白鳥の飛来地 |
説明 | ||
瓢湖(ひょうこ)。新潟県阿賀野市に位置する、周囲1230m、水深1mほどの人造湖。 寛永年間(1639年頃)に用水池として造られたものだが、昭和25年、突如シベリアより白鳥が飛来。 その後日本で初めて野生の白鳥の餌付けに成功する。 昭和29年「水原のハクチョウ渡来地」として国の天然記念物に指定。 平成20年にはラムサール条約の登録湿地に登録されることとなり現在に至る。 白鳥たちは10月頃から徐々に飛来し、冬の間をその周辺で過ごす。 日中は近くの田んぼに出かけ餌を捕り、夕暮れと共に戻り、外敵のいない湖上を寝床とする。 毎年最大で6000羽ほどの白鳥が集まり、この小さな湖の上は白で埋め尽くされる。 白鳥は朝日の差す頃に餌を求めて飛び立つ。 早起きをして、宿から出て湖に向かう。空気は冷たく、朝靄が立ち込めている。 ふと雲間から朝日が覗くと、湖面が白く輝いた。 白鳥たちは陽の光に乗って、一斉に飛び立って行った。 |
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