真・恋姫†無双 〜彼の見つめる先に何があるか〜青い光
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白い光

青い光 ← PI

 

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意識が落ちていくのが分かる

おい泣くなよ、俺自身じゃないか

本当に華琳を任せて大丈夫か?

あ・・・・・・・・・・・・・・・・

 

目を開けると辺りが暗い

なるほど俺はたくさんの人を殺めたから地獄行きというわけか?

そんなことを考えていると、目の前にピンクビキニを履きもみあげを三つ網にした筋肉達磨が居た

【を組】の連中にいそうだがこんな奴は見たことが無い

 

???「あら〜ん、いい男v」

一刀「そりゃあどうも。ところでここはどこだ?地獄か?」

???「うふん、地獄じゃないわよ。そうね、時空と歴史の狭間とでも言っておこうかしら。」

一刀「?」

???「まぁ、時間が無いから説明は省くわ。お疲れ様、【北郷一刀】君。あなたは、1人の少女と1人の少年を救いました。よってこの功績をたたえ、私から素敵な贈り物をあげるわん。」

一刀「接吻ならお断りだが。」

???「あらいけずんVでも安心して、あなたのキスの相手は下で待っているわ。」パチン

 

筋肉達磨が指を鳴らすと、俺の足元に穴が現れ俺は落下した

不思議な感じだ

とても寒く、なおも落っこちている感じがする

というか・・・

落ちている

何とか目を開けると夜空が見えた

あ、これ死んだ

そのまま俺は滝つぼに頭から着水した

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一刀「ぶはぁ!ハァハァ、さ、寒い。」ガチガチ

 

冷たい水の中に衣服ごと浸かれば体温はグングン下がる

速く暖を取らないと凍え死にそうだ

真が作ってくれた【半自動火打ち機】を使って焚き火をした

服を脱ぎ乾かし終わったころ

草の根を掻き分ける音がする

俺はあわてて砂利と砂で火を消し山猫のごとく木の上へ隠れた

以外にも木の上というのは見つかりずらいのである

それと同時に人が出てきたが、間が悪いことに月が雲の隠れて姿がよく見えない

どうやら俺が焚き火をしていたところを探っているように見える

 

???「まだ近くにいるわね。でもこの曹丕が必ず見つけてやるわ!」

 

へ?曹丕てたしか曹操の息子だよな?などと考えていると足を掛けていた枝が何のいたずらかポッキリ折れてしまった

 

曹丕「!やっぱり思ったとおりね。」

一刀(不味い。)

  「ここは話し合わないか?」

曹丕「それ無理。」ヒュン

 

そういうと彼女は杖かと思った仕込み刀を抜刀し俺の首に狙いを定めた

しかし経験が物をいったのか、俺もなぜか俺との戦いで飛ばされた刀を腰に挿していたため抜き寸でのところで止める

 

曹丕「あら、なかなかやるのね。私の攻撃を止められるのは先生だけなのに。せめて名を聞いときましょう。」

一刀「北刃だ。」

曹丕「曹丕よ。では尋常に・・・」

 

「『勝負!!』」

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???side〜

そこでは丁度お祭りをしていたところである

このお祭りは3ヶ国の王が毎年、大陸の平和を願うもので年毎にそれぞれの国で行ってきた

 

ふと、お酒に弱い王が言った

 

 あれ〜???ちゃんは?

 

覇道を極めた王が言う

 

 あの子なら、父親のお墓参りに行っているわ

 

お酒が大好きな王は問いかけた

 

 あら、あなたは行かなくてもいいの?

 

覇道を極めた王は

 

 あの子は自分の父親の顔を知らないのよ

 だからどんな思いでいるのか私は分からない

 だから、1人で行かせることにしているわ

 それに私も後から行くしね

 

曹丕side〜

曹丕はこの男に不思議なものを感じていた

自分の攻撃が読まれているだけではなく遊ばれているような感じがする

どうしてこうなったのか?

最初は顔を知らない父親の墓参りに来たのだ

しかし、その付近に焚き火の煙が見えた

あの辺り一帯はお母様の御触れで許可なくしては立ち入り禁止となっている

なのにあまつさえ立ち入り、焚き火を行うなど言語道断!気がついたときには走り出していた

 

曹丕「あなたなかなか強いわね。気に入ったわ。私の野望のために家来にならなくて?」

一刀「フ、その言い方懐かしいな。」

曹丕「?・・・で、どうなの。」

一刀「どうせこの後何もすることがないんだ。のるよ。では、お互い峰打ち勝負ということで。」チャキ

曹丕「いいわ。」チャキ

 

お互いに集中する

一匹の魚が川から跳ねた

 

それと同時に両者走り出し斬った

倒れこんだのは・・・

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一刀「最高の一撃を当てたつもりだったのにな。」

曹丕「確かに危なかったわ。私は体格差を利用して潜り込み斬り込んだのよ。もう少し身長があったら危なかったわね。」

 

話しながら森を抜けていく

すると急に眩い光が現れた

ガヤガヤと何かのお祭りのようだ

長机には料理がたくさん乗り、皆が歩き回りながら食べている

 

一刀「ほう、これは珍しい形の会食会だな。」

曹丕「そうでしょう。大陸中を探したってこんな形式の会食は無いわ。座らずに好きなように食べたいところまで動いて取ってたべて、呑んで話して・・・平和よね。さ、あんたをお母様に紹介するわ!その前髪、後ろに流しときなさい。」

一刀「あぁ。」

  (そういえば仮面は付いてないんだよな。隻眼はかわらずか。)クイ

曹丕「あ、あなた、隻眼なの?!それで私と互角なんて・・・ちょっとまって。そこの、鍔を譲ってくれるかしら?」

???兵「こ、これは曹丕様!はい、分かりました。どうぞ。」

曹丕「・・・はい、何もないよりはいいでしょ?」ス

 

それは刀の鍔を利用して作られた眼帯だった(伊達政宗がつけているものと同じだ)

会場を後にし王のみの席に歩く

あれ?なんか視線を感じるな

視線の先を見ると逆光でよく見えないが曹丕と同い年ぐらいの子供がこちらを見ていた

俺は軽く手を振ったが蜘蛛の子を散らしたように逃げてしまった

 

曹丕「お母様!」

???「あら、どうしたの曹丕・・・」カラーン

曹丕「ついに私の家来を見つけましたの!腕っ節もいいんです。お母様?」

???「うそ、これは夢なの?」

一刀「いや、現実だ。」

???「うそよ、うそよ!だって、ずっとずっと・・・!」

一刀「ごめんな。ごめんな、華琳。」

曹丕「ちょっと、一刀!説明しなさい!お母様と知り合いだったの?!」

一刀「俺が愛した女性だ。」

???「そうね。あまつさえ私を口説き落とし、孕ませた上に天へと逃げた最低な男ね。」

 

一刀「ただいま、華琳。」

 

華琳「お帰りなさい、一刀。」

 

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その後のことを少し記しておこう

曹丕は、俺が天に昇ったあと妊娠が分かった華琳と俺の子供だ

年齢は8歳である

もう1つの大陸にいる期間とはズレが出ていた

俺が父親と分かってから曹丕は俺にべったりとくっ付いた

 

 普段、こんなに甘えないのよ

 

クスクスと、笑いながら華琳がからかう

するとこちらに向かう複数の声が聞こえた

曹丕と同い年くらいの子供がこちらに向かって走ってきている

あぁ、これから苦労しそうだな

 

だって、一気に大勢の父親になったんだから

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The END

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