寂しがりやな覇王と御使いの兄39話 |
幽州
盧植「ほう、白蓮は野戦を仕掛けてきよったか」
朱儁「劉備と公孫?。師弟対決とは見ものよ」
盧植「白蓮は万能といえど、まだまだ未熟よ。この一戦でそれをわからせてやるわい。高覧は先陣の公孫讃にひとあてしてくるのだ。敵が引いたら、そのまま追撃をかけよ」
高覧「御意」
盧植「朱儁は・・・・・・・・」
朱儁「なるほどの、任せよ」
盧植「いくら張?でも、易京に篭る桃香を打ち破ることは無理じゃろ。ならば、北平はいただくぞ!」
ハム「来たか、程普行くぞ!雛里、あとは頼む」
程普「おうよ!」
士元「御意です!」
ハム「白馬の勇士達よ!愚かな袁家の弱兵に、白馬陣の恐ろしさを味わわせてやるのだ!」
程普「我らも続くのだ!」
高覧「白い馬などに、惑わされるな!足元を狙うのだ!」
程普「そこの者敵将と見た!この程普と勝負だ!」
高覧「ガハハ!我に挑むとは笑止!お前たちは腰抜け共を討ち取っておれ!」
程普「その高笑いをできなくさせてやるわ!」
士元「予想以上に袁紹軍の錬度が高いですね。・・・・いまでしゅ!合図を送ってください!」
ハム「合図だ!全軍後退!程普下がるぞ!」
程普「高覧よ、勝負は後日!」
高覧「逃げるか程普!口ほどにもない!全軍追撃だ!逃がすな!」
士元「食いついてきましたね。徐栄さんにも合図を送ってください!」
徐栄「出番がきたな!全軍出撃だ!高覧軍の背後を襲うのだ!」
盧植「やはりいたの。朱儁いまじゃ!」
朱儁「徐栄軍のどてっぱらに突っ込むぞ!」
徐栄「後方が乱れているな。なにがあった!」
徐栄軍兵士「我らの背後より朱儁軍が出現!我らが追われる立場になっております!」
徐栄「いかん。裏をかかれたか!背後を気にするな!高覧軍を突破し、伯珪殿の軍と合流するぞ!」
ハム「っく!徐栄はどうしたんだ!」
程普「徐栄軍の背後に伏兵を確認。逆に追撃を受けると、雛里殿から連絡がきましたぞ!」
ハム「私の策が看破されたのか!」
程普「恐らく。作戦失敗により、兵が浮き足立っておるぞ!」
ハム「このままではまずい。高覧軍に再度突撃を仕掛ける!徐栄を救出し、撤退するぞ!」
盧植「甘いぞ白蓮!」
ハム「!盧植先生の軍まで加わっていたか・・・全軍城に撤退だ!このままでは全滅する!」
盧植「敵は崩れたぞ!一兵たりとも逃がすな!!敵将を討ち取り、手柄を立てるのだ!」
徐栄軍兵士「徐栄様!公孫讃軍が高覧・盧植の兵に包囲されております!合流は不可能です!」
徐栄「敵を甘くみたか・・・・我らは朱儁軍を突破し、易京に落ち延びるぞ!」
連合軍
麗羽「なぁ〜〜〜んですって!美羽さんが裏切ったですってー!」
陳宮「水関の曹操軍と、合流したのです」
麗羽「黙って合流させたんですの!?」
陳宮「曹操軍と袁術軍が対峙した時に、背後から痛撃を与えたのです。」
麗羽「痛撃だけでなく、捕らえてこないと意味ありませんわ!」
陳宮「曹操軍の関羽・趙雲を止めない限り、それは不可能なのです。関羽・趙雲を止めるとなると、あの二人が必要なのです」
麗羽「顔良さんと、文醜さんではいけませんの?」
陳宮「顔良と文醜では、足止め程度しか無理なのです!確実に撃退するには、あの二人の力が必要ですぞ!」
