恋姫†無双・疾風伝 06.疾風と呉・疾風の優しさ
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あの後、孫権と疾風は町に出た

 

疾風「それにしてもにぎやかだな〜」

孫権「そうだな…」

疾風「……」

孫権「……」

疾風「あははは…(嫌われんなー俺)」

 

しばらく歩くと

 

疾風「ん?あれは?」

 

そこには黒い髪をした女の子がいた

 

疾風「確か、玉座にいたよな…」

??「ん?あ! 蓮華様!犬劉殿!」

疾風「君は…」

周泰「周泰です」

疾風「それで周泰はなにしてるの?」

周泰「え!?そ、それは…」

猫「にゃー」

 

周泰の後ろから猫が現れた。そして周泰が

 

周泰「にへへ〜お猫様」

疾風「これ、どうゆうこと?」

孫権「明命は大の猫好きなのよ…は!んんっ!」

 

孫権は女の子らしい口調になっていたのに気づき、咳払いをした

 

疾風「…」

孫権「…なんだ!」

疾風「いやなんでもありません(こわっ!)」

 

疾風はこのことに触れてはいけないと思った

 

疾風「猫好きか…そうだ!」

 

疾風は道端を見回した

 

疾風「あった!」

 

疾風は猫じゃらしに似た者を摘んだ

 

周泰「なんですか?それ」

疾風「まぁ見てろって」

 

そうゆうと疾風は猫の前で猫じゃらしを揺らした

 

猫「にゃ!」

周泰「はぅ!」

猫「にゃにゃ!」

周泰「はぅはぅ!」

 

猫が反応するたび周泰も反応した

 

疾風「やってみるか?」

周泰「いいんですか!?」

疾風「ああ」

周泰「ありがとうございます…では!」

 

周泰は疾風から猫じゃらしを受け取ると、それを揺らしてみた

 

猫「にゃ!」

周泰「はぅぅ」

 

疾風と周泰は猫で盛り上がった

それを見ていた孫権はなぜか怒っていた

しばらくして周泰と別れた疾風達は

 

疾風「いや〜いいこだったな〜」

孫権「あたりまえだ、明命はこの呉の武将だぞ」

疾風「呉はいい武将や王をもっているな」

孫権「あたりまえだ」

 

孫権は誇らしげに言った

 

この後、疾風達は黄蓋に酒につき合わされ(疾風はお酒を飲まなかったが)、本屋にいた陸遜と話をして、孫尚香と遊んだりした

黄蓋、陸遜、孫尚香、皆が疾風とすぐに仲良くなるのを見て孫権は

 

孫権(なぜみんな、すぐにこいつに気を許せるのかしら)

 

と思っていた

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しばらくすると

 

女の子「うぇえええええん」

 

一人の女の子が泣いていた

 

疾風「どうしたの?」

女の子「お母さんとはぐれちゃったの…ひっく」

疾風「そうか…じゃあ一緒に探してあげるね」

女の子「…本当?」

疾風「ああ…いいかな孫権」

孫権「駄目なんて言えるわけがないだろ」

疾風「ありがと」

孫権「っ///(わ、私は何をうろたえてるのだ)」

 

疾風の笑顔に孫権は顔を赤くした

 

疾風は女の子のお母さんを捜す間、ずっと笑顔で女の子を励ましていた

そんな疾風をみて孫権の中で疾風の認識が変わってきた

 

女の子「お母さん!!」

 

女の子が叫ぶと一人の女性が走ってきた

話によると、買い物をしている最中にはぐれてしまったらしい

 

女の子「ばいばーい、お兄ちゃん!お姉ちゃん!」

疾風「もう、はぐれたりするなよ!」

母親「どうもありがとうございました」

 

母親が頭を下げ、親子は帰っていった

親子を見送ると

 

孫権「優しいのね…」

疾風「ん?」

孫権「何の迷いもなく女の子の手伝いをするなんて」

疾風「普通だろ?困っている人がいたら助けるなんて」

孫権「そうだな…ふふ」

疾風「へ〜」

孫権「なんだ?」

疾風「そっちの顔の方がいいな〜と思って」

孫権「なっ///なにを言って…きゃ!」

 

疾風の発言に慌てた孫権は石につまずいてしまった

 

疾風「あぶないって…おわ!」

 

孫権を支えようとしたが、逆にバランスを崩してしまった

 

ドサ!!

 

疾風「っーー、孫権大丈夫…か///!?」

 

疾風が目を開けると、疾風が孫権に覆い被さるような格好になっていた

 

疾風「ごごごご、ごめん!今どくから!」

 

疾風がどこうとした時

 

ゴゴゴゴゴゴゴ!!

