結局の所
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「もう無理です。『Could you?』が『くぎゅー』に聞こえました。釘宮病隔離病棟行ってきます。」

 

「逝ってこーい。」

 

「あれ冷たくね?こんな俺に愛想尽かしましたか?」

 

「いや、そうじゃなくって、イライラしてんだよなー最近。やっぱ受験の弊害ってあると思う。」

 

「俺はイライラしてないよ。帰ったらホロたんに会えるから。」

 

「お前、頭がお花畑だな。」

 

「そうですよ。俺も自分でそう思うもん。地理で『タイガ』が出て来た時、『手乗りタイガーっ!!』って頭の中で叫んでたし、『テラロッサ』が出て来た時は『フェイト・テスタロッサーっ』って実際に叫んだし。」

 

「ある意味うらやましいわ。お前の頭。」

 

「えっへん。」

 

「ほめてねーよ。」

 

「そうですか。しゅん。」

 

 

「つれーなー受験勉強。」

 

「そうですなー。一応、俺も勉強してるしねー」

 

「受かりたいなー。」

 

「そだねー。」

説明
もう何か嫌です。
受験、面倒くさいです。
「悲しいことにこれから塾の自習室に行くのが自分のルーティーン。あれ、ルーティーンってなんだっけ?」
とか考えているんです。
いろいろと切実です。


相変わらずの五分小説です。
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オリジナル 五分小説 受験 受験勉強 

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