真・恋姫†無双 〜孫呉千年の大計〜 第3章 1話 |
第3章 群雄淘汰・天下三分の計編 01話 『 群雄割拠から淘汰への狼煙 』
後漢王朝の一時代を築いた十常時と群雄・董卓
袁紹を中心とした連合軍により終焉を迎えた事となった
そして後漢王朝を長きに渡る間牛じていた十常時達、とりわけ筆頭の張譲と群雄・董卓の死をもって瓦解
冀州を拠とする袁紹、幽州を拠とする公孫賛、?州を拠とする曹操、徐州を拠とする陶謙から継ぎし陳登
豫州を拠とする袁術、涼州を拠とする馬騰、漢中を拠とする劉備、荊州を拠とする劉表
上庸を拠とする呂布、巴蜀を拠とする劉璋、揚州を拠とする孫策
十常時筆頭・張譲と群雄・董卓その穴を埋める者は一体どの群雄なのか?
これからの大陸覇権は、群雄淘汰の時代へと突入した事を、皆は予期していたのである
本来ならば、冀州に本拠を構えている麗羽、袁紹が、大陸覇権へと名乗りをあげる口火を切る・・・筈であった
当の麗羽本人も、猪々子や斗詩といった主だった将へと、戦争準備の命を下していた ※第2章 21話参照
しかし、この時期になっても準備が整っていなかったのである
その主な原因として挙げられるのが、水関での恋の奇襲による兵糧のダメージにあったのである ※第2章 9話参照
当時の被害状況を鑑みると、麗羽陣営だけが被った兵糧の損害は大したことはない
しかし、諸豪族を含めると別で、やはり損害額は桁違いに跳ね上がる
この時止むを得ず、?から緊急・臨時的措置で、大量の兵糧を送らせた訳なのだが・・・
当初の目的であった十常時、董卓の排除には成功したものの・・・
帝の行方不明で、後漢王朝から恩賞を戴けなかった事が尾を引き、洛陽にて解散、瓦解した連合軍
反董卓連合時に諸豪族へと配られた兵糧代を、わざわざ麗羽へと支払う者などいる筈もなく・・・
この代償が、袁紹軍の出兵を遅らせている主原因であった
そして悪い事は重なるものなのなのだろうか? 黄巾の乱、数年前から続く天候不順も重なり収入が激減
?では先の兵糧大量購入で、小麦や米・雑穀といった主力食料品の高騰を招いてさらに入手困難
とまさに踏んだり蹴ったり状態だったのである
だがこの状況は、袁紹軍に限ったことではない、 先に挙げた主だった群雄達も同条件・似たり寄ったりといえた
とりわけ公孫賛、馬騰などは、元々が肥沃な土地柄でもないため
いったん税収が激減したりすると、収入が多い袁紹陣営より、より厳しいものとなるのは必定なのであった
公孫賛(白蓮)もまた、天候不順による税収の激減と北方異民族・烏桓族との抗争激化とこちらも問題山積
黄巾の乱の時の混乱時から立て直せない劉表
税の徴収がままならず、軍団維持に必要な金・兵糧不足に陥る呂布(恋)
漢中という要衝を押さえたものの・・・
諸豪族の信服にはほど遠く、気安く派兵できるほど、周囲の地盤を固めるまでには至っていない劉備(桃香)軍
天候不順・黄巾の乱に悩まされなかった勢力、例えば劉璋軍が挙げられるが
父・劉焉の地盤を引き継いだものの・・・
劉璋を主とする事に不服を申し立てた勢力による、内乱へと突入しており
こちらもまた、財政的余裕・領土拡大へ目を向ける事など無理な話で、微塵も感じられないのであった
金・食糧に余裕はあれど、周囲に袁紹・曹操・孫策と囲まれ
領土的に拡大展開困難・また折からの人材不足気味な陶謙から、地盤を継ぎし陳登
最初から黄巾党討伐、反董卓連合への派兵などを
七乃のやりくりでなんとか強行に断行していたツケも、ここに来て浮上してきつつあった
他国と比較しても遥かに重き税の為、隣国で栄えている曹魏や孫呉へと、田畑を棄て亡命する者が後を絶たず
初期より絶望的な部類となっていた袁術軍と、各群雄にもそれぞれの悩みが山積していたのである
先ほどまでに動向を挙げられなかった勢力、孫策、馬騰、曹操の各陣営にも問題が無い訳ではなかった
しかし、上記で記したような群雄のような、深刻的な問題は抱えていはいかった
