【真・恋姫†無双】望まぬ帰還
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「さよなら……さびしがり屋の女の子」

 

この世界に俺がいたことを証明するために

 

 

誰よりも愛しい君への感謝のしるしを

 

          今

 

万感の思いを言葉にのせて君に伝えるよ。

 

「さよなら……愛していたよ、華琳――――」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……………帰ってきちゃったよ――――」

 

 

淡い光に包まれて、目を見開くとそこは、見慣れた情景だった。

 

 

聖フランチェスカ学園が所有しているグリーンフィールド、通称、安らぎの庭。

 

 

「…は、はは。帰って来たんだ。本当に。これでもう、血生臭い戦場も

 

 不便だった世界ともおさらばって訳だ。はは、はははは――――」

 

 

…力無く、その場に崩れ落ちる。確かに、そう感じたこともある。

 

 

帰りたい。人の生き死にを目の当たりにするのは嫌だと。

 

 

でも、今は……

 

 

 

「……綺麗だな。こっちの世界でも今日は満月か。

 

 皆、今頃どうしているのかな。平和な世が訪れた事に歓喜しているのかな」

 

 

 

満月の向こう、その先を俺は見詰める。もし、空を切り裂けたのなら、

 

 

もう一度、そっちに行けるのかな。そうしたら、俺は再び皆と平和な世で―――――

 

 

 

「……っつ……うううぅぅ……

 

 華琳、春蘭、秋蘭、桂花、季衣、流琉、霞、稟、風、凪、真桜、沙和、天和、地和、人和――」

 

 

『一刀』

 

 

『北郷』

 

 

『兄ちゃん』

 

 

『お兄様』

 

 

『お兄さん』

 

 

『一刀殿』

 

 

『隊長』

 

 

 

空に浮かぶ満月は、人々を優しく照らし、見るものに温かさを与えてくれる。

 

 

でも、今の俺には、逆効果で…満月に皆の顔が浮かび、俺の名を呼ぶ

 

 

幻聴が聴こえた。そして、俺の真下、草花が濡れる。

 

 

雨は降っていない、けど、悲しみの大粒の雨が頬を伝い、とめどなく流れていった

 

 

 

「うわあああああああぁぁぁ……!!!!」

 

 

 

 

 

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「お、かずピー。なんや昨日会ったのに久しぶりやなぁ」

 

 

「…ああ。俺もそんな気がするよ、及川」

 

 

「そうかそうか。…ん?かずピー。どうかした?」

 

 

「え?」

 

 

「いや、なんや昨日と雰囲気が違う様な気がするから」

 

 

「…色々あったからな」

 

 

「色々?」

 

 

「ああ。もう二度経験できない、幸せな時間だった―――――」

 

 

説明
追記 10月19日
キャラクターを忘れて盛大にやらかしています。
張三姉妹、霞好きの方ごめんなさい

こちらは真・恋姫†無双の二次創作でございます。
お久しぶりです。リハビリに書いてみました。
最近は忙しく、中々書く時間が無いですが
また、宜しくお願い致します
今回は、魏Endの一刀君のお話、凄く短いです
レスポンスの作品と一応、繋がっているかもです
最後に稚拙な文章、展開がおかしい所があるかもしれません。
宜しくお願い致します
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コメント
ニーアさん>またもや、ごめんなさい!!霞を忘れるなんて…。もう本当、ダメダメですね。ご指摘ありがとうございます。修正致しました(南無さん)
霞も呼んであげてくださいな。(ニーア)
ユウヤさん>そういえばかずピーでしたね、修正します。ご指摘ありがとうございます(南無さん)
及川「かずピーが正しい渾名やなかったっけ??」 一刀「いや、きっとそっちの方が正しい。かずピーとか、どこのプロデューサーさんですか?」(ユウヤ)
げんぶさん>魏ルートは切ないシナリオですからねぇ。コメントありがとうございます〜(南無さん)
夜桜>ごめんなさい!!張三姉妹を忘れていましたので修正致しました。ご指摘ありがとうございます(南無さん)
一刀、張三姉妹の名前も呼んであげて。(夜桜)
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