麗羽「まあ、陳宮さんがそうおっしゃるなら、好きにしなさい。それと見せしめに、美羽さんの南陽を攻め落としてあげますわ!」
孫策「それは私が引き受けるわ」
麗羽「あら、あなたは誰ですの?」
孫策「孫伯符よ。私達は今まで、袁術に扱き使われてきたからね。今までの意趣返しをしてやりたいのよ」
麗羽「自分の配下すら上手く扱えないなんて、名門・袁家に恥ずべき行為ですわね。ましてや、逆賊に味方するなんて、ご先祖様に申し訳ないですわ」
孫策「その恥を私達が潰してあげたいんだけど、いいかしらね」
麗羽「なら、あなたはすぐに南陽を攻め落としなさい!もし、美羽さんが戻ってくるならば、捕らえなさい」
孫策「了解。それじゃあ行って来るわね」
陳宮「あやつを行かせてよかったのですか?あれはなにか考えているに違いないのです」
麗羽「小物の一人や二人いなくなろうと、変わりませんわ。それより、陳宮さんは水関を攻略しなさい」
陳宮「御意なのです。あの二人と顔良・文醜を動かして、攻めあがるのです」
麗羽「待っていなさい!華琳さんと美羽さんを倒し、私が天下に号令をかけますわ!おーほっほっほほ!」
水関
桂花「死者は抑えられたけど、負傷者が多いわね。」
美羽「すまなかったのじゃ。もっと慎重に動けばよかったのじゃ」
桂花「いいのよ。まさか袁紹に、そんな知恵者がいるとは思ってなかったわ。袁術の行動を見抜いた、人物の名前わかるかしら?」
美羽「確か・・・陳宮・・・・だったはず」
桂花「陳宮。。。かつての呂布の軍師か」
美羽「荀ケは知っておるのか?」
桂花「少しだけだけどね。まさか袁紹のところに、いるなんて思ってなかったわ。陳宮の能力詳しくは知らないけど、こうなると陳宮以外にも、隠しダマがいそうね」
愛紗「ところで、なんで袁術殿は、連合にいたんですか?」
美羽「・・・・麗羽め・・・!」
星「どうしたのだ?袁術殿」
亞莎「私が代わりにお答えします。美羽様は最初から曹操さんの味方をするつもりでした。ですが、袁紹に連合に参加しなければ、南陽に30万の軍勢を差し向けると、脅迫を受けまして。美羽様はずっと悩んでいましたが、曹操さんに味方する決意を固めました。」
愛紗「ならば、なぜ連合軍に?」
七乃「最後に麗羽さんを止める為、結成した理由を問いただす為に、参加したんです。その結果は残念でしたが。軍議の後に言い争いになりまして」
桂花「あの馬鹿のことだから、名門自慢とか、天下を取るのは私とか言ったんじゃないの?袁術がなんで、問い詰めてくるのか理解できないとか」
美羽「よく麗羽の事理解しているのじゃな。全部当たってるのじゃ」
桂花「昔色々あってね。痛手は受けたけど、袁術を含め将が増えたのは幸いね」
星「連合に対して、こちらは将が少なかったからな」
美羽「紫苑はそちらの趙雲達と比べても、遜色ないはずじゃ。亞莎は荀ケの補佐をしつつ、いざとなったら前線に出てるのじゃ!七乃も加わってくれ」
七乃「了解しました」
亞莎「はい!」
桂花「武将として愛紗・星・黄忠・呂蒙。参謀に私・呂蒙・張勲ね。袁術はどうするの?」
美羽「妾か?もちろん前線に出て戦うのじゃ!」
ダダダタ
ダダダダダダダダ
ダダダダダダダダダダダダ!
