管理者からの御遣い 魏√13
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連合に参加している全諸侯を集めた軍議が開かれたのは、それからすぐの事。

 

 

馬超「・・・・・攻め続ける?どういうことだ?」

張勲「うわ・・・・・えげつないですねぇ・・・・」

袁術「張勲、どういう事なのじゃ!」

袁紹「今も我が軍は間断なく攻め続けているでしょう。やり方をどう変えろとおっしゃいますの?」

華琳「一刀、説明して」

一刀「簡単な話だ。一日を六等分にするんだ」

諸葛亮「・・・・・そうして、一つの部隊が六分の一ずつ攻め続ける・・・・ですか?」

一刀「そうだ」

袁紹「一日の六分の一しか攻めないようでは、いつまで経っても城なんて落ちませんわ!」

袁術「麗羽の言う通りなのじゃ!」

一刀「・・・・・・・」

華琳「・・・・・・・」

公孫賛「・・・・・・」

諸葛亮「・・・・・・・」

張勲「・・・・・・」

馬超「・・・・・・」

一刀「・・・・・やれやれ・・・・・・貴様ら、迷族にも分かりやすく教えてやる。一隊が、の話だ。それが六つならどうだ?」

袁紹「・・・・・・・一日が全部埋まってしまいますわ!」

一刀「分かったか?一日中攻められれば・・・・・・敵方は堪らない」

華琳「数で圧倒している今でなければ、試せないだろうし。ここまですれば向こう音を上げると思うのだけれど?」

袁紹「分かりましたわ。それで行きましょう」

 

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張遼「おはよー・・・・・」

華雄「おはよう」

呂布「・・・・・・・・ぐぅ」

陳宮「恋どのー!おきてくだされー」

 

 

華雄以外は皆、眠そうにしていた。

 

 

呂布「・・・・・・・眠い」

張遼「ここ数日の連中、一体何や・・・・・・・朝から晩まで延々と攻めてきよって・・・・・・」

賈駆「それが向こうの狙いなんでしょう・・・・・・ふわぁ・・・・・決戦、しかないわね」

張遼「せやな・・・・・」

 

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桂花「・・・・・ということで、敵の反抗がいつもより大人しい事もあり、今日明日中に決戦を仕掛けてくると思われます」

袁紹「なら、こちらも準備をしっかり整え・・・・・・」

華琳「攻撃はこのまま続けないと意味がないわ。ここで兵を退いては休ませる機会を敵に与える事になるわ」

袁術「だったら、ハズレを引いたらどうするんじゃ!」

公孫賛「そりゃ運がなかったら決戦に参加、もしくは撤退だな」

袁術「そんな不名誉な事、妾はイヤなのじゃ!」

袁紹「そうですわ!今日からしばらく、あなた達だけで攻めなさい!これは連合の総大将の命令ですわ!」

袁術「妾も出ないのじゃ」

孫策「・・・・・ちっ。袁術の変わりは私がするわ」

袁紹「なら、わたくしの代わりは・・・・・・劉備さん」

劉備「はいっ?」

袁紹「あなたの軍は有能な将がたくさんいるようだから、隊を二つに分けても問題はありませんよね?」

劉備「わたしの軍、そんなに兵の数はありません!」

華琳「・・・・・・なら、私の兵を貸しましょう」

劉備「曹操さん・・・・・」

華琳「関羽のような逸材に使われるようなら、私の兵も本望でしょう」

諸葛亮「・・・・・・・桃香さま」

劉備「うん・・・・・・わかりました」

袁紹「結構。それでは華琳さん、決戦の布陣を説明してくださるかしら?」

 

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劉備「あ、曹操さん・・・・・・」

華琳「あぁ。どうしたの?」

劉備「いえ、お礼が言いたくて・・・・・・」

華琳「礼を言われるほどのことではないわ。少なくとも、この戦の間は同盟を組んでいるのだから」

劉備「それでも・・・・・・・ありがとうございました」

華琳「・・・・・・」

劉備「あの、なにか?」

華琳「何でもないわ。兵は後で連れて行かせるから」

劉備「はい!ありがとうございました」

 

 

劉備はお礼を言って、自分の陣へ去っていった。

 

 

