受け継がれし意思〜天からの御使い #5 改訂版
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行軍中…

 

一刀「なぁ華琳」

 

華琳「どうしたの一刀」

 

一刀「今日はどの村に賊が出たんだ 俺の調べでは近辺に賊の住処なんてなかったぞ」

 

華琳「あぁ そのこと それは隣の県令が助けを求めてきてね で代わりに私が隣の県令の権ももらったのよ」

 

一刀「なるほど じゃこれからは近辺の村々にも放ったほうがいいな」

 

華琳「そうしてもらえると助かるわ」

 

一刀は密かに華琳に許可を得て軍の中にいる実力者を集めて忍のようなものを結成していたのである。

その数は50人 しかしその50人だけで華琳の親衛隊に対して対等以上の仕事をするものたちであった。

 

春蘭「華琳様 前方にて戦闘による砂煙が起こっているようです」

 

一刀「そうか 分かった それじゃ華琳俺は対処に向かうよ 春蘭 俺ときてくれ」

 

華琳「えぇ お願いね」

 

一刀「あぁ 春蘭行くぞ」

 

春蘭「はい!」

 

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砂煙が見える場所に来たとき…

 

一刀「ふむ あれか…」

 

春蘭「どうしますか 師匠」

 

一刀「俺一人のほうがいいだろう 春蘭は華琳たちを近くまで連れてきておいてくれ」

 

春蘭「はい 分かりました」

 

一刀「さて 久々に人の生に触れるけどまぁ大丈夫だろう」

と独り言を言いながら目の前の砂煙に対して突っ込んでいった。

 

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女の子「でえええええい」

 

賊A「くそが この餓鬼つええぞ」

賊B「大丈夫だ こっちのほうが数は勝っている 取り囲んでやっちまえ」

 

女の子「はぁ…はぁ… こんなに沢山… 多すぎるよぉ…」

 

賊「ぐはっ」

 

一刀「てめぇらそこまでにしとけ 一人に対して何だこれは」

 

賊「はぁ!? なめてんじゃねぇぞ おい こいつからやっちまえ」

 

といって賊全員が一刀に対して向かっていったのだが

一刀「…ふっ」

 

賊「ぐぁぁ」

 

賊「こいつやばいぞ むちゃくちゃつええ いったん逃げろ!」

 

一刀「大丈夫かい? 怪我はないかな」

 

女の子「は、はい! ありがとうございます」

 

一刀「さてと君少しいいか」

 

兵士「はっ 何でしょうか 将軍」

 

一刀「さっきのやつらの居場所探すために斥候を何人か選んで追わせてくれ」

 

兵士「はっ!」

 

一刀「じゃ頼んだよ」

 

とか行っているうちに華琳たち本体がこっちに向かってきていた。

 

一刀「お 華琳たちが来たか すまない 少し待っててくれ」

 

女の子「………っ!」

 

華琳「一刀 賊はどこにいるの」

 

一刀「俺が何人か斬ったらすぐに逃げてったよ 今斥候を放ったところだ」

 

華琳「あら 気が利くじゃない」

 

一刀「当然のことをしたまでだ」

 

女の子「あの すいません」

 

華琳「あら この子は?」

 

一刀「さっき賊に教われてた子だよ」

 

女の子「あなたは国の軍隊ですか?」

 

春蘭「あ、あぁ そうなるが…はっ」

 

と春蘭が行った瞬間女の子は武器をふりあげて攻撃してきた。

 

春蘭「き、貴様 何をっ」

 

女の子「国の軍隊なんて信じるもんか 守りもしないで税金ばっかりもっていって!」

 

一刀「そこまでにしろ」

 

女の子「はっ…」

 

女の子は一刀の放った覇気に一瞬気がもっていかれそうになったが踏みとどまっていた。

 

一刀「ほぅ 俺の覇気に耐えるとはな たいした子供だ」

 

女の子「くっ でやああああ」

 

華琳「二人ともそこまでよ」

 

女の子「えっ……」

 

華琳「剣を引きなさい そこの娘も 一刀も」

 

女の子「は、はい……」

 

華琳「一刀 この子の名は知ってるの?」

 

一刀「いや 知らない」

 

許緒「きょ、許緒といいます」

 

華琳「そう 許緒 ごめんなさい」

 

許緒「……えと あの…」

 

華琳「名乗りが遅れたわね 私は曹操 山向こうの陳留で刺史をしているものよ」

 

許緒「山向こうの… あ…それじゃ… ごめんなさい!

山向こうの話は聞いてます 刺史様はすごく立派で 税金はすくないし悪いこともしない

賊も少なくなったって聞いています。 そんな人にボク…」

 

華琳「構わないわ、国の腐敗は私たちがよく分かっているからね 官と聞いて許緒が怒るのも仕方のないこと」

 

許緒「で、でも…」

 

華琳「だから許緒 あなたの勇気と力 私に貸してくれないかしら」

 

許緒「え… 僕の力を?」

 

華琳「わたしはいずれこの国の王となる そのためには今のままでは力が足りない だから許緒あなたの力と勇気を貸してほしいの」

 

許緒「曹操様を王に…」

 

華琳「えぇ」

 

許緒「曹操様が王になったら僕たちの村を守ってくれますか?」

 

華琳「約束するわ 許緒の村だけでなく陳留だけでもなく大陸のすべてを守ってみせる」

 

許緒「この大陸のすべてを…」

 

桂花「華琳様 偵察の兵が戻りました 賊の本拠地はすぐそことのことです」

 

華琳「判ったわ ねぇ…許緒」

 

許緒「は、はい……」

 

