキンカキンッ

 

ユーリ「・・・おしい力だな・・・」

 

ドスッ

 

バタンッ

 

翠星石「蒼星石!」

 

ユーリ「・・・気絶してるだけだ・・・安全な場所まで運んであげな。」

 

翠星石「・・・人間!よく・・・やったです・・・」

 

月音「(うっわ、かわいくな〜)」

 

ジャキッ

 

ユーリ「後はこいつらを黙らせれば良いんだな・・・この人形達は斬って良いんだよな?」

 

月音「なるべく斬らないであげて・・・人形でも魂はあるんだから。」

 

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賊頭「ぐぬぬっ!(あの野郎!話が違うではないか!)」

 

賊「頭!もう持ちませんぜ!」

 

賊頭「引け!」

 

賊達が引こうとした時、水晶の柱が行く手を阻んだ。

 

薔薇水晶「・・・逃がさない」

 

賊頭「おのれ!」

 

ブォンッ

 

ザクッ

 

賊頭「かはっ」

 

バタンッ

 

薔薇水晶「・・・弱い」

 

賊「かっ頭がやられた!」

 

愛紗「逃がさん!はぁぁぁぁぁぁ!」

 

ブォンブォンブォンッ

 

ザクッ

 

愛紗「我らの勝利だ!」

 

兵士達『おおお!』

 

一刀「終わったな・・・俺は何もしてないけどな・・・」

 

薔薇水晶「コクッ」

 

こうして、長い夜は終わり、賊達は一人残らず討伐された。

 

突如現れた人形達は賊が全滅したと同時に跡形も無く消えた・・・

 

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医務室

 

蒼星石「・・・ここは・・・」

 

翠星石「蒼星石!」

 

ぎゅっ

 

蒼星石「・・・翠星石・・・ここは?」

 

翠星石「薄汚い村ですぅっ・・・うう・・・良かったです・・・」

 

蒼星石「僕は確か・・・水銀燈にやられて・・・」

 

ユーリ「おっ?起きたか。」

 

蒼星石「君は・・・」

 

蒼星石は昨晩の戦いを思い出した。

 

翠星石「この男女は蒼星石を助けてくれたですっ!」

 

ユーリ「(男女って・・・)」

 

月音「ぷっ!ぷははははは!男女ってw」

 

ユーリ「・・・ちんちくりんよりはマシだと思うがな。」

 

月音「何を!」

 

一刀「はいはい、喧嘩はダメだって。」

 

薔薇水晶「・・・ダメ」

 

蒼星石「薔薇水晶!レンピカ!」

 

蒼星石はレンピカで薔薇水晶に斬り掛かろうとした時、翠星石が薔薇水晶の前に立った。

 

翠星石「ダメですぅ!薔薇水晶は味方ですぅ!」

 

蒼星石「だけど、薔薇水晶は許されない事をしたんだよ!」

 

一刀「俺は知らないけど、君の言う通りなら薔薇水晶は酷い事をしたんだと思う・・・でもな、

 

それをさせたのは誰だ?アリスゲームって奴じゃないのか?

 

ローザミスティカを集めてお父様に会う・・・でもさ、君達は本当にそれで良いのか?

 

君達のミーディアムはどうだ?お前らが居なくなって一番悲しんだんじゃないのか?

 

確かに人形師以外の人間はドールの事は分からないと思う・・・

 

でもな、ドールも人間の事は分からないんだと思うぞ?」

 

蒼星石「・・・」

 

一刀「戦って死んで・・・残された者達はどうするんだ?それは人の愛情を貰って、

 

それを踏み躙んでるだけじゃないのか?お前らはどうなんだ?楽しかった日々はあるだろ?

 

確かに戦って自分が一番になる・・・君達はそれで良いと思う・・・

 

けどさ、最後に残されるのは絶望だけだぞ?

 

見る視線を変えてみないか?新しい一歩ってのは確かに難しいと思う・・・

 

でも、戦うよりはマシじゃないのか?俺は大切な者を守る為に戦っている・・・

 

君達とは変わらないと思うけど・・・でも、悪い事をすればそれなりの罪がある。

 

俺はもう血で汚れてる・・・でも、弱い者や仲間を守れるなら俺は精一杯力を出し尽くす・・・

 

此処に居る皆にも言える事だけど、人を殺めたらその人の人生も背負わなければならない。

 

それを楽しんで好む奴も居る・・・狂気に溺れる人も居る・・・居ない人の為にも精一杯生きる事が

 

戦いだと・・・まあ、俺は思うわけで・・・何が言いたいかって言うと・・・

 

居ない人より、今守れる身近な者達を守れって事・・・今居る人達を大事にして、

 

もっと視野を広く持つべきだよ。

 

いつか時間が解決してくれるさ・・・それでも解決しないなら、

 

皆で悩めば良いさ・・・長々とすまんな。」

 

蒼星石「なら、アリスゲームでしか見抱けない僕達はどうすれば・・・」

 

月音「さっきも言ってたと思うけど・・・居ない人より今居る人達を守れば良いんだと思うよ。」

 

翠星石「・・・翠星石には分かる気がするです・・・翠星石はアリスゲーム何てどうでも良いんです!

 

蒼星石と二人で平和に生きれれば・・・それだけで」

 

蒼星石「翠星石・・・ごめん・・・北郷さん、僕も誰かを守れる様に頑張ってみるよ。」

 

翠星石「蒼星石・・・」

 

一刀「一刀で良いよ。」

 

月音「一件落着かな?」

 

ユーリ「なら、俺は飯食って戻るわ。」

 

ユーリが部屋を出ようとした時

 

蒼星石「待って!」

 

ユーリ「あっ?」

 

蒼星石は指輪を出した。

 

蒼星石「僕は君との戦いで・・・もう分かってたのかもしてない・・・

 

だから!僕のミーディアムになって欲しいんだ・・・」

 

ユーリは頭を掻きながら蒼星石の前へ

 

ユーリ「これを嵌めれば良いんだな・・・んで、どうすんだ?」

 

蒼星石「指輪に口づけを・・・」

 

ユーリ「おいおい・・・まじかよ・・・」

 

一刀「諦めろ。」

 

月音「そうそう!ネタは上がってんだ!」

 

ユーリ「はぁ〜・・・」

 

こうして、ユーリは蒼星石と契約をしたのだった。

 

続く・・・

 

 

 

 

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次回

 

 

 

愛紗「今なんと?」

 

一刀「俺達はそろそろ旅に戻るよ・・・代わりに星を置いていくから好きにコキ使ってあげて。」

 

 

 

 

 

 

 

 

ユーリ「蒼星石はどうすんだ?」

 

蒼星石「マスターに付いてきます。」

 

 

 

 

 

 

 

 

???「キャッ!」

 

賊1「へへへ・・・観念しな・・・」

 

愛紗「観念するのは貴様らだ!」

 

 

 

 

 

 

 

『それぞれの道』

 

 

 

 

 

今回は璃々です。

 

 

 

説明
遅くなりましたが、貼ります。
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薔薇水晶 なのは ヴェスペリア ローゼンメイデン 恋姫†無双 北郷一刀 

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