激闘!恋姫甲子園!!魏vs呉 |
※注意書き。
・この作品は恋姫の本編ストーリーとまったく関わりがないです。
・物語性がほぼ皆無ですので、そういうものが苦手な方は読まれないほうがよいかと。
・それに加え特にコメディというわけでもないです。(ギャグ系はいれたいけど自分のセンスが追いつかない。
・ガチで野球してます。
・あとキャラクターが普通に現代語や野球の専門用語知ってたりします。(ポジションの名前とか)
・一刀の登場は今のところ無いです。
・あとは若干のキャラ崩壊の恐れあり。
・一応時代設定は反董卓連合の後になっていますが、皆平気で真名で呼び合ってます。
そんな矛盾をスルーできる方は読んでみてください。
であ、どうぞ!
さあ、いきなりですがプレイボール!!
1番ファースト・春蘭
【春蘭】「ふん・・・ふん・・・」
ブンブンとバットを振り回す春蘭。
打席に立ち、その相手を見据える。
【雪蓮】「ふ〜ん、春蘭が一番か・・・意外ね」
【春蘭】「ふん!私が先頭打者になったからには、初球ホームランは覚悟しておけ!」
【雪蓮】「あはは。・・・期待してるわよ」
【冥琳】「(雪蓮、ここよ)」
【雪蓮】「(あ〜い)」
雪蓮が振りかぶり・・・・・投げる。
【春蘭】「!」
ただ、その腕の軌道は体の真横をとおり、半円を描く。
【雪蓮】「はぁぁぁ!!」
【春蘭】「おおおおおおおおお!!!!」
ゴオオオオオ
プレートの右端すれすれのところから放たれる白球。
それは右打席に入っている春蘭からは視覚的錯覚により速度が増したように感じると言われる投球。
ブゥゥゥゥゥゥン!!!!
その場に竜巻でも起きるかというほどのスイング。
――――ズドン!
ストライク。
【春蘭】「くっ・・・」
【雪蓮】「あらら、初球ホームランできなかったわね〜〜」
【春蘭】「う、うるさい!」
【雪蓮】「次いくわよー」
【春蘭】「来い!」
ゴオオオオオ
ズドン!!!
ストラーイク
ゴオオオオオ
ズドン!!!!
ストラーイク、バッターアウト!!
【雪蓮】「あははははは。楽しいわね〜〜〜」
【春蘭】「ぐぅ・・・・・」
春蘭があっさり三振にとられてしまった。
【秋蘭】「・・・・・最初からフルスイングなどするからだ・・・・」
【春蘭】「振り切らねば、球は飛ばんだろう!」
【華琳】「・・・・・・・・・打順を間違えたかしら・・・・・」
はぁ・・・と二人はため息。
【雪蓮】「さ、次の人は〜〜〜?」
【季衣】「ボクが相手だ!」
【春蘭】「季衣!あの変な投げ方に気をつけるんだぞ!」
【季衣】「はーい、春蘭さま!」
【冥琳】「ふふ・・・」
2番ショート・季衣
【季衣】「春蘭さまの仇〜〜」
【雪蓮】「そうね。ちゃーんと仇はとってあげないとね〜〜〜〜♪」
【春蘭】「う、うるさーーーい!!」
【冥琳】「それじゃ、いきましょうか」
【雪蓮】「ええ・・・」
そして、雪蓮が振りかぶる。
先ほどとおなじく、腕が真横を通る投法。
『サイドスロー』
【季衣】「うっ・・・」
ズドン!!!
ストライク。
【春蘭】「こら、季衣!何をしている!さっさと打ってしまえ!」
【季衣】「は、はい〜〜!(……でもめちゃくちゃ速いんだよなぁ……どうしよ……)」
考えた末、季衣が思いついたのはバットを短く持つと言うこと。
これでスイングは小さくなる。
【冥琳】「ふ……(ならば、これでどうだ)」
【雪蓮】「(了解……)」
振りかぶり、投げる。
先ほどと同じ軌道。
【季衣】「(よし!・・・とどく―――っ!)」
しかし――
ブゥゥン!!
【季衣】「え!!」
白球の軌道が、ベース手前で右へ”逸れた”。
ストライク。
冥琳のミットを見てみれば、ストライクゾーンより、はるかに右へとずれている。
【季衣】「スライダー……?」
【冥琳】「ええ、貴女がバットを短くするのが見えたものだから」
【季衣】「ぬぬぬ……」
季衣は背が小さい。
だからこそ、腕も自然と短くなり、バットを短くしてしまえば大きく右へ曲がる球には届かない。
【雪蓮】「さ、次で最後よーー」
【季衣】「くそーー」
叫びながら、季衣が構える。
しかし、今度はさっきよりもさらに短く。
【雪蓮】「へえ〜」
【季衣】「来い!!」
【雪蓮】「はぁぁあああああ!!!!」
【季衣】「うぉぉおおお!!」
【冥琳】「なっ!雪れ―――っ!」
冥琳が叫びそうになり、構えに入る。
その理由は雪蓮の投球フォーム。
真横を通るはずの腕が
今は地面スレスレを通っているのだ。
【雪蓮】「はぁああ!」
雪蓮から放たれる白球。
【季衣】「くぅ――っ!」
地を滑空するかのような軌道から、ベース手前で急浮上した。
【冥琳】「ち―――!」
ノーサインで投げられたことにより冥琳の対応が遅れ、必死でキャッチの体勢に入る――
【季衣】「てやあああああ!!!」
カキィン!
