真・恋姫†無双 裏√SG 第4話 |
「着いた」
時刻は夜明け前。辺りは徐々に明るくなりつつあるが、朝霧が覆っている事もあり、
目の前に広がる視界は悪い。見たところ、住民はまだ起きていないようだ。
店や民家が多い割にはとても静かだ
つい先日まで成都に住んで居たが、私は仕事で成都を飛び出し、ここ許昌にやって来た。
今日からここが、私の住む街になる
私はしばらく歩き、目的地である許昌のとある施設の前に立つ。今日は私の初出勤日だ。
不安と緊張が混じり、高鳴る私の心臓の音が朝の静寂に響き渡っている気がした
「すぅ……はぁ……よし!」
私は落ち着けるために深呼吸をし、やがて覚悟を決める
私は目の前の施設の扉を開けた。
開けた先には、妙齢の女性と、彼女に似た女の子が笑顔で迎えてくれた
悠香「あ!お母さん来たよ!」
悠里「やっほー、璃々ちゃん!いや、今日から璃々先生だね!ようこそ!幼稚園『晋』へ!」
あの大戦から17年が経った。
あの時は幼く、守られる存在だった私璃々は、
あれからいろんな人と交流し、経験し、やがて目標を持った。それが…
璃々「おはようございます!今日からよろしくお願いします!」
悠里「あは!いよいよだね璃々ちゃん!…じゃなかった。
璃々先生!保母さんってなかなか大変な仕事だけど、大丈夫?」
そう。私は小さい子どものお世話をする幼稚園の先生に憧れた。
かつて私が守られてきたように、私も子ども達を守りたいと思った。
それから私は、子ども達のお世話をするための技術を学び、
守るための力を学び、先生になるという目標に全力を注いだ
璃々「はい!今日という日を、待ち遠しく思っていました!覚悟はできています!」
学んだものを、今日これから始まる日々のために…
悠香「おぉー、璃々さん燃えてるー!」
悠里「いいねー!さっすがあの紫苑さんの子だ!
じゃあ、今日からよろしくお願いします!璃々先生!」
璃々「はい!」
私は張?さんの案内で幼稚園の中を見せてもらった。
ここ幼稚園『晋』は、この大陸唯一の幼児保育施設だ。もともと孤児院だったものを数年前に改装し、孤児以外にも学びたい子ども達を中心に預かっている。出資者であるお食事処『晋』さんの系列の一つで、創設者も『晋』さんの従業員の張?さんとなっている。幼稚園『晋』の評判はかなり良く、近々大陸各所でも幼稚園の設立を検討しているという話も聞いていた
悠里「この幼稚園『晋』は、身寄りのない子ども達と、
一般で預かっている子ども達が半々でいるんだよねー。
みんないい子だし、可愛いんだけど、なかなかやんちゃで、結構な重労働なんだよね」
17年前の大戦以来、大陸は平穏になりつつあるが、孤児が居なくなることはなかった。
それは、金銭的な理由や、相変わらず賊に襲われ、親を亡くす子が後を絶たないからだ
悠里「あたしも、お食事処勤務より、こっちの仕事の方が割合高くなってきたしねー」
張?さん…悠里さんはこの幼稚園の園長を務めている方だ。
その子、張雄ちゃんこと悠香ちゃんも、この幼稚園のお手伝いをしている。
確か悠香ちゃんは、今年で14歳だったかな?