軍勢をすぐにでも動かし、領土拡張を行う事が出来る状態にあったのは、この3勢力といえるだろう
華琳は行方不明だった献帝を庇護し、勢力の維持と軍備の拡張・許昌の造営と
周囲の足踏みを他所に、着々と勢力拡大するべく自勢力の足場固めに努めていた
そして曹操、孫策、劉備の軍事同盟、馬騰との境界線の決定もあって
周囲を麗羽、陳登、劉表、翡翠、美羽といった敵陣営に多く囲まれているものの
無理に周囲へと戦を仕掛ける必要もなかった
献帝という大義も得た今、華琳の視線にあるのは華北の統一にあり
華北の最大勢力である麗羽が動いて初めて、華北を牛耳る隙をつく動きが出来るというものであった
現在の状態で、麗羽と正面から対峙してしまっては
こちらの被害も拡大するばかりで、全く旨みが感じられない又は手酷い損害を被る恐れすらあるからだ
今は麗羽を始めとした華北に在する他勢力の動向を、静かに見守りつつ機会を窺っている華琳でありました
一方の翡翠はというと、漢王朝の臣であるという立場を明確にし、元々勢力を拡大する積りなど毛頭ない為
天候不順で収入が激減しても、出費がかなり低く抑えられていた
そしてこの度、天水から長安に至る広大な領土を得た為、内政重視を鮮明に打ち出していた事も
翡翠率いる馬騰軍が、有力豪族に挙げられている要因でもあった
翡翠は羌族との間に生まれた娘だった事もあり、白蓮のような異民族との深刻的な争いにまで発展する事はほとんどない
けれどその分、韓遂の乱がこの地で起こったように、内憂・・・とりわけ韓遂との間柄の方が、翡翠を悩ませていたといえる
今の所、韓遂と翡翠が争う兆候はみられないのだが、平和であろうと互いに油断ならない存在、相手である事に変わりはないのである
そうした事情もあった為、翠がいくら喚いて戦争を主張し薦めようとも
漢の臣である事を弁えている翡翠の意識が、領土の拡大の外へと向き励む・・・という筈もなく
長安もほぼ無傷で手に入れていた為、出費も館や城壁の軽度の修復だけで済んでおり
殆どが維持と管理に当てられていた為、不作のダメージは全くといって良い程、表で感じられる事はなかったのである
本日もつつがなく、自勢力の勢力維持・管理と、戦闘狂の翠としては手持ち無沙汰で、日々イライラが募るばかり
仕方なく従妹である蒲公英を、訓練と称して苛め抜くのでした・・・ 蒲公英いと哀れ・・・
・・・といった具合で、各群雄が外へと打って出るという事はないかに見えた
今回の大陸覇権へと名乗りをあげる、最初の口火を切ったのは、曹操、馬騰といった有力勢力ではなく”孫呉”なのであった・・・
では何故ここで孫策や雪蓮という名ではなく、”孫呉”と勢力名を表記したのか?
それは出兵直前になって、一刀と結婚を果たした雪蓮が、飲みすぎで気分が悪いと思っていたのが
実はなんと悪阻が原因であり、偲蓮を身籠っていたのが、突然華陀の報告により発覚したからに他ならない ※第2章 拠点ー緋蓮編参照
また雪蓮の母でもあり、3人の子供を生んだ経験もあった緋蓮を
何かあった時の為にと雪蓮のサポートにつけて、まさに万全の態勢で雪蓮の出産に望んでいたのである
こうなれば、前線に雪蓮と緋蓮が出せないのは、孫呉にとっても痛手ではあったものの・・・
南荊州を切り取る大将には、天皇となりし一刀と孫呉の王の蓮華が就任と穴を埋めており
各勢力よりも先んじて、跡継ぎ問題も解消される一時的な問題といえた
すでに孫呉の都となる建業の造営は終えており、同盟関係となっている山越とも良好と外患もなく
新旧の豪族は、新たな王となった蓮華に、雪蓮の時より多少の不安感を抱くものの・・・
真面目な性格の蓮華なので、王という重責に押しつぶされ精神が崩壊の恐れもあったが
問題は一刀と雪蓮の結婚の方に問題があり、蓮華も続いて結婚を果たすと精神が安定し出し
元の蓮華を取り戻して、今では日々をつつがなく過ごせていたりする ※第2章 拠点ー蓮華編参照
