鍼・戦国†恋姫†無双X  幕間劇その弐
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鍼・戦国†恋姫†無双X  幕間劇その弐

 

 

 連合軍が補給と休息の為に岐阜城を中心に駐屯している。

 その中、各隊の補給を担当する者は湊の有る尾張まで出向く事が多かった。

 山国の美濃よりも海運によって堺から物資が届くので買える物が多く、またこの後で堺まで行軍した時に受け取る物資の発注をする事が出来るからだ。

 そんな補給担当者達に混じって昴を頭とするスバル隊も尾張の湊町に来ていた。

 

「これが尾張の湊町ですか。さすが久遠さまのお膝元の湊ですね。三崎の湊より活気があります。」

 

 海に面した領地を持つ暁月は羨望を含んだ声で呟いた。

 それを聞いた熊が得意気な顔で暁月の肩を叩く。

 

「堺の港はこんなもんちゃうどワレ♪これで驚いとるようやったら堺に行ったら輿抜かすやんけワレ♪」

 

 堺をよく知る熊が得意気に胸を張る。

 義父三好長慶の頃の三好家は和泉、摂津、播磨東部、淡路、阿波、讃岐を支配していたので海運には精通していた。

 

「堺ってそんなにスゴいです?」

「熊ちゃんの言うとおりだよー♪雀達八咫烏隊も鉄砲と玉薬は堺で仕入れてたもん♪」

 

 綾那はピンとこないのか不思議そうに訊くと、雀も胸を叩いて自慢する。

 畿内出身の熊や雀は馴れた土地が近付くにつれ元気が増して来ていた。

 

「堺か?。雛は初めてなんだよねぇ?。ひ・な・はぁ?」

 

 雛が不機嫌な顔で昴を見る。

 

「前の時は久遠さまのお忍びに連れ出されたんだから堪忍して?」

 

 昴は雛が冗談で言ってると判っているで戯けて手を合わせた。

 

「そういや昴はあの時に堺で美衣、京で雀と烏に会ったんだよな。堺に行ったら新しい女の子が近寄らないように見張ってやるからな。」

 

 和奏の口調は落ち着いていたが、三日月と暁月を最後にもうこれ以上増やさないぞと固い決意が感じられた。

 

「あはは♪大丈夫だって♪もう和奏ちゃんったらヤキモチ妬きなんだから♪」

 

 昴が笑って言う言葉を、嫁達は誰も信じずジト目で見るだけだった。

 

「まあ、此奴の戯れ言はいつもの事じゃが、スバル隊の人員増強は急務じゃしな。駿府の復興に人手が必要じゃったから兵を全く増やせんかった、それ処か甲斐、信濃、相模の兵で土地を離れられん者は帰してしまったしの。駿河の復興に熊の河内から物資の輸送を行う為にも海運にも力を入れねばならん。」

 

 沙綾の真面目な話に夕霧は申し訳ないと頭をさげる。

 

「海運に関しては夕霧と兎々はさっぱりで役に立たないでやがるからなぁ………面目ないでやがる。」

「陸れの事なら兎々は負けないのら!…………れも、こうして湊を見るとやっぱり海はスゴい

のら………御屋形様の為にも駿府の湊を早く復興するのら!」

 

 兎々は今こそ武田に恩を返すのだと気張っていた。

 

「らけろ尾張は弱卒ばっかりらからここれ兵を募っても仕方ないと兎々は思うのら。」

「なんだとおっ!…………って、言いたいけど………」

「武田の足軽の働きを間近で見てるから否定できないよねぇ………」

 

 和奏と犬子がションボリと肯定する。

 尾張者を取り立てるなら相当な訓練が必要だと二人も納得するしかなかった。

 それこそ壬月並みのシゴキをしなければ、尾張者はとても短期間で鬼と戦えるまでにならないだろう。

 

「まあ、尾張では強兵よりもひよや心みたいな小荷駄を任せられる者を探すつもりじゃ。どうにもスバル隊にはその辺りの苦手なのが多いからのぉ。」

 

 溜息混じりの沙綾の言葉に三若、小夜叉、綾那、熊が視線を逸らした。

 その時、町の喧騒の中から一際大きな声が聞こえて来た。

 

「おみゃあっ!もういっぺん言うてみるにゃもっ!」

 

「幼女の声だわっ♪」

 

 そう嬉しそうな声を残して昴の姿が掻き消える。

 行き先は声のした方だと判るのでスバル隊の面々は溜息と共に向かうと、三人の幼女と五人の女武者が対峙していて、その周りを野次馬が取り囲み初めていた。

 女武者達はいかにも荒くれ者といった風体で、日に焼けた肌とガッシリとした筋肉質の体付きから商船も兼ねた水軍の雑兵だと沙綾は判断した。

 対する幼女は何処かの豪族の娘とその護衛と見て取れる。

 女武者に食って掛かっているのが豪族の娘で、槍を持って飛び出しそうな護衛の幼女をもう一人の護衛の幼女がしがみ付いて止めていた。

 

