寂しがりやな覇王と御使いの兄38話
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幽州

 

 

孔明「桃香様!袁紹軍が攻め込んできました!その数15万です!」

 

 

 

劉備「やっぱり来たね。攻め込んできた将はわかる?」

 

 

 

孔明「軍師に田豊と審配、将に張?・朱儁・高覧。総大将に盧植という顔ぶれになってます」

 

 

 

劉備「えぇ!?お師匠様!?」

 

 

 

張飛「あにゃ?どうしたのだ?」

 

 

 

劉備「盧植って人は私の師なんだよ。小さい時に、白蓮ちゃんと学んでたんだ」

 

 

 

韓当「確か盧植という人物は、人望厚く古今の軍略を修め、智勇兼備の名将と聞いておるが」

 

 

 

孔明「それほどの人物が袁紹軍にですか・・・桃香様、戦えますか?」

 

 

 

劉備「愚問だよ朱里ちゃん。かつての師であっても、敵対するならば私は引かないよ!自分に従わないから、攻め滅ぼしにくる相手なんだもん。お師匠様であろうと負けないよ。朱里ちゃん、迎撃の策を考えるよ!」

 

 

 

 

朱里「はい!桃香様!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

張飛「なぁおじちゃん、そいつは説得できないのか?」

 

 

 

韓当「難しいな。例えば鈴々が人助けをしたとする。それを別の人が、なに助けてるんだ!と怒りにきたら鈴々はどう思う?」

 

 

 

 

張飛「助けたのに、文句言われたくないのだ!文句言ってきた人ぶっ飛ばすのだ!」

 

 

 

韓当「それと似たようなものだよ」

 

 

 

張飛「説得は無理なのだ!鈴々がぶっ飛ばすのだ!」

 

 

 

 

劉備「白蓮ちゃんと雛里ちゃんにも、作戦内容伝えておいてね。私達の兵力は圧倒的に劣ってるから、連携が崩れたら負けだからね」

 

 

 

韓当「桃香様、焔耶の再教育がそろそろ終了いたします。いまは一人でも多く人手が欲しい戦況です。将に戻してみてはどうでしょう」

 

 

 

劉備「焔耶ちゃんか。以前みたいに暴走されたら困るけど、大丈夫そうかな」

 

 

 

 

韓当「暴走しない様にと、忍耐力を強く指導してまいりました。それに此度の戦では、救出する余裕はないと見ています。暴走したら見捨てると言っておきます」

 

 

 

劉備「韓当さんが、そこまで言うのならわかりました。でも、今度こそ助けないと念を押してくださいね」

 

 

 

韓当「承知」

 

 

 

劉備「私達は易京の要害で対抗するよ!この幽州は私達が創り上げてきた土地だよ!絶対に守りきるよ!」

 

 

 

 

 

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北平

 

 

 

ハム「まさか盧植先生が総大将として、攻め込んでくるなんてな」

 

 

 

士元「先生なのですか?」

 

 

 

ハム「あぁ。私と桃香は盧植先生の私塾で学んでいたんだ」

 

 

 

程普「桃香様と白蓮殿の師とな。これは油断できん」

 

 

 

士元「桃香様達は易京に入ってるころだと思われます」

 

 

 

ハム「私達は野戦にて迎え撃つぞ!桃香と合流すれば包囲されるからな。敵の戦力を分散させるぞ」

 

 

 

士元「戦力を集中させないことは賛成ですが、野戦は控えたほうがいいかと」

 

 

 

ハム「最初から篭城では敵が勢いづく、緒戦は野戦で我らの力を見せつけ、士気をあげて篭城するぞ」

 

 

 

士元「それも一理ありますね。」

 

 

 

ハム「徐栄!騎兵隊5千を率いて主戦場近くの林に潜み、私達が後退したら討って出るのだ」

 

 

 

徐栄「おう!」

 

 

 

