貴方と人生を共に 最終新章 〜unofficial history kazuto〜君の元へ帰る為 6話
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医務室

 

鈴々「朝なのだーー!」

 

朱里「はわわっ!鈴々ちゃん、病み上がりなんだから大人しく寝てないとダメだよ〜」

 

鈴々「鈴々はもう元気なのだ!とうっ!にゃっ!」

 

愛紗「全く・・・」

 

コンコンッ

 

一刀「失礼するよ。」

 

愛紗「あ、一刀殿・・・」

 

一刀「おっ?元気になったか・・・良かった良かった。」

 

鈴々「鈴々は元気なのだ!」

 

ぎゅるるるる〜

 

鈴々「お腹減ったのだ〜」

 

一刀「飯にすっか。」

 

鈴々「鈴々は特盛なのだ〜!」

 

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一同が朝食を食べている時、一刀から愛紗には言って欲しくない言葉が出た。

 

愛紗「今なんと?」

 

一刀「俺達はそろそろ旅に戻るよ・・・代わりに星を置いていくから好きにコキ使ってあげて。」

 

庄屋「もう少し留まっては頂けませんか?」

 

一刀「気持ちは有難いんですけど・・・俺には・・・俺達にはやらなきゃいけない事があるんです。」

 

庄屋「そうですか・・・分かりました・・・では、何時でも訪ねてきて下され。」

 

一刀「ありがとうございます。」

 

愛紗「・・・」

 

翠「(良いのかよ、愛紗・・・行っちまうぞ?)」

 

愛紗「(良いんだ・・・志が一緒ならば何時でも会える・・・会える・・・行かないで欲しい・・・)」

 

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桃花村入口前

 

星「では、お気を付けて・・・」

 

一刀「ああ、後の事は頼む・・・」

 

鈴々「寂しいのだ・・・」

 

一刀「鈴々、別れ際の顔は?」

 

鈴々「・・・次に会う時まで別れ際の顔を覚えてるものなのだ!」

 

一刀「そうだよ。」

 

なでなでっ

 

鈴々「にゃは〜?」

 

翠「今度、あたしと手合わせしてくれよ。」

 

一刀「ああ、約束する。」

 

愛紗「・・・一刀殿・・・お元気で・・・」

 

翠「(ったく、素直じゃないな・・・)」

 

一刀「ああ、皆も気を付けてな!」

 

薔薇水晶「また。」

 

月音「see you again」

 

鈴々「し〜ゆ?」

 

月音「さようならまたねって意味だよ。」

 

翠星石「世話になったですっ!人間共!」

 

蒼星石「(もう・・・)お世話になりました。」

 

ユーリ「またな。」

 

一刀「さて、行くか。」

 

愛紗「一刀殿!」

 

一刀「ん?」

 

愛紗は咄嗟に呼び止めたのは良いが、言葉が出なかった。

 

愛紗「あの・・・(行かないで・・・)また・・・いつか。」

 

一刀「ああ、またな。」

 

こうして、一刀達は旅立ったのであった。

 

愛紗「・・・」

 

翠「(はぁ〜・・・)」

 

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道中

 

ユーリ「蒼星石はどうすんだ?」

 

蒼星石「マスターに付いてきます。」

 

翠星石「寂しいのですぅっ・・・」

 

蒼星石「また、会えるから・・・大丈夫だよ。」

 

月音「翠星石もユーリ達と一緒に行っても良いよ?」

 

翠星石「ふん、ちんちくりんは翠星石が居ないと危なっかしいですぅ!」

 

月音「(もっと素直に言えないのかな・・・)」

 

そして、別れ道へと辿り着いた。

 

ユーリ「んじゃな。」

 

一刀「ああ、皆によろしくな。」

 

月音「ばいび〜」

 

翠星石「寂しくなったらいつでも呼ぶですよ?」

 

月音「自分が寂しいくせに・・・」

 

翠星石「何か言ったですか?このチビスケは。」(`ω´)

 

月音「べっつに〜」(・3・)

 

薔薇水晶「・・・喧嘩するなら置いて行く」

 

一刀「だな。」

 

2人「「待って〜(ですぅ〜)」」

 

ユーリと蒼星石は一刀達を見送り、泰山へと帰還する事に。

 

ユーリ「・・・うっし!行くか!」

 

蒼星石「はい!マスター!」

 

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しばらく経った頃

 

とある森

 

きゃーーーー!

