別離   17.誓約
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「こうめ……」

 お前は、まだここに居たいのか。

 ここに残るという意味を知ってなお、そう言ってくれるのか。

 言葉もなく頷くこうめの顔を、やるせなさそうに見て、男はその視線を反らした。

「小烏丸」

 男は、自身の隣に掛けてあった蜥蜴丸を大事そうに手にして、小烏丸を呼んだ。

「はい」

「蜥蜴丸の事……頼む」

 本来の深い紫色の妖しい美しさを湛える刀装ではない、刀を休ませる為の朴の木で作られた束と鞘に収まったそれを、刀袋に納めながら、男は言葉を継いだ。

「これまでありがとうな、蜥蜴丸……俺が最後まで戦い抜けたのはお前のお陰だ」

「お預かりします……」

 小烏丸が、大事そうに、蜥蜴丸を手にする。

 彼の祖父の佩刀として、この家に伝わっていた妖刀。

 式姫となりし後は、小烏丸達、刀の式姫達の師でもあり、主の佩刀として、彼を鍛え、最後まで護った。

「お前は死蔵される刀じゃない、その傷癒えた後は、次の主の運命を切り開く手助けをしてやってくれ」

 深く傷つき、命取り留めたとはいえ、今は人の姿を取る事も叶わない彼女。

 だが、その主の言葉に、僅かに刀身が震えたのを、小烏丸は感じた。

 刀と生まれた最高の誉ではあるが、別離の言葉は、やはり悲しい。

「小烏丸もな……お前のお陰で、どれほど助かったか判らない程だ」

「私も……この上ない主を得ました事、終生の誇りと致します」

「そうか……皆にもな、いつかまた姿を取ったら、あのぼんくらが礼を言って居たと、伝えておいてくれ」

「はい、確かに」

 男と小烏丸……そしてこうめが、門に目を向ける

「あの日、俺が開けた門から、お前たちが飛び込んできた……あの時の事はいつでも思い出せる」

 

 今にも門をぶち破りそうだった悪鬼に狛犬。

 安堵の表情を浮かべた天女と白兎。

 こっちを白っぽい目で見ていた天狗。

 そして、まだ幼いこうめを背負った小烏丸。

 

 門の向うに居た、異相、異形の彼女たちを見て、俺はおそらくたじろいだんだろう。

 だが、疲れ傷ついた彼女たちの前に立ち、こっちを真っ直ぐに見上げて、あの幼い少女は、俺に向かって、確かに誇りを込めて声を上げた。

(この者たちは悪しき物の怪ではない……わしを信じてくれ)

(信じろ……か)

 

 あの目が、俺をここまで動かして来た。 

 

 多くの式姫がこの庭を去る中、あの時の皆は今、こうめに従うために、形代の姿に戻り、眠りに付いている。

 長き戦いの中で鍛えられ、あの戦いを始めた時からは比較にならない力を手にした皆。

 だが、まだ陰陽師としても、式姫の主としても未熟なこうめの力では、彼女たちの力を支えきれない。

 こうめが今従えられる式姫は、たった一人だけ。

 

(まぁ、貴女が妥当ですわ、小烏丸)

 

 天狗の言葉に、寂しそうに皆がほほ笑んで頷いた。

 旧主から、最後にこうめの事を託された、忠勇なる刀の式姫。

 確かに、一人だけこうめ様に従うならば、私が相応しいのかもしれない。

 それに、こうして、最後に主と直接言葉を交わせる、その事は嬉しい。

 ……けど。

 

「……っく」

 

 なぜ私なの。

 前の主とは死別の場面に。

 そして今、こうして、自分の大事な主二人が別れようとしている。

 そんな辛い場面に立ち会うのは……いつも私。

 

「小烏丸」

「申し訳ありません……ですが、私」

 こうめに従って、彼女を支えたい。

 男に従って、彼の刃で居たい。

 その願いに引き裂かれた心が、痛い。

 

「すまん……二人とも」

「……お主が、詫びる事ではないではないか」

「そうです、むしろ、ご主人様こそ一番の」

「それでも、な」

 泣き出してしまい、声にならない二人の肩を叩きながら、男は言葉を続けた。

「ここでいくらでも泣いていけ……でもな」

 

 最後は笑ってこの門を潜って行ってくれ。

 

「……無理……です」

「別れってのは、一番いい顔でするもんだ」

「良い顔」

「ああ……」

 地獄の底まで付き合うと言ってくれた、あの時みたいに。

 わしを信じてくれと言った、あの時みたいに。

「俺の我儘で悪いんだけどよ……」

 男も、どこか涙を堪える表情で。

「俺は、お前たちの、一番いい顔を覚えて置きたいんだ」

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 大地の悲鳴。

 そうとしか形容のできない無音の悲鳴が辺りに木霊した。

「やった……」

 覚えず零れた、歓喜と戦慄が入り混じったこうめの声。

 