悠里「はい!今日からここが璃々ちゃんの部屋だよ!」
案内された部屋は一人部屋には広く、寝具や箪笥、鏡台などの家具も既に揃っていた
璃々「あ、あの!ここの家具って…」
悠里「ん?あぁ、いいよいいよ!うちの旦那さんが用意してくれたやつだからさ!」
悠香「お父さんの魔術だからフリー!」
ふりー?えと、確かご主人様や東さんの国の言葉だったよね。
無料ってことでよかったのかな
璃々「えっと、さすがに悪い気が…」
いくら無料でも、さすがにここまで揃えてもらうのは…
悠里「あは!そんなに気にしなくていいよ?質素であんまり可愛くないからねぇ。
働いて、お金が貯まった時に、その時に自分で払ってくれたらいいからさ!」
確かに、用意してもらっといて言うのも失礼だけど、とても女性らしくはない。
ある程度お金はもっているけど、ここにある家具全てを取り換えるには恐らく足りない。
それなら、悠里さんの言う通り、お金が貯まったら自分で買い換えよう
璃々「わかりました!お気遣い、ありがとうございます!」
とにかく、今日からここが私の部屋なんだ。
自由にしていいって言ってくれてたし、後でいろいろ揃えちゃおう
時刻は朝の6時半。この時計というものはとても便利だ。
ご主人様と東さん、そして真桜さんが共同で作った未来の時を刻む道具。
多少値は張るけど、今では大陸で一般流通していて誰でも手に入る。
一日の予定を正確に組む時とかに非常に役立つ代物だ
私は部屋に荷物を置き、悠香ちゃんの案内でこの幼稚園の台所にやって来た。
そこには、先に向かっていた悠里さん、そして悠里さんの母親である徐晃さんこと椎名さんが料理を作っていた
椎名「あらあら、おはようございます璃々ちゃん。長旅ご苦労様」
椎名さんは私のお母さんより少し年上の女性だ。
それでもお母さんと同じくらい若々しく見える。
と言うか、私の周りの大人の女性はみんな年齢を感じさせないくらい若々しい。
鈴々お姉ちゃんとかは例外だけど、星お姉ちゃんとか17年前からあまり変わらない。
うらやましい限りである
悠香「じゃあ璃々さん!着いて早々だけど、幼稚園のお仕事手伝ってもらうね!」
璃々「はい!」
幼稚園の最初の仕事は、この施設で預かっている子ども達の朝ご飯を作ることから始まる。
人数にして20人。朝からなかなかの重労働だ。しかし…
悠里「ほいほい!」
悠香「よっとっと!」
悠里さんと悠香ちゃんは料理屋で働いていることもあり、なかなかの手際だった。
椎名さんも負けておらず、熟練の技を感じさせるほど動きに無駄がない。
私もお母さんや祭さんに料理を学んでいたが、この三人には劣ってしまう。
それでも、20人分の料理はあっという間にできた
悠里「んー!一人増えるだけで違うねー!」
椎名「そうね。これならもう少し寝ていてもいいかもしれないわね」
璃々「あはは。お役にたてたようで何よりです」
悠香「よし!ならさっそく運んじゃおう!」
私たちは出来上がった料理を大広間へと持って行く。
その時、私が一往復する頃には、悠里さんと悠香ちゃんは既に二往復していた。
私も彼女たちくらい速くならないといけないのかな
子ども1「おはよーございます……あれ?しらないお姉さんがいる…」
料理を並べていくと、子ども達がぞろぞろとやって来た。
私は途端に緊張してしまう。ここからが私の本番だからだ。
掴みはしっかり、ご主人様もそう言っていた!
璃々「お、おはよーみんな!今日からここの先生になった……」
あれ?そういえば、ここでは真名を名乗るべきなのかな?
それとも普通に名前?ご主人様の影響で真名に対する意識はあまりないけど、
一般の子たちからしたらどうなんだろう?やっぱり、普通に名前の方が…
悠里「先生のお好きな方で構いませんよ。
この子たち、うちの人の影響で、真名に対する意識低いんで」
私が困っていることに気づいたのか、悠里さんが耳打ちして、頑張れと言わんばかりに片目をつむった。
そっか、どっちでもいいんだ。なら…
璃々「私の名前は璃々です!みんなには璃々先生って呼んで欲しいな!」
私は頭を下げ、真名を名乗ることにした。
その方が親しみも湧くと思うし、何より、私もみんなと仲良くなりたいから
私は頭を上げ、恐る恐る目の前をみた。
子どもたちは意見を共有するかのように目を合わせ、そして微笑み…
子ども1「よろしく!璃々先生!」
子ども2「よろしくー!璃々先生かわいいー!」
子ども達が笑顔で「よろしく」と言ってくれた。それだけで、私は嬉しくなってしまった。
よかった。受け入れてくれたみたい…
悠里「あは!みんないい子でしょ?」
悠里さんが声をかけてくれた。私はそれに頷いて同意した
璃々「はい!みんなよろしくね!」
さぁ、今からが私の夢の始まりだ!
幼稚園の業務は、子どもたちの健康や人格の形成を目標に成り立っている。
簡単に言えば、よく食べ、よく遊び、よく寝て、日常生活からよく学べということだ
璃々「よーし!みんな、何して遊ぼうか?」
遊び、と言えば響きはいいが、実際は武術の訓練並みに体力が必要だ。
なぜなら目の前には、約40人の子ども達がいるのだから。
いつだったか、「子ども達の体力は無尽蔵」なんてことを詠さんが言っていたなぁ
子ども3「僕、ケイドロがいい!」
璃々「ケイドロ?」
なんだか、どこかで聞いたことはあるけど…
子ども4「璃々せんせーしらないのー?」
璃々「あはは。先生、初めてだから教えてほしいなぁ」
子ども5「ケイドロはぁ、ふたつの陣営に分かれるんだよぉ」
子ども6「ひとつはドロボウさんでー、もうひとつはけいらたいなんだー」
泥棒と警邏隊?………あ!もしかしてドロケイかな?