 

賊達「デへへっ」

 

桃香「うう・・・なっ何です!貴方達!」

 

賊達「けっへへへ・・・」

 

桃香「お金なら無いですよ!」

 

賊1「ま、確かに金目のもんは無いが・・・良いもん持ってんじゃねぇか。」

 

賊達『ちちっち〜』

 

桃香「なっ何をするつもりなんですか!」

 

賊2「別に痛いことしようってんじゃないんだよ・・・」

 

賊3「そっそうなんだな・・・でへへ・・・むしろ気持い事するんだな・・・」

 

桃香「そっそれ以上近づいたら・・・こっこの筵で!」

 

賊1「どうしようってんだ?」

 

桃香はそれを被った。

 

桃香「こっこれで誰もいませんよ〜」

 

賊1「ああっ?」

 

バサッ

 

桃香「キャッ!」

 

賊1「へへへ・・・観念しな・・・」

 

愛紗「観念するのは貴様らだ!」

 

そこに現れたのは愛紗、星、鈴々だったが・・・

 

ザシュザシュザシュッ

 

バタンッ

 

桃香「へっ?」

 

星「何!」

 

3人の賊達は何者かに斬られ息を引き取った。

 

人形「ミ・・・ミツケタ・・・リスト・・・ノヤツ・・・コロス」

 

桃香「キャッ!」

 

ザシュッ

 

カキンッ

 

人形が桃香に斬りかかる寸前で、愛紗が止めに入った。

 

人形「ダ・・・レダ」

 

愛紗「貴様はあの時の!」

 

人形「ケケケ・・・コ・・・イ」

 

桃香を襲った人形が、地面に獲物を刺すと、次々と人形が現れた。

 

星「やれやれ・・・(此処に残って正解だったな。)」

 

鈴々「人形だから手加減しなくて良いのだ。」

 

星「二人共!奴の心臓部分を狙うのだ!」

 

2人「「おうっ!」」

 

そして、この出会いが桃香の新たな旅立ちでもあった。

 

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道中

 

月音「んでさ〜何処に行くのさ〜」

 

一刀「長江かな・・・」

 

月音「呉か〜魚介類が食べられる〜」じゅるりっ

 

翠星石「食べ物ばかり考えてるとは・・・その内防御力が上がりますですよ。」

 

月音「ほほう、このポンコツは三途の川を見たいんだな?」

 

翠星石「やるですか?このチビスケ!」b(`皿´)

 

月音「掛かって来い!」(・凵E)ppシュッシュッシュッ

 

一刀「・・・お前ら飯抜きな・・・長江の魚介類はうまいんだぞ〜?

 

薔薇水晶と俺で食べるよ。」

 

2人「「仲良しだよ〜(ですぅ〜)」」

 

二人は肩を組みながら・・・足の踏み合いをしていた。

 

薔薇水晶「・・・お似合い・・・」

 

一刀達は船乗り場からいざ!呉へ!

 

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海上

 

翠星石「きったない水ですぅ〜これじゃお魚さん達が可哀想です!」

 

月音「なぬっ!長江の人達に謝れ・・・うっ」

 

バタンッ

 

一刀「月音!」

 

翠星石「どっどうしたですか!」

 

月音「・・・」

 

翠星石「目を覚ますです!」

 

一刀「すいません!医者はいませんか!」

 

そこへ

 

華佗「どうしたんだ?」

 

一刀「(華佗!)すまない、俺の子がいきなり倒れて・・・」

 

華佗「見せてみろ・・・なるほどな・・・何かに刺された後があるな・・・

 

どうやら、毒の蜂に刺されたみたいだな・・・待ってろ・・・

 

はぁぁぁぁぁぁ!そこだ!元気に!なれーーーーー!」

 

ピカーンッ

 

・・・・

 

華佗「病魔退散。」

 

月音「・・・う・・・お?・・・ここは・・・」

 

翠星石「心配させやがるなですぅ・・・」

 

ぎゅっ

 

月音「・・・ごめんね・・・」

 

一刀「(なんだかんだで、うまくやってるじゃないか・・・)ありがとう、これは少ないけど・・・」

 

一刀はお金を渡すが・・・

 

華佗「いや、当たり前の事をしたまでさ、それに、俺はまだ修行の身でな。」

 

一刀「そっか・・・なら、飯くらいは奢らせてくれ。」

 

