受け継がれし意思〜天からの御使い #2 改訂版
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目の前の人物の自己紹介を聞いた一刀は…唖然とした。

 

一刀(趙雲…だって?趙雲っていえばあの三国志だよな。でも三国志は全員男のはず、しかし目の前の趙雲は女性…どうゆうことだ?)

 

趙雲「どうしましたか?鳩が豆鉄砲食らったような顔して。」

 

一刀「あ…いや、なんでもないよ…趙雲…さん」

 

趙雲「…?」

 

「星ちゃーん。」

 

趙雲さんの後ろから幼い声が聞こえてきた。

 

一刀「ん?」

 

目を向けると、頭に人形を乗せた金髪の女の子と、眼鏡をかけた女性が向かってきていた。

 

趙雲「おぉ、風に稟か。」

 

「おぉ、風に稟か。ではありません。どうしたのですか、いきなり走って。」

 

趙雲「あぁ、先ほど賊を追い払った人でな。」

 

一刀「北郷一刀といいます。」

 

「性が本、名が郷、字が一刀ですか?」

一刀「あ、いや、性が北郷で名が一刀、字は無いよ。」

 眼鏡の言葉に対して訂正する一刀。

「字が無い?」

「それはまた、変わってますねえ〜。風は程cと申します〜。」

 

「私は郭嘉と申します。」

 それを聞いた一刀はさらに愕然、二人共三国志の人物の名前だったから。そして、一刀はある一つの結論へたどり着く。

一刀(パラレルワールド・・か?)

趙雲「ところで、北郷殿。」

一刀「ん?」

趙雲「先程の武を拝見させていただいたが、なかなかのようだ、私と一つ、手合わせをしてもらいたい。」

一刀「え?」

趙雲「どうだろうか?」

郭嘉「そうですか?その剣?は変わっていますが、北郷殿自身は、そんなに強そうに見えませんが。」

程c「まあ人は見かけによりませんからね〜。」

一刀「いいよ、手合わせは嫌いじゃないしね。」

 実は一刀、結構好きである。

趙雲「では、稟、審判を頼みたい。」

郭嘉「わかりました、それでは−」

 星は自らの武器、龍牙を、一刀は虎徹を構える。

郭嘉「始め!!」

 

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始めといわれた瞬間一刀は覇気を円のようにして集中し始めた

 

趙雲(これはなんとも…隙がない。)

 

郭嘉(ここまでの御仁とは…さっきとは段違いです。)

 

程c(ですね〜 これは稟ちゃん見る目が少しなかったですね〜)

 

趙雲(このままでは埒が明かない 何とか勝機を見出さないと)

 

そして始まってから40秒ほど経ち…

 

趙雲「はっ!」

 

趙雲が一刀の心臓めがけて突きを放つ。

 

一刀「ふっ。」

 

一刀は必要最低限の動きで交わしながら、虎徹を趙雲の首筋めがけて放つ

 

趙雲「くっ」

 

趙雲はとっさに後ろに飛び回避したが、

 

一刀「終わりだ。」

 

一刀は一瞬のうちに間合いをつめて首筋に虎徹を当てた。

 

郭嘉「そこまで!!」

 一刀は趙雲から離れる。

趙雲「いや、お見事、まさかこの私がこうも圧倒されるとは・・」

一刀「いえ、それほどでも・・」

趙雲「ご謙遜を・・どうやら、あなたは信頼できるようだ、あなたに私の真名を授けよう。」

一刀「え?真名・・?」

 一刀は真名の説明を受けた。真名とは、個人が持つもう一つの名前で、許可無く呼べば首をはねられても文句は言えないらしい。一刀は思った。

一刀(こりゃうかつに名前を呼べないな。)

趙雲「私の真名は星です。」

程c「では風も、真名は風です、よろしく。」

郭嘉「二人が教えるのであれば・・私の真名は稟です、よろしく。」

一刀「俺には真名は無いから・・一刀と呼んでくれ。」

星「承知しました。一刀殿。」

 こうして、一刀は三人から真名を授かった。

 

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そうしているうちに東から砂煙を上げながら来る軍勢が見えてきた。

 

趙雲「あれは…官軍か?」

 

