真・恋姫†無双 時空を超えた刺客 破滅の未来と絡繰人間 |
最広範囲の攻撃を持つ雷昇の電撃に思春は苦戦の状況に陥る
だが、思春も負けていなく、機転・行動の素早さにより、已む無く雷昇は
『制限解除』を発動した!!!
五節 〜接地漏電〜
バリバリバリッ!!!
ビリビリビリッ!!!
雷昇「ふぅ〜〜〜………『制限解除』、完了っ!!!」
雷昇は待ちわびたかのように、大きく息を吐く
思春「(溜めた電流が外に漏れ出ている………
かなりの電気を溜め込んでいるようだな……)」
雷昇「ケケケっ!!!さぁて、とっととお披露目しとくか」
雷昇は両手を高らかに上げる
すると、水色をした半透明の球体状の壁が雷昇を中心に広がり始めた
それは遠くにいる思春を範囲内にしてしまう程、広範囲だ
その範囲、凡そ直径100m
思春「なんだ………?」
雷昇「喰らいな、『静電気(せいでんき)』っ!!!」
ビリビリビリッ!!!
思春「っ!!?」
雷昇が言い放った瞬間、思春に微弱な電気が流れ始めた
雷昇「どうだぁ?甘寧っ!!!こいつがこの雷昇様の真骨頂だっ!!!」
雷昇は痺れている思春を見て大声を上げる
龍天「雷昇の十八番技『静電気』は、雷昇の技の中でも最広範囲の攻撃だ」
龍天は口角を上げて笑う
斬魔「雷昇の攻撃は、攻撃の威力と攻撃範囲が反比例しています
威力が上がればその分、範囲は狭まる
逆に範囲が広まれば、威力は低下する」
雷昇「『避雷針』は範囲が狭い分、威力は折り紙付だ
『静電気』は確かに威力は低い
だが、動きを止める位の威力ならあるぞ?」
雷昇はニヤッと嗤って思春を見る
思春「くっ、うぅぅぅぅぅっ!!!」ビリビリビリッ!!!
確かに、思春は『静電気』の範囲内におり、常に微弱な電気が流れ、麻痺状態が継続している
その場から動く事が出来ない
雪蓮「……マズイわ、思春が」
左慈「せめて『静電気』の区域外に出ねぇと、袋叩きだぞ………」
雷昇「使用電力量があまりにも多く、『制限解除』で電力の上限値を底上げしねぇと、常時発動出来ねぇのが欠点だが、問題ねぇな」
思春「くっ!!!うぅぅぅぅぅっ!!!」ビリビリビリッ!!!
雷昇の言葉に返すことも出来ない思春
雷昇「って、聞いてねぇか………ケケケっ!!!」
雷昇は少しずつ歩み寄り、思春に接近する
思春「くっ!!!がっ!!!ぐぅっ!!!」
思春は雷昇が接近しているのは分かっているが、『静電気』により『鈴音』を構える事すら出来ない
遂には、雷昇が目の前で仁王立ちとなった
雷昇「天下の甘寧様もこのザマかよ、ケケケっ!!!
聞いてんのかぁっ!!?おぉいっ!!!」
フォンッ!!!
ドカッ!!!
思春「ぐあっ!!?」
雷昇は面白がるように思春の脇腹を蹴り、思春をふっ飛ばして地面に叩きつける
思春「ぐっ!!!あぁあっ!!!」
だが、叩きつけた場所も『静電気』の区域内の為、思春は倒れたまま、悶え苦しむ
身体を震わせながら、何とか立ち上がろうとするも、身体が言うことをきかない
雷昇「生身の人間なら、身動きすら取れないんだがな
凄い方だと思うぜ?甘寧
気の使い方を熟知してるからこそ、そうやって微弱ながら動けんだ」
雷昇は思春の顔の前にしゃがみこんで話しかける
雷昇「よく戦ったぜ?甘寧……」
思春「ぐぐぐっ!!!ううぅ………!!!」ビリビリビリッ!!!