華琳「あなたの村を襲っていた賊を殲滅するわ まずはそこだけでいいからあなたの力を貸してくれるかしら」

 

許緒「はい それなら、いくらでも!」

 

華琳「ふふっ 春蘭秋蘭 許緒はひとまずあなたたちの下につけます わからないことがあったら教えてあげなさい」

 

秋蘭「はっ」

春蘭「了解です!」

 

許緒「あ、あの……夏侯惇さま…」

 

春蘭「あぁ さっきのことなら気にするな それよりもその力華琳様のために役立ててくれよ」

 

許緒「は……はいっ! あ 後にいちゃん」

 

一刀「ん? 俺か 気にするな 春蘭みたくやられたわけではないしな」

 

許緒「ははっ」

 

春蘭「ちょっとししょー それはないですよ〜」

 

秋蘭「ふふっ」

 

華琳「…では総員騎乗 行軍を再開する!」

 

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そうして10分もしないうちに賊のとりでに着いた そこは山の影に隠れるようになっていた。

 

華琳「この付近の賊はあいつらだけなのかしら」

 

許緒「はい そのはずです。」

 

華琳「敵の数の把握はどうかしら」

 

秋蘭「はい およそ3千との報告があります。」

 

春蘭「我々は千と少しだから その3倍か おもったよりも多いな」

 

桂花「もっとも奴等は集まっているだけの烏合の衆 われらの敵ではありません」

 

華琳「けれど策はあるのでしょう 兵糧の件忘れてないでしょうね」

 

桂花「無論です。 兵を損なわずに戦闘を短くする策我が手中に」

 

華琳「説明なさい」

 

説明長いので省きます まぁ簡単に言えば本体をおとりにして挟撃ってことです。

 

華琳「ではその策で行きましょう 護衛に一刀と許緒がついて頂戴」

 

一刀「はぁ いいぞ 殿はおれでいいんだよな」

 

華琳「えぇ それでお願い」

 

一刀「はぁ… めんどうな役だ」

 

桂花「なっ 許緒はいいとしてこいつなんか邪魔でしか…」

 

華琳「黙りなさい 桂花」

 

春蘭「師匠が華琳様につくのであれば何の問題もないな 私たちはすぐに賊を殲滅するとしよう」

 

華琳「では作戦を開始する 全員持ち場へ」

 

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一刀「はぁ ほんとに数えるほどになったな」

 

許緒「あ 兄ちゃん」

 

一刀「ん? あぁ 許緒か どうした」

 

季衣「季衣でいいよー。 春蘭さまも秋蘭さまも真名でいいといってくれたし」

 

一刀「そうか じゃぁ季衣 華琳の護衛がんばれよ」

 

季衣「兄ちゃんも護衛じゃん どうゆうこと?」

 

一刀「俺は殿 どうせ一人で攻めろとか華琳ならいうからな」

 

華琳「あら 判ってるじゃない」

 

一刀「ほら 来た だから護衛となるのは季衣になるってことだよ」

 

華琳「そうゆうことよ お願いね 季衣」

 

桂花「ふん あんたなんかこの戦場でのたれ死ねばいいのに」

 

一刀「はいはい じゃ華琳 銅鑼を鳴らしてその後撤退で 俺がいなしながら後退していくよ」

 

華琳「えぇ お願いね」

 

といって華琳たちは銅鑼を鳴らしたのだが……

 

華琳「……桂花 これも策なのかしら」

 

桂花「いえ これは予想外でした」

 

華琳「はぁ まさか私たちの銅鑼を出撃と間違えるとはね まぁいいわ 一刀 後お願いね」

 

一刀「あぁ 少しずつ後退してくれ」

 

季衣「兄ちゃん 華琳様 賊の軍勢こっちに突っ込んできてるよ」

 

兵士「報告 敵が曹操様に対して突撃を始めました。」

 

春蘭「予定より早いがどうかしたのか まさか華琳様のみに何かが…」

 

秋蘭「それは問題ないだろう 一刀も居るのだからな」

 

春蘭「それもそうか… ならば突撃準備」

 

そういって春蘭と秋蘭率いる軍勢が賊に対して突撃していった。

 

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春蘭と秋蘭が突撃しようとしているそのとき、一刀は一人で賊の軍勢にわざわざ突っ込んでいた。

 

一刀「あぁ… 暇だ もっと手ごたえのあるやつって居ないもんかな」

 

いや 無理だろ お前今回ありえないくらい強いんだし…

 

一刀「……なんか異様に殺意が沸いたがまぁ目の前の賊に発散すればいいか」

 

…ほっ なんとかなったか

とまぁ一刀は暇すぎて欠伸しながら敵の真っ只中に突っ込んでいった その後ろにはもう1000人近い屍がつみかさなっていた。

 

桂花「そんな あいつこんなに強いなんて聞いてないわよ」

 

華琳「ふふっ よし 全軍反転せよ 夏侯将軍北郷将軍と共に賊を殲滅せよ!」

 

そうなったとは圧倒的だった 一刀が荒らしつくした賊の穴に春蘭と秋蘭が突撃し その開いた穴に華琳率いる本隊が突っ込んだのである。 賊は20分もしないうちに壊滅 死傷者は2500人近くにまで伸び生き延びたものは全員曹操軍に組み込まれることとなった。

 

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くぅーです

最後のほうに一刀君のありえないくらいの戦闘がかけたので満足です。

次回はあの3羽鳥がやっと陣営に・・・かな?

 

ではでは次回までアデュー

 

 

説明
本格的に戦闘開始です
ではどうぞ
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