一刀「・・・・・・意外だな」

華琳「諸葛亮や関羽の指揮を間近に見れるいい機会だもの。その代価にしてみれば、高くはないわ」

一刀「ふむ・・・・・・・」

華琳「桂花。兵の中に間諜を数名選んでおいて。選定は任せるから」

桂花「御意!」

 

 

華琳は、抜け目なく指示を出す。

 

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凪「報告!城の正門が開きました!」

華琳「見えているわ!皆の者、聞きなさい!ここが正面場!この戦いに勝てば、長い遠征もおしまいよ!総員戦闘準備!」

桂花「門より敵部隊出撃!突撃してきます!」

 

 

曹操軍と董卓軍がぶつかる。

一糸乱れぬ、攻防戦。

一方が攻めれば、一方が守る。

 

 

張遼「く・・・・・・っ!やっぱ、この戦力じゃ厳しいか・・・・・恋も華雄もはぐれてしもうたし・・・・・・」

 

 

後ろから、公孫賛が追ってくる。

 

 

公孫賛「待てーっ!張遼!」

張遼「待てるかっ!」

公孫賛「くっ、この私が馬術で追いつけんだと・・・・・」

 

 

張遼は自慢の馬術で、公孫賛を撒いていった。

 

 

張遼「・・・・・・やれやれ。やっと撒いたか・・・・・けど、どう見てもこっちの負けやな・・・・・。」

春蘭「待て!貴様が張遼か!」

張遼「はぁ・・・・・一騎打ちならせえへんよ・・・・・」

春蘭「ふん!そんな事は知らん!私の勝負に応じるまで追いかけるまでだ!」

張遼「その目・・・・・・ダメっちゅうても仕掛けてくるきやな。恋や華雄っちと同じや」

春蘭「・・・・・貴様も、同じ目をしているぞ」

張遼「あかんなぁ、殺しとるつもりやったけど・・・・・ええよ。どうせこの戦、ウチらの負けやし。最後くらいは趣味に走っても、ええやろ・・・・・名を名乗り」

春蘭「我が名は、夏侯元譲!!」

張遼「曹操んとこの夏侯惇かいな・・・・・ええで、来いや!」

春蘭「良い心がけだ。行くぞ!」

 

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呂布「・・・・・・」

秋蘭「・・・・・くっ!呂布め、何という強さだ・・・・・!」

季衣「流琉!いっちー、ちびっこ!もう一度、仕掛けるよ!」

流琉「うん!」

文醜「おっしゃぁ!」

張飛「だから、チビにチビって言われたくないのだ!」

呂布「・・・・・何度やっても無駄」

 

 

季衣と流琉は正面から、攻撃をぶつける。

 

 

文醜「そうか?背中が・・・・・・・」

呂布「・・・・・・無駄」

 

 

文醜が背後から襲うものの、呂布に見破られる。

 

 

張飛「甘いのだ!」

呂布「・・・・・・無駄」

 

 

張飛も参戦するものの、これもまた防がれる。

 

 

秋蘭「・・・・・くっ。やはり、関羽でも連れて来ねば足止めすら厳しいか・・・・・」

「恋殿ーーーーー!」

 

 

呂布の後方から、声がかかる。

 

 

呂布「・・・・・・ここ」

陳宮「おぉ、恋殿!」

呂布「・・・・・・月は」

陳宮「城は堕ち、月殿と詠殿は既に逃げられました。恋殿もお早く!」

呂布「・・・・・・霞は」

陳宮「霞殿と華雄殿は行方が知れません。あの二人の事です、きっと無事でいるでしょう。」

華雄「おお!貴様達、ここにいたのか」

陳宮「ちっ。・・・・・今は逃げましょう!」

呂布「・・・・・コク・・・・・・・」

 

 

呂布は、敵方を見つめた。

 

 

秋蘭「行け。その方が助かる」

 

 

秋蘭がそう言った後、陳宮を引きつれ去っていく。

 

 

秋蘭「休んでるでいる暇はないぞ。呂布がいない今、残りの勢力を一気に制圧する機会は今しかない!」

 

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張遼「でりゃあああああっ!」

春蘭「だああああああっ!」

 

 

春蘭と張遼の刃は今、尚もぶつかり続けている。

 

 