華佗「ふむ・・・なら、世話になろう。」

 

一刀「華佗は何で旅をしてるんだ?修行の目的だけじゃないだろ?」

 

華佗「実はな、俺は太平洋術を探しているんだ。」

 

一刀「太平洋術だって!(それなら蒼星石を操る事も出来る・・・

 

何故此処に・・・いや、有っても可笑しくはないか・・・)」

 

華佗「知ってるのか?」

 

一刀「ああ、嫌って程知ってる・・・あれは人が手にしては行けない物だからな。」

 

月音「おっとう・・・これは臭うね・・・」

 

翠星石「たいへいようじゅつ?」

 

一刀「太平妖術って言うのは、禁術の宝庫って言えば良いのかな・・・人を操る事なんて造作もない。

 

翠星石も見たろ?」

 

翠星石は蒼星石の事を思い出した。

 

翠星石「それが蒼星石を操ったって事ですか?」

 

一刀「断定は出来ないけど・・・これは俺達も検索した方が良いかもしれない・・・

 

華佗、俺達も一緒に探すよ。(あのうさぎ野郎ももしかして・・・)」

 

華佗「それは心強い、よろしく頼む。」

 

一刀「こちらこそな。」

 

薔薇水晶「・・・見えた」

 

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長江

 

市場街

 

一刀「へぇ〜活気があるな。(さすがは孫家って言った所かな。)」

 

月音「取り敢えずさ〜飯にしよ〜」

 

翠星石「賛成ですぅ〜」

 

薔薇水晶「・・・一刀・・・あれ何?」

 

薔薇水晶は髪飾りを見つけた。

 

薔薇水晶「・・・綺麗」

 

一刀「似合うかもな・・・おっちゃんこれ頂戴。」

 

店主「あいよ。」

 

一刀は髪飾りを薔薇水晶に付けた。

 

一刀「おお!似合うじゃないか。」

 

薔薇水晶「・・・ありがとう」

 

月音「飯屋は何処じゃ!」

 

一同は店を探していた。

 

華佗「ここなんてどうだ?」

 

一刀「良いかもな・・・」

 

亭主「いらっしゃい。」

 

一刀「取り敢えずオススメを適当に持ってきて。」

 

亭主「へいっ!」

 

一刀「それより、太平妖術の事だけど・・・」チラッ

 

華佗「ああ・・・」チラッ

 

一刀と華佗は目で合図していた。

 

一刀「太平妖術はここにもある・・・」

 

華佗「本当なのか?!」

 

一刀「付いて来てくれ・・・こっちだ・・・薔薇水晶にお金預けるけど、

 

そこに居る2人には渡さないでね?」

 

薔薇水晶「コクッ」

 

月音「信頼性ゼロですか・・・」

 

翠星石「チビスケが無駄にぽこぽこ買いやがるからですぅ!」

 

月音「あっあたしが悪いっての?翠星石だって『これは綺麗ですぅ〜ここにある物全部買うですぅ!』

 

って無駄遣いしたよね?荷物も多いし。」

 

翠星石「むっ!」

 

薔薇水晶「・・・自業自得」

 

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一刀と華佗は裏路地へ

 

???「ドコダ?」

 

一刀「ここだよ・・・人形か・・・」

 

一刀と華佗は近くの扉から出てきた。

 

華佗「一刀、何故人形が動いてるんだ?」

 

一刀「さあ?」

 

人形「ソノホンヲヨコセ・・・」

 

一刀「これは・・・」

 

一刀が見せたのは・・・房中術の本だった。

 

一刀「読んだし、やるよ。」

 

ひょいっ

 

ザシュッ

 

人形「ソ・・・ソンナ・・・」

 

人形は本をキャッチした瞬間、跡形も無くバラバラになった。

 

華佗「・・・ふむ・・・この世の技術じゃないな・・・」

 

一刀「太平妖術が絡んでるかもしれないな・・・」

 

華佗「ああ。」

 

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月音「ふぅ〜食った食った〜。」

 

一刀「まあ、路金は沢山あるから良いけど・・・」

 

華佗「・・・少し調べてここに何も無ければ陳留に向かうか。」

 

一刀「だな・・・宝剣の情報も無いみたいしな。」

 

「物取りだーー!」

 

一刀「月音の体なら小回りが効くはずだ。」

 

月音「がってん!」

 