満寵・牛金「「美羽様!ご無事ですか!!」」
美羽「おぉ!親衛隊じゃないか!妾は見ての通り無事じゃ」
満寵「合流時に、援護できなく、申し訳ありません。混戦でしたので、矢を射る事が出来ませんでした。」
美羽「あれは妾も、予想外だったから仕方ないのじゃ。気にするでない」
牛金「そう言って頂けると、気が楽になります。・・・それよりも美羽様!!前線に出ると聞こえましたが、まことですか!!」
美羽「お主ら聞こえておったのか!?」
満寵「もちろんです!我ら親衛隊全員聞こえております!なので急いで参りました!!」
七乃「本当に、美羽様が好きですね」
満寵・牛金「「七乃さん、愚問です!!」」
紫苑「聞いておりましたが、凄い慕われてますのね」
七乃「私達を、真名で呼ぶのは昔から許しているのですが、最近ようやく呼んでくれるようになりましたね」
桂花「いったい誰の親衛隊よ。まったく」
満寵「そ・れ・よ・り!美羽様!前線に出るなんて許しませんよ!」
牛金「そうです!争いごとは、我らにお任せください!」
美羽「もー!お主らいつまでも、過保護すぎなのじゃ!妾も主君である前に、前線の将なのじゃ!それに・・・・麗羽の馬鹿を懲らしめたいのは、妾も同じなのじゃからの」
満寵「しかし・・・」
美羽「それに妾も、鍛錬を積んでおるからの。紫苑ら、豪傑相手じゃなければ、遅れは取らないのじゃ!」
七乃「そうですね〜もう私では、相手になりませんからね」
亞莎「私も、もう勝てないと思います。と言いますか・・・美羽様に勝てる将も、少なくなってきたと思います。」
牛金「それほどなのですか?」
紫苑「それは本当よ。私ですら、危うい時がありますからね」
美羽「そう言って、勝たせてくれぬくせに。」ぷくー!
牛金「むむむ・・・・美羽様になにかあれば、曹仁様からの地獄の特訓が・・・」
美羽「ん?いま一刀にい様と言ったかえ?かずとにい様からの特訓とは、どういうことじゃ?」
牛金「あ・・・それは・・・その・・・」
桂花(なに口滑らせてるのよ。)
満寵「(まったく馬鹿ですか)美羽様に何かあれば、あの世で曹仁様からお仕置きを、受けてしまうって意味ですよ」
美羽「そういう意味か。もし、かずとにい様から説教受けそうになったら、妾が庇ってやるのじゃ!だから戦わせてたも!」
七乃「美羽様は、もう立派な君主となっています。もう巣立ちの時ですよ。満寵さん・牛金さん」
満寵「・・・・そのようですね。私達も過保護すぎでした」
牛金「満寵!しかしそれでは!」
満寵「あの小さかった美羽様が、ここまで言っているのです。ここは引くしかありませんよ。美羽様に危害を加えようとする不届き者がいれば、我らで抹殺すればいいこと」
牛金「なるほど・・・それでいこう。親衛隊に通達しておく」
美羽「結局、過保護はそのままなのか」
桂花「話も落ち着いたし、そろそろ対策を始めるわよ。連合軍の配置とかわかるかしら」
亞莎「兵数の多い袁紹・劉表・劉?が前線に、中軍に陶謙で残りは後詰になってます。さきほど確認したところ、劉表・劉?の旗がありませんでした。どこかに移動したと思われます」
七乃「別働隊で虎牢関を攻めるか、洛陽を攻めるか、援軍を警戒して弘農に移動したか・・・考えられるのがこのあたりですかね」
紫苑「虎牢関と洛陽は分かるのだけど、援軍を警戒ってどういうことかしら」