ハム「程普は先鋒を任せる、今回は将軍として暴れろ!雛里は本陣で指揮を頼む。私も白馬陣を編成して久々に暴れさせてもらう」

 

 

 

雛里「わかりました。後退の合図は任せてください。袁紹軍は数と見た目は派手ですが、兵の錬度は未熟です。深追いしなければ被害は多くないと思います」

 

 

 

ハム「わかった。そこは覚えておこう」

 

 

 

程普「それにしても、白蓮殿張り切っておるな」

 

 

 

ハム「なんといっても、私が出るのは初めてだからな!名前表記がおかしいなんて、気にならない嬉しさなんだ!」

 

 

 

士元「白蓮さん、なんのことをいっているのですか?」

 

 

 

ハム「すまない、取り乱した。さて・・・ここで盧植先生を撃退して、幽州を守りぬくぞ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

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陳留 連合軍駐屯陣

 

 

 

美羽「麗羽ねーさまの馬鹿檄文で、まさかここまで集まるとは・・・・予想外じゃの」

 

 

 

七乃「それほど袁家という家名力は強大なのです」

 

 

 

亞莎「知者として注意すべきは劉表軍の徐庶、陶謙軍の陳珪・陳登親子。そして」

 

 

 

美羽「先ほどから麗羽ねーさまの軍を纏めている・・・あやつじゃな」

 

 

 

亞莎「ですね。かなりの切れ者と思われます」

 

 

 

紫苑「美羽様、召集指令がきています」

 

 

 

美羽「わかったのじゃ。孫策ついて参れ」

 

 

 

孫策「ん?私でいいの?」

 

 

 

美羽「よい、行くのじゃ」

 

 

 

孫策「冥琳ちょっといってくるわね〜」

 

 

 

 

 

 

七乃「最近よく二人になりますね」

 

 

 

亞莎「美羽様にも考えがあるのでしょう。」

 

 

 

周喩(なにを考えているんだ?雪蓮)

 

 

 

 

 

 

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孫策「それで、私を連れてきた理由はなんなの?」

 

 

 

美羽「孫策にも麗羽ねーさまを見せておこうと思っての」

 

 

 

孫策「この連合を召集した袁紹か。あなたの姉って事はかなり優秀なのかしら」

 

 

 

美羽「・・・・その逆じゃ」

 

 

 

孫策「逆?」

 

 

 

美羽「見ればわかると思うのじゃ。」

 

 

 

 

 

麗羽「あ〜〜〜ら美羽さん。久しぶりですわね」

 

 

 

美羽「麗羽ねーさまも元気そうじゃな。妾の事はいいから、諸侯の紹介をすべきじゃろ」

 

 

 

麗羽「そんなこと美羽さんに、言われなくてもわかってますわよ!私が名門袁家の棟梁であり、この連合の盟主でもある袁本初ですわ!」

 

 

 

孫策(あ〜これはがっかりね。)

 

 

 

麗羽「そちらの方から自己紹介だけお願いしますわ」

 

 

 

劉表「荊州太守の劉表じゃ」

 

 

 

孔融「北海太守孔融」

 

 

 

陶謙「徐州太守の陶謙」

 

 

 

劉?「揚州刺史の劉?だ」

 

 

 

美羽「最後に妾が南陽太守の袁術じゃ」

 

 

 

 

麗羽「ここにはいませんが、益州の劉焉さんも参戦していますわ。さて、これだけの人達が集まったのですから、逆賊の華琳さんを倒すなんて簡単なことですわね」

 

 

 

劉表「作戦はもう決まっておるのか?」

 

 

 

麗羽「もちろんですわ!雄々しいく!優雅に!蝶のように華麗に進軍ですわ!」

 

 

 

 

孫策(これが本当に美羽と同じ袁家なの?頭痛くなってきたわ)

 

 

 

??「いま地形と敵の配置を調べているのです。それがわかり次第通達するのです!先陣は劉表殿と劉?殿にやっていただくと思いますので、準備していてほしいのです」

 

