ピットロード1/700イギリス海軍クイーン・エリザベス級戦艦HMSバーラム(1941)
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説明
HMSバーラムは第一次大戦中に就役したクイーン・エリザベス級戦艦の3番艦で、WW1ではユトランド沖海戦に参加。第二次大戦では主に地中海方面で活躍しましたが、1941年11月ドイツのUボートU-331に撃沈され、QE級では唯一の戦没艦となりました。

3年前に制作したHMSウォースパイトhttp://www.tinami.com/view/689431に続き、QE級に挑戦しました。
別売のピットロード製エッチングパーツ「WW2英国戦艦用(バーラム等)」と「英国海軍戦艦クイーンエリザベス用」も取り寄せましたが、キットのEパーツと被っているなどあまり使える部品がなく、結局利用したのは艦載機用クレーンとスターンウォーク程度です。
その他ディテールアップポイントとしては
・アンカーチェーンの金属化
・後部マストは長さが足りないので0.3o真鍮線で延長。旗竿等を追加
・X砲塔(3番砲塔)に4連装機銃座を追加(機銃自体はキットの余剰パーツを使用)
…などです。

ちなみにキットは船尾のスターンウォークがない状態を再現しています。戦前のバーラムの写真にはスターンウォークが見えるのですが、1941年ごろの状態は資料によってもまちまちでよくわかりませんでした。撃沈時の映像(youtubeを「HMS Barham sinking」で検索すると見られます)だと装備していないようですが『世界の艦船』に掲載された1941年初頭の写真だとそれらしきものが見えます。1941年のどこかで撤去されたのでしょうか。個人的にはあった方がHMSらしいので取り付けています。

塗装はライトグレーとダークシーグレーの二色迷彩、鉄甲板はニュートラルグレー、木甲板はレドームです。ライトグレーはスケールエフェクトを考え、ホワイトを多めに混ぜて少し明るめにしました。多層構造の艦橋にまたがる直線的な迷彩のため、パーツごとに塗装してから組み立てねばならず大変でした。

バーラムは第2近代化改装を受けていないためかなりWW1の雰囲気を残しており、近代化されたウォースパイトとはまるで違うフネのようで面白いです。ピットロードのQE級は全部購入済みなので、頑張って残り3隻も完成させたいですね。

【参考資料】
British and Commonwealth WARSHIP CAMOUFLAGE of WW2 vol.2
『世界の艦船』増刊 第2次大戦のイギリス軍艦 2016/6
British Battleships 1939-1945(1) (Osprey military)
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バーラム Barham イギリス HMS 戦艦 ウォーターライン 1/700 ピットロード 

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