子ども7「どろぼーが逃げて、けーらたいはみんな捕まえるんだよ」
璃々「そっか!わかったよみんな!じゃあ、みんなでケイドロやろう!」
『わーい!』
子ども達が好きなように陣営を作っていった。そんな光景を見て、
かつて三国の武将と軍師たちがこの遊びに全力で挑んでいたことを思い出した。
遊びであるはずなのに、いい大人が全力で追いかけ、策を使って嵌めて…
大人が全力で遊ぶと戦場になるんだって思ったなぁ
璃々「って、あれ?みんな二つの陣営に分かれなきゃ」
私がいろいろ思い出していると、子ども達は陣営を作らず、固まっていた
子ども8「しぇんしぇー勝負でしゅ!
わたしたち40人が、璃々しぇんしぇーつかまえるでしゅ!」
璃々「えっと、それってつまり、私一人が泥棒役ってことになるのかな?」
私がそう聞くと、子ども達が良い笑顔で大きく頷いた。
あっれー?どうしてこうなった?
悠香「あ、今からみんなでケイドロ?楽しそうだなぁ」
璃々「あ!悠香ちゃん良い所に!悠香ちゃんも一緒にやろうよ!」
さすがに1対40は…
悠香「うーん…魅力的な提案だけど、今からお食事処のお仕事なんだよねー。
明日また誘ってください!それでは!行ってきまーす!!」
璃々「悠香ちゃーーん!!」
悠香ちゃんは凄い速さで飛んで行った。
ど、どうしよう。悠里さんも椎名さんも洗い物や掃除してるし…
璃々「よ、よーし!みんなかかってこい!」
覚悟を決めよう。ある程度逃げ切ったら、捕まればいいだけの話だし
子ども9「では、30秒後に一斉に捕まえに行きます。先生は1時間逃げ回ってください」
若干大人びたみんなのまとめ役っぽい子が数え始めた。
私はそれを確認してから、みんなが見える範囲のところまで逃げた
子ども9「28、29、30.ではみんな、行きなさい!」
『ヒャッハー!!』
………え?
璃々「はぁ…はぁ…」
い、いったい、ここの子ども達はどうなってるの?
あの3〜5歳児とは思えない動き…そういえば、愛紗お姉ちゃんが言ってたなぁ。
許昌の子ども達の動きは普通じゃない、一人一人が武将級になれる素質をもっているって。
でもだからって…
子ども10「見つけたぞー!」
璃々「きゃー!!」
なんで屋根から飛んで現れるの!?
なんでお猿さんみたいに木から木へ飛んで移動してるの!?
こんなの絶対、おかしいよ!?
子ども9「今です!投網隊、先生を捕まえるのです!」
子ども11「ほいきたー!」
私が走って逃げていると、建物の角から網が降ってきた。
私はここで捕まっておけばいいものを、熱くなってしまい…
璃々「フッ!」
子ども9「な!?」
網を寸でのところで横に跳んで躱してしまった
子ども9「……さすが幼稚園の先生になれるだけの人です。
あんなアクロバティックな側転、悠里先生や悠香お姉さんだけができると思っていました」
私は腕時計を確認する。よし!もうすぐ一時間だ!
璃々「3、2、1…やったー!私の勝ちだー!!」
私は1時間逃げ切り、大手を振って喜んでしまった。
………って、あ!!何逃げ切っちゃってるんだ私!
ここは捕まってあげないといけないでしょ!!
子ども12「あー、まけちゃったー」
子ども13「くやしー」
子ども達も微妙にションボリしているように見える。
やってしまった…なに子ども相手にムキになっちゃってるのよ…
子ども9「まさか、私たちが負けるとは……いいでしょう。認めよう先生の力を。
今日から璃々先生は私たちの先生です。よろしくお願いします」
『よろしく―!!』
落ち込んでいたと思ったら、子ども達は私に向き直り、一斉に頭を下げた。
え?え?ど、どういうこと?ていうか、認められてなかったの?
悠里「お!璃々先生やるねー!もう子ども達から認められたんだ!」
悠里さんは縁側でお茶を飲みながら、私が子ども達に囲まれている姿を笑顔で見ていた
璃々「えっと…どういうことですか?」
悠里「ある意味、この幼稚園で働くための最後の試験ってところかな?