「そう突っかかるんじゃねえよ、お嬢ちゃん。あたしゃ尾張者は腰抜けだから持つ槍もナマクラだろうって言っただけだろう?」

 

 女武者がさも当然と言い捨てたので豪族の娘が更に怒った。

 

「虎の槍は虎の親父殿が丹精込めて打った逸品にゃもっ!日本号にだって引けは取らんにゃもっ!」

 

「ああっ!?お前は日本号がどんな槍か知ってんのか?槍でありながら正三位の位を持つ日の本一の名槍だぞ!」

 

 女武者達は声を上げて笑い出した。

 豪族の娘が目に悔し涙を浮かべて睨み、更に怒りの声を発しようとした時だ。

 

「双方静まりなさいっ!!」

 

 その声の持つ強い凰羅に幼女達と女武者達、更に野次馬達も振り返る。

 声の主は勿論昴だ。

 

「私の名は孟興子度。田楽狭間の天人のひとりと言えば判るかしら?」

 

 微笑む昴に女武者達がたじろぐ。

 

「こいつ……いや、この方が……」

「幼女と見れば見境無く食らい付くと噂の………」

「ど、どうする……あたしら敵にされるよ………」

 

 女武者達も昴を敵に回して良い事が無いのは理解していた。

 尾張に来れば儲け話が有ると思ってわざわざ来たのに、その目論見が不意になるだけでは無く連合相手の商売が出来なくなるかもしれない。

 今の日の本でそれだけは避けねばならない。

 

「お姐さん達はこの子の槍がどれ程の物か、まだ見てないから判らないって言ってるだけなんですよね♪」

 

 昴の言葉に女武者達はこの場を納める為の助け船を出してくれていると察した。

 

「あ、ああ!その通りさ!あたしら口が悪いもんでね。誤解をさせちまったよ♪」

 

 愛想笑いを浮かべる女武者達に昴が頷き返すと、三人の幼女に振り返って微笑んだ。

 

「と言うわけで、あのお姐さん達を納得させるからその槍を貸してもらって良いかしら?」

 

 三人の幼女は昴に見惚れて呆然としていた。

 しかし、豪族の娘が我に返って虎と呼んだ子に振り返る。

 

「と、虎!子度様に槍をお渡しするにゃも!」

「お、おう!」

 

 素直に差し出された槍を受け取り、昴は鞘を外して穂先を吟味する。

 

「十文字三日月槍ね…………うん♪これなら♪」

 

 昴は近くに山積みされた丸太へと軽い足取りで向かった。

 

「おじさん、この丸太、スバル隊が買い上げるわね♪」

「へ、へい!」

 

 材木商の主人に断りを入れてから昴は槍を構え、二呼吸で氣を整えた。

 

「はっ!!」

 

 気合一閃!

 陽光を反射する穂先を振り抜くと、余りの速さに野次馬達の目には光の残像の所為で穂先が伸びた様に見えた。

 

ズザンッッ!!

 

 ひと抱えは有る丸太が十本、全て真っ二つになって転がった。

 その様子に野次馬と女武者達が唖然となって息を呑む。

 三人の幼女も同様で、特に虎が一番驚いていた。

 

「これでこの槍が((鈍|なまくら))じゃないって証明出来たわね♪」

「あ………ああ………あたしが間違ってたよ………わ、悪かったな、嬢ちゃん達………そ、それじゃあたしらも仕事が有るから失礼させてもらうよ…………」

 

 女武者達は何とかその場を取り繕ってそそくさと退散して行った。

 

「あ、ありがとうございますっ!子度様っ!お、おれは加藤虎之助清正!通称は虎っ!」

 

 虎は目をキラキラさせ、昴に心酔しきっている様子だ。

 

「あ、あたいは福島市兵衛正則!通称は((檜|ひのき))!こちらは…」

「檜!自己紹介ぐらいできるにゃも!ウチは浅野寧!通称はねねにゃも♪」

 

「えっ!?ねねっ!?」

 

「変………にゃも?」

「い、いいえっ!知り合いにもねねさまって居るからちょっと驚いちゃった♪」

「それって天の国の人にゃも!?檜!虎!ねねの通称は天にも通じるにゃもよ♪」

「「ねねさま、どえりゃー♪」」

 

 嬉しそうに笑い合う幼女達を昴は萌え萌えと鑑賞した。

 

「もういいだろ、昴!さっさと行くぞ!」

 

 昴が振り返れば和奏を筆頭にスバル隊が集まっていた。

 

「え?!和奏ちゃん、もうちょっと…」

「あぁああーーーーーーーっ!和奏さまっ♪」

 

 ねねの上げた大声に和奏がたじろいだ。

 

「な、なんだ?………」

「犬子さまに雛さまも♪」

「わふ?」「ほえ?」

 

 和奏も犬子も雛もねねと初めて会ったばかりだ。

 ねねが自分達を知っている事に戸惑った。

 