 振りぬかれた小烏丸の刀が、燐光を吹き散らす。

 あの黄龍へと続く力の一端、それを確かに殺した。

「……く」

 気力と体力の全てを使い果たした小烏丸が、半ば気絶するように膝をつく。

 そこに駆け寄ったこうめが、小烏丸の背を気遣うように抱きながら、顔を上げた。

「どうじゃ」

「どうだ……どうなった!」

 男がこうめが上空を見上げる……その先で。

「いかん!」

 

 黄龍の顎が、光を飲み込んだ。

 

「嘘だろ……おい!」

「何でッスか!」

 3人で背中を合わせ、へたり込んで空を見上げていた悪鬼と狛犬と天女が悲痛な声を上げる。

 跳ね起きて走り出そうとする、その足が力を失い倒れこむ。

「うがー、動かないッスー」

「天女、治してくれ!」

「無理よ悪鬼ちゃん、これは怪我じゃ」

「うっせぇ!治せ……治せよ……アタイはまだ戦える!」

「狛犬が突撃できないッス、どういう事ッスかー」

「悪鬼ちゃん……狛犬ちゃん」

「嫌だ、こんなの……アタイは認めねぇぞ!」

 こんな終わりは。

 

「……っ」

 痛む翼で何とか空から降りた、そのままの姿で、重なるように倒れていた天狗と白兎。

 その天狗の奥歯が軋んだ微かな音に、白兎が顔を上げる。

 光が消えた空。

 あの眩い雷光が消え、ただ、金色の龍の鱗が弾く月光が鈍く禍々しい光で辺りを照らす。

「天狗ちゃん……嘘、だよね」

 とうに限界を超えていた体も、集中に集中を重ねてすり減らされた精神も。

 もう動けない。

「こんなのって、ないよね」

 戦う意思はあれど……抗う術すら最早ない。

「……現実ですわ」

 

「建御雷様が……」

 もう終わりなのか。

 ここまで、何とか戦ってきたのに。

 あの強大な敵を……おじいちゃんの敵も討てたというのに。

 わしは。

「……まだだ」

 あの大樹の根に手を当てていた男が、不思議なほど静かに口を開いた。

「まだ?」

 あの禍々しい金鱗を睨んで。

「建御雷は、まだ滅んでいない」

 さっきまで届いていた声が届かない。

 感じる力も僅か。

 だけど、滅んでは居ない。

「……ですが……私たちは、もう」

 こうめの傍らで、小烏丸が荒い息の間から何とか口を開く。

 肝心の建御雷を助ける方途も浮かばない、何よりもう、この体が動いてくれない。

「ああ、皆がもう限界なのは……それを超えて頑張ってくれたのは判ってる」

「では」

「俺が足掻いてみるさ」

 この根から……自分の力が庭と繋がっていくのを感じる。

「皆が奴に繋がるこの辺の地脈の力を弱めてくれたお陰で、この庭を取り戻せた」

 

 この庭。

 皆がその生を掛けて生きた。

 多くの人々と妖魔の業を刻み付けてきた、この地を。 

 この庭の力と、けちな物かもしれんが、俺の全部。

 あいつに……くれてやる。

 

「だが……どうやって」

「あいつに、気合を入れてやろうかと思ってな」

「何じゃと?」

「道は、皆が作ってくれた」

 最前まで龍に至っていた地脈。

 今は虚ろなそれだが、確かに、あの龍に繋がる道。

 ならば、そこに。

 あの中に呑まれた建御雷に、俺の力を通す。

「その先どうなるかまでは……俺にも判らんけどな」

 それを聞いたこうめの頬に涙が伝った。

 式姫の皆も、この男も、絶望の淵でまだ戦おうというに、わしは。

「……すまぬ……わしにはお主らの武運を祈るしか出来ぬ」

「何言ってやがる、建御雷を俺の式姫にするなんて無茶苦茶やったのは、誰だと思ってるんだ」

 大樹に添えた右手を離さず、もう一方の手で男はこうめの小さな頭に手を置いた。

「お前は無力じゃないぞ、こうめ」

 だから、ここに居てくれ。

 ここで、祈っていてくれ。

 俺が、ここで無為の内に生きてきた、その生に意味をくれた……お前が。

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「さて……やるか」

 

 手を大樹の根に添えて、目を閉ざす。

 やり方は……天女を助けようとした時や、こうめの言葉に従い、建御雷を式姫にした時に覚えた。

 力の流れを感じ、その流れに意識を載せる。

(滅茶苦茶だな)