 

 

 

劉?「わしらか?かしこまった」

 

 

 

劉表「我らは将・兵多いからな、手柄はもらったぞ」

 

 

 

??「血気にならないでほしいのです!相手は各地で名を轟かした関羽と、知恵者の荀ケが水関にいるのです!」

 

 

 

劉表「なに、わしにも徐庶・馬謖という知恵者がおるわ」

 

 

 

劉?「わしも太史慈という猛将がおるからな。関羽なぞに遅れは取らないだろ」

 

 

 

麗羽「頼もしいですわね、こちらからの指示があったらお願いしますわ。今日は解散ですわー」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

麗羽「あら、美羽さんは戻らないんですの?」

 

 

 

美羽「麗羽ねーさま、聞きたいことがあるのじゃ」

 

 

 

麗羽「あら、改まってなにかしら」

 

 

 

 

 

 

美羽「なぜ.....なぜ....こんな連合を結成させたのじゃ!相手は華琳ねーさまじゃぞ!?幼い時から一緒だったのに、なぜ追い詰め、滅ぼそうとしているのじゃ!」

 

 

 

麗羽「なんだ、そんなことですの?そんなの名門である私を差し置いて、洛陽に入ったからに決まってるではありませんか!一刀さん亡きあと、天下を治めることを出来るのはこ・の・私ですわ!決して華琳さんではありません」

 

 

 

 

 

 

 

 

美羽「そんな・・・・そんなことのために家族を・・・姉妹同然の華琳ねーさまを、滅ぼすつもだったのか!麗羽!」

 

 

 

麗羽「美羽さんが何怒ってるのか、まったくわかりませんわ。私も忙しいのですからもう行きますわよ。華琳さんの味方をするのもいいですが、そうなったら、南陽がどうなるか忘れないことですわね」

 

 

 

 

 

美羽「待つのじゃ麗羽!」ガシ

 

 

 

 

孫策「・・・・・いまは陣に戻りましょう。下手に騒いだら不味いわよ」

 

 

 

 

美羽「雪蓮・・・妾は・・・くやしいのじゃ・・・・家族を平然と攻める麗羽にも・・・止められない妾自身も・・・情けないのじゃ。。。」

 

 

 

 

孫策「美羽の気持ちもわかるわ。あれが同じ血族だと思うとね・・・軍議でも馬鹿丸出しだったし・・・今は陣に戻って落ち着きましょう」

 

 

 

 

 

 

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袁術陣地

 

 

 

七乃「美羽様おかえりなさい・・・なにかあったんですか?」

 

 

 

孫策「ちょっと袁紹とね。後は任せるわ」

 

 

 

美羽「孫策・・・後は頼んだのじゃ」

 

 

 

 

孫策「・・・・・・えぇ。任せてちょうだい。あなたは、あなたのやりたいことを全うしなさい。行くわよ冥琳」

 

 

 

 

七乃「美羽様。決断なさったのですか」

 

 

 

美羽「もう麗羽を止めることはできないのじゃ。ならば・・・妾の手で引導を渡してやるのじゃ! 亞莎、紫苑・・・妾に付いて来てもらえるかえ?」

 

 

 

紫苑「そんなの当たり前ですわ」

 

 

 

亞莎「しかし、美羽様が曹操さんに付くと、南陽の民が攻められるのではないのですか?」

 

 

 

美羽「南陽のことは、孫策に託したのじゃ。今のあやつならば問題ないのじゃ」

 

 

 

七乃「美羽様がそうおっしゃるのでしたら。決行はいつになりますか?」

 

 

 

美羽「・・・・紫苑や。今夜闇にまぎれてこの手紙を水関に放ってほしいのじゃ。気取られるでなぞ」

 

 

 

紫苑「かしこまりましたわ」

 

 

 

美羽「劉表と劉?ごときに、あの荀ケ・関羽、かずとにぃ様の親衛隊が敗れるはずがないのじゃ。妾は次の攻勢に名乗りをあげ、そこで水関に入るのじゃ!」

 