「何でボクらを知ってるんだ?」

「そんなん『織田の三若』はねねたちの憧れにゃも♪尾張の英雄にゃもっ♪」

 

 腕を振り回してテンションMAXなねねを見て和奏は得意気になる。

 

「そ、そうか♪ちょっとそこの団子屋でお茶でもどうだ♪ボクがおごってやるよ♪」

 

 このひと言で欠食児童揃いのスバル隊は和奏よりも先に団子屋へ雪崩れ込んだ。

 

 

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「ふむ?、なかなか見事な槍なのです。蜻蛉切りには劣りますけど。」

「おう、結構いい槍じゃねぇか♪人間無骨にゃ劣るけどよ♪」

 

 団子屋の席で綾那と小夜叉が虎の十文字三日月槍を弄り回している。

 その横で昴はねね、虎、檜と話をしていた。

 

「ええっ♪虎ちゃんと檜ちゃんはひよちゃんの親戚なのっ?」

「はいにゃも♪今日は虎と檜の鎧を揃えて、明日にでもひよお姉ちゃんの下に馳せ参じるつもりだったにゃも♪」

「ねねちゃんも?」

「ねねは武術がからっきしにゃも♪だから小竹ちゃんと勘定とかでお手伝いするつもりにゃも♪あ、小竹ちゃんってひよお姉ちゃんの妹にゃも♪」

「ひよちゃんの妹!そう言えばまだ挨拶に行ってなかったわっ!」

 

 昴の瞳が輝きヨダレを垂らしているのを見て、和奏は心の中でひよ子に謝った。

 和奏は昴をひよ子の実家から遠ざけ、湊で目的を果たす計画だったのだがまさかここでひよ子の縁者と知り合ってしまうとは、最早避けられない運命だったのだろうと湊での決意が既に崩れている。

 

「んじゃ、この後で村に案内するにゃも♪」

 

 こうしてスバル隊は団子を食べ終えてからひよ子の実家へと向かった。

 ひよ子の実家の有る愛知郡中村は清洲城の南に位置しており『清洲城下近隣の村』に充分入る場所だった。

 

「(ひよの実家ってこんなに清洲から近かったのかよ!)」

「(昴さまに隠す訳だよねぇ?………でも犬子、ひよちゃんの妹がどんな子なのか興味が有るわん♪)」

 

 和奏と犬子がヒソヒソとそんな話をしている内に一軒の農家の前に着いた。

 

「小竹ちゃーーーん!ただいまにゃもーーー♪」

 

 ねねの元気な声に応じて、家の中からパタパタと軽い足音が聞こえてきた。

 

「お帰りなさい、ねねちゃん♪早かったね♪」

 

 幼い声がしてから玄関の戸が開く。

 和奏達と同い年位の幼女は誰の目にもひよ子の妹と判る程よく似ていた。

 その小竹は予想外の人数を目にして扉を開いた姿で固まっている。

 

「小竹ちゃん♪あちらは田楽狭間の天人さまの昴さまとスバル隊の方々にゃも♪」

 

 ねねに紹介された昴が前に出て笑顔で挨拶する。

 

「初めまして♪私の名前は孟興子度。通称は昴よ♪」

 

 昴の声で呪縛が解け、小竹は慌てて頭を下げた。

 

「お、お初にお目に掛かります!木下小一郎長秀と申します!通称は小竹です!子度様の事は姉、ひよ子より手紙にてうかがっております!こ、この様な粗末な家にお越しくださり誠に恐悦至極にございますっ!」

 

 深々と頭を下げる小竹に昴は優しく声を掛ける。

 

「畏まらなくても大丈夫よ♪私はひよちゃんと友達なんだから♪私の事は通称でよんでね♪小竹ちゃん♪」

「は………はい………昴さま………」

 

 小竹は緊張しまくりガチガチになって何とか返事をすると、ねねの手を引いて耳に顔を寄せた。

 

「(ねねちゃん!昴さまもそうだけどお連れになってる方々がどなたか判ってるのっ!?)」

「(佐々さまと前田さまと滝川さまと森さまと佐久間さまにゃも♪)」

「(それって織田家の方々だけじゃない!いや、それでも重臣の方々なのに!後ろの方々は………)」

 

 小竹にの剣幕に押されて、ねねは一度スバル隊の面々を観察する。

 

「(…………………………誰にゃも?)」

 

 可愛らしく小首を傾げるねねを見て小竹はガックリと肩を落とした。

 

「(……お姉ちゃんからの手紙を一緒に読んだでしょ………今川治部大輔様、三好右京大夫様、それに武田家、北条家のご親族様もいらっしゃるんだよ!そんな方々をなんでこんな所にお連れしちゃったの!?)」

「(昴さまが小竹ちゃんに挨拶したいっておっしゃったからにゃも♪)」

「(それなら先ずは清洲城でお待ちいただいて、小竹の方から出向くもでしょっ!)」

 

