恋姫 華陀紀行152 |
女性たちを解放したのですが、起きていたのは二人だけでした。
助けに来た旨を伝えて、他の女性たちの世話を任せます。
その間に、こちらは食事作りです。
拐われた女性たちは、気力がかなり減っていることが分かるので、まずは精のつくものを食べさせて回復を促します。
食事が出来たところで、どうやら起きていた女性が他の女性を起こしたようです。
呂蒙も起きたようで、呆然としています。
暴れるかと思いましたが、どうやら気のせいだったようですね。
今は恥ずかしいのか、顔を隠してしまっています。
まあ、もし暴れたとしても、力の流れを弱くしただけなので、他の女性が大怪我をすることも無いでしょう。
食事をみんなに渡すべく、持っていった時にそれは起こりました。
「どうぞ」
呂蒙に配膳した時に、顔を隠していた服の隙間からこちらを睨んでくるんです・・・。
・・・。
俺が助けたこと女性たちから聞いてるよね?
どうやら、誤解が生じていたようです。
呂蒙は、目がかなり悪いらしく、相手の顔を詳しく見ようとすると睨む形になってしまい、相手を威圧している風に見えるとのことでした。
もしや、拐った賊どもと同列扱いか!?とも思い焦りましたが、誤解で良かったです。
確かに、目が悪い人は真剣に見ようとすると目を細めているように思えます。
力の流れを元に戻し、立ち上がった際にラッキーなことが起きましたが、黙っておきます。
しかし、すぐに呂蒙本人が自分の状態に気付き、何故か呂蒙が顔を隠す動作と一緒に、俺の頬を叩いてきました。
あんなフェイントをしてくるとは油断なりません。
呂蒙の真横にいたので範囲内だったんでしょうが・・・避けれなかった俺が悪いんでしょうか・・・あれがハニートラップだったんでしょうか・・・分かりません・・・。
しばらくして、落ち着いた頃に食事にしました。
ここで気になるのは呂蒙の視力です。
視力検査をしてみましたが、他の女性を壱とすると、呂蒙は十分の壱しかありません。
取り敢えず、治療してみましたが、視力を半分にしか回復出来ませんでした。
完全には治しきれないようですが、呂蒙が喜んでいるようなのでよしとします。
火の番を引き受けて、女性たちを休ませます。
「先ほどは本当にすいませんでした!」
「気にしなくていい」
あれはきっと対価です・・・主にラッキーに対する・・・。
「助けていただいた上に、眼まで良くしてもらい感謝してます!」
「完治は無理だったけどな」
完治が出来ないので、眼鏡属性は健在です。
しかし、いま眼鏡がない・・・。
「これで充分です!ありがとうございます!」
「他が寝てるから静かにな」
「すいません・・・」
謝られても困りますが・・・いつまで顔を隠したまま話すんでしょう?
翌朝になり、みんなを連れて外に出ようとしましたが、拠点の中央に何かがはえていました。
きっとあれを見たら、後ろの女性たちに少なからぬトラウマになると判断し、賊がまだ要るかもしれないからと言って、見せないようにして処理しました。
一体だれがあんな酷いことをしたのでしょう。
男五人が顔を至近に向き合って・・・いえ、忘れましょう。
既に死んだも同然の状態だったので、上から物で覆いそっとしておきます。
そのあと荷車を用意し、準備完了です。
「賊はもういないようだ。帰る準備も出来たから移動してくれ」
この言葉に女性たちは喜んでいます。
街道まで出たところで、行き先を聞いたところ、丁度同じ方角であったので、そのまま行くことになりました。
どうやら、みんな楊州で拐われて、隣の州へと運ばれていたようです。
その際に話をしていて分かったのですが、五人中三人が人妻でした・・・。
奴隷商にとっては、見た目が良ければ誰でもいいんでしょうか?
もうすぐ一人目の村ですね。
この調子なら次のところまで行けそうです。
物資を乗せてはいますが、引馬二頭に予備馬二頭ですから余裕でしょう。
説明 | ||
本作品は華陀への転生ものです。 【注意事項】 素人の書きなぐりです。 はっきり言って自己満足なだけのものです。 一応昔に恋姫はしたことありますが、うろ覚えですので、改変が多々あると思います。 また、不愉快に感じる場面も多々あると思われますので、その時点で読むことをやめるのをお勧めします。 |
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オリ 恋姫†無双 素人 華陀 呂蒙 | ||
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