 

 

 

 

 

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周喩「雪蓮どういうことだ!」

 

 

 

黄蓋「なんじゃ、ずいぶんあれておるな」

 

 

 

孫策「ちょうどよかった。祭もいるし説明するわね。袁術は、劉表達が敗退したら水関攻めに、名乗りをあげるわ。そうしたら袁術は、曹操側に寝返るわ」

 

 

 

周喩「なんだと!なぜそんな事を知っているのだ」

 

 

 

孫策「そんなの、あの子と共闘してるからに決まってるでしょ?それに・・・あの子は私達が、蓮華達を呼び寄せてることに、気が付いてるわよ」

 

 

 

黄蓋「なんと・・・策殿。それはまことか」

 

 

 

 

周喩「我らの行動を知っているのならば、なぜ見逃しておくのだ」

 

 

 

孫策「あの子は最初から、争うつもりはなかったみたい。ここ最近の行動で思い知らされたわ」

 

 

 

黄蓋「しかしじゃ。なぜ策殿はそこまで袁術を調べようとおもったのじゃ?そんなこと今まで言っておらんかったろ」

 

 

 

孫策「呂珂に負けた時に言われたのよ。孫家の再興に囚われずに、もっと視野を広げろってね」

 

 

 

周喩「呂珂・・・ますますわからん。なぜ伯符に助言などするんだ?そしてなぜ面識のない袁術の事を知っている」

 

 

 

孫策「あら?冥琳はわからないの?」

 

 

 

黄蓋「ほ!そういうからには、策殿はもうわかっておるのじゃな」

 

 

 

孫策「あたり前じゃない♪まあ確信はないんだけどね」

 

 

 

周喩「それで、呂珂とは何者なのだ」

 

 

 

孫策「まだな〜〜いしょ♪今は言わないほうがいいと思うもの♪」

 

 

 

周喩「また貴様の勘か」

 

 

 

孫策「もちろん!」

 

 

 

黄蓋「それで策殿。我らはどう動くのじゃ?」

 

 

 

孫策「袁術が寝返ったら、袁紹に進言して南陽を攻めるわ。攻める振りだけどね。袁紹達に南陽を荒らされないように私達で守るのよ」

 

 

 

周喩「やれやれ、そういうのはもっと早く言ってほしいものだ」

 

 

 

孫策「南陽の守りを固め、時期を見極めて連合軍に攻勢をかけるわ」

 

 

 

黄蓋「それは危険じゃないのかのぉ?天下の諸侯が参加しておるのじゃぞ?」

 

 

 

孫策「表向きは連合軍の味方よ。それに彼が来れば負けないわよ」

 

 

 

周喩「ほんとうにお前の軍師をやっていると、私が必要なのか疑問を覚えるよ」

 

 

 

孫策「なにいってるのよ。いなくなったら泣いちゃうわよ〜」

 

 

 

黄蓋「いちゃつくのもほどほどにしなされ。」

 

 

 

 

孫策「しょうがないわね。祭は蓮華達と合流して、南陽の守りを固めておいてちょうだい」

 

 

 

黄蓋「承知!」

 

 

 

孫策「よし、私達も失敗できない。気合いれていくわよ!」

(美羽は頑張ってるわ。あなたも早くきて助けてあげなさい。曹仁君♪)

 

 

 

 

 

 

 

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同日・夜中 水関

 

 

シュン

 

 

 

ドス

 

 

 

 

兵士1「なんだなんだ!敵襲か!」

 

 

 

兵士2「矢文のようだ・・・袁術様からだ」

 

 

 

兵士1「連合に付いた袁術様が、今更なんの用なんだ?」

 

 

 

兵士2「わからないが・・・荀ケ様にお届けしてくる」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

兵士2「荀ケ様、連合軍の袁術様から矢文が届きました」

 

 

 