「………………全然思いつかなかっにゃも。さすが小竹はひよお姉ちゃんの妹にゃも♪」

 

「ねねちゃんの母上は織田家の家臣なんだからそれくらい気を回そうよ………」

「ねねは養子だから知らないにゃも♪」

「いや、ご実家の杉原家も久遠さまの家臣だから………」

 

 ねねと小竹の漫才の様なやり取りを昴は飽きる事無く眺めていたが、さすがに周りは焦れてきた。

 代表して紗綾が一歩前へ出る。

 

「突然押し掛けてすまんの。儂は越後の宇佐美紗綾定満と申す。スバル隊の目付役みたいな者じゃ。儂の事もひよ殿の手紙に書いてあったかの?」

「は、はい!」

 

 小竹は手紙に書かれていた情報を思い出し、また緊張して直立不動になった。

 

「どの様な内容かは今は聞かんが、やはりひよ殿は抜け目ないのぉ、かっかっか♪」

「……………」

 

 越後の怪人と呼ばれている事が手紙に書かれていたので、恐らく他の内容もお見通しなのではと小竹は戦々恐々としている。

 

「ねね殿、虎殿、檜殿には湊で会うての。何やらもめておったのを昴が仲裁したのじゃが、聞けばひよ殿の縁者と言うではないか♪しかも明日にもひよ殿の下へ馳せ参じる所であったとか。」

「は、はい………」

「その昔、越後国主長尾景虎さまが儂の館に来た事が有っての♪」

「は?」

 

 小竹は突然話題が変わって戸惑った。

 

「その時は三度儂の館に来られたが、小竹殿が明日にもひよ殿の所に行くと言うのでは三度も来る猶予が無いでな。こうして人数で埋め合わせをさせてもらいたいのじゃが、如何であろう♪」

 

 小竹は沙綾の言いたい事を理解した。

 自分の為に三顧の礼と同じだけの礼儀を以て迎えたいと言われたのだ。

 これだけ錚々たる顔ぶれに迎えられたと喜びが込み上げる。

 しかし、それは一瞬の事で直ぐに顔から血の気が引いた。

 

「お、恐れながら申し上げます……自分はそこましていただける人間ではございません………何卒……」

 

「ふむ、合格じゃな♪」

「へ?……」

 

「いくらひよ殿の妹とは言え、小竹殿は小竹殿じゃ。姉の威光を笠に着る様で在れば適当に理由を付けてやっぱり止めたと言うつもりだったのじゃ♪かっかっか♪」

「うささん、ひど?い……」

「鬼より鬼やんけ………」

「だまっとれ!ここからが良い所なんじゃ!」

 

 雀と熊がジト目で非難するのを一喝して紗綾は続けた。

 

「おほん!それでじゃ。確かに小竹殿はひよ殿に比べれば未熟じゃ。じゃが、今までの会話でひよ殿に勝るとも劣らぬ才が有ると儂には感じた。故に儂がじっくり仕込んでやろう。どうじゃ♪」

 

 長尾景虎が認める程の人物に教えて貰えると言われ小竹は心引かれた。

 しかし、自分は姉を助ける為にゴットヴェイドー隊に行くべきではとも思う。

 従姉妹の虎と檜、そして親友のねねもひよ子と一緒に仕事が出来るのを楽しみだと今までのずっと話し合ってきたのだから、自分だけがスバル隊に行くは裏切り行為ではないか?

 

「あ……あの………とてもありがたいお話しだと思うのですが……」

「えーーーーっ!?小竹ちゃん断るにゃもーーーっ!?ねねも虎も檜もスバル隊に((入|ひゃあ))る気だったにゃも………」

「ええっ!?だって今朝までひよ子お姉ちゃんと一緒に鬼退治するんだって言ってたのに!?」

 

 小竹がねねの肩を掴むとねねは顔を赤らめて昴を見た。

 

「ねねは恋を知ってしまったにゃも♪」

 

 ねねが本気だと小竹にはよく判った。

 ならばと虎と檜に振り返る。

 

「「小夜叉さまみたいに強くなりたいっ!」」

 

(よりによって森家なのぉっ!)

 

 口に出して言う勇気は無かったので心の中で叫んだ小竹だった。

 

「まあまあ、小竹ちゃん♪」

 

 ひとり混乱する小竹の肩をそっと抱いて、昴が笑い掛ける。

 

「しばらくはお試し期間って事でどう?向いてないって思ったらいつでもひよちゃんに取り次いであげるから♪」

「そ……それなら………」

 

 昴が口ではああ言っているがその気は無いと、沙綾は見抜いていた。

 

(空さま達でかなり堪えたようじゃからの。狙った獲物は絶対に逃さんと瞳の奥が光っておるわ……)

 

「(これで昴ちゃんがこっちに掛かりっきりになれば安心だね?♪)」

「(((慶|けい))ちゃんまでスバル隊に入ったら色々困るもんねx?)」

 

 背後から聞こえて来た雛と犬子の話が気になり紗綾が振り返った。

 

