ショートストーリー2 |
オマサは背が割と高くて顔の大きさは中くらいで逆三角形の輪郭で割とモテルタイプの男だった。そんなオマサが最近、都内の某人気ゲイバーでゲイとして働くことになったのだ。
顔立ちも話し方も立ち振る舞いも割と品があって慣れた感じの対応が目立つオマサだからその店にもすぐ慣れて成績も常に上々だった。
お客さん受けも良く、人気者のオマサはすぐに他の人よりも稼げるようになって行った。
なので、交際費に困ることがなかったので、本命の彼女がいたけど、その他にも浮気相手を必ず持つようになっていた。
ただ、オマサのようにツンとした感じの整った顔が好きな女性ばかりではなかったので、オマサから見て理想のタイプであっても相手がまったく乗り気じゃないことも実際にあったので、それでオマサはいつもイライラしていたのだった。何故ならオマサは断られることが大嫌いで思い通りにならないとずっと根に持つタイプだったからだ。
特に続けて断られるといかにも不愉快だと言った感じで仕事の合間の休憩時間でもずっとイラついた態度で何か苦悩しているようにぼやいていたり、常に顔色も青白い感じで精神的に追い詰められ病んでいるようにさえ見えた。
それもそのはずだった。オマサはゲイバーで働くようになってから、出会い系で凄い美女と知り合ったのだけれど、その人の行動が凄く怪しくて不気味なことが多かったので、ダンダンと疑心暗鬼になっていたのだ。けれどその矢先にある裏情報から、その女性は実はヤクザの女だということを知ってしまったのですっかり怖くなってしまい、どうしようと思ったけど、外見がとても気にってしまっていたので―そりゃ、ヤクザと付き合うくらいだったらかなり綺麗でしょう―今更すぐに離れられない気持ちになっていたので、それで最近はずっと悩んだ顔をしていることが多かった。
だが、オマサは、とうとうその悩みから解決される糸口を見出し始めていたのだ。
オマサは、ある恐ろしい計画を一人練り上げてそれを必ず実行しようとしていたのだった。
その計画とは、ヤクザの女だけどどうしてもずっと付き合いたかったら自分が会っていても自分が会っていないふりをするしかないと思ったので、そためにアリバイを作ろうと思ったのだった。
また、アリバイをつくるには普通はアリバイ会社に依頼をするものだけど、一昔前だとアリバイ会社は一回15000円だった。現在はバーチャルオフィスの電話回線レンタルと郵便転送が初期設定費用:5000円 ・月額利用料金 10000円とか、ただ単純に男性が8000円で女性が5000円というところもある。
その金がオマサにとってはすごく勿体ないと思えたのでそれである人物達の悪用を考えるようになったのだった。
それは、過去に自分に対して態度が悪かったり自分が申し込んだ時に断り方が悪い、あるいは単に断られたというただそのことが気に入らなくて許せないのでこのままその人物達が幸せでいられるのがとても癪だったので、ヤクザの女の美女と知り合ったら、すぐに諦めることなく、その気にらない人物達のふりをして―つまり予定を借りて―人気の少ない、あまり目立たない深夜などに問題の美女とデートして、人目を忍んで人のせいにしながらずっと付き合って行こうと思ったのだった。
オマサの頭はついに狂ってしまっていて自分さえ楽しければ誰かが怖い人達に疑われて命を狙われても全然平気な神経に成り果ててしまっていたのだった。
しかも既に何人かそのことが原因で死亡していたとしたら、次はもう何人継続して死んだとしてももう神経はとっくに麻痺している状況なのだと思う。
オマサは恋に狂ってしまうと相手がヤクザの女だろうが偉い人の女だろうがおかまいなしで燃え盛る情熱の炎を消すことができず一人もがき苦しみ上記に書いた過去に自分に冷たく振る舞ったり断って来た人達のせいにすべてしてそのような危ない相手、危険な恋のアリバイに無理やり使おうとするそういった間違った行為を辞めることができなくなっているのだった。
それはもう何年も前からでアリバイを借りるためだったら平気で人を睨んだり脅したり時には証拠が出ない場所なら暴行にも走っているのだった。マジ恐ろしい男なのだ。
そういう人種なんだろうか、あの手のタイプ達は。
アリバイを借りた人がもしかしたら殺されるかもと思っていても辞めないのは、そうなることを願っているのももちろんあると思う、自分を断るとみんな死刑だ!くらいにきっと思っているのだろう。
結構綺麗な人が行方不明になったり、その後ものすごい事件が続いているけどあんなのも水商売やっているような子とか若い女性はまだそんなに世間を知っているようで知らなくてオマサみたいにどす黒い陰謀が凄いタイプにひかかったらきっと簡単に騙されて利用されてしまうんだと思う。
本当にお気の毒だとしか言いようがないと思う。
オマサの豹変タイムは、誰かが危ない女性に対してそのことをまったく知らないために一度でもメールしたり電話連絡を取り合った時から始まるのだった。―ずっとその瞬間を待っていたのだろう、アリバイ無くしては本当の好みの相手とは絶対に会えないからだと思う―だから、そのような状況を察知するとすぐに連続してまた何度も相手に連絡をするまで一度でも連絡した人を証拠のない形で脅しあげようとするのだろう―主に外で睨んだり尾行したり、二人きりになったら乱暴をしたりなど―そして、また交際を無理やり継続させて、その後、誰にも気づかれることなく命を懸けた逢瀬を人のせいにしながら楽しめる瞬間をオマサはいつも待っているのだ―
そしてその直後にも他のアリバイ用人物を物色するために―何人いても良いのでしょう、そのような役割は―偶然町で声をかけたり、二人きりになれて証拠さえでなければかなりの暴行をしたり、相手によっては騒がれたから殺害してしまった場合もきっとあるのではないかと思う。
説明 | ||
ショートストーリーを書いてみました。小説と文章両方の訓練中です。>< 雑談っぽい内容ですけど練習中何で勘弁して下さい。 |
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