 あの天女の時もそうだったが、大いなる存在が目覚めようという時とは、なんとまぁ、無秩序に力を求める物か。

 手当たり次第に、自分の周囲の力がかき集められ、一つの大きな流れになって、あの龍に流れ込んでいく。

(まるで濁流だな) 

 こうして流れに沿うと、自分と、自分が束ねた庭の力など、微々たる物である事を痛感する。

 自分の周りにも、巻き込み、取り込もうとする龍の力が迫る。

 

 自分だけでは、一瞬で飲まれていただろう、力。

 だが、この庭で生きた人々の想いが自分を支えてくれているのを感じる。

 自然体で、だが全力でこの大地に抗った曽祖父と、彼と共にこの地を拓いた人々の、堅忍不抜の意思の力を感じる。

 己に課せられた負の遺産を、次代に残さないために、わが身を犠牲にした父母の慈愛を感じた。

 そして、祖父。

 野心と欲望にかられ、この黄龍、本来は自然の力の顕現を、邪悪な存在に変える手助けをした。

 その、愚かなその妄執もまた、あの庭に凝っている事を、肌で感じる。

 

 龍の意思が近づくにつれ、巨大すぎる、人とは異質なそれに圧倒されそうになる。

 

(おい、ジジイ、聞こえてるか!)

 助けが欲しい……少しでも多くの力をあいつに届けるために。

(あんたのやらかした、人間相手のケチな戦どころじゃねぇ、今から孫が神様に喧嘩売りに行くんだ。その野心が本物だったなら、テメェも手ぐらい貸せ!)

 男の叫びに、さざ波のような気配が、周囲に起こる。 

 それは、嘲るような、だがどこか、心底愉快がっているような。

 

(泣き言か、啖呵か、勇ましいのか、情けないのか、良く判らん言いぐさじゃな)

 

 呵々と笑う声が聞こえた気がした。

(うるせぇ……全部だよ)

 釣られて、自分の顔にも、少々皮肉だが笑みが浮かんだ。

 笑いは、人の力。

(それでよい……笑い飛ばせ)

 いかなる恐怖も、迫る死も、絶望にも。

 人は、笑う事で、己を保ちながら立ち向かう術を得てきた。

 己の死すら笑い飛ばす時、成否は兎も角、この世に立ち向かえぬ物は無い。

(自分の死も……か、偉そうな事を言いやがる)

(ふん、わしの仇敵を助けに行こうとする孫を助けてやるだけでも、ありがたいと思え)

 その祖父の言葉に鼻で笑ってから、男は一つだけ、聞きたかった事を口にした。

 

(あんた……さ。何であんな真似を?)

(……したい事の為に力が入り用だった、それだけじゃ)

(そうかい)

 彼の所業を許せると思ったわけでもないが、その答えと声音に男はどこか満足した。

 俺の祖父も、また、人だった。

 力を求め、その求め方を誤ったまま……だが、全力で生きた。

(謝罪でも欲しかったか)

(逆だ、安っぽい反省の言葉を聞かされるよりは、多少マシだと思った……そんだけだ)

(ふん、頭の悪そうな言いぐさじゃな)

(自分を見ろよ、お利巧なのが血筋に産まれる要素は欠片もねぇだろうが)

 男の言葉に、その気配は確かににやりと笑った。

(違いない)

(馬鹿で結構さ)

 お利口に生きるにゃ、人生なんぞ短すぎる。

 そうだろ……皆。

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 多くの力に護られて……男は龍の中に飛び込んだ。

 もっと探すのに手こずるかと思ったが、渦巻く龍の力の中、明らかに異質な力が……まだそこに居た。

 両足の膝を抱えて、うつむくように座り込んで。

「……来たのかい」

 こんな所まで、馬鹿な男だ。

「ああ、来たぞ」

「何をしにわざわざ来た……負けたボクでも笑いに来たか?」

「負け犬人生の俺だからな、敗者を笑う趣味はねぇが……」

 男の意識に目を向けた建御雷、彼女の目には、その背に多くの人が見えた。

 ……お前も、来たのか。

 この男の一族が、その理想や野心に乗った者たちが。

「勝ち負けの見えない戦を放り出す、間抜けな軍神は笑ってやるぞ」

「何とでも言え」

 そっぽを向く建御雷の傍らに、男も座した。

「……ありがとな」

「負けて礼を言われたのは、初めてだよ」

「その負け、わざとだろ」

「……」

 建御雷は無言、だが男は言葉を継いだ。

 自分が本当に望むことを、彼女に伝える為に。

 

