恋姫なんやかんやあって その2 |
桂花「……はい、これでお願いします」
学校受付「はい、確かに受け取りました。 お体には気を付けてくださいね」
桂花「はい」
〜レストラン・虎牢関〜
風「すぅ…すぅ…」
ペチコン!
風「ふぁ……あ〜、詠ちゃん?」
詠「店で寝るんじゃないわよ!フリードリンクだけで何時間居座ってるつもり!?」
風「別にいいじゃねぇか、空席はまだまだあるんだからよぉ」
風「宝塔……そう言わず、なにか頼みましょうよ」
詠「稟も!アンタからもなにか…」
稟「う、うぅん……」
詠「あんたも寝てるんかい!」
ペチコン!
稟「はっ!」
風「おはようございます〜稟ちゃん」
稟「私としたことが……寝ていましたか」
詠「受験勉強もいいけど、少し追い込みすぎじゃない?二人とも目の下すごい隈ができてるわよ」
風「だったらもう少し……」
詠「布団で寝なさい!こんなところで寝られても休まらないわよ!」
風「おやおや〜、仕事の邪魔と言いながらそれが本音ですかぁ……ツンデレさんですねぇ」
詠「ち、違うわよ!」
稟「この計算はこの式の応用で……」
詠「だから帰って寝てなさいよ!」
カランカラン
月「いらっしゃいませ……あ、桂花さん」
桂花「ん、忙しい?」
月「いえ、今日はそれほど」
桂花「そう、先月言ってた通りだけど今週いっぱいでやめるわ」
月「そうですか……残念ですけど、桂花さんも頑張ってくだいね」
桂花「ありがと……あら、二人とも」
風「桂花ちゃんやっほ〜」
稟「今日シフトですか?」
桂花「えぇ、あんたたちは受験勉強?」
稟「はい、夏の勉強合宿までにここまでのラインはこなせるようにしたいですから」
詠「桂花からも言ってやってよ!二人とも……」
桂花「今着替えてくるから」
詠「ちょっと!」
〜〜〜
月「桂花さん、8番お願いします」
桂花「了解」
桂花「はい、シーザーサラダ」
稟「ありがとうございます」カリカリ
風「う〜」カリカリ
はむはむもしゃもしゃ
桂花「……がんばんなさい」
〜ホール〜
詠「なんで止めないのよ、あんな気を張ってたらいつか身体壊しちゃうわよ!」
桂花「……無理ね」
詠「え?」
桂花「詠はあの二人が何を目指してるか知ってる?」
詠「……確か、弁護士と検事だったかしら」
桂花「そうよ。世の中学歴が全てじゃない、仮にあの二人が志望校のランクを落として入学しても、あの頭脳ならこの先引く手は数多とあるでしょうよ」
桂花「でも学部によってはそうも言ってられない、弁護士と検事にとって大学の良し悪しはそのまま一生を左右する箔に繋がる」
詠「例えそうでも留年すればいいだけじゃない。特に私たちは特殊な例だし」
桂花「それこそありえないわね……知らない?魏の将は死ぬほど負けず嫌いなの」
詠「……あぁ、そういうこと」
桂花「風は稟に絶対負けたくないし、稟も風には絶対負けたくない。目指す先が似てるならなおさらよ」
稟「えふ」
風「稟ちゃん急いで食べるから〜はいお水」
稟「あ、ありがとう風」
詠「……」
桂花「例え華琳様が止めても、あの二人なら押入れに隠れてでも勉強するわ」
詠「全く、呆れるわね……」
桂花「癪だけど、二人を休ませたいならあの万年発情期のド変態を引っ張ってこないと無理ね」
詠「あのバカ今ごろ何処で何をしてるんだか……」
桂花「さぁ、どっかでのたれ死んでるんじゃない?むしろそのほうが借金返さずに済んで助かるもの」
詠「あんた変わらないわね……旅のついでに会ったら顔くらい出すように言ってよ」
桂花「嫌よ!なんで旅に出てまであんな奴のこと探さなきゃいけないのよ!」
詠「別に探してとまでは言ってないわよ」
桂花「ついででも会わないわよ!!」
詠「……ちなみにさっきの話だけど。負けず嫌いと、桂花がいろいろ見て回るために休学するのって……関係ある?」
桂花「ん……」
詠「……」
桂花「そうね、そうじゃなかったら……こんなに焦って駆けまわったりしてないのかも」
桂花「皆頑張ってるから……負けたくないのね、私も」
詠「呆れるけど……ちょっと、羨ましいかも」
稟「うげぇっふおうふ!!うぼぁ!!」
風「あら、失敗でしたか」
稟「風!これなにいれたんですか!?」
風「コーラにコーヒーと味噌汁混ぜてみましたぁ、眠気覚ましになると思いまして」
稟「ふう゛うううう!!!!」
詠・桂花「「うるさいわね!!」」
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