桂花「袁術から?なにかしら・・・手紙はもらったわ。持ち場にもどってちょうだい」

 

 

 

兵士2「っは!」

 

 

 

 

愛紗「袁術殿からの手紙ですか。なんと書いてあったのだ?」

 

 

 

桂花「・・・・明日劉表と劉?が攻めてくるらしいわ。」

 

 

 

星「ほう、袁紹が来るかと思ったな」

 

 

 

桂花「それと・・・劉表と劉?を撃退させたら次は袁術が来るそうよ。そこで私達の味方になるらしいわ」

 

 

 

愛紗「それは吉報じゃないか。正直連合で、敵に回したくないのは袁術殿の軍だけだしな」

 

 

 

星「しかし袁術殿は、袁紹に脅されていたのではないのか?」

 

 

 

桂花「そのあたりの事は会ってみないとわからないわね。明日来る劉表と劉?で注意すべき将は、諸葛孔明・?士元と同じく、水鏡学で学んだという徐庶と博学と名高い馬謖。それと勇将・太史慈ね」

 

 

 

星「ふむ。あとは数が多いだけの有象無象か」

 

 

 

桂花「愛紗と星がいるとはいっても、こっちは将不足なんだし油断しないでよ。袁術と敵対しても怪しまれないように、明日は野戦で劉表・劉?軍を叩く必要があるわ。なにか異変があれば知らせるから。」

 

 

 

星「ならば、劉?軍の太史慈は私が受け持とう。愛紗は思う充分暴れてくれ」

 

 

 

愛紗「いいのか?星も暴れたいだろ?」

 

 

 

星「な〜に、太史慈は強敵らしいからな。そやつを勢いづけない為にも、私が足止めしておく」

 

 

 

愛紗「わかった。敵の数を減らすのは任せてくれ。一刀様には負けるが、殲滅戦は得意だから」

 

 

 

 

星「いい笑顔で、かなり物騒な事を言うな」

 

 

 

桂花「敵には容赦しなくていいからね。華琳様を討とうとする連中なんて、地獄行きよ!」

 

 

 

 

星「満寵と牛金には私から伝えておく。」

 

 

 

 

 

 

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翌日

 

 

 

劉表「ほう。賊軍め、水関を出て野戦をしかけてくるとは、よほど死にたいらしいな」

 

 

 

劉?「荀ケとやらを知者と言っておったが、たいしたことなさそうじゃな。太史慈!賊軍にお前の力を見せ付けてやるのだ」

 

 

 

太史慈「わかりました」

 

 

 

 

劉表「全軍前進!出てきた敵を蹴散らし、水関一番乗りするんだ!」

 

 

 

劉?「劉表軍に負けるでないぞ!太史慈!敵将を討ち取ってこい!」

 

 

 

 

 

 

 

愛紗「敵さん随分張り切ってるな。随分舐められてるな」

 

 

 

星「一人突出してるのがいるな。あやつが太史慈か・・・満寵!牛金!いまだ射よ!矢の嵐を浴びせてやれ!」

 

 

 

 

満寵「はい!弓兵隊!斉射!」

 

 

 

牛金「こちらも斉射だ!」

 

 

 

 

 

劉表「ぬ、崖で待ち伏せか!いかん!これでは的だ!一度退くのだ」

 

 

 

 

愛紗「敵は後退したぞ!私に続き敵を討つのだ!」

 

 

 

 

王威「劉表様の所には行かせんぞ!関羽!」

 

 

 

 

愛紗「邪魔だ!失せろ!」グサ!