また天皇制という新たな制度の導入・移行により、周囲の皆の期待が、天皇であり天の御遣いである一刀へ
そして雪蓮の子供へと注がれていた事もあり、蓮華へとかかる負担がそんなに大きなモノでなかったのも幸いしたのだろう
懸案事項であった思春と瑠璃の険悪な仲も、徐々にだが良きライバルへと
良好な方向へと向かっている模様であった事からも・・・ ※第2章 拠点ー思春編・思春、瑠璃視点参照
他の群雄とは違って、領土拡大へと前進するまたとない好機であるといえ
孫呉にとってまさに順風満帆、飛躍の時を迎えていたといっても過言ではなかろう
そんな孫呉が、大陸覇権の一番手へと名乗りをあげる口火を切り、照準を合わせた地とは・・・
かつて緋蓮に与えられて、本拠地としていた領土だった事もあり、劉表との諍いで失う事となった長沙
その地も含んだ、江陵・江夏以南の”南荊州全てを劉表領から切り取る”壮大な計画を
冥琳、紅を始めとした軍師達は練り上げ、侵攻する算段を着々と進めていたのである
そして計画は、反董卓連合の間にも、冥琳や祭、思春、桜といったお留守番をしていた面々によって
水面下ではあるものの・・・すぐにでも切り取りを行えるよう、着々と侵攻の機会を窺っていた ※第2章 11話参照
反董卓連合が集結し落ち着きを取り戻し、全軍を孫呉へと帰還・集結した結果、機が熟したと判断
冥琳や紅を始めとした参謀達は、天皇である一刀・皇后の雪蓮へと上奏し
更なる領土拡張へとこの度動き出したのである
・
・
・
冥琳は紅達参謀の皆で、一刀や雪蓮へ上奏を終えた別れた後に
建業の参謀室で1人、大陸全土の地図を広げ、荊南地方を睨みながら
これから孫呉が採るべき戦略の道筋を、最終確認の為、もう一度頭の中で描いていたのだった
雪蓮、緋蓮様が前線から一時離脱するものの・・・
大将を天皇の一刀、孫呉の王となりし蓮華様が就任
一刀には、私(冥琳)や紅・亞莎・藍里が傍に控えて補佐し
瑠璃・珊瑚・子虎・桜・霞・高順といった歴戦の勇士が揃い、孫呉機動軍1万を擁している
■孫呉機動軍(1万余騎)
◎機動軍総司令:天皇・北郷 一刀 副司令:張遼・霞
〇軍師兼任内政担当:冥琳・紅・亞莎・藍里 〇諜報部隊 隊長:瑠璃
一刀 ━┳→ 零 部隊 隊長:霞 (副将:高順)
┃
┠→ 騎馬槍 部隊 隊長:朱桓・珊瑚(副将:歩シツ)
┃
┠→ 騎馬弩弓部隊 隊長:徐盛・子虎(副将:朱然)
┃
┗→ 騎馬弓 部隊 隊長:太史慈・桜(副将:丁奉)
孫呉機動軍の主な任務は、特に陸戦となる武陵・零陵・桂陽を、短時間でより効率的に占領する事に主眼を置いた編成となっている
一方の蓮華様の軍勢には、穏・琥珀を軍師につけ、祭殿・思春・明命・楓といった経験豊富な諸将をつけた
孫呉陸軍第1総軍+孫呉陸軍第2総軍を合わせた1万5千を擁する
■孫呉陸軍 第1総軍+孫呉陸軍 第2総軍+孫呉水軍の混成部隊(1万5千)
◎孫呉陸軍 第2総軍・総司令:蓮華
〇軍師兼任内政担当:穏・琥珀 〇諜報部隊 隊長:明命
蓮華 ━┳→ 第1総軍 隊長:祭
┃
┠→ 第2総軍 隊長:楓
┃
┗→ 孫呉水軍 隊長:思春
混成部隊の主な任務は長沙を切り取る事、また長沙を切り取ってからの劉表側からの反撃を予想し
長江を使った柴桑に至る防衛ラインの確保に主眼を置いた編成となっている
■孫呉陸軍第1総軍・親衛隊を含めた建業の防衛(5千)
袁術対策として、建業にてお留守番をしている雪蓮・緋蓮様・王林・小蓮・詠を配置(おまけ月)
各都市の内政面の維持・管理には、王林が担当、補佐として見習いの月が控えている
また孫呉陸軍第1総軍・雪蓮親衛隊を含む、兵5千を建業の守備に配置しており
足りない場合には、もちろん同盟軍である山越に派兵を要請する事も視野に入れ、他国へ睨みを利かせる
残りは呉郡や予章・廬陵といった、各地方への最低限の防衛へと兵を振り分けている
孫呉の最大動員兵数は、反董卓連合の時と同様の3万余り、劉表が荊南に兵を割いているのは