張遼「・・・・・楽しいな、やっぱ本気で戦える相手っちゅうのは、血が滾るわ!」

春蘭「貴様ほどの使い手を制したとあらば、華琳様もお喜び下さるだろう!」

秋蘭「姉者!」

春蘭「おう、秋蘭か!見よもうすぐ華琳様の御前に連れて行けそうだぞ!」

秋蘭「そうか。周囲の敵は私が対応しよう。姉者は張遼を頼む」

春蘭「応!待たせたな」

張遼「ええよ。それよりも、後どれくらい戦えそうや?」

春蘭「ふん。貴様の倍は合数を重ねて見せるわ!」

張遼「ええなぁ・・・・・良すぎるわ!」

春蘭「応!来るならこっ・・・・・・・・ぐ・・・・・っ!」

 

 

一瞬のうちに、春蘭の目に矢が刺さった。

 

 

秋蘭「姉者!」

 

 

春蘭は、苦しみながら矢の刺さった方の目を抑えて蹲っている。

 

 

張遼「なっ・・・・・惇ちゃん!?」

春蘭「ぐ・・・・・・あああぁぁっ」

秋蘭「貴様ーーー!」

 

 

秋蘭は、即座に矢を射抜いたものを見つけ出し、殺す。

 

 

董卓兵「ぐはっ!」

秋蘭「姉者!大丈夫か、姉者!(・・・・・・ここで張遼が号令をかければ、こちらの中衛は崩れる)」

張遼「・・・・・・・・っ!誰じゃあ!ウチの一騎打ちの邪魔したド阿呆は!出て来い!」

秋蘭「しっかりしてくれ!姉者!」

春蘭「ぐああああああっ!」

 

 

春蘭は、叫ぶと同時に目に刺さった矢を引き抜く。

 

 

秋蘭「姉者!」

張遼「夏侯惇!」

春蘭「・・・・・・天よ!地よ!そして全ての兵たちよ!聞けぇい!我が精は父から、我が血は母から戴いたもの!そしてこの五体と魂は、全て華琳様のもの!捨てる事も失うわけにもいかぬ!我が左の眼・・・・・・・永久に我と共にあり!」

 

 

春蘭は、手に持った目を喰らった。

 

 

秋蘭「大丈夫か?姉者」

春蘭「・・・・・大事無い。取り乱すな、秋蘭。私がこうして立っている限り・・・・・・・戦線は崩れさせん」

秋蘭「姉者・・・・・・。せめて、これを目に・・・・・・」

 

 

秋蘭は春蘭に眼帯を渡す。

 

 

春蘭「うむ。・・・・・・水を差したが、待たせたな。さぁ、続きと行こうではないか」

張遼「な・・・・・・・・・・」

春蘭「ん?どうした」

張遼「・・・・・・・アンタって奴は・・・・・・・。ええやん・・・・・・。最高や・・・・・・。鬼気迫るっちゅうのは、そういうのを言うんやろうなぁ・・・・・・・!」

春蘭「御託はいい!掛かって来い!」

張遼「応!もう戦場も関係ない!ウチはアンタと戦うために、ここにおる!征くでぇ!」

 

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一刀「ここが城内・・・・・・・・か」

真桜「もう、殆ど制圧も終わっとるなぁ・・・・・・」

 

 

宮城まで入ってみたものの、他国もかなり入り込み、制圧は終っていた。

 

 

