転生先は魔法少女リリカルなのは……何だそれ? |
夏休み残り2週間、今は朝の9時前…俺は彩羽と高町の家に向かっている。
「皆で一緒に遊園地〜〜♪」
朝から…と言うより、昨日から上機嫌の彩羽は手足を大きく降って俺の前を歩いている。
ピーンポーン♪
そして高町の家に着いたのでチャイムを鳴らすと……
「龍君、彩羽おはよう」
「おう…」
「なのはお姉ちゃん、おはよう!」
エプロンを着た高町が出迎えてくれる。
「ん?……集合は9時だったよな」
「心配しないで、お弁当一緒に作ろって事に成ってただけだから」
「成る程」
高町の家の中に入ると既に俺と彩羽以外の奴等は到着していた、流石に最後というのは納得いかねぇから高町に尋ねると、納得の答えが帰ってきた。
「彩羽ー久しぶりですぅ!」
「わぁー、リイン久しぶり〜♪」
「顔に似合わず時間には律儀だな、沢原」
「?…何だガキんちょ、お前も来るのか?」
「別に良いだろ!後、ガキんちょじゃねぇ!!ヴィータだ!」
リビングに行くとリインが居る事に気付いた彩羽はリインも一緒という事に喜び、俺はソファーに座ってるガキんちょと話す。
「アカンよヴィータ、大声だしたら」
「わ、解ってるよ」
「そんならエエよ♪さ・て・と……おはよぉ!彩「待ちなさい!」へぶち!」
すると八神が大声を出したガキんちょを注意した後、彩羽に抱き付こうとするがバニングスに頬を平手打ちされ阻まれる…毎度毎度飽きねぇな、コイツら
「アイタタタ……んもぉ〜何するんや、アリサちゃん」
「シャラップ!黙りなさい、はやて!!」
自分の頬を擦る八神と似たような意味の言葉を二度言うバニングス。
「はやて、アンタこの間彩羽と二人だけで遊んだらしいわね…」
「な、何でそれを……!」
バニングスが左手で右の拳をポキポキ鳴らしながら八神に睨むと八神は冷や汗を流し、ある人物を見て察する。
(はやてちゃん……ごめんね)
「なのはちゃぁぁん!(泣)」
その人物とは高町で、高町は両手を合わせて無言で謝っている。
「だからはやて……アンタ今日はカメラマン役よ、彩羽は私が相手するわ」
「そんな〜〜…」
バニングスは高そうな一眼レフを八神に押し付ける…つか、こんな話をしてるのに当の本人の彩羽は…
「良し!先ずはここを先に乗ってからだな」
「いろは、メリーゴーランド乗りたい!」
「これも楽しそうですぅ!」
俺が前回高町と行った後、引き出しの中に取って置いた遊園地の案内図をガキんちょ、リインと一緒に見ている。
「「龍(君)おはよう」」
「よ…ハラオウン、月村」
「フフ♪賑やかだね」
「うん♪やっぱり皆一緒だと楽しいね」
「……騒がしいだけだろ」
「アリサちゃ〜〜ん、午前中だけとかに成らへんか〜……」
「答えはNOよ」
「それじゃあ皆!お弁当も出来たし出発するよー」
「は〜〜い!」
「ですぅ〜!」
「おっしゃあああ!テンションギガMAXだ!」
いやマジで騒がしいだけだろ?
