望まぬ来客
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                       望まぬ来客

                       あなたは何時も

                       ((塞|ふさ))いだこの手を押し退けて

                       ((宛|あて))がうように自己紹介

 

 

                ――その度一つ

                 願いを掛ける

 

 

                       無為に開けては((劈|つんざ))くように

                       聖書を読み上げ止まぬ口

                       壁紙を剥がして

                       法律を敷き詰めるあなた

 

                ――その度一つ

                 願いを掛ける

 

 

 

 

 

                      ――何にも知らないあなたの影で

 

                           私はまるで

                            そう、まるで

 

                            呪いのように

                             明くる日もその次も

 

                          とある願いが叶う日を

 

 

                          心待ちにしているの

 

                          心待ちにしているの

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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