一刀「月音!見つかるなよ?」

 

月音「がってん!翠星石は向こうから!」

 

翠星石「しょうがないから協力するです。」

 

スッ

 

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タタタタタタッ

 

男「へへっ結構入ってる・・・」

 

翠星石「逃がさないです!」

 

ザバーンッ

 

男「クッ!」

 

男はそのまま路地へと誘導された。

 

月音「はい。終了〜」

 

スッ

 

ドカッ

 

バタンッ

 

月音「お疲れ〜」

 

警備兵1「こっちか・・・こいつか?」

 

月音「正義の鉄拳で気絶してるだけだから。」これでも鉄拳は得意だぜ!by月音

 

翠星石「そんなの自慢になるかです。」

 

???「へぇ〜なかなかやるわね。」

 

月音「あれ?・・・(ここは他人のフリ〜)そうかな?」

 

???「ええ。」

 

月音「でも、連れが待ってるから行かないといけないんだ〜じゃね〜」

 

タタタタタタッ

 

月音は翠星石を抱えて一刀達の元へと戻って行った。

 

???「面白い子ね・・・さ〜て、おっ酒〜おっ酒〜」

 

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一刀「お帰り、取り敢えず宿を取ったから休むと良い。」

 

薔薇水晶「・・・一刀は?」

 

一刀「華佗と一杯引っ掛けてくるよ。」

 

薔薇水晶「コクッ」

 

月音「つ〜か〜れ〜た〜ぞ〜・・・zzzz」

 

月音はそのままベッドに倒れた瞬間に眠った。

 

翠星石「単純な奴なのですぅ・・・ふぁ〜お休みですぃ〜薔薇水晶〜」

 

薔薇水晶「・・・お休み」

 

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屋台

 

一刀「かんぱ〜い」

 

華佗「乾杯。」

 

カチンッ

 

華佗「そう言えば宝剣を探してるって言ってたな・・・」

 

一刀「ああ、俺の連れのが盗まれてな・・・一度は捕まえたんだけど、色々あって逃しちゃったんだよ。」

 

華佗「なるほどな・・・そう言えば、幽州の公孫賛が凄い剣を拾ったらしいって聞いたぞ。」

 

一刀「可能性はあるけど・・・それなら大丈夫かな・・・」

 

華佗「幽州に行くか?」

 

一刀「いや、まずは陳留だ・・・もし、太平妖術で操るなら力を持った者だろ?」

 

華佗「なるほどな・・・」

 

一刀「ルートは陳留から洛陽、幽州で良いと思う。」

 

華佗「ふむ、それで行こう。」

 

2人は遅くまで酒で語り合った。

 

この二人は本当に気が合うな・・・

 

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翌朝

 

一刀「どうやらここには無さそうだし、次はちんりゅ・・・」

 

コンコンッ

 

兵士「失礼します!こちらでしたか・・・孫策様が至急会いたいそうなので

 

謁見の間に来て頂きたとの事です。」

 

一刀「と言うか・・・何故?」

 

月音「(やべっ!)」

 

一刀「月音ちゃ〜ん・・・見つかるなって言ったろうに・・・」

 

月音「ごっめ〜ん!」

 

華佗「どうする?」

 

一刀「こっちも先を急いでるんだけどな・・・会って直ぐ帰れば良いさ。」

 

翠星石「本当にこのチビスケはバカですねぇ〜」

 

月音「ぐぐ・・・言い返せん・・・」

 

翠星石「(翠星石の勝利なのですぅっ)」

 

一刀「バカやってないで行くぞ。」

 

薔薇水晶「・・・行くぞ」

 

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謁見の間

 

兵士「孫策様、お連れしました。」

 

雪蓮「通せ!」

 

一刀「えっと用事とは何でしょうか?」

 

雪蓮「貴方達にお礼をね。」

 

一刀「俺達は当たり前の事をしただけですが・・・」

 

雪蓮「それを言い切れる事こそ凄いと思うわね・・・ねぇ、頼みが有るんだけど・・・良い?」

 

一刀「・・・頼みとは?」

 

雪蓮「貴方達の力を見せて欲しいんだけど・・・ダメ?もちろん報酬は出すわ。」

 

月音「どうしようか?」

 

翠星石「お金が貰えるなら少しくらい見せやがってもいいんじゃないですか?」

 

一刀「う〜ん・・・分かりました。」

 

