【恋姫二次創作】死神の毒 頂上決戦
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〜装 side〜

 

装「ほぅ、ここが洛陽ですか。何度も見て見飽きてますねぇ。」

 

僕こと劉備軍軍師補佐官の装は今、洛陽に来ています。

 

と言っても少し離れたところから眺めているだけですがねぇ。

 

しっかし人の気配は有るものの、以前ほど賑わっておらず、家の中に籠っているようです。

 

折角苦労して洛陽まで来たのにつまらないですねぇ。

 

装「さっさと用事を済ませますかねぇ、っと!!」

 

僕は右腕に持つ槍で十常侍の刺客であろう者を一突きにします。

 

装「危険は無いと言いましたが、あるに決まっているでしょう。」

 

そもそも、あの連合の人たち全員の董卓側についての考えが間違っているのです。

 

あの十常侍筆頭の張譲がそう簡単に死ぬわけないでしょう。

 

あいつは腐っても文官ですから、頭が回るんですねぇ。

 

自分を死んだことにさせ、悪役を董卓に差し替え、自分だけ権力で悠々と過ごすことのできる金を手に入れ逃げるってとこでしょうかねぇ。

 

困るんですよねぇ、あなたが生きていると僕のことまでばれるかもしれませんからねぇ。

 

どんな些細な事でも、危険ならば消去ですねぇ。

 

装「まぁ、それはあなたの方も一緒みたいですがねぇ。」

 

周りには十一人ほどの刺客。

 

こちらは僕ただ一人。

 

忍はさっき張譲を暗殺に行きましたからねぇ。

 

やることは張譲と全く一緒でしたか。

 

装「最近いろんなことがあってちょっと怒ってたんですよ。」

 

僕は槍を投げ捨てる。

 

どうせ、安物です。

 

無くなったってかまいませんから、刺客に向けて思いっきり投げ捨ててやりました。

 

この程度避けれないなんて、まだまだ弱者の部類ですねぇ。

 

装「なにより、何進という友人が殺されたんですからぁ、怒らないわけないんですよねぇ。」

 

僕が槍を投げたあと言うと、刺客たちはハッとして僕に襲いかかってきます。

 

まだ始めたばっかりなんですかねぇ?

 

あまりにも無力です。

 

初めて会った時の朱里と雛里を見ている気分ですよ。

 

刺客(張譲)「覚悟ぉおおおおおおおおおお!!!」

 

装?「殺しに来るときに叫ぶ阿呆があるか!!」

 

殺しの常識もわからねぇのかよ。

 

一瞬で一番近くまで来た刺客の首を刎ねる。

 

すると刺客たちはまるで妖術でも見たように驚き、脅え、怯む。

 

装?「雑魚がぁ!!見えないなんてお前らは本格的に才能が無いなぁ!!」

 

首を刎ねた刺客の奥で驚く刺客にも手を振るう。

 

当然、その刺客の首も刎ね跳ぶ。

 

他の刺客はいったん落ち着いたようで、また俺の方に走ってくる。

 

装?「師の血が騒ぐなぁ!!こんな間抜けみてるとよぉ!!よぉく体験しなぁ!!これが人生最初で最後の授業だ!!ほら胴がガラ空きだろうがよぉ!!」

 

背後を取って安心しきって、攻撃しようとしてきた刺客の心の臓辺りに腰に持っている鎌を突き立てる。

 

刺客(張譲)「ぐぅ、がはぁっ。」

 

装?「死ぬときはさっさと死ねや!!死体があると邪魔になるだろうがぁ!!」

 

刺客の心の臓あたりに深く刺さっている鎌を思いっきり蹴り、押し込む。

 

刺客ごと吹っ飛び、鎌は刺客の肉を抉るように更に深くへと突き刺さる。

 

さっき首を刈ったのが鎌だと勘違いした、能無し二人が同時に左右から攻撃してくる。

 

装?「おいおい、戦場での勘違いは一番やっちゃあいけねぇことだぜぇ!!」

 

両手を左右から来る刺客に対して振ると、右は胴で真っ二つに裂け、左は腰辺りで真っ二つに裂ける。

 

久しぶりだなぁ、この感じ!!