「(おい、雛。犬子。何の話じゃ?)」

「(いや?、実は姪っ子を祉狼くんにおまかせしようと画策してまして?♪)」

「(そうそう!いや?、姪っ子を守るのも大変だわん!)」

「(…………下手な芝居をしおって。儂に事情を話したいのじゃろ。言うてみい。)」

 

 雛と犬子は苦笑いをしてから、昴に絶対に聞こえない様に注意を払って話し始めた。

 

「(その子の名前は前田慶次郎利益って言うんですけど、雛の従姉の家から犬子のお姉ちゃんの家に養子に行った子なんですよ?)」

「(じゃから雛と犬子の姪なんじゃな………ふむ、読めてきたぞ。前田家の家督問題か。)」

「「(おー、さすがうささん♪)」」

「(犬子は久遠さまが直接お声を掛けられ馬廻りとなったのじゃったな。武功を考えれば犬子が前田家を継ぐのが妥当じゃろう………しかし、犬子が昴の嫁となった今は駿河で駿州前田家を興すのが決定しておる。前田家の家督はその慶次郎殿が継いで八方丸く治まってめでたしめでたし……の筈なのに、昴が慶次郎殿に手を出せば話が抉れること請け合いじゃな。)」

「(と言うのが表の理由でぇ?……)」

「(普通なら今のも充分裏の理由じゃぞ。これより表に出せない理由とは何じゃ?)」

「(慶ちゃんってすっっっごく………面倒くさいんですよ?)」

「(傾寄者なんですけど、それは久遠さまや犬子達もそうだったから別にいいんですけど………例えば会う度に名前が違うとか……諱が利益だったり利大だったり利太だったり俊貞だったり利卓だったり、名前も慶次郎だったり慶二郎だったり啓次郎だったり慶次だったり宗兵衛だったり。それでいて通称は呼ばせてくれないしで、とにかく気分屋で………面倒くさいのは小夜叉ひとりでもう充分……)」

「(雛と犬子がそこまで言うとはのぉ………それで件の慶次郎殿は今頃岐阜城に登城しておるのじゃな。)」

「(あれ?そこまで判っちゃいました?)」

「(ホント、さすが越後の怪人♪)」

「(湊でねね殿と出会うておらんでもここには来るつもりであったのであろう?)」

「(実はそうだったりします?♪)」

「(予想外だったのはひとりの予定が四人に増えちゃったことですよねぇ?)」

「(それは昴じゃからのぉ………)」

 

 困った顔をする犬子を紗綾が笑い、雛が苦笑する。

 そして沙綾はその面倒臭いと言われた前田慶次郎利益と岐阜城に居る者達がどうしているかと思いを馳せた。

 

(面倒臭い傾寄者か………面倒臭さ筆頭の愛菜が懐く祉狼さまじゃ。心配はいらぬじゃろう♪かかか♪)

 

 

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 時間は少し戻り岐阜城大手門。

 その前田慶次郎利益が門の前で槍を持って仁王立ちをしていた。

 髪をサイドテールに結わえた幼女は着崩した着物の上に外套を纏い、その外套の背には『大ふへんもの』とデカデカと書かれている。

 

「開門!開もーーーーーーーーーん!俺は前田蔵人利久が嫡子!前田慶次郎利益っ!殿に目通りするために来てやったっ!開もーーーーーーーーーん!」

 

 門番達はどうした物かと頭を悩ませていた。

 幼女とは言え武器を持った見るからに怪しい人物など普通は文字通り門前払いにする所だが、前田家当主前田利久は温厚な人物で門番達も慕っていて、その嫡子と名乗りを上げられては無碍に追い返す訳にもいかない。

 

「どうしたんだ?」

 

 そこへ祉狼が詩乃、空、愛菜、名月、貞子を伴って現れた。

 空、愛菜、名月、貞子に井ノ口の町を案内する所で、貞子は護衛も兼ねている。

 

「これは祉狼様。それに竹中様も……実は………」

 

 門番頭が説明すると祉狼が笑顔で応えた。

 

「犬子のお姉さんの養女か♪」

「祉狼さまはご存知なのですか?」

「直接会った事は無いが、犬子のお姉さんの蔵人さんを治療した時に養女が居ると聞いている。」

「それはいつ頃の………」

「墨俣の直ぐ後だったな。あの後の経過も聞きたかったし丁度良いな♪」

 

 詩乃も前田利久が病弱なのは斎藤龍興に仕えていた頃から情報は得ていた。

 

(成程、考えてみれば祉狼さまが治療をしているのは当然ですね。ですが養女の慶次郎殿は……)

 

 当然、慶次郎の事も情報は入っている。

 奔放な傾寄者と聞き及んでいたので少し不安になってきた。

 

「開もーーーーーーーーーん!」

 

 声を聞くとその不安が益々大きくなってくる。

 

「どやーーーーーーーーー!」

 