思春は雷昇を鋭く睨む
全身から抗いによる汗が滴り落ちる
雷昇「ケケケっ!!!こんな状況で、よくそんな気に入らねぇ眼ができんなっ!!!
だが、てめぇら人間はその程度だってことだっ!!!」
雷昇は右足を大きく上げ
フォンッ!!!
ドカッ!!!
思春「があっ!!?」
あろうことか、思春の顔面を蹴りつけた
再び、地面に叩きつけられる思春
思春「ぐああぁあっ!!!」
痺れと痛みと衝撃により、苦しむ思春
蓮華「っ!!!思春っ!!!」
明命「なんということをっ!!!」
明命は怒り、声を荒げる
雷昇「こいつは戦いだ
どんな手を使っても、最後まで立っていた奴が勝者だ
敗者なんざ、この世のクズ以下なんだよっ!!!」
雷昇は右手の人差し指を思春に向けると
ピュンッ!!!
思春「くっ!!!」ビリビリビリッ!!!
雷昇「おまけだ、『避雷針』っ!!!」
バリバリバリッ!!!
思春「っ!!?があぁぁぁぁぁっ!!!」ビリビリビリッ!!!
雷昇は追い討ちで『避雷針』を思春に放ち、身体に襲う電撃を強化させる
冥琳「まずい、思春っ!!!」
祭「このままでは思春がっ!!!」
蓮華「もう………もう限界……
見てられないわ………」
蓮華は『南海覇王』を自らの血が流れる位にまで握りしめ、思春を助けようと歩み出そうとした
だが、
一刀「待つんだ、蓮華」
一刀は蓮華の右手首を掴む
蓮華「離して一刀………思春が死んでもいいの?」
蓮華はキッと鋭い目付きで一刀を睨む
一刀「そんな訳ないだろ」
蓮華「じゃあ離してっ!!!思春を助けるのよっ!!!」
蓮華は声を荒立てる
しかし、
一刀「…………話を聞け、孫権」
蓮華「っ!!?」
有無を言わさない圧倒的な圧力と言葉の凄みに蓮華は、思わず身震いをして目を見開く
頬からは一筋の冷や汗が滴り落ちる
蓮華「(なに………?この、華琳以上の威圧感………)」
一刀は真剣な表情のまま口を開く
一刀「君の知る思春はそんなヤワじゃないだろう?
思春は必ず雷昇を倒す………信じるんだ」
蓮華「信じる………………」
蓮華は一刀の言葉を復唱して、落ち着きを取り戻す
蓮華「……分かったわ、一刀…ごめんなさい
けど、状況は変わらないわ……
このままじゃ、思春が…………」
蓮華の不安は表情に出ている
言葉にも震えが生じている
一刀「いや、大丈夫だ………
思春には、何か策がある筈だ……」
雷昇「ケケケっ!!!さぁて、もう飽きたからよ〜」
バリバリバリッ!!!
雷昇「殺すぞ?」
雷昇は右手に電撃を溜め込む
思春「ぐぅっ!!!ぬぅぅ………」ビリビリビリッ!!!
思春は痺れる身体に鞭を入れて、立ち上がる
雷昇「………お前、本当に抵抗が強いな……
『静電気』は区域内限定の常時麻痺状態にさせる技だぞ?
麻痺した身体はそう簡単には動かせれねぇ筈だ」
流石の雷昇も驚く
思春「こんなもの………未来が受けた…状況と……比べれば……何とでもない…」ビリビリビリッ!!!
思春は滴る血を拭って雷昇を睨む
雷昇「……はぁ〜〜………てめぇ等、人間の諦めの悪さには怒りを超えて飽きれちまうな……」
シュンッ!!!
思春「っ!!!」
雷昇は『空走』で思春の目の前に現れ、思春の丹田に右手を置く
雷昇「楽になれよ、即死級奥義・『感電・心停止(かんでん・しんていし)』」
バリバリバリッ!!!