 

周りに血の華を咲かせ、驚愕した敵の顔を見る。

 

飽きた光景だが、面白れぇ最高の娯楽。

 

装?「あ〜ぁ、やる気がねぇなら俺だって教えてやんねぇ。」

 

遠くで怯む五人に、全身を使い一気に近付く。

 

装?「五人同時なんてとっくの昔に殺ってんだよぉ!!」

 

わざと首を刎ねず、胴に一人一人深い傷を負わせる。

 

その傷からは血が噴き出し、臓器が飛び出かける。

 

刺客たちは思い思いに叫び声をあげ、傷口を手で塞ぎ蹲る。

 

装「はぁ、叫び声は周りに助けてくれる者が居る時のみあげてくださいねぇ。うるさくて敵いませんよ。」

 

僕は先ほど鎌を突き立てた刺客……いや死体の方へと歩き、鎌を回収し死体の服で鎌に付いた血を拭います。

 

この死体さんに侮辱を込めているんですが、向こうの五人はすでに死んだか、こちらを見る余裕がないんでしょうねぇ。

 

装「まだ、奥の手は見せれませんのでねぇ。鎌で偽装が必要なんですよ。」

 

鎌をいつもの腰の後ろに戻し、鎌を回収した死体を蹴飛ばします。

 

まだ子供でしょうか?

 

あいつも余裕がないんですかね?

 

装「殺しはなるべく早く行う。常識ですねぇ。」

 

僕は自分に血が付いていないか確認し、忍を待ちます。

 

周りには血や臓器をまき散らしている死体がゴロゴロと転がっているだけ。

 

装「まっだですかね〜。」

 

僕はそんな中、近くにあった岩に腰掛け、忍が帰ってくるのを待っていた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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允恭「シシッ、遅くなりましたぁ。」

 

装「あれ?今回の仕事は允恭でしたっけ?」

 

突然少し離れたところに現れた允恭に疑問をぶつけます。

 

分からないことがあるならまず訊く。

 

常識ですねぇ。

 

允恭「本当は違うんだが、お願いして代わってもらったんですぜ。ほい、張譲の首。」

 

允恭は張譲の首をこちらへと投げる。

 

確実に僕の顔面向けて投げたので、血が付かないように注意して避けましたがねぇ。

 

装「ほう、死体からちゃんと武具等は回収しましたかねぇ?」

 

允恭「なんだ、もうばれたか。大丈夫ですぜ。ちゃんと回収して後で売って金にしますから。」

 

装「大陸では売らないでくださいね。」

 

允恭「シシッ分かってますってぇ。」

 

本当に分かっているんでしょうかねぇ?

 

装「それより、ちゃんと伝えましたか?」

 

允恭「あぁ、連合を鈍らせる策だろ?しっかり伝えたぜ。」

 

允恭は無い胸をエッヘンと張る。

 

 

 

 

 

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鈴々「?」

 

朱里「?」

 

雛里「?」

 

 

 

 

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装「では、妖怪狩りに出かけますか。」

 

允恭「シシシッ、マジで行くのか?」

 

装「当然です。洛陽に奴が居ると報告がありましたから、確実に殺しますよ。」

 

允恭は肩をガクッと落とす。

 

允恭「あの漢女道って妙に殺りずれえんだよなぁ……」

 

允恭の愚痴など正直どうでも良いです。

 

装「では、行きますかねぇっと。」

 

僕は重い腰を上げ、尻のあたりをパッパッと掃い、街の方へと歩いて行きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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装「ここですね。」

 

允恭「ここだな。」

 

僕らの前には『漢女洋服店』なるものがあり、殆どの人が家に籠っている中、いまだに開いている店の中を覗くと、異様にフリフリな服がたくさんあります。

 

允恭「……」

 

装「買いませんよ。」

 

允恭「……」

 

装「僕らはここの店主に会いに来たんですから買いませんよ。」

 

??「誰に会いに来たんですってぇー?」

 

突然背後から声がする。

 

すっかり允恭との会話で緊張感が抜けていたとはいえ、僕の背後を取るなんて、やはり妖怪ですねぇ。

 

??「だぁれが、町中をゲロまみれにさせる気持ちの悪い妖怪ですってぇ〜!!」

 

目の前にいる妖怪はクネクネとして時折、イヤンイヤンと言っています。

 

見た目はただの気持ちの悪い奴ですが、実力は化け物ですねぇ。

 

允恭「うっ……」

 

装「吐いてはいけません。これも奴の策ですねぇ。妖怪奥義ゲロ吐かせの術です。」

 

妖怪?「これはそんな変な名前じゃなくて、漢女道の奥義、昇天の舞よぉ。」

 

妖怪はいまだにクネクネしている。

 

この物語にはこれ程の妖怪が四人も居ますからねぇ。

 

……いったい物語はどっちへ進みたいんでしょうか。

 

装「允恭!!」

 

允恭「フッ」

 

僕が允恭に合図すると允恭は妖怪に向かって距離を詰める。

 

妖怪?「いくら装ちゃんのお願いでも死にはしないけど、物語流しなんてイヤンだ・か・ら ぶるぁあああああああああああああああああ!!」

 

妖怪の剛腕が允恭へと高速で振るわれる。

 

装?「妖怪に祈る願いなぞ、持ち合わせてないわぁ!!」

 