郭嘉「みたいですね…あれは曹の旗です!」

 

趙雲「今官軍と関わるのは避けたいな 一旦逃げるぞ。」

 

程c「そうですね〜 一旦逃げましょ〜」

 

郭嘉「ですね では一刀殿一旦さらばです。」

 

一刀「あ…行っちゃったよ う〜ん まぁ曹ってことはおそらく曹操あたりだろう…」

 

などど考えてるうちに

 

周囲には騎馬の群れができてその後ろから3人の女の子が出てきた。

 

???「華琳さま! こやつは!」

 

華琳「どうやら違うようね。連中は年かさの、中年男と聞いていたし」

 

???「どうしましょう 連中の一味かもしれませんし引っ立てますか?」

 

一刀「話してる最中にすまないんだが少しいいか?」

 

華琳「……何?」

 

一刀「名前を教えてもらいたいのだが」

 

華琳「それはこっちの台詞よ。あなたこそ、何者? 名を尋ねる前に、自分の名を名乗りなさい」

 

一刀「えっと北郷一刀だ 生まれは日本で聖フランチェスカ学園の学生だ。」

 

???「……はぁ?」

 

一刀「で悪いんだが君たちの町まで行きたいのだができれば連れてってもらえないだろうか

なにせ来たばかりで地理が分からなくて」

 

???「華琳様、まさかこやつ」

 

華琳「えぇ 私も今そう思ったわ 秋蘭」

 

???「???」

 

華琳「北郷一刀」

 

一刀「はい」

 

華琳「連れて行くのは別段いいけど少し話できるかしら?」

 

一刀「かまわない さっき聞いてた話も少し気になるし」

 

華琳「結構 じゃ連中の手がかりがあるかもしれないから半数は捜索を 残りは一時帰還するわよ。」

 

というわけで待望の町にいくことになった。

 

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秋蘭「ではもう一度聞く 名前は?」

 

一刀「北郷一刀」

 

秋蘭「では生国は」

 

一刀「日本」

 

秋蘭「…この国に来た目的は?」

 

一刀「分からない」

 

秋蘭「ここまでどうやってきた」

 

一刀「……前後の記憶がないから分からない 気づいたらあの荒野に居た」

 

秋蘭「……華琳様」

 

華琳「埒が明かないわね。 春蘭。」

 

春蘭「はっ! 拷問にでも掛けましょうか?」

 

一刀「……」

 

華琳「あら どうしたの?」

 

一刀「拷問するんだったら今すぐこの場から逃げようかなって考えてるっていったらどうする?」

 

春蘭「貴様! やはりやつらの仲間か!」

 

一刀「少しだけ話が見えてきたから少しいいか?」

 

華琳「……いいわ 話してみなさい」

 

そうして一刀は最初に荒野であった3人組の話をした。

 

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華琳「…そうゆうことね。 でもさっきの情報だけでよくそれが分かったわね。」

 

一刀「いあ 何 君たちの話を聞いてたらそうじゃないかなとおもってね」

 

華琳「でその3人組はどこに向かったの?」

 

一刀「すまない そこまで確認していなかった」

 

華琳「そう 仕方ないわ」

 

一刀「後一個こっちから聞きたいんだが」

 

華琳「なに?」

 

一刀「今呼び合ってるのは真名だとおもうから君たちの名を教えてもらいたいんだが」

 

華琳「あら、知らない国から来たのに真名は知ってるのね」

 

一刀(君たちに会う前にあってるからとかは言わなくていいか…)「まぁ…ね」

 

華琳「そいえば名乗ってなかったわね 私は曹孟徳。それから彼女たちは夏侯惇と夏侯淵よ」

 

夏侯惇「ふんっ」

 

夏侯淵「………」

 

一刀「魏の曹操に夏侯惇と夏侯淵か…」

 

曹操「……どうゆうこと?」

 

一刀「ん?」

 

曹操「…どうしてあなたが魏という名を知ってるの?」

 

一刀「あぁ おれのいた世界では有名なのさ 魏の曹操ってね」

 

曹操「信じられないわ…」

 

夏侯淵「どうかしたのですか? 華琳様?」

 