【雪蓮】「な――っ、穏!!」
ギリギリのところでミートさせた季衣。そしてその球はファーストへ―――!
【穏】「あ、あ、私ですか〜〜?!…ひゃう!?」
【冥琳】「よけるなーー!!」
ライナーで飛んでいった球はそのままライトへ。
ファーストを抜けたことで季衣はその間に一塁を踏む。
【雪蓮】「く……」
【冥琳】「……雪蓮」
【雪蓮】「あ……ご、ごめん、冥琳!……あ!でも、さっきのはそういう空気だったじゃない?だからしょうがないっていうか・・・」
【冥琳】「言いたいことはそれだけかしら?」
【雪蓮】「あぅ……ごめんなさ〜い・・・」
【冥琳】「ふぅ……まぁ、済んだことを言っても仕方が無い。次で併殺するぞ」
【雪蓮】「はーい」
【春蘭】「季衣〜〜!よくやったぞ〜〜!!」
【華琳】「本当、春蘭とは違うわね。」
【春蘭】「華琳様〜……」
【華琳】「ふふ…」
【桂花】「…自業自得よ」
3番サード・霞
【霞】「よっしゃーーー!!やっとうちの出番やな!!」
【凪】「…すごい気合だ……」
【沙和】「戦のとき以上なの……」
【霞】「あったりまえや!ここで燃えんでいつ燃えるっちゅうねん!!」
【冥琳】「次は霞か……少しまずいな」
【雪蓮】「大丈夫よ、冥琳。いざとなったらアレも出すし。」
【冥琳】「まだ1回なんだぞ……後半で攻略でもされたら・・・」
【雪蓮】「そのときはそのときよ。初回から点とられるよりマシでしょ」
【冥琳】「……そうだな。仕方が無い。だが、できるだけ温存できるようにはしよう」
【雪蓮】「ええ」
【霞】「作戦会議はもうええかー?言っとくけど、『クロスファイヤー』なんかうちに通じるともってたらえらい目にあうで」
【雪蓮】「あら、知っていたのね」
【霞】「当たり前やん。そんな子供だましでうちを負かせられるとか思わんほうがええ」
【冥琳】「ふふ…これで討ち取れるのはせいぜい春蘭くらいにしか思っていないさ」
【春蘭】「うぅ……」
【季衣】「春蘭さまー!元気だしてくださーい!」
【秋蘭】「お前が言うと追い討ちにしかならんぞ…季衣」
そして、冥琳が位置につき、ミットを構える。
【霞】「さっきの季衣に投げたあのライズボール、うちにも投げてくれへんかなぁ?」
【冥琳】「どうだろうな…?」
ふふっと笑いかける冥琳。
【雪蓮】「いくわよー…」
【霞】「応!」
二人の間に、間が生まれる。
………。
【雪蓮】「すぅ……」
雪蓮が息を大きく吸った瞬間。
バッ!!
今度はセットポジションから、いきなり腕を真横に。
【雪蓮】「はぁぁああっ!!」
【霞】「―――っ!」
そして、その腕から放たれた球が目指すのは――
【霞】「!?」
霞自身。
霞が思わず体をのけぞらせる。
だが、軌道は確実に直撃コース。
激突を覚悟した。
ズドン!!!
【霞】「え―――」
だが、白球は霞ではなくストライクゾーンに構えられたミットに収まっていた。
【冥琳】「ふふ…デッドボールでも覚悟したか?」
【霞】「うわぁ……あそこから曲がるかぁ…」
確実に当たると予感した球はバッターボックス手前から大きく迂回し、ベース上を通過。
そのままミットへと流れていった。
【雪蓮】「ほら〜、さっさと次いくわよー」
【霞】「よしよし…おもろなってきたーー!」
ガバァッっとさきほどよりも大きく構える霞。
【霞】「さぁ!どっからでもこんかい!」
【雪蓮】「……行くわよ」
一転して、静かにつぶやいた雪蓮。
そして、1球目と同様にセットポジションからはいる。
その腕もまた、真横から。
【冥琳】「……(温存しろと言っておいたのに…)」
【雪蓮】「―――…!!」
雪蓮から投げられた球は一直線にミットへ向かう
【霞】「(ストレート・・・っ!)……なめんなあああ!!」
ブゥゥゥゥン!!!