これから子ども達と過ごしていくんだから、大人たちだけじゃなく、
子ども達にも認められなきゃいけない。そして、その試験方法は子ども達が決める。
今回はケイドロで璃々先生を試したみたいだねー」
悠里さんの言葉を聞き、私は子ども達を見た。みんな満面の笑みだ
子ども14「今までのせんせーは、かんたんに捕まるか、わざと捕まっておもしろくないんだよねー」
子ども15「でもでも、璃々先生は最後まで私たちと勝負してくれた。
真剣に私たちと向き合ってくれたことがとってもうれしい!!」
だからか。この幼稚園の離職率が半端ないと聞いていたのは。
今までの人はこの子たちの要望に応えてあげられなかったのだろう
璃々「えっと、じゃあみんな!あらためてよろしくね!」
夢にまで見た幼稚園の先生だけど、どうやら私はとんでもないところに来たらしい
時刻は夜の10時前。私が初勤務の業務を終え、部屋でぐったりしていると、
悠里さんから食事に誘われた。お食事処『晋』に行こうとの事だ。
三国同盟が締結されてから、お母さんとよく行っていた馴染みのお店。
私は疲れていながらも、断る気にはならなかった
悠香「いらっしゃーい!あ!お母さんと璃々さんだ!お疲れ様!!」
お店に入ると、悠香ちゃんに迎えられた。この子凄いなぁ。こんな遅くまで働いてるんだ
一刀「り、璃々!お、お疲れ!!初出勤だったけど大丈夫だったか?
いじめとかなかったよな?」
店の机席に座ると、ご主人様が慌ただしく駆け寄ってき。
そういえばご主人様、仕事で許昌に行くとか言ってたなぁ。
璃々「し、心配しすぎだよご主人様!みんないい子ばかりだから!」
ご主人様は少し過保護だ。この人はいつまで経っても、私を子ども扱いする。
もう、大人なのに…
悠里「そうですよー北郷さん!璃々ちゃんいい先生になれますよ!」
一刀「そ、そうか…」
ご主人様は少しホッとしたのか、ため息をついていた
璃々「そういうご主人様は、しっかりお仕事してるの?護衛もつけないでここに来て」
確か護衛には翠お姉ちゃんと蒲公英お姉ちゃんがいたはずだけど、この場にはいない
秋蘭「ふふ、心配しなくても、日中はしっかり仕事に専念していたぞ。
それに、護衛がいなくとも、この大陸でここ以上に安全な店はない」
少し長めの青い髪を後ろに縛った長身の女性、秋蘭さんがやってきた。
相変わらず片目が隠れているけど、なんだかカッコいい女性だよなぁ
璃々「ならよかった。もしサボってたら愛紗お姉ちゃんに報告しないといけなかったから」
一刀「げっ!だ、大丈夫だよ璃々〜。そうそうサボることはないからね〜」
そう言って、この前も星お姉ちゃんとサボってた気がしたけど
悠香「お母さん、璃々さん!何食べるか決まった?」
悠香ちゃんが注文を取りに来てハッとなる。まだ決めてなかった!
悠里「今夜は確か、咲夜姉さんと零士さんだから…親子丼にしよっかなぁ」
咲夜さんと東さんか。確か咲夜さんが卵料理、東さんが洋食全般が得意なんだよね
璃々「私は洋定食にします!」
悠香「ちなみに今日の洋定はサーモンのバターソテーでーす」
さーもんってなんだっけ?私はご主人様の方を見ると微笑んで「鮭だよ」と教えてくれた。
ご主人様の国の言葉も覚えていかないとなぁ
璃々「うん!洋定食でいいよ」
悠香「かしこまりー!」
悠香ちゃんは凄い速さで厨房に向かい、程なくして料理を持ってやってきた。
ホント、ここの店は注文から料理が出てくるまで速いなぁ
咲夜「誰かと思えば、璃々じゃねぇか。久しぶりだな」
璃々「お久しぶりです、咲夜さん!」
この店の副社長的存在、司馬懿さんこと咲夜さんが悠々とやってきた。
長い黒髪をおろし、大人びた色気を漂わせる女性。
鋭い目つきだが、その瞳からは優しさを感じる。綺麗な人だ
咲夜「確か今日から、幼稚園勤務だったよな。あそこの仕事、なかなか大変だったろ」
璃々「それはもう…でも、とても楽しいです」
まだ初日だけど、きっとやりがいを感じられる仕事だと思う。
あの子ども達と過ごす日々が、楽しみでしょうがない
咲夜「そりゃよかった。紫苑さんにも言っておかないとな」
お母さんと咲夜さん、というか、この大陸の偉い人はみんな『晋』さんと仲良しだ。
この大陸で一番有名な料亭といっても過言ではない
咲夜「紫苑さんにも頼まれてるし、なにかあったらいつでも来い。
璃々なら美味い飯用意して待っててやるぜ」
咲夜さんの言葉を聞いて、改めて私は恵まれていると思った。
慣れない地であるはずなのに、小さいころから馴染みのある人がいっぱいいて、
みんなが優しくて、それだけで安心できる。
今日から始まる許昌での新生活、私はわくわくと心躍っていた
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こんにちは! Second Generations 日常編 今回は成長したあの子が主役のお話です |
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まさかの璃々登場で驚きました(ohatiyo) | ||
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