 愛菜のドヤ声に不安は確信へと変わった。

 見れば愛菜がいつの間にか勝手に門扉を開いて外に出て慶次郎と対峙している。

 

「やあやあ、我こそは日の本一の義侠人を目指す越後一の義侠人!樋口愛菜兼続なりっ!どーーーん!」

「おお♪なんか威勢のいいのが出てきたな♪」

 

 堂々と名乗りを上げる愛菜を見て、慶次郎はニヤリと笑った。

 

「遠からん者は音に聞け!近くば寄って目にも見よ!愛し恋しの我が主、長尾空さま並びに田楽狭間の天人、華?伯元祉狼さま!ついでに名月さまと詩乃どのをお守りするはこの愛の守護者、樋口愛菜兼続!愛に生き!愛に死す!どや!」

「わたくしはついでですの!?」

「おや、私も守っていただけるのですか。」

 

 名月が不満そうに、詩乃は冷静にツッコミを入れる。

 しかし、愛菜は自分に酔っていて聞こえておらず、口上を続ける為に見栄を切ろうとした。

 

「ちょい待ちっ!田楽狭間の天人、伯元様がいらっしゃるのか!?」

 

 慶次郎の驚く声に見栄切りの途中だった愛菜は((蹈鞴|たたら))を踏んで止まる。

 その後ろから祉狼が姿を現した。

 

「俺が祉狼だ♪母上のお加減はどうかな?」

 

「あわわっ!そんな!予定が!ちょ、ちょっと待って!」

 

 慶次郎が祉狼を見た途端に顔を赤くして慌て出す。

 羽織っていた外套の前を閉じて後ろを向き、何やらゴソゴソやり始めた。

 それは『てるてる坊主』と呼ばれる小学生がプールで着替えをする姿とソックリだ。

 

「お、お待たせしました、華?伯元様!」

 

 振り返って外套を外すと服が正装になっていた。

 慶次郎は本当に着替えをしていたのだった。

 空、名月、詩乃は正装姿よりもこんな大手門の前で着替えをした事に驚き、また他人事ながら恥ずかしくなり顔が赤くなる。

 当の慶次郎は周りが見えておらず、祉狼だけを見て平伏した。

 

「伯元様!我が母の病を治していただき!誠にありがとうございましたっ!お礼が遅くなりました事、深く深くお詫びいたしますっ!」

「それは俺が長い間ここを離れていたから………いや、むしろ俺の方こそ蔵人さんをあれから診に行けなくて済まないと思ってたんだ。」

「母はあれからすこぶる体調が良く!今では槍を持って毎日鍛錬をする程でございます!」

「そうか♪それは良かった♪」

「これも全て伯元様のお陰!俺は嬉しくて嬉しくて………」

 

 慶次郎は人目を憚らず大粒の涙を流す。

 その顔は心の底からの喜びに溢れていて、見ていた者の心を打った。

 

「どや???!この者の母を思う愛に、この愛菜、感動いたしましたぞ?????!おろろ?????ん!」

 

 愛菜が声を上げてもらい泣きをする後ろで、詩乃達や門番達もそっと目元を拭う。

 

「気持ちは判ったからそろそろ立って…」

「つきましてはっ!」

 

 普段マイペースな祉狼が珍しく言葉を遮られた。

 

「我が身命の全てを以て伯元様にお礼をいたす所存で本日はまかり越しましたっ!」

 

 慶次郎の言葉に詩乃と貞子の眉間に皺が寄る。

 

「ゴットヴェイドー隊に入ってくれるのか♪ん?でも前田家は久遠の直臣だろう?」

「母に申し上げましたら((両手|もろて))を上げて喜び、賛成してくださいました♪それで本日は殿にその旨を伝える所存♪」

 

「成程、それでですか。」

 

 詩乃が冷静な声で割り込んだ。

 いや、冷静と言うよりも『冷ややか』と表現した方が良いかもしれない。

 

「前田殿は久遠さまと同じ事をなさるおつもりだったのですね。」

 

 慶次郎は悪びれる事無く、ニカッと笑って詩乃を見た。

 

「さすが今孔明、竹中半兵衛殿♪お見通しだぜ♪」

「どういう意味だ?」

 

 祉狼が問い掛けると詩乃が小さく溜息を吐いてから答える。

 

「久遠さまが結菜さまの母上である斎藤利政様と初めてお会いになった時、久遠さまは傾いた姿でやって来られ『うつけ』と侮らせ、顔を会わせる前に正装へ着替えて利政様を驚かせたのです。それも当時はまだ稲葉山城という名だったこの岐阜城で。」

「面白い趣向だろう♪」

「久遠さまがお怒りになるとは思わないのですか?」

「殿はこんな事で怒らねえよ♪殿に仕えててそんな事も判らねえのか?」

「私がお仕えしているのは祉狼さまですので。久遠さまにもそう申し上げております。」

 

 慶次郎は虚を突かれた顔をしたが、それも一瞬で声を上げて笑い出した。

 