維持に必要な人員、精々見積もってみても、各都市を全て合わせても5千ほどなので・・・6倍以上
孫呉の本気度を測るにはもってこいとなる圧倒的兵数差といえるだろう
この兵数差なら、万が一にも劉表・袁術が仮に同盟を結んだとしても、動じることなく荊南地方の切り取りに専念できる
また危ないようなら、同盟関係である曹操へと依頼し、劉表・袁術軍の後方を突き牽制してもらえば事足りる
万が一の場合を想定してココまで揃えてみたものの・・・
冥琳自身とて、今回の作戦が水泡に帰すまで追い込まれるとは、さすがに思いもしなかった
けれど蓋を開けてみるまで何が起こるかは分らない
開けた途端に崩壊する事だってある
現に以前、孫呉は予期できずに、崩壊寸前まで追い込まれてしまった苦い経験を有している ※外伝『 砂上の楼閣 』参照
その時の教訓を踏まえて、念には念を入れて・・・石橋を叩いて叩いて・・・
さらに強く踏みしめ壊れていないか? または穴がないのかを、明命や瑠璃を長沙へ派遣して確かめさせていた
冥琳達参謀はここまで慎重を期して、この荊南の切り取りの機会を、虎視眈々と窺っていたのである
即ち武陵・零陵・臨賀(桂林)・桂陽といった、荊南地方を押さえる事により、予章・廬陵の諸都市の安定化を図る
そして山越・会稽から続く南海・交趾へと続く貿易路の販路拡大、と地図に順次指を差してゆき、熱い眼差しを送っていく
南荊州以下をこの度の前哨戦となる戦で獲得し安定したなら・・・
次なる目標は、廬江、江夏・江陵、その先にある劉表、袁術の本拠地である荊北の襄陽・豫州の寿春の併呑へと道が開ける
揚州・豫州・荊州・交州またはその一部を、孫呉が手中に収める事が出来たなら・・・
その時には北郷には悪いが、孫呉単独での大陸制覇がみえてこよう
劉備陣営がその時、巴蜀をどの程度まで制しているかは定かではないが、そのまま巴蜀を制してしまうも良し
河北を制した曹操と雌雄を決するべく、中原へと打って出て、北部穀倉地帯を押さえるも良しと冥琳の夢は膨らむ
あとは刻々と変化する状況次第で、臨機応変に粛々と進めれば良い事だろう
江東の呉を制し礎と出来た、次なる一手はこの長沙を押さえずして、大陸制覇など夢物語であるのはもはや自明の理
しかも単に拠点として押さえるだけでなく、被害を最小限に止め
必ずや我らの手に奪還し、見事機先を制し『 孫呉千年の大計 』への布石としてみせる
『 万難を排し、血戦の刻、今来たれり!! 甘き死の旋律調べよ! 我が御霊を贄に孫呉に永久なる栄光を! 』
冥琳の鼓動が、身体中に張り巡らされた血管を通して全身へと駆け巡り、やがて冥琳の身体を熱く奮わせる・・・
随分前に月が入れてくれていた冷めたお茶をさっと呷るように飲むと
その冷たさが心地よく喉へと滑り落ち、冥琳の熱く打ち震えていた身体と頭脳に
冷静さと安らぎを与えてくれたのであった
これまでの冥琳は、病巣に蝕まれるといった、数々の艱難辛苦の日々を送る毎日であった
一度捨てた命なればこそ、自身に迷いはなかった 我が命の灯火の旋律を、この因縁深き荊南の地で、再び奏で響かせてみせるとしよう
そう決意を終えた冥琳は、静かに自身の机に広げていた地図をたたみ終え立ちあがり
自身の寝室へと帰るべく、扉を静かに閉じ終え、執務室を後にするのであった・・・
そして今まさに成熟の刻を迎え、磐石の態勢で一刀と蓮華を始めとした孫呉の諸将は
荊南の要衝となる長沙へと侵攻を開始するのであった・・・
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●『真・恋姫†無双 − 真月譚・魏志倭人伝 −』を執筆中
※本作品は【お気に入り登録者様限定】【きまぐれ更新】となっておりますので、ご注意を
人物設定などのサンプル、詳細を http://www.tinami.com/view/604916 にて用意致しております