 

 

 

 

王威「ぐは・・・ば・・・かな」ドサ

 

 

 

愛紗「劉表逃げるな!私と戦え!」

 

 

 

 

星「張り切ってるな愛紗のやつ。おっと!いきなり攻撃してくるなんて、危ないじゃないか」

 

 

 

 

太史慈「避けましたか。名のある武人と見ました。私の名前は太史慈子義。あなたの名は」

 

 

 

 

星「私は趙雲子龍だ。やはりお前が太史慈か。貴様を討ち取り、劉?軍を叩き潰してやる!」

 

 

 

 

 

 

 

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伝令兵「劉表・劉?軍が、水関に進軍したところ、崖の上で待ち伏せしていた伏兵により混乱。そこに関羽・趙雲が突撃を開始、劉表軍の将・王威が関羽に一撃で倒され、劉表軍は混乱の極みに達しています」

 

 

 

???「むぅー流石汝南・天水で名を轟かした関羽なのです。この結果が見えていたのに、従わないからこうなるのです。劉?はどうなってるです」

 

 

 

 

伝令兵「劉?は後退を完了し、軍を立て直しております。勇将・太史慈が殿となり趙雲と戦っております」

 

 

 

???「舐めてかかってくる軍に、崖からの伏兵。混乱したところに猛将による蹂躙。お手本のような戦い方ですな。退却のドラを鳴らすのです!」

 

 

 

ドドーン!ドドーン!

 

 

 

太史慈「む、撤退の合図だ。悪いがここは退かせてもらう前に聞きたいことがある」

 

 

 

星「戦いの最中に余裕な事だな。それでなんだ」

 

 

 

 

 

太史慈「貴様ほどの将が、なぜ逆賊曹操に味方するのだ」

 

 

 

星「はて、逆賊とはなんのことか?」

 

 

 

太史慈「とぼけるな!帝を幽閉し、洛陽で暴政をしている曹操を、逆賊と言わずなんという!」

 

 

 

 

星「ふむ。ならば逆に問うが、その暴政をお主は直接見たことはあるのか?」

 

 

 

太史慈「そ、それはないが」

 

 

 

星「自ら噂の真偽を確かめず、踊らされるなど、愚者のすることだ。貴様と槍を合わせ、少しはできるやつかと思ったが、見込み外れのようだ」

 

 

 

太史慈「なんだと貴様!」

 

 

 

劉?「太史慈!なにをしておる!はやく退かぬか!」

 

 

 

星「主君がお呼びだぞ?今日は見逃してやる。よく考えることだな」

 

 

 

太史慈「っく。次は討つ」

 

 

 

 

星「今日は私達の勝ち戦だ!水関に退くぞ!愛紗は・・・・」

 

 

 

 

愛紗「劉表の兵達!すべて私が討ち取ってくれる!それで・・・一刀様に褒めてもらうんだ!アハハハハハハ!ホラホラ、ニゲルナ!」

 

 

 

グサ グシャ ボキ ドガーーーン!

 

 

 

 

星「愛紗!深追いをするな!戦果は充分だ、水関に戻るぞ!」

 

 

 

愛紗「ッハ!また暴走していたか?」

 

 

 

星「周りを見てみろ。王威と張允討ち取ったみたいじゃないか」

 

 

 

愛紗「ん?将いたのか?」

 

 

 

星「気が付いてなかったのか。とりあえず戻るぞ」

 

 

 

愛紗「おう」

 

 

 

 

 

 

桂花「二人共お疲れ様。今日で劉表軍を2万も減らせたわ。かなりの戦果よ」

 

 

 

星「愛紗・・・そんなに暴れていたのか」

 

 

 

愛紗「そんな実感なかったのだが・・・・・そうらしい」

 

 

 

桂花「これで袁術と相対しやすくなったわ。本格的な策は袁術と合流してからにしましょう」

 

 

 

 

 

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連合サイド

 

 

麗羽「なんてざまですの!敵を勢いづかせるなんて、恥を知りなさい!」

 

 

 

???「麗羽殿落ち着くのです。今日は敵の戦力を、分析できただけでもよしとするのです。」

 

 

 

麗羽「それもそうですね。明日はどなたが出てくれるのかしら?」

 

 

 

美羽「妾が行くのじゃ」

 

 

 