「あっはっはっはっはっは♪良い度胸してるぜ♪気に入ったよ、竹中半兵衛殿♪」

「はぁ………」

 

 自分の何処が気に入ったのか。

 傾寄者の考える事は理解出来ないと、詩乃は曖昧な返事をするだけだった。

 

「あ、そうだ!伯元様!」

「俺の通称は祉狼だ♪祉狼で構わないぞ♪」

「いえ!その前のひとつ申し上げます。先程の言はゴットヴェイドー隊に入れていただく事も有りますが、伯元様の妻にしていただくという意味でもございます。」

「俺の奥さんに?」

「俺は通称を呼ぶのも呼ばせるのも心に決めた相手のみと決めております!今も俺を通称で呼ぶのは前田の母と実家の両親のみ!俺が通称で呼ぶ相手はひとりもおりません!この意味、伯元様なら判っていただけるかと!」

「俺の国の作法と同じなんだな。」

「はいっ♪」

 

 慶次郎は祉狼が理解してくれた事に喜び、年相応の可愛い笑顔を見せた。

 

「ならば!改めて真名を預からせていただきます!祉狼さま♪」

「ああ♪」

「俺の真名は((似生|にう))です♪」

「似生か♪可愛い真名じゃないか♪よろしくな、似生♪」

「はい♪祉狼さま♪」

 

 祉狼は笑顔で慶次郎改め似生の頭を撫でると、似生も目を細めて喜んだ。

 

「あの!わたしもご挨拶しても良いですか!」

 

 空が意を決して前に出た。

 

「わたしは越後の長尾景勝!通称は空です!今のお話で通称は呼んでもらえないと判っていますが、わたしと愛菜と名月ちゃんはみんな慶次郎さんと同じく養子です!そして慶次郎さんと同じに母と祉狼さまを愛しています!いつか通称を呼んでもらえる様に仲良くなりたいです!」

 

 続いて名月が空の横に並んだ。

 

「わたくしは北条名月景虎ですの♪祉狼さまの妻の先輩として慶次郎さんを歓迎しますの♪」

 

 そして、

 

「どーーーーーーん!慶次郎殿の愛にこの樋口愛菜兼続!心打たれましたぞ!ここは皆で慶次郎殿を久遠さまの下へお連れしようと思うのですが、どやでございますぞ?」

 

「いいのか?今から出掛ける所だったんじゃないのか?」

 

「井ノ口を案内する所だったが、それはこの後でも良いだろう。それに最近の井ノ口は似生の方が詳しいんじゃないかな♪」

 

 祉狼の言葉に似生が目を輝かせて頷いた。

 

「ああ♪後で俺が井ノ口を案内してやるぜ♪」

 

 笑い合う四人の幼女を見て、詩乃と貞子はまた有耶無耶の内に嫁がひとり増えたと諦め顔で息を吐く。

 

「さて、それでは早く本丸へ戻りましょう。私の足は遅いですよ。」

「ちょっと待ってくれ。」

 

 詩乃が自虐ネタで促したが、似生がそう言って門の外の藪に向かい口笛を吹いた。

 

「ピィイイイイイッ!松風!来い♪」

 

 似生の呼び掛けに応じて藪から現れたのは黒い………。

 

「キャン♪キャン♪キャン♪」

 

 子犬だった。

 

「わあ♪」

「かわいいですの♪」

「おお!なかなかに賢そうな奴ですな♪」

 

 黒い子犬の松風は尻尾を激しく振って似生達の足元を走り回る。

 

「行くぞ、松風♪本丸まで競走だっ♪」

「キャン♪」

 

 四人の幼女と一匹の子犬が元気に岐阜城の本丸へ向かう山道を駆け上がって行く。

 

「祉狼さま、私は途中で力尽きると思いますので………」

「ああ、その時は俺が抱いて走るよ♪」

「詩乃どのズルいですよっ!」

 

 そんな会話をしながらも、祉狼、詩乃、貞子は微笑んで本丸へと坂道を戻って行くのだった。

 

 

-4ページ-

 

 

あとがき

 

 

新キャラ五人と一匹が登場です。

しかもロリばっかりw

 

ねねのキャラが濃すぎて加藤清正と福島正則が霞んでますねw

ひよの妹もねねに振り回されてますし。

通称に関してですが、ねねと虎は捻らず一番の知られている呼び名をそのまま採用しました。

福島正則の檜ですが、実家が桶屋だったそうなので桶の材料の檜となりました。

木下長秀は幼名の小竹をそのまま採用です。

因みに『長秀』です。羽柴姓を名乗る時に『秀長』に変えたので、今はまだ『長秀』です。

 

虎の槍ですが、いつか折れてかの有名な『片鎌槍』になります。

檜も一葉から日本号をもらえる日が来るかも知れませんw

 

 

そして戦国一の傾奇者、前田慶次郎利益!