一刀「ん?」

賈駆「・・・・・・ひゃあっ」

月「きゃっ」

一刀「・・・・・・・君たちは・・・・・」

賈駆「・・・・・・・だ、誰!」

一刀「・・・・・・」

賈駆「あんた達・・・・・・連合軍なの?」

一刀「・・・・・・」

月「ひ・・・・・・っ」

一刀「・・・・・・・何処かの貴族なのか?」

月「え・・・・・あの・・・・・・」

賈駆「そ、そうよ!私たち、あいつに・・・・・」

一刀「そうか・・・・・・。所で、俺たちは董卓なる人物を探しているのだが・・・・・何処にいるか、知らんか?」

月「・・・・・・」

賈駆「・・・・・・」

真桜「一刀はん。こういうお姫さんにそんな事聞いても、分からんと思うで?」

一刀「・・・・・もしかしたら、見ているかもしれんだろう・・・・・・まぁいい。君たちは、帰る場所はあるかい?」

賈駆「・・・・・え、ええ・・・・・」

月「・・・・・・ずっと、お城に・・・・・」

一刀「そうか・・・・・・・どうしたものか・・・・・」

真桜「華琳様に見つかったら、可愛いって言われて連れて帰ってしまそうやなぁ・・・・・」

一刀「やめておけ・・・・・・」

劉備「あれ?みんな、どうかしましたか?」

一刀「ん?・・・・・・確か、劉玄徳」

劉備「そうです。あなたは確か・・・・・曹操さんの所の・・・・・」

一刀「・・・・・黄飛だ。人の名前くらいは、覚えておけ」

劉備「あぅ、ごめんなさい。・・・・・・・・それで、黄飛さんがこんなところでどうしたんですか?」

一刀「少々困っていてな・・・・・・・・彼女達なんだが・・・・・・ウチでは引き取れんし、どうするべきだっと考えていてな」

劉備「そうなんですか。じゃあ、私たちが預かりましょうか?」

一刀「頼めるか」

劉備「はい。ウチも手も足りないし、曹操さんには兵士さんも貸してもらいましたし。みんなに相談してみます」

一刀「そうか」

 

 

劉備が少女二人を連れ、自陣へ去っていく。

 

 

凪「一刀様。城内の制圧はほぼ完了しました。後は外の残党を制圧をするだけです」

一刀「分かった。だったら、外との合流を果たそう」

凪「はっ!」

 

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張遼「あーあ。負けてもうた」

春蘭「ふっ・・・・・なかなか良い戦だったぞ、張遼」

張遼「ウチも最高やったわぁ・・・・・悔いはない。はよ、殺し」

春蘭「何を馬鹿な事を・・・・・貴様はこれから、華琳様に会ってもらわねばならんのだ」

張遼「曹操に、何でよ?」

春蘭「華琳様が貴様を欲しているのだ。それ故にわたしは貴様と戦い、倒したのだ。・・・・・・ここで死なれては困る」

張遼「・・・・・・」

春蘭「張遼・・・・・我が主、華琳様に降れ」

張遼「・・・・ええよ、降ったる。アンタほどの鬼神がそこまで忠誠を誓う主・・・・・興味あるわ」

春蘭「・・・・・ぐっ」

秋蘭「姉者!」

 

 

春蘭が突如、倒れた。

 

 

張遼「ああもう!あない無茶するからや!曹操に会う前にアンタの傷の手当が先や。夏侯淵、この阿呆、後ろに連れて行くで」

秋蘭「うむ」

 

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あの激戦から、一晩が明けた。

 

 

一刀「復興を始めたか・・・・・」

 

 

既に華琳は兵を城内に入れ、道、倒壊した建物を片付け始めている。

 

 

華琳「ええ。陛下の側近に繋がりがあってね。そちらから既に許可は貰っているわ」

一刀「そうか」

華琳「気になるかしら?」

一刀「いや」

華琳「あら、そう」

袁術「あーっ!いたのじゃ麗羽!」

袁紹「見つけましたわよ!華琳さん!」

華琳「・・・・・また、うるさいのが」

季衣「あ、いっちー!元気ー?」

文醜「おー!きょっちーも流琉も元気そうで何よりだ」

顔良「こんにちは、黄飛さん」

一刀「あぁ。・・・・・よく無事だったな。季衣たちと共に呂布と戦ったそうだな」

袁紹「そんなことより、何ですの、この工事は!またわたくし達に無断で・・・・・・!」

華琳「大長秋を経由して、陛下の許可はいただいているわ。問題があるようなら、確認してもらっても構わないわ」

袁紹「な・・・・・・・っ!大長秋・・・・!?」

袁術「なんで、おぬしの様な奴が大長秋と繋がりを持っておるのじゃ!」

華琳「私の祖父が何代か前の大長秋だったのよ」

袁術「ずるいのじゃ!それを言ったら、妾たちとて三公を輩出した名門袁家なのじゃ!」

華琳「機を見て敏なりと言うでしょう。動きが遅いのが悪いのよ」

一刀「・・・・・しかし大長秋か」

文醜「大中小ってなんだ。斗詩」

顔良「・・・・・ええっと、確か・・・・・・」

一刀「皇后府を取り仕切っている宦官の最高位だ」

桂花「華琳様のお爺様は、以前その地位にあったのよ」

「「「ふぅん・・・・・」」」

 