思春「っがっ!!?」
思春に超高圧の電撃が放たれる
威力の高さに周囲にも電撃が放たれる
思春「……………………」
10秒程の電撃が止むと、思春はその場に無言で仰向けに倒れた
明命「そ、そ、そんな……………」
冥琳「し、思春…………」
亞莎「し、思春様が……負けた?」
呉の者達は呆然となり、その場に立ち尽くす
雷昇「よく、戦ったな…………
人間にしてはやるじゃねぇか……
敬意を払うぜ……」
だが、雷昇は口許を歪ませ
雷昇「なん〜て、言うとでも思ったかぁっ!!?
所詮人間なんざ、その程度なんだよっ!!!
最期の最期まで抗いやがって……しつこいんだよっ!!!くそがっ!!!」
極悪非道の言葉を周囲に撒き散らした
蓮華「き、貴様……………!!!」
蓮華は顔を真っ赤にして怒り狂う
雷昇「お?次は孫権が感電したいのかぁっ!!?
いいぜ、王一人殺して達成感を味わいたいからよぉっ!!!」
蓮華は『南海覇王』を構えるが
蓮華「おのれ………………!!!
って………え?」
目を見開いて驚きに包まれた
雷昇「あ?ん?なに?」ピピピッ!!!
雷昇はゆっくりと振り返る
そこには
思春「……………………」
無言で『鈴音』を握る思春が立っていた
蓮華「思春っ!!!」
雷昇「て、てめぇ………!!!
何で生きていやがるっ!!?『感電・心停止』は人間が絶対に耐えられない電撃を放つ攻撃だぞっ!!?」
雷昇は焦りながら思春を見る
思春「…………………ふっ!!!」
フォンッ!!!
ドカッ!!!
雷昇「ぐへぁっ!!?」
思春はノーモーションで雷昇の鳩尾に蹴りを放つ
思春「…………貴様相手に何の準備もせず、戦場に来るとでも思っていたのか?」
思春は地面に転がっている雷昇を見下ろす
思春「私が身に付けている衣服は、電撃を非常に通しづらい繊維で出来ている
于吉の言葉を借りれば『絶縁体』らしい」
雷昇「な、なにっ!!?『絶縁体』の服だとっ!!?」
雷昇は思春の言葉に驚く
雪蓮「『絶縁体』?」
左慈「物体全てが電気を通す訳じゃねぇんだ
地面や硝子、ゴム………っつてもわかんねぇか…
まぁ、そう言った物は電気を通しにくい、又は通さないんだ」
于吉「北郷さんから、思春さんは雷昇と戦う事になると聞いていましたので
例え、気を扱える者でも電撃に対する抵抗値を上げるのは限度がありますから」
于吉と左慈は会話を繋げる
雷昇「………そうだとしても、『感電・心停止』は一瞬で心の臓を強制停止させる技だ
衣服で賄えるもんじゃねーだろう」
雷昇は思春を睨みながら立ち上がる
思春「貴様は蓮華様の攻撃情報は知らぬのか?」
思春は表情を変えず、切り返す
雷昇「あぁ?孫権の攻撃情報?
確か……………っ!!?まさかっ!!?」
雷昇は状況を把握し、たじろぐ
思春はニヤリと笑う
思春「そうだ、蓮華様の攻撃は電撃を主としている
私はずっと、蓮華様と鍛練を共にしてきた
それにより人一倍、電撃に対する抵抗力がついたのだ」
一刀「それに加えての『絶縁体』の衣服と、気を熟知した防御体制……
つまり、雷昇…………お前にとって思春はある種の天敵って訳だ」
思春「それだけではないさ………!!!」
ギュオオォォォォォッ!!!
思春は急激に気を溜め始めた
雷昇「くっ!!!なんだ、奴の気が急に上がり始めたっ!!!」ピピピッ!!!
思春「先程の『感電・心停止』のお陰で、切っ掛けが出来た…………
感謝するぞ、雷昇…………」
雷昇「な、なんだとっ!!?」
思春「これで……私は…………次の舞台へ足を進められるっ!!!」
その瞬間
ドオォォォォンッ!!!