曹操「魏というのはね私が考えていた国の名前の候補のひとつなの」

 

夏侯淵「…は?」

 

夏侯惇「どうゆう意味ですか?」

 

曹操「まだ春蘭や秋蘭にも言っていないわ。近いうちに話すつもりだったけれど」

 

曹操「そしてなぜあなたは曹孟徳ではなく操という名を知っていた 答えなさい」

 

夏侯淵「まさか、五胡の妖術使いでは。」

 

夏侯惇「! 華琳様お下がりください 魏の王となるお方が妖術使いなどに近づいてはなりませぬ」

 

一刀「それについて少し話したいんだがいいか?」

 

曹操「……えぇ 聞きましょう」

 

それから自分が考えていたことを洗いざらい話した。

 

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一刀「てなわけで俺は未来から来たってことになるんだと思う」

 

曹操「……秋蘭、理解できた?」

 

夏侯淵「ある程度は。 しかしにわかには信じがたい話です」

 

一刀「俺だってそう思ってるけどそうしないと辻褄があわなくなるんだ。」

 

曹操「まぁ…ある程度は理解できたわ…しかしあなたが天の御遣いとはね」

 

一刀(何だ…天の御遣いって)「なぁ 天の御遣いって何だ」

 

曹操「あ〜 天つまりあなたでいうとこの未来ってことよ」

 

一刀「なるほどな ありがとう」

 

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夏侯淵「さて北郷 大きな疑問が解決したから現実的な話をしてもいいか?」

 

一刀「さっきの三人組のことか。 だがさっき馬上で話したことで全部だぞ?」

 

俺は町に向かっている間に三人組のことをはなした。

背格好 顔のこと 格好など

 

曹操「だから わたしたちの捜査に協力しなさい」

 

一刀「あぁ いいぞ」

 

夏侯惇「ずいぶん素直だな」

 

一刀「行くアテもないしな それだったら曹操の捜査に協力するさ」

 

今は何としても金をつくらないと そのためにも曹操のところで厄介になったほうがいい。

 

曹操「そうでもないわよ あなたの未来の知識は上手く使えば私の覇業の大きな助けになるでしょう」

 

一刀「まぁそうだろうね」

 

曹操「それにあなたの話を信じる人なんてそう居ないでしょう」

 

一刀「確かに… 了解した。なら俺を利用してくれ、 まぁ価値があるときはな」

 

曹操「いい心がけね。なら部屋を用意させましょう。好きに使うといいわ」

 

一刀「ありがとう 本当に助かる」

 

曹操「ふふっ…そういえば一刀の真名をきいてなかったわね 教えてくれるかしら」

 

一刀「あ〜 えっと 俺って真名ってゆう物自体がなかったんだ 強いて言うなら一刀が一応の真名にあたるのかな?」

 

曹操「……っ!」

 

夏侯惇「な、なんと…」

 

夏侯淵「むぅ…」

 

一刀「あ 強いて言うならだから気にしなくていいからな。」

 

夏侯淵「あぁ…しかし予想外だったな」

 

華琳「…なら一刀 私のことは華琳と呼んでいいわ」

 

一刀「…ありがとう そう呼ばさせてもらうよ」

 

秋蘭「…ふむ では北郷 私のことも秋蘭と呼んでくれ」

 

一刀「分かった ありがとう」

 

夏侯惇「秋蘭っ! お前まで…」

 

華琳「春蘭はどうするの? 預けないの?」

 

夏侯惇「華琳様まで… しかしこいつの名が本当に真名なのか分からないじゃないか」

 

華琳「そのときは頸をはねるまでよ 一刀あなたはどうなの? 本当に一刀が真名なの?」

 

一刀「どうもなにも一刀は俺が親からもらった名だ 嘘偽りはないよ」

 

華琳「結構、じゃこれからは私たちを真名で呼ぶこと いいわね 春蘭も」

 

春蘭「は、はぁ…」

 

一刀「それじゃこれからよろしくな 華琳」

 

そうして俺は華琳の元でさまざまなことを経験していくのであった

 

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はいくぅーです

 

いきなり話を新しくしてしまいすいません

 

これからも更新は早くしようと思いますが末永くお願いいたします

 

 

 

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