桂花「黄巾党で、私達は董卓軍と戦っていたわ。董卓軍は連合に参加してない。陳宮は恐らく、董卓軍は私達に援軍を送ってるはずと思うはずよ」
美羽「もし董卓軍が来ていたとしても、劉表・劉?軍で足止めをされてしまうわけかの。ならばやはり、現状戦力で戦うしかないわけじゃな」
桂花「私的には、夏侯淵一人で守っている虎牢関を落とされるほうが、危険だと思うのだけどね」
亞莎「夏侯淵さんお一人ですか。虎牢関に行くには、この水関を落さないといけないはずですが」
桂花「私達の知らない道があればの話よ。明日から篭城するか、野戦で叩くか・・・」
星「劉表・劉?軍が抜けて戦力が落ちてるとは思うが、野戦は厳しいか」
愛紗「しかし、敵を勢いづかせて関に近づけさせるのも、危険ではないか?」
紫苑「そうね。敵が私達を弱いと思い込めば、きっと我武者羅に攻めてくるはずもの」
桂花(一刀がいないいま、私がしっかりしないと・・・。袁紹を上手く誘導し、こちらの士気を挫いた陳宮か。以前はまったく気にならない存在だったのに・・・・袁紹になら負けないって慢心が出たわね)
兵士「も、もうしあげます!連合軍が攻勢を開始しました!」
桂花「っく!今日また仕掛けてくるなんて、完全に裏をかかれてるわね。誰が来たの!?」
兵士「袁紹軍の2枚看板と言われる、顔良・文醜!さらに鉄球とそれに似た武器を持った少女二人です!その少女二人の凄まじい力によって、門が破られそうになっています!」
桂花「(鉄球とそれに似た武器の少女・・・まさか!)いけない!愛紗!星!黄忠!呂蒙!いますぐ出陣!迎撃に出てちょうだい!その二人の少女は、古の悪来と称される典韋と、同じく古の樊?と称される許?の二人よ!愛紗・星に劣らずの豪傑、顔良・文醜より格上よ!」
愛紗「わかった。すぐ迎撃に向かう!いくぞ3人共」
3人「「「おう!わかったわ!はい!」」」
桂花「門の被害は深刻か!?」
兵「連合軍は丸太を、同じ箇所に叩き、荀ケ様の言う典韋と許?の怪力によって、破壊寸前になっております!このままでは、この堅固な水関での篭城も不可能になります!」
桂花「満寵!牛金!いますぐ親衛隊を率いて戦場を離脱!この事を、虎牢関の秋蘭に伝えなさい!すぐ補強するようにと!」
満寵・牛金「御意!」
美羽「そのような猛者が麗羽の元におるとは・・・」
七乃「いまは迎撃に行きますよ!美羽様!」
桂花「やっと見つけた季衣と流琉が連合軍に・・・・。どこまで・・・・・あいつを苦しめるもつりよ・・・・・・一刀・・・」
陳宮「手を緩めるなです!一気呵成に攻め込むのです!もうすぐ門が壊れるのです!そうなれば城塞・水関といえど、怖くないのです!」
袁紹軍兵士「陳宮様、水関より曹操軍が出てまいりました」
陳宮「ふふん、遅いのです!戦場は完全に陳宮の手の平なのです!旗はどうなってるです?」
袁紹軍兵士「関 趙 黄 呂の旗が掲げられています」
陳宮「主力武将が出てきましたね。予定通り典韋と許?を関羽・趙雲にぶつけるのです!顔良・文醜には黄忠と呂蒙の足止めをさせるのです!」
袁紹軍兵士「御意!直ちに伝えにいってまいります」
陳宮「ここまでは予想通りなのです。麹義を使いたくないのですが、武勇は確か。麹義を使ってもう一手打つとするのです!曹操軍!刮目するのです!袁紹軍に陳宮ありなのです!」
戦場