雪蓮「(最近の人形って喋るのね・・・)甘寧を呼べ!」

 

兵士「はっ!」

 

しばらくして・・・

 

思春「お呼びでしょうか?孫策様」

 

雪蓮「この者と一手手合わせをしてもらうわ。」

 

思春「この者とですか?・・・(何だこいつ・・・隙が無い・・・)」

 

雪蓮「どうだ?」

 

思春「ご命令とあらば。」

 

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雪蓮「では!始め!」

 

一刀「どうぞ、どっからでも掛かって来て。」

 

思春「・・・(やはり・・・隙が無い。)」

 

一刀「はぁ〜・・・」

 

スッ

 

思春「消えた!・・・そこ!」

 

ブォンッ

 

スカッ

 

思春「(何!)」

 

一刀「勝負ありだな。」

 

思春の胸に剣が置かれていた。

 

雪蓮「そこまで!(街で見た時は只者じゃないと思ったけど・・・私より遥に強い・・・それに・・・

 

やばっ、興奮してきちゃった。)」

 

一刀「ふぅ〜」

 

思春「・・・名は?」

 

一刀「北郷一刀、君は?」

 

思春「我が名が甘寧・・・次手合わせ願う時は・・・必ず勝つ・・・

 

それまで貴様に真名を渡しておく・・・思春だ。」

 

蓮華「(思春が真名を許すなんて珍しいわね・・・それ程凄い相手って事ね。)」

 

そして、少し離れた所に孫権を見つけた一刀は笑顔を送った。

 

一刀「ん?・・・」ニコッ

 

蓮華「////」

 

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謁見の間

 

雪蓮「まさか甘寧を倒すとはね〜・・・ねぇ、呉に来ない?」

 

蓮華「姉様!」

 

冥琳「そうだ、素性も分からぬ者は・・・」

 

雪蓮「私の勘が告げるのよ・・・天下を取れるってね。」

 

一刀「申し出は有難いんですけど・・・俺達はある物を探して旅をしています。」

 

冥琳「そのある物とは?」

 

華佗「太平妖術だ。」

 

冥琳「なんだと!」

 

雪蓮「周瑜、どう言う事?」

 

冥琳「私も見た事は無いが・・・それを持つ者は絶対的な力を得ると同時に災いを齎すと言われている。

 

なるほどな・・・太平妖術が本当に存在するならば・・・我らはまず、

 

そこから探りを入れていく必要があります。」

 

雪蓮「なるほどね〜・・・貴方達なら何とか出来ると?」

 

華佗「ああ、俺の針なら封印は出来るだろう。」

 

雪蓮「そっか〜残念〜・・・でも、そんな危険な物なら私達も協力するわ。」

 

一刀「なら、もし情報が入ったら泰山の方に書簡を出して頂きたい。」

 

冥琳「泰山だと!」

 

一刀「ええ、華佗以外のまあ、故郷見たいなもんなので。」

 

冥琳「(あそこには英霊が祀られていると言う噂を聞いた事がある・・・なるほど・・・

 

これは味方につければ間違いなく天下を取れる・・・)承知した。」

 

雪蓮「(へぇ〜不思議な力が働いていて中には入れないって聞いたけど・・・)」

 

一刀「じゃあ、俺達はここで失礼します。」

 

雪蓮「ええ、何時でも遊びにいらっしゃい。」

 

一刀「では。」

 

月音「でわでわ〜」

 

一刀達は直ぐに船に乗り、次に目指すは陳留。

 

続く・・・

 

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次回

 

 

 

 

 

薔薇水晶「・・・一刀・・・何考えてる?」

 

一刀「ああ、もう直ぐ黄巾の乱が起きるなってさ。」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

桃香「はい!宝剣よりも・・・凄く大事な人です・・・」

 

星「(主もつくづく罪なお方だ。)」

 

 

 

 

 

 

 

兵士「村の人達から奪った金品でしょうか・・・」

 

なのは「そうだろうね・・・あれ?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「・・・う・・・ん・・・はっ!今は何時かしら!」

 

???「キャッ」

 

 

 

 

 

 

 

次回『それぞれの出来事と新たなドール達』

 

 

 

 

 

今回は春蘭です。(素材が少ない・・・追加パッチを要求したい所だ。)

 

 

説明
今回は仕事服春蘭です。(次回は愛紗のつもり・・・です)
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