思春を中心に衝撃波が発生した
雷昇「なっ!!?」
そこには
思春「…………………」
衝撃波により髪止めが取れ、右頬には呉と十が合わさったの紋章が浮かび上がり、両目の色は思春の赤から青へ変化していた
そして、両足に恋のような刺青が浮かび上がっている
蓮華「まさか、思春っ!!?」
冥琳「………『限界突破』を成し遂げたのかっ!!!」
思春「これが、『限界突破』か………」
思春は自分の身体を見渡す
雷昇「勝った気でいんのか………?」
ようやく、雷昇は口を開く
雷昇「『万能眼鏡』の数値なんざ、只の目安だ………
てめぇ等、人間が絡繰人間に歯向かうんじゃねぇよっ!!!」
バリバリバリッ!!!
雷昇は苛立ちながら電気を溜める
雷昇「まずは動きを封じる……『静電気』っ!!!」
雷昇は『静電気』を発動し、思春を区域内に捕らえる
ビリビリビリッ!!!
思春「………………」
思春に微弱ながら電撃を襲う
ところが、
思春「……………」
思春は構わず歩き出す
雷昇「なっ!!?と、止まりやがれっ!!!」
雷昇は『静電気』で止まらない思春を見て焦り出す
思春「身体を解されている気分だ
まるで、身体中のツボを圧されているようだ」
思春はニヤリと笑って皮肉を言う
左慈「マッサージかよ……」
于吉「まぁ、血流当が良くなっているのでしょう」
左慈と于吉は苦笑いをする
だが、それに反して雷昇は更に怒り出す
雷昇「ば、馬鹿にしやがってっ!!!!!!」
バリバリバリッ!!!
雷昇には、今までとは比べ物にならない程の電気が溜められていく
雷昇「それなら、俺の奥義を見せてやるよっ!!!
こいつで終わりだっ!!!『雷神・建御雷之男神(らいじん・たけみかづちのみこと)』っ!!!!!!」
バリバリバリッ!!!
雷昇の身体が金色に光だし、常に周囲に『電劉』を放っていた
雷昇「ケケケっ!!!こうなったら、もう止まらねーぞっ!!!」
一刀「卑弥呼………あれって……」
卑弥呼「あぁ………建御雷之男神様は、かつて、倭国を作った偉大なる2人の神、天地開闢の神・伊耶那岐様(イザナギ)と黄泉津大神・伊耶那美様(イザナミ)との間に生まれた火之夜藝速男神(ひのやぎはやおのかみ)・迦具土様(カグツチ)から産まれた雷の神じゃ」
卑弥呼は表情を険しくする
一刀「古事記で読んだことあるけど、確か伊耶那美が迦具土を産んだ時に焼き死んでしまったとか………」
卑弥呼「うむ、迦具土様は火を司る神………
それにより、伊耶那美様はその火で火傷を負い、亡くなられたと伝われておる」
一刀「最愛の妻を亡くした伊耶那岐は怒りに我を忘れ、迦具土を殺してしまった………」
卑弥呼「その際、迦具土様から流れた血から産まれたのが建御雷之男神様じゃ」
一刀「日本神話の神を技名に入れるなんて、龍天の仕業だな」
一刀は龍天を見る
卑弥呼「儂への復讐の為に偉大なる大神の名を使うとは………許される事ではない………」
雷昇「いくら、てめーでも……もう俺には近づくことすらできねーぞっ!!!」
雷昇は思春を見て、勝ち誇る
雷昇「『雷神・建御雷之男神』は攻撃の威力を最大にまで引き上げるだけじゃなく、終始『電劉』を放つ奥義だっ!!!
てめぇの負けは確定事項だっ!!!」
思春「そうか…………」
思春は一度、頷き
シュンッ!!!
フォンッ!!!
ザシュッ!!!
雷昇「っ!!?」
躊躇することなく、『空走』で雷昇の懐に入り込み目にも止まらない速度で素早く斬りつけた
雷昇「ぐっ!!?何だとっ!!?」
しかも、『電劉』の影響を受けていなかった
雷昇「てめぇ、何で『電劉』を喰らわねぇっ!!!」
思春「……………」
シュンッ!!!
シュンッ!!!
シュンッ!!!
フォンッ!!!
フォンッ!!!
フォンッ!!!
