真・恋姫†無双 〜彼の見つめる先に何があるか〜 vol.17
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前書き〜

おはこんばんわ『朝日の男』です

この度、皆様のおかげで17回目の【真・恋姫†無双】の二次創作を書けました。

文法おかしい所や時系列がおかしいところ(三国志 年表 で調べた程度)があると思いますが、軽い気持ちで読んでください

今回も台詞が多くて読みにくいかも

台本形式でいきま〜す

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リーンリーン♪

と何処からか無視の音色が聞こえる

客将用にあてがわられた部屋で一刀は目を覚ました

今日この日、ついに俺達の宿願が叶えられたのだ

思えばあっという間だった気がする

いきなりこの三国志の世界に来て、その名だたる将軍は女の子でいろいろと規格外で・・・と言い出したらきりがない

その中で自分は華琳と出会いその仲間と共に歩んできた

誰一人かけることなく達成したのだ

前に街で占い師が言っていた

『大局の示すまま、流れに従い、逆らわぬようにしなされ。さもなくば、待ち受けるのは身の破滅・・・くれぐれも用心なされ。』

と言われたが結局のところそれが何なのかはまだ分からない

大局の流れというのが、本来の歴史というのならこの歴史はずいぶんかけ離れているため自分の身が破滅するはずだ

しかし今 現に自分はここに存在している

あれは何なんだろうか?

ふと、外を覗くと見慣れた仮面をつけた男が外を歩いていた

 

一刀「あっ!そうだ今度こそ聞かないと。」

 

外を歩いていたのはボスだった

今まで一刀は北刃にはなにか秘密があるのではないかと思っている

それは『この時代ではない料理・武器』を目にしたからだ

これらはどこで知ったのか?

霞に聞いた話によるとボスは昔、大陸中を回り見聞を広めたらしい

だが本当にそれだけだろうか?

今なら聞けるかもしれない

そう思うといつの間にか制服の上着を着て、用心のためにと真桜に渡された刀を持って部屋を出た

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ボスの後をこっそりと着けて行くと寂しい場所に来た

よく見ると同じくらいの大きさの石が等間隔に並べられている

その真ん中に盃を置き中に酒を満たすとボスは自分の持つお猪口に酒を注いで

 

ボス「なぁ、お前ら。今日何があったと思う?それはな〜大陸が平和になる戦があったんだ。・・・お前達にも見せてやりたかったな、その瞬間。」グイ

 

と1人で酒を呑み始めた

 

一刀(ここは、お墓か・・・整理が行き届いているな。よく見れば石に名前も彫ってある。)

 

ボスはそれから長いこと独り言を言っていた

そしてふいに立ち上がると

 

ボス「さてと、お話はこれぐらいにして・・・刀をとれ!北郷一刀ぉ!!!!!」

 

いきなり一刀に切りかかってきたのだ

 

一刀(クッ、北刃さんは俺が着いてきていたのを気づいていた?いやそれはいい。酒癖なのか?これはまずい!)

 

とっさに持ってきていた刀で守りに入る

 

一刀「北刃さん!落ち着いてください!俺です、ほら北郷一刀です!」

ボス「知っている!ほら反撃してこないか!それともお前の刀は言葉だけか!?」カキン

一刀「グッ、一撃が重い!」カキン

ボス「いいぞ!もっと来い!」ガッ

 

それからどのくらい時間が経っただろうか、外はひんやりと涼しいはずなのに2人とも玉のような汗を流している

 

一刀「でぇぇい!!」ガキン

ボス「ようやく武人らしくなったな!これなら華琳も守れそうだ!」カッ

一刀「華琳に真名を預けていないくせに気安く呼ぶな!!」ヒュン

 

カキーン!

 

一刀の一撃がボスの持つ刀に当たりその刀は宙を舞った

それと同時にボスは倒れこんだ

 

ドサ

 

一刀「北刃さん!しっかり!はやく『い組』を!」

ボス「いやいいんだ。俺はこれを望んでいた。」

一刀「・・・え?」

 

そういうと、ボスは自分の顔の半分を隠していた仮面を取った

その顔は火傷にあい片目は矢によって潰された顔だったがどこか見慣れた顔だった

とくに一刀は、毎朝 顔を洗うたびに水面に写っているその顔を見ていた

 

一刀「北刃さんは、その・・・顔は・・・俺?いやでもまさか、そんなことって・・・」

北郷「ハァハァ・・・説明してやる。」

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俺にとってこの世界は2度目の世界なんだ

 

 2度目?