上記を御参照になられ御納得された上で、右上部にありますお気に入り追加ボタンを押し、御登録のお手続きを完了してくださいませ
お手数をおかけ致しまして申し訳ありませんが、何卒ご了承くださいますよう、よろしくお願いいたします<(_ _)>
■■■【オリジナル人物紹介】■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
○孫堅 文台 真名は緋蓮(ヒレン)
春秋時代の兵家・孫武の子孫を称し、各地で起こった主導権争いに介入し
『江東の虎』の異名で各地の豪族を震撼させた
優秀な人材を率い転戦、やがて軍閥化し孫家の基礎を築いた
容姿:髪は桃色で、孫家独特の狂戦士(バーサーカーモード)になると、右目が赤色に変化するのが特徴で、平時は量目とも碧眼である
祭と同じく胸が豊満で背は祭より高い 体格は祭よりすこし大きい 顔立ちは蓮華というより雪蓮に似ているだろうか
○張紘 子綱 真名は紅(コウ)
呉国の軍師の一人で主に外交を担当。 魏の程c(風)の呉版と考えていただけると理解しやすいだろう
『呉郡の四姓』と呼ばれる有力豪族の張氏の出 雪蓮直々に出向き、姉の張昭と共に臣に迎え入れられる
張昭と共に『江東の二張』と称される賢人
※史実では、呉郡の四性でも張昭と兄弟でもありませんのでお間違い無きように。。。
呉郡の四性の中で張温しか見当たらなかった為、雪月の”脳内設定”です
容姿は青眼で背丈は冥琳より少し低い 顔は姉の王林とは似ておらず童顔で人に安心感を与える顔立ちである
髪は腰にまで届こうかという長く艶やかに保った黒髪を束ね、ポニーテールと呼ばれる髪型にしている事が多いが
その日の気分により、長髪を肩辺りで束ね胸の前に垂らしている場合もあるようである
服装は藍色を基調とした西洋風ドレスを身を纏っている
○魯粛 子敬 真名は琥珀(コハク)
普段は思慮深く人当りも良い娘で、政略的思考を得意とし、商人ネットワークを駆使し情報収集・謀略を行う
発明に携わる時、人格と言葉遣いが変化し、人格は燃える闘魂?状態、言葉遣いは関西弁?風の暑苦しい人に変化する
このことから「魯家の狂娘・後に発明の鬼娘」と噂される
※穏(陸遜)は本をトリガーとして発情しちゃいますが、、琥珀(魯粛)は発明に燃えると・・・燃える闘魂に変身って感じです
容姿は真名と同じく琥珀色の瞳をもち、髪は黒で肌は褐色がかっており月氏の特徴に似通っている
背は明命と同じくらいで、服装は赤を基調としたチャイナドレスを身に纏っている
○張昭 子布 真名は王林(オウリン)
呉国の軍師の一人で主に内政を担当。 冥琳とはライバル同士で互いに意識する間柄である
『呉郡の四姓』と呼ばれる有力豪族の張氏の出 雪蓮直々に出向き、妹の紅(張紘)と共に臣に迎え入れられる
張紘と共に『江東の二張』と称される賢人
妹の紅は「人情の機微を捉える」に対して「政(まつりごと)の機微を捉える」という感じでしょうか
容姿は冥琳より少し高めで、紅と姉妹でありながら顔立ちが似ておらず、冥琳と姉妹と言われた方がピッタリの美人系の顔立ちである
眼鏡は使用しておらず、服装は文官服やチャイナドレスを着用せず、珍しい”青眼”でこの眼が妹の紅と同じな事から
姉妹と認識されている節もある 紫色を基調とした妹の紅と同じ西洋風のドレスを身を纏っている
○程普 徳謀 真名は楓(カエデ)
緋蓮旗揚げ時よりの古参武将であり、祭と並ぶ呉の柱石の一人 「鉄脊蛇矛」を愛用武器に戦場を駆け抜ける猛将としても有名
祭ほどの華々しい戦果はないが、”いぶし銀”と評するに値する数々の孫呉の窮地を救う働きをする
部下達からは”程公”ならぬ『程嬢』と呼ばれる愛称で皆から慕われている
真名は・・・素案を考えていた時に見ていた、某アニメの魅力的な師匠から一字拝借致しました・・・
容姿は祭と同じくらいの背丈で、端正な顔立ちと豊かな青髪をうなじ辺りでリボンで括っている
