真・恋姫ヨルムンガンド第十一話
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イラクにある砂漠地帯、草一本生えていないこの地を真っ直ぐ伸びる道路をHCLIの数トンクラスの大型トラックに乗って行く

 

因みに俺はワイリさんが運転する先頭車両の上に、ヨナは最後尾の車両の上に座って周囲を見回しているって言っても前も後ろもアスファルトのラインと本当に草も生えてない荒野だ

 

そして俺達を護衛しているPMC通称エクスカリバーとか言う連中だ。ナザルと言うこの地に詳しい人がココ姉さんが乗る車に乗っている。何でもエクスカリバーの連中はアラビア語が話せないから通訳だとか

 

それにしても連中さっきから無線オープンにしてガキみたいな事くっちゃべってやがる。前後どちらからも車両が来ない事を祈る・・・・連中必ずぶっ放すぞ?

 

なんて考えていたら

 

 

 

ヨナ『ココ、後ろから白い車。追い抜くかも』

 

 

 

ほら来た。俺は他の車両の上に居るチナツとヘックスに合わせて無線を繋げる

 

 

 

カズト『チナツ、ヘックス。ヘカートさんとサイレントを構えろ、目標はM2機関砲と連中が持っているAK47。十中八九民間人にぶっ放したら発射機構を撃ち抜け』

 

チナツ『御意なのだ』

 

ヘックス『絶対撃つわね』

 

 

 

俺も伯爵の撃鉄を二丁とも上げて置く

 

後方でルツさんとアールさんが運転手を確認。初老の男性で問題無し・・・だが

 

 

 

エクスカリバーのグラサン『敵車両、射撃しろ』

 

 

 

トラックの間から大型の機関銃を乗せた車両が飛び出して来た、引き金が引かれる前に銃機関銃にはチナツが。助手席に座っていたさっきぶっ放してぇとか抜かしていたヤツのAKの発射機構を撃ち抜いた

 

二人が撃った瞬間に俺はトラックの上を疾走する、最後尾のヨナの元まで一気にたどり着くと。途中でも行っていた飛び移りで後方から来た白い車の上に飛び移る

 

ビックリしている初老の男性に紙切れに『雇ったPMCエクスカリバーが無差別発砲の恐れあり。安全圏まで護衛します』っと

 

ビックリしてカクカク頷いてくれたのでまぁ良いだろう。俺は伯爵に肉厚の刀身三十センチの銃剣を取り付ける。弾丸?実弾ですが何か?

 

一瞬固まっていたエクスカリバーの連中が再起動して撃ってきたがその銃口に五十口径の弾丸をブチ込んで差し上げたよ。弁償?命取らないでやってるんだ、むしろ弾代請求するね

 

チナツとヘックスも。特にヘックスは対人用のサイレントアサシンで発射機構のみを撃ち砕いてくれている、こんな事に成るなら軍用対物ライフル。確かM500?だったか?それ出しとけばよかった

 

銃弾が何発か飛んで来たがタイヤやエンジン等致命的な場所には当たらなくて良かった。ワイリさんの運転するトラックを過ぎた所で俺は。修理費として日本から買い付けた金と宝石が入った袋を渡して車の後ろから飛び出して。正面に迫って来るトラックに上手く脚を掛けて飛び上がり元の位置に戻った

 

 

なんか無線が煩いと思ったら車両が止まった

 

トラックから降りるとエクスカリバーの連中がギャアギャアうるさく詰め寄って来た。やれ何で邪魔しただのぶっ壊した銃はどうしてくれるだのと

 

俺はそんな事知った事かとチナツに弾丸を、ヘックスに軍用アンチマテリアルライフルを渡していたら

 

ココ姉さんが『お前達は首だ。耳まで腐っているのか?名前も実戦もダメダメな負け犬共。私の荷物にも仲間にも手を出すな、とっとと尻尾を巻いて失せろと言ったんだ。山賊』

 

 

と言い負かしてやった。武器の弁償?するわけないだろうwwwww

 