麗羽「あら、美羽さんが行くの?手加減は許しませんことよ」

 

 

 

美羽「わかっておるのじゃ。こうなったからには、妾の手で楽にしてあげるのじゃ」

 

 

 

麗羽「それならば結構。ならば明日は任せますよ」

 

 

 

美羽「出陣の準備があるから、先に戻るのじゃ」

 

 

 

 

 

 

 

 

???「なにか怪しいです・・・。劉表殿と劉?殿は軍を率いて、この戦場を離脱し、弘農に陣を構えてほしいのです!」

 

 

 

麗羽「ちょっと???さん!なにを勝手な事を!」

 

 

 

???「これも華麗に、優雅に勝つための策なのです」

 

 

 

麗羽「ならばよろしくてよ!おっほっほっほ!」

 

 

 

劉表「それで、なぜ弘農に陣取るのだ?」

 

 

 

???「天水の董卓軍が、不穏な動きをしていると、報告があったのです。黄巾党でも曹操軍と董卓軍は、一緒に戦っていたのです。もし曹操救援軍が来ていればそれを防ぎ、来なければ弘農から、洛陽を攻めてほしいのです」

 

 

 

劉?「なるほど、納得した。直ちに向かおう」

 

 

 

???(次は袁術に対しての備えなのです。)

 

 

 

 

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翌日

 

 

美羽「逆賊曹操に従う兵達よ!連合に降って、身の安全を図ってはどうじゃ!」

 

 

 

愛紗「なにを言うか!袁術殿は、曹操様と姉妹同然の間柄と聞く。なのにそれを討とうとするなど、言語道断だ!我らは連合になど屈したりはしないぞ!」

 

 

 

 

美羽「降らないのならば、容赦はしないのじゃ!全軍」

 

 

た、大変です!

 

 

 

美羽「どうしたのじゃ!」

 

 

 

兵士「え、袁紹軍が!我らの後方に攻め込んできました!」

 

 

 

 

美羽「なんじゃと!我らの行動が、麗羽に読まれたのか?いや、麗羽にそんなことは出来ないじゃ・・・・あやつか!」

 

 

 

七乃「美羽様!いまは詮索している時ではありません!水関に逃げ込むのです!」

 

 

 

美羽「そうじゃな、全軍!関羽軍とすぐに合流するのだ!」

 

 

 

 

 

 

 

愛紗「ん、袁術殿の後方が乱れてるか?」

 

 

 

星「愛紗よ!桂花よりすぐ袁術を助けろと指示がきたぞ!袁紹に襲われている!」

 

 

 

愛紗「なに!水関の門をあけよ!袁術軍を補佐しすぐに退くぞ!」

 

 

 

 

 

 

 

???「やはり密約をしていたのですね。皇甫嵩!淳于瓊!麹義!遠慮はいらないのです!袁術軍の戦力を削ぐのです!」

 

 

 

 

 

愛紗「袁術殿!後方の袁紹軍は私と趙雲が引き受けます!早く水関に入ってください!」

 

 

 

美羽「すまぬのじゃ。紫苑は関羽達と協力してくれたも」

 

 

 

紫苑「かしこまりました」

 

 

 

愛紗「星!黄忠殿!行くぞ!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

???「水関に逃げ込まれましたか。まあ充分なのです。裏切り者はいなくなりましたし、援軍の備えも万全!連合軍はこの・・・陳宮が勝利に導いてみせるのです!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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???の知者は陳宮でした

連合の指揮を執るため、能力上昇させてます

 

緒戦は痛み分けってところかな?

美羽の軍も痛撃受けてるので。

 

まあ劉表軍の将二人あっさり死にましたけどねw

 

 

将の引き抜きとか考えてなかったけど、人気高そうな武将は引き抜こうかな?太史慈あたりとか?