一番の春蘭よりもはやく、2番の季衣よりもするどく
そのバットは球を捉え、最速の軌道をたどる。
だが―――
【霞】「――っ!嘘!」
バットが球と激突する瞬間、球が”ぶれた”。
ガキィ…
完全に捉えたはずの打球の結果はピッチャーゴロ。
【雪蓮】「蓮華!!」
【蓮華】「姉様!」
そのまま2塁へ送球。
【季衣】「くぅ…!」
季衣の足は遅くない。
だが、ピッチャーの真正面に転がってしまっては届くはずも無く
【蓮華】「穏!受けて!」
【穏】「はい〜〜」
パシィ
今度は確実に受け取れる球だと安心できたか、穏もミスはなく、ダブルプレーとなった。
【霞】「うわぁ〜〜〜〜!!あんなんアリかーー!?」
【冥琳】「むしろ、よく当てたな…」
【霞】「ヒットにならんと当てたところで意味ないやんか〜〜!」
【雪蓮】「あははは!」
―――蜀side
【桃香】「朱里ちゃん、さっきの雪蓮さんが投げた球って……」
【朱里】「はい…おそらくムービングファストボールだと思われます。」
【鈴々】「むーびんぐ?」
【雛里】「ムービングファストボール・・・直球の速度を保ったままボールの軌道が不規則に変化すると言われている変化球です・・・」
【愛紗】「厄介だな…」
【星】「なに、我々は次の試合なのだ。こうしてゆっくり研究すればよい」
【恋】「………(コクッ)」
―――魏side
【霞】「くそ〜〜、まさかあんな球まで投げるとは思わんかったなぁ・・・」
【華琳】「初見だったのだから、仕方ないわ。あまり気にしすぎないで切り替えましょう」
【霞】「わかってるんやけどな〜、ああ〜、はよもう一回まわってけえへんかな〜〜」
【春蘭】「なんだ、霞もアウトだったのか?仕方ないな!」
【霞】「初打席初三振に言われたくないわ!」
【春蘭】「……秋蘭〜〜〜」
【秋蘭】「よしよし……ちなみに姉者、次はどこを守るかわかっているな?」
【春蘭】「そ、そこまで馬鹿にするな!『ふぁーすと』だろう!」
【一同】「おおお〜〜…っ!」
【春蘭】「何故そこで驚く!!」
【一同】「………」
【桂花】「貴女が次は守備なんだと理解していたからよ・・・」
<あとがき>
皆さんこんにちわ。和兎です(`・ω・´)
さて、とりあえず前回の続きを書いてみたんですが
予想以上に野球を文章で書くのって難しくてびっくりしたw
戦闘描写並み??
しかも3ページつかって1回表だけって…orz
一試合どのくらいかかるんだろう…w
まぁ、それはボチボチやっていくとして、
1回表ですが、雪蓮がすごいことになってます。
何気に三者凡退ですしね!
いきなり、アンダーからライズボールやらMFBやら投げちゃってます。
まぁ、この辺はまだまだ現実でもありえる魔球ですので雪蓮にはいろいろ他にも投げてもらうつもりです。
それにしても、書いてて思ったけど、恋姫達の利き腕ってそういえばあまりしらないんですよね(´・ω・`)
今回の打者3人と雪蓮は武器もってたのがたしか右手だったと思うので、一応右打ちと右投げにしたんですが。(間違ってたらどうしよう…)
まぁ、書きながら公式でもみてへこへこしていきましょか!
なんといっても次は凪の登場ですからね!
もう巨人の○並みの球を期待してます。
ああ、ミス○ルでもいいか…
DRE○MSというのも…
…
まぁ、そんなこんなで恋姫甲子園でした。
続きはいつになることやら・・・( ´ー`)
では!!
てか、やっぱ野球かくの難しいよおおおおおおお!!
説明 | ||
真・恋姫無双のアナザーストーリー。 この作品は真恋姫無双、及び恋姫無双の本編ストーリーとはまったく関わっていません。 キャラは正規キャラのみですが、非常にオリジナル性が強いので、苦手な方は読まれないほうがいいと思います。 追記:なんか今更になってネタがオリジナルなだけにグダグダになりそうな予感がしてきた…。これ続けても大丈夫かな…?w読む人とかいるんだろうか… |
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コメント | ||
サイドスロー、アンダースローでの剛速球に加えてスライダー、MFB…雪蓮スペック高すぎぃ!!(ムカミ) 凪がんばれ〜〜〜〜(motomaru) 難しい事を書ける 和兎さんを応援してます〜^^w(Poussiere) よく考えると文武兼ねてる武将が多い呉は強そうですね^^最初は魏や蜀の方が強いかなぁって思ったのですが。(だめぱんだ♪) MFBに対抗して4ファームジャイロを!(絢風 悠) キャッチャー秋蘭、果たして凪の球を止められるのか!?(セイン) 春蘭ちゃんとファーストの場所分かるのかな?w(混沌) フィル様、これからもっとカオスにしていく予定です!(`・ω・´)b(和兎) しょっぱなから凄い球投げてますねwww(フィル) |
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