「はぁ…」
〜なのは視点〜
家を出発して小一時間、この間龍君と来た【のろいうさぎランド】に到着しました。
「良し、んじゃ入場券買いに「その必要は無いわ」…は?」
「フリーパス!人数分有るわ」
龍君が入場券を買いに行こうとした時、アリサちゃんが鞄から人数分のフリーパスを取り出す。
「バニングス、何でそんな物持ってんだ」
「パパの知り合いでちょっとね…まぁ細かい事は無しよ、無〜し」
「金持ちはやる事が違うな…」
「何言ってんのよ?天音には遠く及ばないわ」
呆れた顔をする龍君だけどアリサちゃんは同じ様に呆れた顔で答える。
「ほら行くわよ……彩羽は迷子に成らないように手を繋ぎましょ♪」
「は〜い」
そして私達は入場する事にしました…彩羽と手を繋いで入場するアリサちゃんをはやてちゃんが羨ましそうに眺めていたのは……言うまでも有りません
「うぉぉ!のろうさだ!」
「他にもいっぱい居るですぅ!」
入場して直ぐの所には着ぐるみのキャラクターが風船を配ったり、お客さんと写真を撮ったりしていました…ヴィータちゃんの食付き方が凄い
「先ずは記念写真ね」
アリサちゃんを先頭に私達はのろいうさぎの所に行きます。
「あ!ありがとう!」
「ありがとうですぅ!」
「わぁ〜い!風船〜、お兄ちゃ風船貰ったよ〜」
「ありがとうだろ?」
「エヘヘ、ありがとうございます!」
ヴィータちゃん、リイン、彩羽がのろいうさぎから風船を受け取ってから記念写真を取ります…カメラマンは勿論はやてちゃんです
「ほな撮るで〜1+1=〜!」
「「「「にぃ〜〜!!」」」」
最初にアリサちゃん、彩羽、ヴィータちゃん、リインが取ります。
「ほら、次さっさとする!」
その後、私とフェイトちゃん、すずかちゃん、龍君で一枚
はやてちゃん、彩羽、ヴィータちゃん、リインで一枚(はやてちゃんはアリサちゃんに頼みこんだ)
女性だけで一枚
そして……
「龍君、もう少し笑って」
「龍、笑顔だよ」
「龍君リラックス、リラックス♪」
「こんな時位笑たらエエのに」
「まぁ龍だからね」
「黙れ」
「ピースぅ♪」
龍君と彩羽の二人で写真を撮って、私達は最初のアトラクションに向かいます。
「お兄ちゃ〜!なのはお姉ちゃ〜〜ん!」
「はやて、ちゃんと撮れてる?!」
「はやてー!」
「はやてちゃーん!」
「心配せんでも、ちゃんと撮れとるよ〜」
最初はメリーゴーランド(龍君のちょっとしたトラウマ?)で、アリサちゃんと彩羽は一緒に、後ヴィータちゃんとリインも乗っている。
「お〜…」
龍君は彩羽に手を降り返す。
「で?次は何乗るんだ?」
ニコッ
「フェアリーコースターですけど何か?」
「……」
「なのは?どうかしたの」
「何でも無いよ♪……ねぇ〜龍君」
「ソウダナ」
「……ねっ龍君なのはちゃん、どうしたの?」
「…色々とな」
別に怒ってないよ?前に乗れなくて、代わりに酷いのに乗せられた事なんて全然気にしてないんだから
「それじゃあ次行くわよー!…って、どうかしたの」
「私に聞かれてもなぁ〜」
〜フェイト視点〜
わぁー!
わぁーー!