戦国恋姫のゲーム内では犬子が甥っ子と言っていましたが、この外史では女の子にしてしまいました。

恋姫無双でも馬騰、馬休、馬鉄が、男性だったのが後に女性に設定変更したので、戦国恋姫の続編が出る暁には是非とも女の子になっていて欲しいとういう願いも込めてw

愛菜が居るのでずっと出したかったキャラです

通称の似生は前田利益の雅号で、本当は「じせい」と読みます。

恐らく「辞世の句」と「似生の句」を掛けたのではないのでしょうか。

「にう」と読むとキラキラネームみたいで面白かったので採用しましたw

 

本来は馬の松風はセキトと同じに犬にしちゃいましたw

 

 

今後も戦国武将を増やす予定ですが今の所決めているのは

北畠具教

柳生宗厳

本願寺顕如

石田三成

大谷吉継

後藤又兵衛

長宗我部元親

毛利輝元

吉川広家

 

他の武将は現在どうしようか考え中です。

 

 

《オリジナルキャラ&半オリジナルキャラ一覧》

 

佐久間出羽介右衛門尉信盛 通称:半羽(なかわ)

佐久間甚九郎信栄 通称:不干(ふえ)

佐久間新十郎信実 通称:夢(ゆめ)

各務兵庫介元正 通称:雹子(ひょうこ)

森蘭丸

森坊丸

森力丸

毛利新介 通称:桃子(ももこ)

服部小平太 通称:小百合(さゆり)

斎藤飛騨守 通称:狸狐(りこ)

三宅左馬之助弥平次(明智秀満) 通称:春(はる)

蒲生賢秀 通称:慶(ちか)

蒲生氏春 通称:松(まつ)

蒲生氏信 通称:竹(たけ)

六角四郎承禎 通称:四鶴(しづる)

三好右京大夫義継 通称:熊(くま)

武田信虎 通称;躑躅(つつじ)

朝比奈弥太郎泰能 通称:泰能

松平康元 通称:藤(ふじ)

フランシスコ・デ・ザビエル

白装束の男

朝倉義景 通称:延子(のぶこ)

孟獲(子孫) 真名:美以

宝ャ

真田昌輝 通称:零美

真田一徳斎

伊達輝宗 通称:雪菜

基信丸

戸沢白雲斎(加藤段蔵・飛び加藤) 通称:栄子

小幡信貞 通称:貝子

百段 馬

白川 猿

佐竹常陸介次郎義重 通称:美奈

浅野寧 通称:ねね

木下長秀 通称:小竹(こちく)

加藤清正 通称:虎

福島正則 通称:檜(ひのき)

前田慶次郎利益 通称:似生(にう)

松風 犬

前田利久

 

 

今回はPixiv版とtinami版共に同じ内容になっております。

 

 

 

説明
今回はロリ回ですw
タグに有る新キャラが登場しますのでお楽しみに。

これは【真・恋姫無双 三人の天の御遣い】から続くシリーズです。
戦国†恋姫の主人公新田剣丞は登場せず、聖刀、祉狼、昴の三人がその代わりを務めます。

*ヒロイン達におねショタ補正が入っているキャラがいますのでご注意下さい。

戦国†恋姫オフィシャルサイト:登場人物ページ
http://nexton-net.jp/sengoku-koihime/03_character.html

戦国†恋姫Xオフィシャルサイト:登場人物ページ
http://baseson.nexton-net.jp/senkoi-x/character/index.html
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コメント
緋縅力弥さん>話の仕掛けはキャラの設定を考えている時に閃く事が多いです。例えば「北畠具教は塚原卜伝の直弟子なので一葉、幽、鞠と親交が有るのでは?」といった感じです(^ω^)(雷起)
緋縅力弥さん>原作のゲームだと大人の事情で簡単にキャラを増やせないでしょうから、つい自分が見たい武将を出しちゃうんですよね(^_^;)(雷起)
ohatiyoさん>ロリ探知機が居るので目をつけない方が不自然かと思いましてw(雷起)
殴って退場さん>九州の戦国武将は殆ど鬼になっているので誰を出すか悩んでます。(雷起)
殴って退場さん>「花の慶次」と「義風堂々」のパロディがやりたくてw(雷起)
神木ヒカリさん>慶次と兼続は一緒に居ないと♪昴は転げまわって悔しがると思いますw(雷起)
味野娯楽さん>石田三成、大谷吉継、後藤又兵衛、吉川広家もロリで登場させる予定ですよ〜♪(雷起)
また、色々と賑やかになりましたなぁ。それはそうとして、話の仕掛が上手いですねぇ。最近はそればかり感心します。(緋縅力弥)
まさかいきなり新キャラが続出するとは!?相変わらず予想できない展開ですね(ohatiyo)
ここでは慶次と兼続がめんどくそうなキャラ扱いにw後、戦国武将追加するのだったら九州の将をどう扱うか難しいところ、史実でも濃いメンツ揃ってるからな…(殴って退場)
慶次が祉狼に嫁いでしまったか。昴、残念。(神木ヒカリ)
ロリが増えるのはええ事ですなww(味野娯楽)
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