一刀くんの現代日記
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今日山登りに行ったら犬と会った。懐かれたので一緒に遊ぶことにした。

 

会ったばかりだというのに犬はどんどんじゃれてくる。腹辺りを弄ると嬉しそうにバタバタする。尻尾もかなり荒ぶっていた。お手も、お座りも、ちん○んもなんでも命令が出来た。まるで言葉が通じているようだった。

 

リュックサックに野良犬と野良猫用に用意しておいた餌を入れてることを思い出し、それを犬に食べさせることにした。犬は食欲旺盛に食べているのを見るとほっこりした。ちょっと餌をひょい取り上げてみると「く?ん く?ん」と鳴き声をあげる。可哀想なので餌を戻してやることにする。戻すと犬はまた食べ始めた。

 

しばらくするとペットの飼い主らしい子供がやって来た。流石にこんなに懐く犬なんていないとは思ってはいたが、落胆した。

どうやら子供は、犬が俺に懐いてたから俺が悪人じゃないことがわかったようだ。

犬はご飯を食べたばかりだからおねむのようだ。子供も探し疲れたのか犬の近くで眠りにつく。俺も眠気が差してきたので寝ることにする。それにしてもこの子供・・・大きいなあ。

 

眼が覚めると空はもう紅かった。そろそろ家に帰った方がいいと言うが、子供は帰る家が無いという。

このまま野宿するつもりだったらしいが、危ないので自分の家に連れ・・・もとい子供と犬を連れて帰ることにした。

夕食をご馳走した。子供はこんなに美味しい物を食べたことがないと褒めてくれた。嬉しかった。犬にもちゃんと餌をあげた。・・・明日はもっと材料は買ってこなければならかったが。

流石に寝る時は別々にと思ったが、一人じゃ寂しいと駄々をこねられた。顔を俺にすりすりしながら言ってきたのである。「ダメ?」というセリフと共に。やめて。死ぬ。

結局二人と一匹で寝ることになった。明日はこの子をどうしようかなと思いながら、眠りについた。

 

次の日。

 

この日ほど本郷猛さんを恨んだことはなかった。

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あの人は悪くないです
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最後のは、どういうことよ?(劉邦柾棟)
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