 

 

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ココ姉さんが護衛代ケチった所為であんな安っい連中だと思わなかった〜。ちなみに運転手やってくれているエクスカリバーの通訳ナザルさん、彼はやすっぽくな〜い♪

 

っと楽しいおしゃべりを始めたのでつまらない空気は消えた。代わりに

 

 

 

ココ『襲撃されても車両捨てて逃げて良いよ〜』

 

マオ『ココさん、砂漠のど真ん中で脚が無くなるのは不味いですよ』

 

ココ『ん〜それもそうだマオ!じゃぁこうしよう?一発でも撃って来た奴がいたら撃滅しろ。カズよりもキル稼いだらボーナスも出すよ〜』

 

 

 

等と面白い提案がでた。通信越しだがみんなも楽しげでテンションあがっているようだ

 

エクスカリバーが居た時も話してくれたワイリさんの湾岸戦争だっけ?その頃の話しを聞かせてもらった

 

簡単に説明するとこうだ

 

 

 

当時、ワイリはデルタ小隊に居た頃のレームさんに建築爆破を頼みに来て。そこでデルタチームと一緒に敵さんの化学爆弾作ってる工場をブッ飛ばしてくれとの事なんだが。情報が写真しか無くワイリさんは道中ずっと柱の予測等を行っていた

 

道中のデルタ隊員達との会話ではワイリさんは祖父も親父も建築家の家系で、その方面の大学出たのにいつの間にか軍隊に入って建物吹っ飛ばす側に回っていたとかでデルタの隊員達が俺達よりぶっ飛んだ奴だなと大いに笑ったそうだ

 

その後ヘリで近場まで送ってもらい化学工場に潜入、ワイリさん曰くこの時敵を殲滅したデルタ小隊はまるで動く銃座の様だったと言う。正確無比でゲームみたいに敵を一気に片付けて行ったとか

 

安全を確保した後ワイリさんが爆弾の設置を開始、一人瀕死の敵兵がワイリさんを撃ったが米神の所を掠っただけですんでワイリさんも掠ったとは言え被弾しても構わず爆弾設置を続行。だがメッチャ太い柱とその数に持ち込んだ爆薬が足りず。デルタ隊員に頼んで化学爆弾を持って火力を補い建物からコード限界まで離れて起爆

 

爆発後。四散するのではなく建物の自重で潰れるように倒壊した

 

この時デルタの隊員達は勿論レームさんにその爆破技術を褒められその道を歩んだ。軍の試験をパスしてデルタ隊員の同僚と成り、とあるバーでデルタ隊員とそのガールフレンドと思わしき女性の元で昔話に花を咲かせた

 

この時の隊員のワイリさんを紹介した時に言った言葉は爆弾魔のワイリ・コヨーテ。デルタの隊員達にレームさんから紹介された時は慌てん坊の爆弾魔ワイリ少尉だったとか

 

そこでレームさんが軍を止めた事を知り連絡先を教えてもらう、そして当時なかった耳上の剃り込みを入れていたらしい・・・・で聞いたところ。リアルで無線越しに全員が吹いた

 

なんでも『湾岸戦争の時撃たれた所、片方だけ毛が生えなくなったからバランス取った』との事で。不覚にも飲み水を噴いて虹が出来た

 

そして不意に追撃が

 

ヨナ『面白かった、ワイリの髪型の話し』

 

 

皆『『『『『BUAHAHAHAHAHAHAHA♪』』』』』

 

そしてその直ぐ後、今度はレームさんがワイリさんの話しをしてくれた

 

何でも俺達の中にブラックリストに載っているのが五人いるらしい・・・五人?