均整のとれた体格であるが胸は祭とは違いそこそこ・・・ちょっと惜しい残念さんである
○凌統 公績 真名は瑠璃(ルリ)
荊州での孫呉崩壊時(※外伝『砂上の楼閣』)に親衛隊・副長であった父・凌操を亡くし、贈った鈴をもった仇がいると
知った凌統は、甘寧に対して仇討ちを試みるものの・・・敵わず返り討ちにあう間際に、一刀に救われ拾われることとなる
以来、父の面影をもった一刀と母に対してだけは心を許すものの・・・未だ、父の死の傷を心に負ったまま
呉の三羽烏の一人として日々を暮らしている
容姿はポニーテールに短く纏めた栗色の髪を靡かせて、山吹色を基調とした服に身を包んでいる小柄な少女
(背丈は朱里や雛里と同じくらい) 真名の由来で目が瑠璃色という裏設定もございます
○朱桓 休穆 真名は珊瑚(サンゴ)
『呉郡の四姓』と呼ばれる有力豪族の朱氏の一族
槍術の腕を買われ、楓の指揮下にいた 一刀の部隊編成召集時に選抜された中から、一刀に隊長に抜擢された『呉の三羽烏』の一人
部隊内では『忠犬・珊瑚』の異名がある程、一刀の命令には”絶対”で元気に明るく忠実に仕事をこなす
容姿:亞莎と同じくらいの背丈で、黒褐色の瞳に端正な顔立ちであり黒髪のセミロング 人懐っこい柴犬を思わせる雰囲気をもつ
胸に関しては豊満で、体格が似ている為よく明命から胸の事で敵視されている
○徐盛 文嚮 真名は子虎(コトラ)
弓術の腕を買われ、祭の指揮下にいた 一刀の部隊編成召集時に選抜された中から、一刀に隊長に抜擢された『呉の三羽烏』の一人
『人生気楽・極楽』をモットーにする適当な性格であったが
一刀と他隊長である珊瑚と瑠璃・隊長としての責に接していく上で徐々に頭角を現し
後に部隊内では『猛虎』と異名される美丈夫に成長を遂げていくこととなる
容姿:思春と同じくらいの背丈で黒髪のショートヘア 体格も思春とほぼ同じく、遠めからでは瓜二つである
二人の区別の仕方は髪の色である(所属部隊兵談) またしなやかな動きを得意としている為、思春の弓バージョンと言える
○諸葛瑾 子瑜 真名は藍里(アイリ)
朱里の姉 実力にバラツキがあった為、水鏡から”猫”と称される
その後、水鏡と再会時に”猫”が変じて”獅子”になりましたわねと再評価される
天の御遣いの噂を聞きつけた藍里が冥琳の元を訪れ、内政・軍事・外交とそつなくこなす為
未熟であった一刀の補佐にと転属させられる
初期には転属させられた事に不満であったが、一刀に触れ与えられる仕事をこなす内に((蟠|わだかま))りも消え
一刀に絶大な信頼を寄せるようになる
後に亞莎が専属軍師につくと、藍里の内政面への寄与が重要視される中で、藍里の器用な才を愛し、軍師としても積極的に起用している
容姿は朱里より頭一つ高いくらい 茶髪で腰まであるツインドテール 朱里とよく似た童顔でありながらおっとりした感じである
服装に関しては赤の文官服を着用しており、胸は朱里と違い出ている為、朱里とは違うのだよ 朱里とは・・・
と言われているようで切なくなるようである(妹・朱里談)
○太史慈 子義 真名を桜(サクラ)
能力を開放しない雪蓮と一騎打ちで互角に闘った猛者 桜の加入により瑠璃が一刀専属の斥候隊長に昇格し
騎馬弓隊を任されることとなった(弩弓隊・隊長 瑠璃→子虎、騎馬弓隊・隊長 子虎→桜に変更)
本来の得物は弓で、腕前は祭を凌ぎ、一矢放てば蜀の紫苑と互角、多矢を同時に放てば秋蘭と互角という
両者の良い処をとった万能型である
武器:弓 不惜身命
特に母孝行は故郷青州でも有名であり、建業の役人街が完成した際に一刀の薦めもあって一緒に迎えに行く
隊長として挨拶した一刀であったが、桜の母はその際に一刀をいたく気に入り、是非、桜の婿にと頼み込む程であった
容姿はぼん・きゅ・ぼんと世の女性がうらやむような理想の体型でありながら身長が瑠璃ぐらいという美少女系女子
眼はブラウン(濃褐色)であり、肩下までの黒髪 気合を入れる時には、白い帯でポニーテールに纏める
