真・恋姫無双「三国放浪記」第六話『賭け』 |
公孫賛の所の客将になったから一月。あの時から少しして、歴史が動き始めた。
黄巾党と呼ばれる賊集団の発生だ。賊と言っても元は農民だったりした人の集まりだったみたいだけど、盗賊団とかとくっ付いたりしていまや大勢力になっていて平和ボケした官軍じゃ止められないほどの規模になっている。この幽州にも何度か現れたけど、今の所なんとか討伐できるレベルだ。とはいえ、このままではいつか耐えられなくなる。ということで義勇兵を募ろうという話になった。それでも俺に出来ることは限られているので、出来ることからやっていこうという次第。
そして今、俺は兵を連れて街の警邏に来ている。来てるんだけど・・・。
「・・・・・」「・・・・・・」「・・・・・・」
「・・・あのさ、もっと愛想よくできないかな?街の人が怖がってるだろ?」
そう、兵たちは槍を持って無表情だからなんというか怖い。これじゃあ、街の人と話が出来ない。
「はっ。しかし我々の仕事は街の巡回であり、異変が起きていないか探すのに集中しなければ・・・。」
「うーん、確かにそうなんだけど・・・。」
ちなみにこのやり取りは十回目くらいだ。
もう説得にあきらめた俺はさっさと警邏を終わらせて、兵達と別れてから街を見て回ることにした。
「とりあえずどこに行こうかな」
「こ、これは・・・!?」
?今のは銀の声だな。どうしたんだろう?確かこっちの路地裏の方から・・・。
「う、うーん・・・こ、これも欲しい・・・。欲しいけど・・・これ以上の出費は・・・。」
「あらん。それが気になってるのね〜、銀ちゃんは。いいわよ。それ、あげるわ〜。」
!?な、なんだ!?あの半裸の筋肉達磨は!?銀の真名を呼んでるって事は仲がいいみたいだけど・・・。
「!!ほ、本当か!!」
「いいのよ。銀ちゃんにはいつもお世話になってるから。」
・・・それにしても、路地裏で話をする半裸の筋骨隆々のおっさんと正体不明の謎の人物(銀の姿はフードかぶって顔を布で隠している状態)、・・・傍から見るとかなり怪しいぞ。下手したら警備隊が来るほどに・・・。
「悪いな。ありがとう。」
「それじゃ、私はそろそろいくわ。じゃあね、また会いましょう〜。」
「ああ、じゃあな。」
そういうと、半裸の筋肉達磨は俺のいる方向とは逆の方に歩いていった。・・・こっちに来なくてよかった・・・。
「これでかねてからの計画が・・・ふふふふふ」
い、銀が不気味だ・・・。なんだ?かねてからの計画って?
「さて、そろそろ戻るか・・・。」
そういって銀は両手に持っていた物をマントにしまう。ぱっと見た感じだと、何かが入っていて、限界近くまで膨らんでいる結構大きめの袋だった。何かって何だって?そこまではわからない。・・・・・・あと、どうやってしまったかとかは考えてはいけない。とりあえず話しかけてみることにした。
「おーい、銀。何してるんだ?」
「!?・・・何だ、一刀か・・・。驚かすなよ。」
銀が俺に気付かないとは珍しい。
「何買ったのかも気になるけど、それよりもあの半裸の筋肉達磨は誰だ?知り合いか?」
「ああ、あいつとは洛陽で会ったんだ。名前は貂蝉っていって昔は都で踊り子をやっていたらしい、真偽は知らないが。今は漢女道とやらを再び極めるために旅をしているらしくて、その道中で見つけた珍しいものを時々売ってもらってるんだ。ってどうした一刀?」
・・・・・・貂蝉が・・・・・・傾国の美女があんなのって・・・・・・ショックだ・・・・・・何か知らないけどへこむ・・・orz。
「まあ、いいか。私はそろそろ戻るけど一刀はどうするんだ?なんなら稽古つけてやってもいいぞ。」
「・・・はぁ・・・」
「・・・無視するとはいい根性だな、おい。そんなお前にこれをやろう。」
「・・・ん?・・・っ!?」
ちょっ!?急に、身体が、重く!?
「鎧の重さをさらに倍!!さあ、城に戻ったら氣の鍛錬だ。行くぞ。」
「ちょ、待て、これ、重っ、」
「大丈夫、お前ならすぐに慣れる。てか慣れろ。」
命令形!?