 

俺とココ姉さんは当たり前だとして。ヘックスとアールが最近ココ姉さんの私兵として再契約したから、そして何とワイリさんもブラックリストに載っているそうなのだ。チナツ?最近限りなくブラックに近いグレーだとかで俺の元に来てから要注意人物だとかで

 

 

っで。ワイリさんの話なんでけど。レームさん曰く『つーかヤバい、ワイリ、ヤバい』

 

ワイリさんは爆弾に鼻が利くとかでこういう移動の時は必ず先頭に居り素人の仕掛けた爆弾何てすぐわかっちゃうらしい

 

過去、海運王の御曹子?であるココ姉さんはカモがネギどころか鍋とガスコンロを背負っているような存在だったそうで、当時でフロイド・ヘクマティアルの護衛だったレームさんとチェキータだけだったとかで。そこにワイリさんが入った

 

そしてそんなココ姉さんは爆弾魔達の標的に成るのは必然とも言えた・・・だが。ワイリさんが入ってから違った、ワイリさんのやり口は『そのまんま返し』ココ姉さんを狙った爆弾魔達が自分の爆弾で爆死しまくったそうな、警察もコレを不思議がっていたが死ぬのはテロリストだしまぁいっか?な感じだとか

 

そしてギリシャだか何処かの国で止まっていたホテル丸ごと吹き飛ぶ量の爆薬を仕掛けられたらしいっが。ワイリさん曰くチョロかったらしい

 

何時まで経っても爆発しなかったので仕掛けた本人が確かめに来た処。かなり離れた場所から当時ムスッとしていたまだ子供と言ってもいい年のココ姉さんに双眼鏡越しにホテルを見てもらい・・・・カチッと起爆

 

 

ボフンッ♪・・・・・六階建てが五階建てに成った

 

 

酷い、コレは酷いwww

 

レームさん曰くワイリさんは爆弾で遊ぶ癖があるそうで。戦争時代ベタ褒めしちゃったのが始まりとかでよりもっとクールな爆破を見てもらいたく好むようになった。当時何時もムスッと常に命を狙われ続け不機嫌顔なココ姉さんがワイリさんの爆破技術にご機嫌になったのも起爆剤に成ったそうで。その後はもう完全にブレーキがぶっ壊れてノンストップ。次には北アフリカの・・・・・・

 

 

結果=ヨナがワイリさんをメッチャクチャ警戒して。ワイリさんは昔話をされて悶死しかけヨナに警戒、皆にドン引き&爆笑?されてもうシッチャかメッチャかに。俺?武勇伝をもっと聞かせてもらいたくて本人に詳細を聞かせてもらった

 

 

こんな経歴がありブラックリストに乗る程の一流や達人を越えた匠、それも神匠と言ってもいいほどの爆弾の扱いに置いてはプロフェッショナルになったのであった

 

 

 

 

 

 

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その後昼食を挟んで出発した・・・・が

 

ワイリさんが待ち伏せと爆弾の気配を察知して全車両停止。皆降りて迎撃態勢を整えた・・・・うん、居る。ワイリさんが自分なら此処に仕掛けると言いていたところが良く見える丘に結構な人数の気配があるっと良かった、おじさんは無事にここを通ったらしい

 

ルツさんとレームさんが狙撃ライフルで狙撃手と後ろから来たアホ共の額にタバコを吸うための穴をあけてあげた。俺とチナツ、ヘックスはココ姉さんが気負付けろと言っていた連中が新調したてのM2機関砲を他の連中が再使用しない様に銃身から内部を撃ち抜いて差し上げた

 

車が停車してそれを縦に銃撃戦を始めたアホ共を他所にワイリさんが仕掛けられていた爆弾を弄って丘の連中を爆破した・・・・・・あの話しを聞いた後だと、いつも以上にあの爆破の技術力に感嘆させられる

 

結構離れているのに爆風と爆炎が此処まで届く。そしたら後ろから追って来た連中人間爆弾を連れてきやがった、現地人に日本でなら何十年ものローンを組んで建てた家を内側から爆散させられるほどの爆薬量だ

 

それを道からずれた所で伏せていたココ姉さんとワイリさんが転べと指示し爆弾の解体を始め起爆装置に成っている携帯をはずして『ハッハッハッハ、はい?もしもし』と笑っていた

