恋姫無双SS魏√番外編 月詠拠点フェイズ |
俺が政務から部屋に戻ると月がお茶を持ってきてくれた。
「ふぅ、月の煎れてくれたお茶は美味しいね。」
「ありがとうございます。」
「いやいや、こっちがお礼を言いたいくらいだよ。所で今日は1人なの?詠は?」
「詠ちゃんはさっき、間諜の使い方について稟さんに意見を尋ねられていました。」
「詠の情報統制は見事だったからね。ウチの優秀な間諜でも正体を掴みきれなかったし。」
「はい、詠ちゃん凄いんです。詠ちゃんが居たから私も洛陽で何とかなりましたから。」
月は自分のことを褒められたように嬉しそうだ。
「でもね、詠が頑張っているのは月が居るからだと思うよ。」
「はい、今日だって・・・・・・・あっ」
「今日だって?」
「いえ、何でもないです・・・はぅ」
「月は可愛いね・・・・。」
俺は月を引き寄せると軽く頭を撫でる。
「可愛い月のためなら俺だって頑張っちゃうよ。」
「ご主人様・・・・・。」
「私もご主人様に出来るだけのことは恩返ししたいです。」
そうしてしだれ掛かってくる月を俺は優しく抱きしめる。
『良いの?』
なんて無粋なことは言わない。
俺は月の柔らかい唇に重ねるとそのまま抱っこして寝所に連れて行く。
月はそれを望んでいたように静かに目を閉じた。
そして次の日の夜
詠が俺の部屋まで押し入ってくる。
「あんた、私との約束覚えてる?」
「ああ、覚えてるよ。」
「ならなんで月に手を出したの?」
「俺の方からって話だったからね。昨日は月が誘ってきたんだよ。」
「それは方便ね・・・月に手を出したことには代わりはないわ。」
「・・・・なら、俺が聞きたいけど、月に俺を誘うようにし向けたのはなぜだい?」
「・・・・・・なんで・・・」
「それは解るよ。今までの態度ならあの時間に1人で俺の部屋に来させるような事はしないだろうし。」
「いつにもまして月が積極的だったのは詠に後押しされていたからだろう。」
そう俺に指摘されると詠は声に詰まった。
少しの沈黙の後、絞り出すように詠は話し出す。
「だって、月があんたのことが好きだっていうから・・・」
おおかた約束を盾に責任を取らす方向に持って行きたかったのだろう、月を俺の正室にってのが目標か・・・。
「俺も月は好きだよ。正室にってのも考えない訳じゃない。」
「え・・・・・。」
そう言った俺の台詞に詠は喜びと戸惑いが混じり合ったような返事を返す。
「でもな・・・・・・。」
そう言いながら俯く詠の手を取って引き寄せる。
「詠のことも俺は好きだよ。」
「う、うそ、だって月が・・・・。」
「月が昨日言ってたよ。詠にも幸せになって欲しいって。」
昨日の月の台詞を俺は思い出す
『詠ちゃんはいつも私のことばっかり気にして居るんです。』
『もっと自分の幸せも考えてくれればいいのに・・・・。』
『ご主人様ならきっと詠ちゃんにも幸せを与えてくれると思うんです。』
『だって詠ちゃんもご主人様のこと好きだから・・・。』
「そ、そんな・・・」
「俺のことは嫌いかい?」
「女ったらしは嫌い。」
「じゃぁ、もっと嫌われてみようか・・・。」
俺は詠を抱きしめてキスをした。
「抵抗しても良いんだよ。」
「・・・・・・・・・・・。」
赤くなったまま黙って横を向く詠
「抵抗しないなら続きをさせて貰うよ。」
詠を月と同じように姫様抱っこしてベッドに連れて行く。
そして夜の帳が覆い被さっていく。
説明 | ||
華琳の代わりの一刀なのでナチュラルでなく漁色家です 元の世界にいたときから女の子を一杯落としていた設定なのでこの世界ではやりたい放題ですw 今回は月、詠の拠点フェイズ風SSです |
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コメント | ||
一刀大胆(*^_^*)(北斗七星) 口説き方うっまいよね〜・(motomaru) 及川「なんでやろ?かずピーのこと男が流した涙の数だけ殴りたくなってんけど。」(乱) [フィル]さん、種馬でもありますが、私のSSでは君主でもあります。それはもう大得意ですからw (とにー) [munimuni]さん、口説き方に関しては結構気合い入れて書いてますw本当に女の子を口説くみたいにw (とにー) [混沌]さん、実はTINAMI専用に桂花編を書いてます。18禁に出来ないのが残念ですけどw (とにー) [須藤 翔]さん、こっち方面で強化した一刀はあまりないかも知れません。と言うか元々のスペックも異常でしたけどw (とにー) 流石種馬w 当たり前のように口説いてますねwww(フィル) 遂に2人共喰われた〜〜!やっぱり月達から来たかw 次回も楽しみに待ってます!(混沌) 強化された種馬…全男性の敵だな。この調子で三国統一されてしまうのかー(須藤 翔) |
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