 

あぁ、俺は華琳と共に覇道を進み仲間の死を救い魏を繁栄させてきた

しかし、それは本来の歴史とは異なる

だから俺は1度は、泣く華琳の元から消えたんだ

 

 ツ

 

そして目が覚めると西暦176年のこの世界にまた来ていたんだ

 

 俺が来る8年前だね?

 

そうだ。俺は最初、自分の気が狂ったのかと思ったよ。しかしこれは絶好の機会だと思った

1度目は自分の力量不足で仲間を、北郷隊のみんなを危険に晒した

だから力をつけることにした。戦があるなら我武者羅に参加して実践で力を付けていった

そんなことをしていて4年後にあの予言が出た

 

 予言?

 

そう、管輅が出した『天より白き流星と共に天の御使いが舞い降りる。その者こそ今の乱世を鎮め、人々を絶望の淵から助け出すだろう。』

その予言を聞いたとき絶望したよ

自分じゃ華琳の傍にいられないてね

だけどそれでも華琳を助けたい

だから俺は大陸中を周り人を集めて傭兵団を作っていった

直接手を出さなくても遠まわし的に助けられればいいと思ってな

 

 そ、それじゃあ。俺達が始めてあったあの賊討伐からずっと?

 

そうだ。桂花が食料関係でミスを犯すのを知っていたから手を打った。三姉妹を守るためにも動いたし、あの時はできなかった董卓を救うこともできた

だが・・・結局は駄目だった

徐々に俺の身体は氣が減り今はもうほぼゼロだ

もうすぐ死ぬだろう

 

 だったら、なおさら・・・

 

だからいいと言っているだろう!いいか、この世界は巨大な水槽だ。人を水、文化を波、歴史的事件を石としよう

戦が起これば水槽に石が落ち波という文化がおき人が死ぬことで水が減る

そんな中、油のような存在であるである俺達が水槽に入ったらどうなる?

表面張力でぎりぎりの世界なのに好き勝手に動いて、本来おきない戦が起きて石が落ち、減るべき水が減らず、起きなくてもいい波がおきた

だから、本当ならその波に乗って俺達は消えるべきなんだ

 

 そ、そうなのか

 

しかし、そうはさせない。俺が全部背負って消える

 

 全部背負う?そ、それってまさか・・・

 

あぁ。つまり存在ごと消える。そもそも【北刃】という人物その者が記憶からも消えるんだ。【北郷一刀】は2人も要らない。そしてその出来た隙間にお前が入れ

 

驚きの告白をされ目を白黒させる一刀

その時、1本の矢が一刀に向かって放たれた

 

北郷「あぶない!」ドサ

 

一刀を押し倒しその矢を胸に受ける

 

一刀「だ、誰だ!?今、矢を放ったのは?!・・・あぁ!!矢が!胸に!」

 

北郷「ク、ここに来て黄蓋を助けたツケが周ったか。」

一刀「!生きているのか?」

北郷「ピンピンしている。うちの酒倉を潰す勢いでの・・・んで・・・るか・・・ら・・・な。」

一刀「おい!しっかりしろ!」

北郷「いいか・・・一度しか言わない・・・この後『五胡軍』が・・・くる。お前は・・・何がな・・んでも華琳を・・・」

一刀「おい?おい!うぉぉぉぉぉぉ!!!!!」

 

【2週目の北郷一刀】が息を引き取った後、その身体は光に包まれタンポポの綿毛のように空へと舞った

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その光景を見ていた1人の男が居た

華佗だ

その足元には可笑しな仮面をつけた弓兵が倒れている

彼は以前よりその秘密を知っていた

 

〜〜〜〜〜

華佗「あなたは何が望みだ?ここまで常人では我慢できない。何か理由があるはずだ。」

 

ボス「・・・理由、それは俺自身未来から来たからだ。そして、もう1人の俺を助けたいから。」

 

華佗「あなたは、あなたはそんなことがあると本当に思っているのか!?」

 

ボス「信じられないのも分かる。だが、一週間後、それが真実だと分かるだろう。だから頼む。俺に力を貸してくれ。」

〜〜〜〜〜

 

という話をしたからだ

もうすぐこの夜の出来事も無くなる

彼は・・・死の間際どんな情景を思い出しただろうか

それは彼しか知らない

 

北郷がみた最後の情景は?

 

白い光

青い光

 

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さぁ、分岐点です

申し訳ございませんが【朝日の男さんの投稿作品一覧】を選択して読みたいルートを選んでください

 

説明
さあ、いよいよ最終回直前のお話です!
今回分岐があります
申し訳ございませんが【朝日の男さんの投稿作品一覧】を選択して、読みたいルートを選んでください
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