連載終了のお知らせ |
戦国†恋姫 の続きを妄想してみた。を投稿させていただいておりました、たっちゃん(出戻り)と申します。このたびは、皆様に大変申し訳ないお知らせをさせていただきます。
私、たっちゃんはこのTINAMI様で二次創作小説を中心に活動させていただいておりましたが、本日を持ちまして一切の作品投稿を中止させていただきたいと思っております。今までも投稿のペースが大変遅くなってしまい、皆様にはご迷惑をかけておりました。そのため、お詫びのためにもこの2ヶ月で2〜3話ほど書き溜めを作り、いざ投稿しようとした矢先パソコンが不調に陥り、パソコン内のデーターがすべて消えてしまいました。バックアップも取り忘れていたため、ストックもすべて消えてしまいました。このような状況では、投稿を続けることも不可能だと判断し、連載終了を決意したしだいでございます。私の拙い小説を読んでくださった皆様には心から感謝を申し上げるとともに、完結まで書くことができなくなったことを、この場をお借りしてお詫び申し上げます。本当に申し訳ありませんでした。PIXIVでの再出発を検討しておりますが、仕事等が忙しくなり、今はまったく見当がつかない状況です。
皆様、いつかどこかで私の小説を見つけたときはまた変わらぬご支援をよろしくお願いいたします。では、失礼いたします。いままで、ありがとうございました。
最後に先ほど外付けHDDの中から出てきた、6話の一部をつけさせていただきます。このHDDには6話の途中までが入っており、これ以降はパソコン本体にて執筆したためここのみが無事でした。せめてものお詫びとして、この場をお借りして公開させていただきます。2015年2月20日
「ここは…どこなんだ?」
「ここか?ここは地獄だが?」
滝のような汗が再び流れ出した。ここが地獄だとすれば、この剣丞はすでに死んで…
「冗談だ。やれやれ、ここんとこ忙しくて笑いの一つでもっと思ったのだがなぁ。」
思いっきりその場でずっこけた。そんな剣丞を見ながら、男はやれやれっと困ったようなしぐさをしながら剣丞に向き直る。
「ここは…お前の心の中だ。」
「何!?俺の心の中だとすれば…お前はどうしてここにいられるんだ?」
男は驚いたような顔を一瞬したが、ふっと笑みを浮かべた。
「ほぉ〜、マイペースな奴かと思ったが…これは意外だ。どうして随分と頭が回ることだなぁ」
男の動きにいつでも対応できるように、腰の刀に手をかける。しかし、その剣は白い光となって消滅し、一瞬で男の手の中に納まってしまった。
「あんた…何者なんだ?」
「何者…か。それは、オレの名を聞いているのか?それとも、オレの正体(中身)を聞いているのか?」
笑み浮かべながら、男はゆっくりと剣丞に近づいていく。
「安心しろ。オレはお前の味方だ。少なくとも、今のところはなぁ?それに、この剣は本来はオレのもの。忠誠心の高い剣が、持ち主の声に従うのは当然だろう?」
今のところ。
男はそう言ったが、その言葉には悪意は一切感じられなかった。それが、むしろ剣丞に安心感を与えてくれていた。この男はうそをついていない。そして、何故かは分からないが、信用しても良いっと。
「先ほどもいったが、オレは…呂厳。神仙呂厳、この外史の管理者だ。」
「管理者?まさか…エーリカと何か関係があるのか?」
「いや。彼女はあくまでもこの世界のファクター(因子)の一つでしかない。管理者…神仙の力の一部を与えられ、お前を導く因子…であったはずだ。本来ならば、なぁ。」
一度そこで言葉を切ると、男は歩を止める。そこは剣丞の2メートルほど手前。
呂厳はその場から動かず、説明を続けた。
剣丞のいるこの世界(外史)は人々の心が生み出したもう一つの世界。無限に連なるパラレルワールドのようなもの。そして、ファクターとは剣丞やエーリカのように外史に影響を与える人々のこと。
「呂厳…だいたいは分かったよ。でも、何で真名を教えてくれないんだ?ニックネームみたいなものだろう?」
「小僧、一つ教えておいてやろう。それは、この日ノ本のみの風習だ。真名の発祥地である大陸において、この真名はその人の真実の名前。故に、初対面で真名でよぶようなことがあったら、切り殺されても誰からも文句は言われん。それくらい重い罪なのだ。日ノ本のように気軽によんでいいものではない。」
呂厳のことばに、一瞬で顔を青くして謝罪した。呂厳はふぅっとため息をつき、大陸の人に会うときは気をつけろよっとやさしく諭してくれた。そして、もっていた剣を投げ渡す。
「それとな…小僧。お前は先ほど、ルイス・フロイスのことを言っていたが…彼女もお前と同じ、ファクターの一人。しかし、何者かによってその存在を歪められ、異なる役割を与えられた人形となってしまっていたのだ。」
「なん、だと…?それじゃ、エーリカは?」
「あぁ…本来ならば、お前たちと共に歩み続け…そして、この外史を正史とはまったく異なる結果に導くことこそが…この世界における彼女の存在意義だった。だが…とある男の手によって…彼女は壊された。心を、体を、そして愛を壊され…絶望にのみしがみつくようになったのだ。」
剣丞は怒りに震えていた。あのエーリカを壊したやつこそ、本来斬るべき相手だったのかもしれない。大切な仲間を利用され、そして殺してしまった。故に、剣丞の怒りは自分自身にも向けられていた。
「お前の責任ではない。責があるとすれば、このオレ、呂厳にある。」
眼をつぶりながら、男は続ける。曰く、100年近く前のこと呂厳は一人の神仙をこの外史に封印した。その男の名前はフランシスコ・ザビエル…いや…
「左慈…。神仙左元放、オレの住んでいた外史を俺の仲間たちごと消し去り、オレと幾度と無くぶつかり合った最凶の神仙だ。」
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『戦国†恋姫 の続きを妄想してみた。』連載終了のお知らせです。 | ||
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