ザシュッ!!!
ザシュッ!!!
ザシュッ!!!
思春は無言のまま、『空走』と斬撃を繰り返し、少しずつ雷昇の体力を削っていく
雷昇「ぐぁっ!!!ぐぁあぁぁっ!!?」
思春「簡単な事だ、『電劉』ごと貴様を斬ればいい」
思春は攻撃の手を緩めず、一方的な攻撃を放つ
雷昇「ぐっ!!!てめぇっ!!!調子に乗ってんじゃ……………!!!」
バリバリバリッ!!!
雷昇「ねぇぞ、クソがあぁぁっ!!!!!!」
雷昇はフラッシュにしか見えない強烈な電撃を放つ
だが、思春は既にその場にいない
雷昇「クソが、ちょこまかと動き回りやがってっ!!!」
機器音声「損傷率:3割9分5厘」
雷昇「クソっ!!!大分けずられちまったっ!!!
何処行きやがったっ!!?出てこい、甘寧っ!!!
逃げてんじゃねーぞ、腰抜けっ!!!」
『万能眼鏡』を頼りに思春を探すが、全く探知されない
雷昇「くっ!!!そうか……あいつは『大陸一の隠密』だったか……」
雷昇は独り言を言うと
思春「隠密であることは正解だ」
フォンッ!!!
ザシュッ!!!
雷昇「ぐっ!!?『万能眼鏡』がっ!!?」
突然、現れた思春により『万能眼鏡』を破壊された雷昇
思春を探すのがより困難になった
雷昇「くっ!!!」
雷昇からは冷や汗が滝のように流れる
すると
チリーン
チリーン
雷昇「っ!!?鈴の音?」
明命「これは…………」
一刀「幕引きだな……………」
一刀は腕を組んで雷昇を見る
雷昇「ど、何処だっ!!?何処にいやがるっ!!?」
雷昇は必死に思春を探す
思春「貴様に私を見つける事は、最早出来ぬ」
雷昇「っ!!?」
雷昇は慌てて振り返るが、誰もいない
思春「私を見失った時点で、貴様の敗北は決まっているのだ」
思春の声だけは聞こえるが、姿は一向に見えない
雷昇「くっ……………っ!!?」
思春「そういえば、絡繰人間も恐怖を感じるのだったな………」
雷昇「ぐっ!!?お、俺が………この雷昇様が、怖れる訳がねぇっ!!!」
雷昇が一際、大声を上げた瞬間
フォンッ!!!
ザシュッ!!!
雷昇「がぁ………………っ!!?」
雷昇は一刀両断に斬り倒された
思春「言ったであろう?
次、この鈴の音が鳴ったときが貴様の最期だと…………」
バリバリバリッ!!!
雷昇「が……あが…があ
があがががが……………」バチバチバチッ!!!
雷昇の身体に入った大きな傷は亀裂を帯び、ショートを始めていた
そして
雷昇「が…………………!!!」
バンッ!!!
傷から黒煙を吹き、その場に倒れ込んだ
機器音声「思考回路が過電流により、破損。
再起動不可、戦闘・起動を終了します。お疲れ様でした。」
その言葉は事実上の死亡宣告だった
思春「………私に勝てぬ者が、我らの大将を討ち取れると思うな………
……と言っても、聞こえぬか…………」
チリーン
チリーン
チリーン
思春が持つ鈴は静かに鳴り響いた…………
絡繰人間5号『元名』雷昇:現在状況…死亡
死亡原因:過去の甘寧との戦闘により負傷。
負傷した傷に自らの電流が思考回路を損傷させ、脳死。
……終……
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『大陸五虎将』VS『龍天五獄隊』の第二戦 思春VS雷昇が開始された 雷昇の回避困難な電撃に悪戦苦闘する思春だが、 雷昇は更なる力を解放した |
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fW69hZ1OrMwbsMP様、もうしばらくお待ちください。只今、作成中ですので。(hoi2) 早く早く続きをー!!(fW69hZ1OrMwbsMP) いやー思春も限界突破したかー楽しみです!(fW69hZ1OrMwbsMP) |
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