 

そんで爆破した丘の方から生きている赤紫?のシャツを着た男と覆面サングラスの男が連れて来られた。無線で聞こえて来た処、シャツの男はエクスカリバーの社長なんだとか

 

それを運んできたウゴさんとマオさん・・・あと付いて行ったナザルさんが戻って来た。サングラスの男は彼の物だ、なんでも英国の重役の息子で家が金持ちだとかで貰ったんだとか・・・・強か(したたか)だなオイ

 

そんで社長さんに爆弾を付けてやり、後ろから追って来た連中の元へたどり着いていた。スコープ越しに唇を読んだら『おい、あれ・・・社長じゃね?』ドッカッ〜ン♪

 

 

・・・・・止めてあった車両は横転後爆破、PMCの連中も爆死を視認

 

黒のび太。じゃなかったワイリさんヤヴァイマジヤヴァイ

 

そのまま一端周囲警戒を警戒していたが追加は無し。その場に少しとどまっているとナザルさんの御仲間と思われる黒い大型車が何台か列を成してやって来た、そのナザルさんは半年程エクスカリバーに潜入していたそうな。今回俺達が関わった事により壊滅&金蔓ゲットだぜ☆

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ヨナ「ココも言っていたがこの国の連中逞しいな・・・ワイリの授業はちゃんと受けないと・・・またな」

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あとがき

 

どうもアサシンです

 

 

今回はワイリさん無双と成りました。カズト達は人撃ってないなんてある意味平和だったのかもしれません(爆▽撃www)

 

ある意味でヨルムンガンドのキャラクターの中でもトップクラスの実力者でした。まず敵にはしたくありませんね

 

では次回予告へ

 

 

 

次回 真・恋姫ヨルムンガンド第十二話

 

       彼の名はヨルムンガンド

 

 

 

 

 

 

 

 

ではでは

 

 

 

 

 

 

 

 

 

狩りの時間だ

 

説明
黒のび太くんの爆襲
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コメント
げんぶさんへ、一刀「何処が!?」(アサシン)
ExsiSさんへ、一刀「即時中止を要請する!」(アサシン)
黒鉄さんへ、一刀「OK,話し合おう。人類は対話しなければならない!」(アサシン)
スネークさんへ、一刀「混ぜるな危険だぁー!?」(アサシン)
某プリンセスも真っ青な関節技(サブミッション)を掛けつつ、小一時間くらい罵りたい人は挙手。(ExsiS)
一刀……俺とそんなにO☆HA☆NA☆SIしたいのか?なら仕方ないね!(背中に黒い渦々しい槍を背負いながら)(黒鉄 刃)
( ▼ω・)「その話、俺も混ぜてもらおうか」(背負ったバックパックからワイリ流爆破塾の卒業証書がこぼれ落ち、C4がチラチラとバックパックから見えている)(スネーク)
黒鉄さんへ、一刀「どうやらアンタとはジックリ話さなきゃならねぇ様だな」(アサシン)
げんぶさんへ、一刀「そっちののび太要素はいっちゃった!?まぁココ姉さんの私兵で戦争にも従軍してたから射撃の腕良いよな!!」(アサシン)
今回は一刀が種馬して無い…だと…?(黒鉄 刃)
俊さんへ、肌が黒くて髪型は短く丸く刈っており、〇眼鏡を掛けていたから付いた・・・・と思います。爆弾のスペシャリストですね(アサシン)
げんぶさんへ、一刀「イヤァアアアアア!!」(アサシン)
スネークさんへ、カズト「ワイリさぁあああああああああああん!?」(アサシン)
・・・黒のび太って言うか、リアルボンバーマンって感じですね。(俊)
( ▼ω゚)「ワイリさん!私に爆破技術のすべてをご教授ください!」ワイリ( 'ω')「何故だ?」( ▼ω゚)「一刀のナニを吹っ飛ばすためです!」ワイリ( 'ω')「乗った!」(スネーク)
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