 

季衣、流琉、文醜はわかってはいなかった。

 

 

一刀「・・・・・わかっていないようだな」

袁紹「ええい。猪々子さん、斗詩さん!行きますわよ!」

袁術「木を見て瓶なのじゃ!」

 

 

袁紹は、文醜たちを連れて去っていく。

 

 

一刀「・・・・・なにあれ」

華琳「さぁ・・・・・・・あら?」

一刀「どうした?」

流琉「あれ・・・・・?」

季衣「あっ!ちびっこ!」

一刀「・・・・・玄徳か」

 

 

華琳たちの視線の先には、劉備達がいた。

 

 

劉備「はいっ!まだありますからね」

張飛「愛紗ー!ご飯が、足りないのだ!」

関羽「鈴々!もしや、自分で食べているのではないだろうな」

劉備「二人とも、ケンカしてる場合じゃないよ!」

月「桃香様・・・・・。これ、ここでいいですか?」

劉備「うん!」

 

 

劉備たちは、吹き出しをしていた。

 

 

華琳「彼女達も早いうちから城に入っていたと聞いたけれど・・・・・・あの関雲長が炊き出しとはね。けれど、何をおいてもまず民のため・・・・・か」

一刀「・・・・・それは、華琳も同じはず。知っているぞ、公共の道や橋を優先的に直している事」

華琳「・・・・・・/////」

一刀「気付いていないと思ったかい」ボソボソ

季衣「あ、華琳様、照れてる!」

華琳「・・・・うるさいわね・・・・・・・けれど、劉備か・・・・・・。その名、心に留めておきましょう。桂花、劉備にこちらの予備の糧食を届けるように手配しておきなさい」

桂花「それは構いませんが・・・・・・華琳様。あの劉備という輩、いずれ華琳様の覇業の障害に・・・・・」

華琳「・・・・でしょうね。けれど、そのときは正面から叩き潰せばいいだけよ」

桂花「・・・・・御意」

秋蘭「ここにいらっしゃいましたか。華琳様」

 

 

秋蘭が、やってきた。

 

 

華琳「言われたとおり、ちゃんと護衛は付けているわよ。文句はないでしょう?」

秋蘭「それは構わないのですが・・・・・・・」

華琳「どうだった?事後処理とやらは終ったの?」

秋蘭「はい。それから華琳様に会わせたい輩が・・・・・」

張遼「・・・・・・・どもー」

一刀「張文遠・・・・・か。そうか、春蘭は無事成功したようだな」

華琳「それで、春蘭はどうしたの?」

秋蘭「それが・・・・・」

華琳「まさか・・・・・」

秋蘭「ご心配なく、至極元気です。・・・・・ですが、華琳様には顔を見せるわけにはいかないと」

華琳「どうしたの!」

秋蘭「少々、怪我をしまして・・・・・。命には別状はないのですが・・・・・」

華琳「っ!」

秋蘭「華琳様!姉者は本陣の救護者におります」

華琳「分かったわ」

 

 

華琳はすぐさま駆け出し、春蘭の元へ走っていく。

 

 

一刀「よく我慢したな、季衣」

季衣「・・・・うん。今春蘭さまに一番会いたいのは、華琳さまだもんね・・・・・・・」

一刀「・・・・・・それで、実際どんな感じなんだ春蘭は」

秋蘭「それは大事ない。無傷とは言わんが、あれで怪我人と言っては、怪我人に失礼だろう」

霞「・・・・・・」

秋蘭「すまんな、霞。華琳さまにはまた後で・・・・・・どうした?」

 

 

 

張遼は、劉備軍の方を向いていた。

 

 

一刀「誰か、知り合いでもいたか?」

張遼「いや、なんでもない」

一刀「・・・・・本陣へ戻るか」

 

 

 

こうして、反董卓連合軍は終わりを告げた。

説明
お久しぶりです。
部屋ん中が、暑くて作品書く気になれん
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真・恋姫†無双 一刀 

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