光陰の主
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光と陰の主がいなくなり、一年…。

 

「勘弁してくれ…」

 

もう我慢の限界だった。

 

ここは、宇宙の太陽と月のちょうど真ん中の星。

 

私は、その星の主だ。

 

しかし、光陰の契約関係上、光と陰の主がいないとその星の主ではいられない。

 

主でいられない日々が一年続いたことにより、怒りが増している。

 

「唯一、生物が存在する、地球が妖しい」

 

多分、光と陰は地球だろう…

 

「ちょっと行って来るか」

 

識葉は、そう言って一瞬にして、その星から姿を消した。

 

 

 

説明
「光」は日、「陰」は月。

光と陰、それぞれに主はいる。

地球上に、紛れ混んだ主を探すべく

十河 識葉が地球に侵入する。

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