 

??「え、犬劉疾風!貴様!蓮華様になにをしてる!」

疾風「だ、だれ?」

甘寧「我が名は甘寧…貴様、命は無いと思え」

 

そうゆうと甘寧は刀を抜いた

 

疾風「ま、まて!今のは事故だ」

甘寧「問答無用!」

疾風「くそっ!」

 

バッ!

 

疾風は急いで逃げた

 

甘寧「まて!」

 

ダダダダダダダダダ

 

孫権「ちょと!思春…もう」

 

孫権は二人の後を追った

 

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疾風「なぜこんなことに…」

 

なぜか疾風と甘寧は手合わせすることになっていた

ご丁寧に夜叉までも返して貰って

何故かというと、先ほど甘寧から逃げ回っているとところ

 

孫策「あら?犬劉じゃない♪なにしてるの?」

疾風「いや実は…」

甘寧「犬劉疾風!!!」

孫策「あら、思春じゃない…ああ、蓮華になにかしたの?」

疾風「いやあれは事故で…」

孫策「へ〜…あ!いいこと思いついた!」

 

そのいいこととは手合わせだった

もし、疾風が甘寧から一本取ったら、許すという条件だった

 

いつのまにか、孫尚香、黄蓋、周瑜、陸遜、周泰までもが見学に来た

 

周瑜「雪蓮、あなた犬劉が思春に勝てると思ってるの?」

孫策「思ってないわよ♪」

周瑜「まったくあなたは…」

孫策「ただあの子の実力がしりたいだけ」

黄蓋「策殿の思いつきには恐れ入るのう。がんばるんじゃぞ犬劉!」

周泰「がんばってください!」

陸遜「犬劉さん、がんばってくださ〜い」

孫尚香「疾風ー負けるなー!」

孫策「あらあら、人気ね〜犬劉」

 

そして疾風と甘寧の手合わせが始まった

 

甘寧「はっ!」

 

ヒュン

 

疾風「よっと」

 

甘寧が切り込むが疾風はそれを難なく避けた

 

甘寧「はっはっはぁ!」

疾風「ほ!よ!よっと!(いい太刀筋をしてるな、よほどの将だろう)」

 

それを見ている孫策達は

孫尚香「ぶー避けてるばっかじゃ駄目だよー」

周瑜「雪蓮…」

孫策「ええ…なにあの子、思春の剣を紙一重で避けている」

黄蓋「まるで、実力を計っているようじゃな…」

周泰「そんな!相手は思春殿ですよ」

孫権「犬劉…あなたは一体…」

 

疾風の実力に驚いていた

 

甘寧「避けてるばかりか、はぁ!(こいつ…強い!)」

疾風「ほ!しょうがねぇ…やるか…」

 

そう言うと疾風は夜叉に手を添えた

 

疾風「甘寧!構えろよ!一刀流…」

甘寧(来る!)

疾風「居合い!龍牙一線!!」

 

ガキーーーーン

 

甘寧「ぐっ」

 

疾風の忠告により甘寧は防ぐことができたが、強烈な一撃により吹っ飛ばされた

それを見ていた孫策達は驚きを隠せなかった

 

孫策「み、みえなかった…」

黄蓋「あぁ全く太刀筋がみえんかった。鞘から抜いたかどうかも…」

 

しかし次の瞬間!!

 

ドオオン!!

 

孫策「きゃ!!」

 

なんと疾風がいきなり孫策にタックルをした

 

黄蓋「策殿!」

甘寧「!?」

周泰「!」

 

呉の将は一斉に武器を構えた

 

周瑜「雪蓮!犬劉貴様!!」

 

しかし、疾風の光景をみた瞬間、全員は言葉を失った

 

疾風「あぁ、かはっ!」

 

そこには一本の矢を胸に受けた、疾風がいた

 

説明
この呉での話が終わったら、長めの小説で掲載していきたいと思います

アドバイスなどありがとうございました!!

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コメント
まさかの急展開(ブックマン)
何という展開www(南風)
強いですねー疾風。それから、心配はないと思いますが助言しておくと、長い作品を書くとたまにサーバーに負荷がかかり投稿できないことがありますので(まあ、私の作品みたいにだらだら長くなければ大丈夫だと思いますが)今後も期待して待たせていただきます(タタリ大佐)
オリキャラが強すぎてどぅにも・・・(´Д`)(vogino)
報告ありがとうございます。訂正しました(yuu)
最後の黄蓋のセリフで孫殿ではなく策殿では?孫殿だと3姉妹全員孫ついてますよ。(ガンセキ)
展開がああああああああwwwまさかここで暗殺か!!!(ビスカス)
超展開(nemesis)
いきなりすぎだろ、おい!?(MiTi)
はい、周瑜と間違えました。訂正しました(yuu)
たしかに、3ページの周泰「雪蓮!犬劉貴様!!」って所は周瑜との間違いなのかな?(Poussiere)
な・・・・ん・・・・だ・・・と・・・w 疾風がどうなるかに期待です(Poussiere)
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