顔良「なるほど、了解しました。文ちゃーん予定通りに動けって!私は黄忠さんに当たるよ!」
文醜「あいよ〜斗詩。んじゃ、私は呂蒙かねーいきますか!」
許?「流琉!関羽と趙雲が来たって!」
典韋「・・・・うん。わかってるよ」
許?「もーまだ躊躇ってるの?敵は逆賊なんだよ?はやく倒さないと!」
愛紗「お前達が許?と典韋か!」
典韋「!!」
星「桂花が言っていた通りには見えないな。しかし・・・実力は本物みたいだ」
許?「はにゃ?お姉ちゃん達が関羽と趙雲?」
愛紗「その通りだ!おぬし達に恨みはないが、倒させてもらう!」
許?「簡単にはやられないよー!いっくよー!でぇーーーい!」
星「お主はやらないのか?」
典韋「正直戦いたくはありません。なぜかわからないのですが、曹操軍を相手にしたくないのです」
星「門を破壊しようとしておいて、なにを言うか。そちらからこないのであれば、私から行くぞ!はい!はい!はーい!」
典韋「遅いです!その程度の攻撃ならば、簡単に見切れます!」
星「言うではないか!趙子龍!本気で参る!」
陳宮「ふむ、やはり典韋・許?で互角ですね。敵ながら恐ろしい力なのです。ですが・・・その均衡を破らせてもらうのです!麹義かかれー!」
麹義「ッチ、あんなやつに従うなど気に入らんが、今は大人しくしてやるぜ。野郎共!遠慮はいらん!敵兵の首を斬り捨てろ!」
袁術兵「新手だ!黄忠様達が戻るまで持ちこたえるのだ!」
麹義「弱いやつは黙って死んでろや!」
袁術兵「ぐは」
麹義「おらおらおら!どんどんいくぜ!」
グサ グシャ ザク ボキ
???「ちょっとまちーーーや!」
麹義「何者だ!」
霞「董卓軍が将!神速の張文遠ここにあり!これ以上好き勝手させへんで!うちが相手や!」
麹義「ッチ、董卓軍がきやがったか!まあいい!俺の槍で串刺しにしてやるわ!」
霞「お前ごときに負けるかい!凪は愛紗達のほうにいき!オラァァァァ!」
水関 城門前
文醜「あ〜関羽と趙雲の相手はしたくないけど、あんた弱すぎて退屈だわ」
亞莎「はぁはぁ・・・っく」
紫苑「亞莎ちゃん!っはぁ!」
文醜「おっと危ない。斗詩〜ちゃんと相手してくれよ〜」
顔良「ごめんね、文ちゃん。でやーー!」
文醜「あんたらも諦めなって。あんたらが動けないから・・・ほら、あそこで麹義が兵を殺しまくってるぞ」
亞莎「しまった!すぐ行かないと!」
文醜「行かせるわけないだろが!」ドゴーン!
亞莎「きゃああ!」ドサ
文醜「お終いだ」
紫苑「亞莎ちゃん!危ない!」
顔良「行かせません!」
??「させぬのぞ!猪々子!」
ヒュンヒュン!
文醜「おわ!また邪魔しやがって!誰だ!」
美羽「亞莎無事かえ!」
文醜「っち、美羽様がきやがったか!相手しにくいな」
亞莎「私の事はいいですから、逃げてください。。。」
美羽「置いていけるわけないじゃろ!」
文醜「二人まとめて倒してやるぜ!」
ドゴーーン
文醜「うわ!」
凪「大丈夫ですか!?」
亞莎「あなたは・・・」
凪「董卓軍の楽進と言います!あなたを連れて後退します!」
美羽「楽進とやら呂蒙を頼むのじゃ・・・妾は・・・仇を取るのじゃ」
凪「お気をつけて」
文醜「美羽様言ってくれるじゃん。関羽等が相手じゃないなら、あたいはそうそう負けねーぞ!」
おらおらおらおら!
美羽「猪々子!その程度の腕しかないのか!!甘いのじゃ!」
ガキーン!