最初考えてた内容を、途中で変更したりしてるんで、戦闘シーンが簡易的なのはスルーしてください。

 

 

黄巾党・紫苑の訓練で美羽のステ上昇したので表記しておきまっす

何気に美羽は、前線で戦ってるので

 

 

 

 美羽

武力77→88

知力72→80

政治78→81

魅力85→100(娘ポジション)

統率79→87

 

 

 

 

 

 

ちなみにヒゲ・デク・チビ

 

 

武力70→78  武力74→79   武力54→70

統率72→80  統率61→69   統率65→72

説明
美羽の怒り 孫策との新たな絆
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コメント
迷い猫@翔さん>みんなに愛されてる美羽さんですからw逆におーほっほっほさんが美羽クラス・・・・想像できない(おぜぜ)
kiraさん>確かに経験も大事ですね!経験は財産ですしwその経験不足をどう補って成長するかも知恵者の通り道かもですねw(おぜぜ)
ユウヤさん>まじですかwだいぶそまってますなwハムはネタでしたが、今後もハムと表記を・・・・グヘヘ(おぜぜ)
ナギサミナトさん>恋「。。。。だれ?」陳宮「ねねですぞ!これからは呂布殿につくすのです!」 的な感じですかね?wハムって書くほうが楽だったとはいえないっす(おぜぜ)
naoさん>連合結成時の君主一覧だと連合軍弱くね?wが多かったですからねw名将配置しないととw(おぜぜ)
クラスター・ジャドウさん>時間なくて、急いで書いてるせいか誤字・脱字がひどくて毎度すみません>< ハムは風さん並のメタ発言ですw陳宮をやっと出せた感じですよwいまの所孫策大人しいですから・・・愛紗のほうがひどいかもですw(おぜぜ)
翔華さん>両方じゃないですかねw  ねねの実力なのです!陳宮キーーーク!(おぜぜ)
N.博也さん>美羽は猛将と比べても遜色ないですからねw(おぜぜ)
h995さん>音々は自分で自分の能力に蓋をしている印象だったので覚醒をw黄祖は演義じゃ目立ちないですけど、史実ではヤヴァイですからね(おぜぜ)
noelさん>錯乱しちゃだめ!正気に戻って!(おぜぜ)
いやー、美羽のスペック高いなぁ。そして相変わらず麗羽は馬鹿やってんなwwwさてさて、この先どうなることやら、、、。(迷い猫@翔)
陳宮は良い方向に成長したようですね。ただ、軍師は才能と経験がものを言うので、策をたてても百戦錬磨の三軍師や一刀にその意図を読まれてそれを利用されそうだ。また、数の暴力を覆す力を持つ一刀や恋と相対した時、経験のなさから対応策を見つけられず右往左往しそうだ。(kira)
白蓮のハム表記・・・違和感なく読んでた自分にびっくりだ!www(ユウヤ)
……改めて一刀に対峙する事になる劉表の陣営を見ましたが、何気に黄祖が最大の難敵です。何せ、小覇王が率いる全盛期の呉軍(しかも、軍師が周瑜)の侵攻を自前の軍勢を駆使して何度も防いだ事で孫呉の中原進出を阻み続けたという隠れた名将ですので。(h995)
恋がきたらねねは即行で寝返りそうだな…。ていうか、ハムェ…。(ナギサミナト)
連合に君主は地味めのばっかだと思ったら将と軍師に大物がおった!!陳宮は恋と会わない方が優秀なんだな〜あったら依存して視野もせまくなるしな^^;(nao)
えらく恋とは大違いな奴に付いたな.しかも扱いも上手い・・麗羽が乗せやすいだけか(@_@)(翔華)
美羽のステ閲覧・・ 凄く・・優秀ですw(mame)
あぁそういうことだったのですね。確かに、恋にさえ会わなければ音々音はこれぐらいやってのけるポテンシャルを持っていますので、納得しました。……それだけに、全て承知で攻めて来ているのは間違いない以上、和解の余地がありませんねぇ。(h995)
仮面ライダー!そんなとこに居たのか!(錯乱)(noel)
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