「楽しそうだね」
「迫力が全然無ぇな」
「子供でも乗れるのだから仕方ないよ」
今、私は龍とすずかの三人でジェットコースターに乗った皆を待っている。
乗ってるのは
なのは・彩羽
アリサ・ヴィータ
はやて・リイン
の二人一組で乗っている。
「最大でも60km程度しか出ねぇらしいからな」
「そう言えば、龍って前になのはと来たんだよね、その時は何乗ったの?」
「……ん」
「「……」」
龍が指差した先には、縦横無尽にレールが伸びているジェットコースターで【絶叫絶昇!ボォォンコォスタ…アッーーーーー!!!】という看板が有った…さっきのなのはの態度はアレが原因なんだ
「お待たせ〜」
「早速、次のアトラクション行こか!」
「午前中に10は乗るわよ」
「「「おーー(ですぅ)!」」」
「はぁ……」
「皆、元気だね♪」
「でも水分補給はしないとダメだよ」
そして約13のアトラクションに乗り終え、御昼を食べる事に成りました…時間は13時……なんだかんだで私達は時間を忘れてハシャイでしまってました
「さっさと食って手荷物減らすぞ」
「「「「「「「「いただきま〜〜す!!」」」」」」」」
私達はパラソルが一緒に成っている机にお弁当を広げて皆で食べました。
〜すずか視点〜
私達はお弁当の容器を捨ててから、次のアトラクションに向かいます。
「食後だし静かなのが良いね」
「それなら良いのが有るぜ、自分のペースで行けるのがな」
なのはちゃんの言葉にヴィータちゃんが自信満々に答えてる。
【のろいうさぎの森】
「この遊園地の一番の目玉だかんな」
「お化け屋敷だね」
「ちゃんと子供向けに成っとるなぁ、チェックポイントのスタンプを集めながらゴールを目指せって書いとるよ」
「スタンプラリー形式って事ね」
「へぇ〜〜楽しそうだね、この前は何・故・か!!入れなかったもんね〜龍君」
「……行くぞ」
辿り着いたのは、この遊園地の目玉アトラクションの一つのお化け屋敷。
「早くぅ〜〜!」
「皆さん遅いですぅ〜!」
彩羽ちゃんとリインちゃんは既に入り口の前で手を降っていました。
『ケケケケ!のろいうさぎの森に良く来たな、此処を出るには森の住人の許可が必要だ、必死に成って住人達の印を集めて出口に向かえ、じゃな!……おっと!言い忘れた、この森には神出鬼没のゴーストが居る、もしそいつの印を手に出来たら良い物をやるぜ、さぁ最初の住人は呪いの木の何処かに巣が有る、探しだしてみな』
お化け屋敷に入ると画面にのろいうさぎが映し出され、お化け屋敷の説明をしてくれる。
「噂のゴースト、ぜってぇ見付けてやる!リイン、彩羽行くぞ」
「「おー!」」
ヴィータちゃんを先頭にリインちゃんと彩羽ちゃんが続く、そして私達は口を出さず、後を付いていくだけにしました。
「見付けたですぅ」
『カァ!良く見付けた、祟ってやる』
「この鴉、結構可愛いなぁ」
見付けたカラスから【怨念渦巻く墓で寝てる野郎が居るぞ】というヒントを貰う。
「此処だぁー!」
「ヌゥ〜…何か用かぁ〜」
「熊って言うよりナマケモノね……」
次に熊を見付け、また次のヒントを貰い、彩羽ちゃん、リインちゃん、ヴィータちゃんはスタンプを集める…途中で脅かしてくるお化けは皆可愛いキャラクターだから、お化け屋敷に居る感じは無いかな?
〜十数分後〜
「くっそ〜後スタンプ2つで終わっけど、ゴースト見付けられてねぇなぁ」
「もしかして通り過ぎちゃったんでしょうか?」
順調にスタンプを集めて回るけど、ゴーストという隠しキャラクターを見付けられてない…私達も注意して見てるけど全然解らない
「…」
「ん?彩羽どうした…」
ジ〜〜ッ
「…」
「どうかしたの彩羽、ここには何も無いよ?」
急に立ち止まる彩羽ちゃんに龍君となのはちゃんが話し掛けるけど彩羽ちゃんは森をイメージした作り物の木や草を見つめる。
ギュッ!
「えいっ!」
グイッ!!
パカッ!