文醜「おっと、弓しか使えないんじゃなかったのかい!」
美羽「誰がそんな事いったかの?妾は確かに弓が一番得意じゃが・・・元々の戦闘型は、一刀にい様から教わった二刀流じゃ!」
袁紹軍兵士「袁術覚悟!」
美羽「近寄るでない!」ぶしゃーー
・・・ドサ
文醜「おいおいおい、どんだけ切れ味いいんだよおい」
美羽「華琳ねーさまに託された二本の刀・・・凍華と双狛とは別に、妾にも託された剣があっての・・・・この倚天・青紅の剣がな!華琳ねーさまに仇名す、迷門麗羽に仕える将・文醜よ!その罪、妾がこの二振の剣で断罪するのじゃ!」
文醜「いいぜ、、、かかってこい!」
伝令兵「陳宮様!袁術軍に攻勢を仕掛けていた麹義様が、突如出現した董卓軍の将・張遼によって討たれました!」
陳宮「むむむ。あと一歩の所で董卓軍の到着ですか。門の状況はどうなってるです?」
伝令兵「皇甫嵩様がすでに水関を占拠しております!」
陳宮「さすが皇甫嵩なのです。ねねの指示無しで動いてくれるのは助かるのです。水関にいた袁術・曹操軍はどうしたです」
伝令兵「張遼の妨害により、討ちそびれてしまいました」
陳宮「張遼の進路は」
伝令兵「荀ケなどを救出し、典韋・許?様のいる方へ進撃しております」
陳宮「皇甫嵩に伝令なのです!水関に一部の兵を残し、董卓軍を追い払うようにと!」
伝令兵「御意!」
陳宮「これで諸侯は袁家の力を目の当たりにしたのです。虎牢関では陶謙達を使い潰せるのです!」
許?「でやーー!」
関羽「そこだ!でりゃーーー!」
ガシャーン!
許?「うわ!」
ズサーー
典韋「季衣!邪魔です!」
星「っく!」
典韋「季衣大丈夫?」
許?「なんとかね。関羽強いや」
愛紗「星!無事か!」
星「大事ない。かすり傷だ」
紫苑「関羽さん!趙雲さん!ご無事ですか!」
美羽「助太刀にきたのじゃ!」
霞「どきどきどきーーーー!二人共無事か!袁術たちも無事でよかった」
愛紗「霞!来てくれたのか!」
霞「遅れてすまん!桂花から伝言や!水関陥落!虎牢関に退くようにと!」
星「落とされたか。ならば一時でも早く退却しよう」
霞「うちが殿を務める。4人は、はよ行き!」
愛紗「すまん、頼むぞ霞」
美羽「妾も残るのじゃ」
霞「もうぼろぼろで剣を持つ余裕ないやろ?いまは退いて休み」
紫苑「美羽様、強がってはいけません。いまは任せましょう」
美羽「・・・・先に虎牢関で待ってるのじゃ。死ぬでないぞ」
霞「退いたか。さて〜将はだれ・・・・・や。。。。季衣!流琉!」
許?「なんで僕の真名を知ってるの!?それと勝手に呼ぶなんて許さない!」
霞「っち!記憶ないんかい!少し眠っとき!」
許?「え?うわー!・・・・どさ」
典韋「季衣!」
霞「典韋もやるか!?」
典韋「・・・・いえ、やめておきます。あなたを討つより、季衣のほうが大切です」
霞「そうか。ほな撤退させてもらうで!まだ攻めてくるんなら、虎牢関で叩き潰してやるで」
流琉?「さっきに人どこかで・・・・・私は何を忘れているんだろ・・・」
前世の記憶を持ち、その記憶持ちのため袁紹軍を侮り、油断していた桂花。
袁紹を乗せ、的確な指示を繰り出す袁紹軍・軍師陳宮の前に敗戦。
さらに袁紹軍の隠し玉・典韋、許?の活躍、皇甫嵩の戦況を見極める洞察力により水関陥落。
董卓軍の救援によって、虎牢関に退却したが甚大な被害を被る
そして北平にて師・盧植に惨敗した公孫讃
陳宮の知。典韋・許?・文醜・顔良の武。盧植・朱儁・皇甫嵩といった歴戦の名将。