一刀の上下を気に入り、自身用に裁縫し作ってしまう程の手先の器用さもみせる
真剣に話している時にはござる口調であるが、時折噛んだりして、ごじゃる口調が混ざるようである
一時期噛む頻度が多く、話すのを控えてしまったのを不憫に思った為
仲間内で口調を指摘したり笑ったりする者は、自然といなくなったようである
○高順
「陥陣営」の異名をもつ無口で実直、百戦錬磨の青年
以前は恋の副将であったのだが、恋の虎牢関撤退の折、霞との友誼、命を慮って副将の高順を霞に付けた
高順は恋の言いつけを堅く守り続け、以後昇進の話も全て断り、その生涯を通し霞の副将格に拘り続けた
○馬騰 寿成 真名を翡翠(ヒスイ)
緋蓮と因縁浅からぬ仲 それもその筈で過去に韓遂の乱で応援に駆けつけた呉公に一目惚れし
緋蓮から奪おうと迫り殺りあった経緯がある
この時、緋蓮は韓遂の傭兵だった華雄にも、何度と絡まれる因縁もオマケで洩れなくついて回ることとなるのだが・・・
正直な処、緋蓮としては馬騰との事が気がかりで、ムシャクシャした気持ちを華雄を散々に打ちのめして
気分を晴らしていた経緯もあったのだが・・・当の本人は、当時の気持ちをすっかり忘れてしまっているが
この事情を孫呉の皆が仮に知っていたのならば、きっと華雄に絡まれる緋蓮の事を自業自得と言いきったことだろう・・・
○孫紹 伯畿 真名を偲蓮(しれん
一刀と雪蓮の間に生まれた長女で、真名の由来は、心を強く持つ=折れない心という意味あいを持つ『偲』
”人”を”思”いやる心を常に持ち続けて欲しい、持つ大人へと成長して欲しいと2人が強く願い名付けられた
また、偲という漢字には、1に倦まず休まず努力すること、2に賢い、思慮深い、才知があるという意味もある
緋蓮、珊瑚、狼をお供に従え?呉中を旅した各地で、大陸版・水戸黄門ならぬ
”偲”が変じて”江東の獅子姫様”と呼ばれる
○青(アオ)
白蓮から譲り受けた青鹿毛の牝馬の名前
白蓮から譲られる前から非常に気位が高いので、一刀以外の騎乗を誰1人として認めない
他人が乗ろうとしたりすれば、容赦なく暴れ振り落とすし蹴飛ばす、手綱を引っ張ろうとも梃子でも動かない
食事ですら・・・一刀が用意したモノでないと、いつまで経っても食事をしようとすらしないほどの一刀好き
雪蓮とは馬と人という種族を超え、一刀を巡るライバル同士の関係にある模様
○狼(ラン)
珊瑚の相棒の狼 銀色の毛並みと狼と思えぬ大きな体躯であるが
子供が大好きでお腹を見せたり乗せたりする狼犬と化す
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【あとがき】
常連の読者の皆様、お初の皆様 こんばんは 雪月でございます
いつも大変お世話になっております
いつもに比べて短く、また第2章からのおさらいといった感じが色濃くでました更新回となりました
孫呉千年の大計も漸く第3章へと突入いたしました 年内は@1回、18日(水)を最後の更新予定としております
18日以降は仕事やイベント等などが佳境に入る事もありまして、ちょっと早いのですが年末年始休みを戴くつもりでおります
年始は1月15日(水)と早い訳でもなく、申し訳ありませんがこんな感じで現状予定を組んでおります
1ヶ月余りとなりますお休みを利用して、『 戦国恋姫 』を軽く進めながら〜♪
放置気味となっています他の作者の皆様方の作品を読み進めようかと思っております
自身の制作に関しては、じっくりと登録者限定作品となります
魏志倭人伝の方を制作していこうかなと計画しております
孫呉千年の大計の方は、まだ第2章の拠点話や3章の初期段階も制作し終えていない内から
もう脳汁出まくりでして・・・すでに第3章の最後となる場面は書き終えちゃってるのです!!(ぉぃ
雪月の中では、2章の恋や瑠璃といった戦いと同様、それ以上となる(ハードル上げ過ぎ?)