俺は妖怪に向け、腕を振るうが、妖怪の岩のような筋肉に少し傷を与えるだけで、致命傷とはいかない。

 

本当ならば岩や大木さえも切り裂けるのだがなぁ……

 

妖怪?「ぶるぁああああああああああああ!!漢女の肌に傷をつけるなんて、もう許せないわよぉおおおおおおおおおおおお!!」

 

装?・允恭「ぐぅううっ」

 

俺と允恭は妖怪の剛腕により、吹き飛ばされ、店の壁に叩きつけられる。

 

しかし全身を上手く利用し、その勢いを妖怪の方へ向け、妖怪の方へと跳ぶ。

 

允恭の方も同じようで先ほどの刺客のように左右から攻撃する形になる。

 

妖怪?「修羅の漢女道奥義ぃ!!羅武刃離拳(ラブハリケーン)!!」

 

妖怪は剛腕を左右に広げ、グルグルと回り、周りに突風を巻き起こす。

 

その突風で俺と允恭は全身ズタズタに切り傷ができる。

 

允恭「シイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイイシッシ!!殺してやる!!殺してやる!!」

 

允恭は血眼で毒クナイを妖怪に向けて放つ。

 

妖怪?「女の子がそんな物騒なもの扱っちゃダメよぉおおおおおおおおおおおおおお!!」

 

回りながら、妖怪は叫び、その突風でクナイを粉々にする。

 

装?「鉄さえも粉々にするだとぉ!?ふざけてやがる妖怪だぁ!!」

 

妖怪?「誰が絶世の美女妖怪ですってぇえええええええええええええええ!!」

 

装?「言ってねえよ!!」

 

俺は妖怪に向けて腕を振るう。

 

妖怪?「同じことをやるなんて、ついに装ちゃんも歳かしらぁあああああああああああああ!!

 

この奥義は愛する二人を引き裂き離れさせる刃を拳とした修羅の武よぉおおおおおおおおおお!!

 

どんな人でも、どんな物でも悲しみの籠ったこの拳でぇ、別れさせてあげるわぁああああああああ!!」

 

装?「お前にあの龍を倒されるとこちらも、困るんでなぁ!!物語巡ってこいやぁ!!」

 

妖怪は俺が飛ばした物を風で一瞬で砕くが、そこから黒い粉がまき散らされる。

 

妖怪?「これはぁあああああああああああ!!火薬ぅうううううううううううう!?」

 

俺は火打石を手に持ち、強く擦った。

 

装?「死ねぇええええええええええええ!!」

 

先ほどの允恭の毒クナイの毒と火薬により、火打石から放たれた火花は強烈な爆発を起こす。

 

妖怪?「ぶるぁあああああああああああああああああああ!!!!!!???????」

 

允恭「シィッ、ぐうううううううううっ」

 

装?「ムグゥッ」

 

俺と允恭も吹き飛ばされる。

 

しかし、爆発の中心にいる妖怪は死ぬと他の物語に飛ばされ、戻ってこれるだろうが時間をかなり稼ぐことが出来る。

 

允恭「やったかぁ!?」

 

装?「阿呆!!それは言うな!!常識だ!!」

 

允恭がそんなことを叫ぶせいで先ほど妖怪が回っていた場所に立ち込める煙に影が見える。

 

允恭「ば、馬鹿なぁ!?」

 

装?「阿呆がぁ!!言うなっつってんだろぉがぁ!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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洛陽で連合に対し、準備する面々は今、頭を悩ませていた。

 

??「華雄!!なんでこれから戦だというのに暴れたりするのよ!!さっき言った策は見事だったのに!!」

 

??「す、すまん。ついな……」

 

??「華雄っち、これから暴れるんや。別にいま暴れんでもいいやろうに……」

 

??「華雄はせっかち……」

 

??「もっとちゃんとしてほしいですぞー!!」

 

??「まぁまぁ、皆。そんなに攻めちゃ可哀そうだよぉ。」

 

??「月は黙ってて!!」

 

??「へぅ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

説明
負けたらだぁめよぉ。
あっぱれ漢女道。
修羅のみぃちぃ!!
『演歌†漢女道』は一度は聴く価値あり?
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コメント
rinkai62さん ほらあなたの後ろにも漢女が・・・(ぺぺぺ)
ぶるあああぁぁぁぁぁぁ!!(オロロロロロ(rinkai62)
金球さん まぁ、しばらくは出てこないと思います。けれど装さんの方から攻撃してますんで、中立はまず無いでしょうなぁ。(ぺぺぺ)
漢女には退場又は完全中立の立場に居て貰いましょうそうしましょう、人?の力で主人公補正云々は萎えます勃つモノも勃ちません(禁玉⇒金球)
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