袁紹軍だけで水関を落とした事が。孔融・陶謙・劉虞・王朗・孔抽・鮑信軍が被害なく虎牢関に攻めてくる事実が・曹操・袁術連合に大きく圧し掛かる
被害比較
親・連合軍 反・連合軍
曹操軍7万→3万(虎牢関駐屯兵加えて6万) 劉表軍15万→13万
袁術軍8万→5万 劉?軍6万→5万
公孫讃軍2万→3千 袁紹軍30万→29万
被害 8万7千 被害 4万 王威・張允・麹義
あとがき
霞と凪は自分たちを、董卓軍と名乗ってます。
これは、呂珂(一刀)が戦場に来ていると悟らせたくないため、あえて董卓軍で通しています
次回は桔梗・詠VS劉焉 一刀VS劉表・劉? 桃香VS張?・盧植に移ります
名将補正付きステータス
盧植 朱儁 皇甫嵩
武力70 武力89 武力92
知力94 知力81 知力87
政治89 政治76 政治75
統率96 統率93 統率95
説明 | ||
止まらぬ連合軍 袁紹軍の実力 | ||
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コメント | ||
kiraさん・naoさん・noelさん>琉流 季衣 斗詩 猪々子に関しては、補正かけてますねー詳細は40話ラストに書きますー(おぜぜ) tadanominatoさん>華琳・美羽連合軍は完全に押されてますからねー 援軍次第ですw(おぜぜ) 迷い猫@翔さん>魏の妹達ですからねー戸惑いながら戦う琉流たんです(おぜぜ) tomasuさん>き、禁軍は・・・ほら・・・十常侍がががが(’ 皇帝出すつもりないのでw(おぜぜ) 翔華さん>ハム頑張ったけどあっさり敗退でしたねー美羽このままさらに成長したら完璧超人に・・・(おぜぜ) h995さん>史実でも袁紹は一大勢力でしたので、配下を強化しましたw朱治とか蒋欽も名将ですからねーその辺も登場したら出しますよん(おぜぜ) 一刀がどんだけ早く敵を蹴散らせるかがキーになりそうやね(未奈兎) 琉流が思い出せばきっと季衣も、、、(迷い猫@翔) なんか俺の中での力関係とだいぶ違うw典韋・許?・文醜・顔良が俺が思ってたよりだいぶ強めになってたw(nao) 季衣を一撃で倒したことから武力がかなり上がっていることがうかがえる。今の霞や、呂珂陣営の将の面々の現在のステータスが気になる。また、琉流の記憶は少し戻りかけているようなので、慕っていた秋蘭や一刀に会うなどのきっかけがあれば思い出せそう。(kira) これだけ、古参の武将が諸侯についていると、禁軍は将がいないんじゃ(汗 一応皇帝直下なのに、、、。(tomasu) 星が琉流をいなせなく、愛紗が季衣に勝ってる、、、んで、霞は一発で倒せる、、、力関係が変わってるん?(noel) ハムはハムか・・それにしても美羽弓だけじゃなくて剣までとは完璧になりつつ有るな。琉流頑張って思い出せ?!(翔華) ……下手すると、単独で親連合軍に勝ってしまいそうな袁紹軍の層の厚さは驚異の一言。こうなると、別働隊である劉表軍の将達、特に防戦に強い黄祖、史実における呉の老臣にして文武両道の朱治、呂蒙と共に学問に一念発起した蒋欽辺りのステータスが気になる所です。 (h995) 心は永遠の中学二年生さん>コメ早くてびっくりだよ!ハム約9割失ってますねw超えるべき師は強かったせいでハムは悪くないのですーガクブル(おぜぜ) ハム壊滅状態やん!!(心は永遠の中学二年生) |
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