熱き戦いを用意したつもりでおります(当社比10倍返し! もちろん勢いにのっただけで嘘なのですが、精々同程度かなw)
皆様のご期待に副える最後を制作できたのではないかと、皆様の反応を早くみたくてウズウズし
日の目を見るのを待ち遠しく感じている次第なのですが・・・
途中、各勢力の淘汰や動向・戦いをこれから制作していく訳ですから、まだまだお披露目は先のお話な訳でして・・・
自身の進行具合をじれったく感じる昨今であります
またここで書こうかどうか迷っていたんですが
暴露しちゃいますと初期構想時に用意していた章の半分を漸く通過いたしました
この度のあとがきにて暴露する事を前提に、以前の話となる全てに編名をつけ直し整備し終えております
序章となります『 一刀降臨編 』に始まり、『 第1章 黄巾賊討伐・独立編 』、『 第2章 反董卓連合編 』
の制作を終え、これまで皆様にお送りしました次第です
第3章である『 群雄淘汰・天下三分の計編 』を、これから制作してゆく訳なのですが
この第3章を含めまして、第4章、最終章と、孫呉千年の大計は全6章構成となっております
群雄が淘汰されて勢力数が激減すると共に、この世界の真相や謎も含め、解き明かしていく事となりますが
@1年ほどで全てが完結できるのか?までは、制作者である雪月でも見通す事は出来ませんけれど・・・
最後となります物語の終幕の瞬間まで、今後ともお立会い・お付き合いくださると嬉しく存じます
年内更新はおそらく@1回となりますが、もし万が一変更が出ました際には随時連絡致しますので
今後ともよろしくお願いいたします<(_ _)>
これからも皆様の忌憚のない御意見・御感想、ご要望、なんでしたらご批判でもと何でも結構です
今後の制作の糧にすべく、コメント等でお聞かせ下さいませ よろしくお願い致します<(_ _)>
それでは次回更新まで(*´∇`)ノシ マタネ〜♪
説明 | ||
常連の皆様&お初の方もこんばんは いつもお世話になっております この作品は真・恋姫†無双・恋姫†無双の2次創作となっております 主人公は北郷一刀 メインヒロインは雪蓮と蓮華と仲間達でお送りしております ※猶、一刀君はチート仕様の為、嫌いな方はご注意を! ※オリキャラ紹介は本文下記参照のこと 大陸に輝く群雄の将星 淘汰の時代を迎えた今、覇を唱える口火を切る勢力は何処か!? 歴史が示す通り、袁紹なのだろうか? それとも優位に運ぶ曹操・孫策なのだろうか? それでは心の赴くままに・・・ 作品を心行くまでゆるりとご堪能くださいませ どうぞ! |
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コメント | ||
>以後も皆様からのご意見・ご感想・ご批判などなど お気軽にカキコくださいませ またいつもご支援ボタン並びにツイートしてくださる皆様方 心よりお礼感謝申し上げます<(_ _)> (雪月) >観珪様 ご指摘の通り 華北を制した曹魏兵100万と考えた数値の単位から比べればそうなのかもしれませんね 私の作品では0を一個増やしたぐらい誇張した方がちょうど良いのかもしれません(笑 (雪月) >西湘カモメ様 そうですね モタモタしていると足を掬われかねないとは思いますが・・・外的要因等を加味して戴ければ・・・という感じです(雪月) >act様 たっつー様同様 あっというまに終わりそうという事前予想誠にありがとうございます 先を言っちゃうと面白みもありませんので、来週更新予定の作品にてお確かめくださいませ(雪月) >たっつー様 そうかもしれませんしそうじゃないかもしれません 要するに先が言えませんのでご了承くださいませ(笑 (雪月) たっつー様、act様、西湘カモメ様、観珪様 いつもコメントを戴きまして誠にありがとうございます<(_ _)>(雪月) 常駐兵が30,000ってのは思ったよりも少なかった。 まぁ、それでも兵力の面から見れば、攻略も余裕すぎるくらいではあるがww(神余 雛) 慎重し過ぎて却って仇にならなきゃ良いのだけど?(西湘カモメ) 将兵の質が孫呉の軍と劉表軍じゃ雲泥の差だから、あっという間に終わるんだろうなぁ・・・(act) |
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