「お前の跡を、俺に継がせない為に、わざと」

 建御雷の敗北は、すなわち神々の戦いの始まり。

「……人には判らないだろう、死ぬより辛い運命という物だってあるんだよ」

 建御雷が悲しげな眼を向ける。

「君が、この後の戦いを完遂しても……それでも」

 黄龍は滅びない……あれは大地そのものだから。

 ただ、邪龍と化したあれは、地震を起こし土地を腐らせ、冥界まで汚す。

 故に浄化する必要はある、あるが、それを為した所で滅ぼせはしない。

 滅ぼせない以上、失った力を取り戻せば目覚め、そして天の神々との戦いが起こるだろう。

「だから、封じるしかない」

 建御雷の見せてくれた記憶を辿るように、男が呟く。

「そう……ボクが担っていたその責務を、君が継ぐ」

 この地を封じていた建御雷という力を、彼が式姫として顕現させてしまった。

 その為、その役割を、主たる彼が受け取る事になった。

 

「君のその身は、もうあの庭と、いや、あの大霊樹と不可分の存在となっている」

「そうだな」

「数年は式姫になったボクの力でも、あの龍を封印出来るだろう……その間に、あの庭に昔日の繁栄を取り戻し、気の流れをあの大樹に再び集め……その力で龍を浄化し、沈静させる、それが君の戦い」

「俺のひい爺さんのやった事だな」

「それだけでは最早済まないよ、あの妖狐の跳梁を挫き、四海を平定し……その上でボクの力に代わり、あの霊樹だけで龍王の封印を行わなきゃいけない……つまり」

 あの樹を封印の要に使うという事が意味すること。

 

「君は……人柱だ」

 

「長く辛い戦いの後に得るものがそれで、君は、耐えられるというのか?戦い抜けると言うのか……」

 ボクには、そこまで人の意思を信じることは出来ない。

 戦いの果てに望むのは名声や栄光、そして富じゃ無いのか?

 ボクに祈りを捧げた奴は、みんなそうだったぞ。

「君だからじゃ無く、人には……無理だ」

 ならば、いっそ、今滅びた方が。

「そうだな、俺だけだったら、それでも良いんだ」

 無為に生きてきた。

 多分、俺は幸せになってはいけないんだ。

 ただ祖父のした事を償う為だけに死んでいった両親を見て育った俺は、どこかでそう思い続けていた。

 そんな生が何時断たれても、動物として当然持って居る、死を怖がる以上の感慨は別に無い。

「では、何故」

「……あいつらはどうなる」

 傷つき、疲れ果て、絶望的な相手の前に最愛の存在を失い、それでもまだ戦おうとした。

「それは」

「なぁ、建御雷。俺は、苦闘の果てに自身の未来を失い、名声も栄光も何も得られないだろう……けどな」

 あの子達の目は、まだずっと先を。

 俺には見えなかった、どこか、自分の辿り着きたい場所が見えていた。

 死にたくないのではなく、生きたいのだと。

「あいつらが望んだ世界への道を歩き出す……その時間を作ってやりたいと思うのは、そんなに変か?」

「……変だよ」

「そうか……やっぱり変か」

 苦笑を浮かべた彼の顔は、それでもどこか晴れやかで。

「君にそこまでさせる、彼女は君の何なんだい?」

 血縁では無く、恋慕の対象でも無く。

 少しだけ考えて、男は自分の想いを言葉にする事の難しさに、眉間に皺を寄せながら口を開いた。

「あいつのお陰で、俺は自分が生きてても良いと思い出したんだ」

「人は、誰に認められなくたって、生きてて良いんだよ……」

「そりゃそうさ……でも、そうとしか、今の俺には言えないんだ」

 困ったような顔で……男は言葉を継いだ。

「だからさ……頼む、建御雷」

 

 俺に、本当の意味で生きる時間をくれ。

 たとえ、それが数年のことであっても。

 その先に、永遠に等しい孤独が待っているにしても。

 

「……大馬鹿だ、君らは」

 君の一族は……皆。

 なんで、揃ってボクの心をそんなに揺らす。

 

「どうなっても、後は知らないよ」

 

 軍神が立ち上がった。

 眩い雷光がその身に再び宿り、辺りに渦巻いていた黄龍の力を吹き散らす。

 

「ああ、どうなろうが、俺の式姫の為したる事、全て俺が引き受ける」

 だからやれ……軍神建御雷よ。

 お前の真の力、主に示せ。

「良かろう……ボクの示す最後の力、篤とその目に焼き付けろ」

「ああ」

 男の運んできてくれた、あの庭の力が彼女の裡に流れ込む。

 皆、そこに居た。

 そこで生き、死んでいった皆が。

(信じてやるよ……ボクの大好きな馬鹿共とその末裔を)

 今度は一片の迷いもなく、十握剣を地の一点に狙い定めた。

 あいつの居る場所に。

 あの大樹に。

 再び眠れ、大地の龍王よ。

 

「雷霆閃!」

 

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第三話:http://www.tinami.com/view/825332
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第五話:http://www.tinami.com/view/826057
第六話:http://www.tinami.com/view/827798
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