「「「「「「「「?!!」」」」」」」」
そして彩羽ちゃんが垂れ下がっている無数のツルの一つを引っ張ると木の中から黒いのろいうさぎが映し出されたディスプレイとスタンプが現れました。
『……フッ、この俺のろいうさぎG(ゴースト)またの名を狩人うさぎを見付け出すとは中々やるな、俺の印欲しければくれてやる』
「すっげーぞ彩羽!ゴーストスタンプゲットだ!」
「彩羽凄いですぅ!」
「エヘヘ〜〜♪」
そしてスタンプを押すと黒いのろいうさぎは消えてしました…多分色んな所に隠し場所が有って、一度見付かると別の隠し場所に変わる様に成ってるんだ
〜アリサ視点〜
スタンプを全てコンプリートした私達はお化け屋敷を出る。
「アレの何が良いんだ?」
「まぁ非売品みたいな物ってスタッフの人が言ってたし」
「ヴィータもあないに嬉しそうな顔するん久しぶりやな〜」
前を歩くヴィータ、彩羽、リインの三人は隠しスタンプの賞品【のろいうさぎゴーストぬいぐるみ】を手にかなり御機嫌よ。
「やったぜ〜今日は来た甲斐が有ったってもんだ」
「家に有るのは白いのですから黒は珍しいですぅ」
「う〜さぎさん♪う〜さぎさん♪」
そしてその後数時間、私達は全力でアトラクションを楽しんだわ。
〜数時間後・夕方〜
「ん〜〜〜♪遊んだわね〜」
「ホントだね〜」
「遊園地は小学校以来だから、懐かしかったね」
「あの頃はまだ車椅子やったなぁ」
「うん♪うん♪覚えてる」
「忘れる訳無いじゃんかよ……密かにシャマルが弁当に自分の料理入れやがったからな」
ヴィータの言葉に当時その場に居たメンバーはヴィータに同情した…あの時の八神家の慌てようはホント凄かったわ
「……ぅ〜…」
「彩羽、眠いならおんぶしてやるぞ」
「!…大丈夫〜」
そして彩羽の様子を見て、龍がおんぶすると言うけど彩羽は大丈夫と言って断るけど……
〜数分後〜
「んぅ〜…zzZ」
「にゃはは、やっぱり寝ちゃったね…」
「仕方ないよ、まだ小さいんだから」
「この寝顔、やっぱ天使やな〜」
「同感ね、カメラはフラッシュで起きちゃうかも知れないから動画モードにして……」
「フフ♪やっぱりお兄ちゃんの膝の上が一番なのかな♪」
「何言ってんだ月村……はぁ」
帰りのバスで彩羽眠ってしまったわ。
「そうだ、今日は皆家で御飯食べない?」
「なのはの家で?」
「私はかまへんで、なぁヴィータ、リイン」
「おう」
「ですぅ」
「私も大丈夫よ」
「私も♪」
なのはの提案にいつもの様に一名残して全員賛成する。
「龍君も来るよね♪」
「……ヘイヘイ」
外の景色を見ながら適当に返事をする龍、なのはがそれを聞いて嬉しそうに微笑む…全くいつに成ったらくっつくのよ……
「龍、返事は確りしないと♪」
「そうだよ、龍君♪」
この四人は……はぁ…
神様の雑談…のコーナーです〜
さてさて明日は皆さん何処に行くんでしょうね?
アリサ・バニングスさんの言うように……一体いつくっつくんでしょうかね〜
では、ゴッドスマイルでリリカル☆マジカル、さよならです〜
高町なのはさん、フェイト・T・ハラオウンさん、月村すずかさん………
神として有難い言葉を送るです〜
ファイトー!
一発です〜〜!
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第六十五話…テンションギガMAXだ! | ||
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コメント | ||
今年は、もう更新しないんですか? 続き楽しみにしてます。(いpほね4s) 続き待ってます。(W) 続き楽しみに待ってます。(早苗) 更新まだですか? 楽しみにしてます。(いpほね4s) こういった日常も面白いですね♪(呑兵衛) 溜息吐く人間って周りを不快にするよね。龍ってちょっと溜息吐き過ぎじゃね?(匿名希望) 【絶叫絶昇!ボォォンコォスタ…アッーーーーー!!!】 に今回も乗るのかと思ったww(神余 雛) お気に入り件数1000人越え来たぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!(匿名希望) 更新お疲れ様です。写真を ”撮る” の一部が ”取る” になってますよ。(nemus) 有り難い言葉……………………なのか?(ohatiyo) |
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