「そう、いえば、さっき、何を、買ったん、だ?」
「それは秘密だ。・・・・・・ん?」
城の前で、銀が急に立ち止まった。
「?どうし、たん、だ?何か、あったの、か?」
「いや、なんか大勢の義勇兵っぽい格好した奴らがこっちに向かって来てる様な・・・。」
そっちの方を見てみると、確かにそれらしき集団がこっちに向かってきてる。その先頭を歩いているのは三人の女の子たちだった。
「あの三人が頭か・・・。」
確かに三人の内、黒髪横ポニーの女の子と赤い髪でトラの髪飾りをつけた小さな女の子の二人はみかけによらず、とんでもなく強い。おそらく星レベルの強さを持っている。まあ、断定は出来ないけど・・・。真ん中の胸の大きな女の子からは特に強さは感じない。けど並ならぬ何かを感じる、気がする。・・・勘違いか?なんかほんわかしてるし・・・。そんな事を考えている間に、その集団が城の前まで来ていた。
「おい、ちょっと待て。止まれ、お前ら。」
一応ここに仕えている者として、銀が止まるよう言う。
「ここから先は城だぞ。何のようだ?名と共に答えろ。」
「えーと、私は白蓮ちゃん、じゃなくて公孫賛さんの旧友の劉備っていいます。」
「我が名は関羽。」
「鈴々は張飛なのだ。」
!!まさか、この子があの劉備玄徳なのか!?それにこの黒髪横ポニーの子が軍神と名高い関雲長で(・・・髭は?)、この小さい女の子が燕人張飛なのか・・・。
「ところで、お姉ちゃんたちは誰なのだ?」
「そうだな。私は徐庶。ハム、ハム孫賛のところで客将として雇って貰っている。」
「公孫賛ね。俺は北郷一刀。同じく白蓮の所で客将として雇ってもらってる。よろしくね。」
ちなみに真名は二週間くらい前に預かった。預かったのは俺だけじゃなくて他の皆もだけど銀はあえてハムって呼んでる。理由は面白いから、だそうだ。真名は覚えているんだけど、何故か公孫賛という名前が覚えられないらしい。・・・白蓮も不憫な・・・。
「はい。えっと、それで白蓮ちゃん、じゃなくて公孫賛さんに会いたいんですけど・・・。(はむ?はむ孫賛?)」
「ちょっと待ってろ。今、確認してもらってるから。んじゃ、あとは頼んだ。」
「へ?ちょ、ちょっと待て!銀、お前どこ行くんだ!」
「少し部屋に戻ってくる。」
「いや、だからって俺一人に押し付けるな!」
結局そう言って、銀は客人(仮)を俺に押し付けていってしまった。
で、その後、白蓮と劉備さんは無事再会。今はそれぞれの近況報告をしているところなんだけど・・・。
「・・・」
さっきから何故か稟に見られている。しかも何か不機嫌そうに。気になったので訊いてみよう。
「どうしたんだ?稟。何かした?」
「いえ、・・・別に何でもありません。」
「おうおう、兄ちゃん。男ならそこは察してやりな。」
?どういうことだろうか?人形に注意されるのはむかつくが・・・。
「稟ちゃんは最近お兄さんに構って貰ってないから不機嫌なのですよー。・・・まあそういう私もなんですけどねー。」
「ふ、風ッ!!」
ああ・・・言われてみれば、確かに・・・。最近は政務にしろ、警邏にしろ、鍛錬にしても二人とは事務的な事以外は話していない気がする。
「ごめん。お詫びじゃないけど今度飯でも作るよ。」
「それで風たちはそのままお兄さんの部屋にお呼ばれするのですねー。」
「は?」
急に何を言い出すんだ、風?
「お、お部屋にお呼ばれ!?・・・・・・『飯も食べたし・・・次は稟を食べようかな。』『い、いけません、一刀殿・・・』・・・・・・一刀殿の手が、私の服を脱がし、そして、ついに私の素肌を直に・・・・・・・・・・」
妄想の内容は声が小さくていまいち聞き取れなかったが、なにやら妄想に入ったらしい。ってまずい!
「ま、待てっ!稟っ!!」
「ブゥーーー!!」
「りーーーんっ!!」
静止の声も届かず、稟の鼻血がアーチを描いた。その光景に慣れている俺や風はいいけど、劉備さん達一向はもちろん白蓮までも驚きを隠せずにいた。というか若干引いてる・・・。
「はーい、稟ちゃーん、とんとんしましょうねー。」
「ふがふが・・・」
・・・その後、話は進んで劉備の連れて来た兵士たちは欺兵で、従者はこの二人だけとわかって白蓮が驚いて、話は従者二人の実力の話題になった時、銀と星がやってきた。ちなみに銀のフードは取れている。
「白蓮殿はその二人の実力も見抜けぬのですか?その二人が並大抵の武人でないことは、一刀でもわかる事だと思うのですが・・・。」
「・・・そういう貴殿等も相当の実力を持っているようだ・・・。二人とも相当の武人と見た。」
「うん、鈴々もそう思うのだ。」
「そ、そうなの?」
「我が名は関羽。貴殿等の名はなんと言う?」
「ふむ、我が名は趙雲。よろしく頼む。」
「私は一応軍師なんだけどなー。まあいい。私の名前は徐庶だ。よろしく。」
「鈴々は張飛なのだ。よろしくなのだ。」
「私は劉備っていいます。よろしくお願いします。」
そう、忘れがちになるけど、銀は軍師・徐庶元直。武将ではない。ないんだけど・・・・・・説得力もない。というか皆無だ。力だけじゃなく性格も軍師より武将向きだと思うんだけど・・・。
「なら、一刀はどうかな?お前たちから見たら。」
え?俺?
「北郷殿ですか?・・・うーむ・・・。」
「お兄ちゃんは・・・まだ弱いのだ。」
「ぐはっ!!」
わ、わかっていたとはいえ、直に言われるとつらい。
「でも、桃香お姉ちゃんよりはよっぽど強いのだ。」
「ひ、ひどいよっ!鈴々ちゃん!!私だって気にしてるのに・・・。」
きっと、この子なりに気を使ってくれたんだな・・・。自分の主君を傷つけてるけど・・・。
「ありがとう、張飛ちゃん。」
そういって、俺は張飛ちゃんの頭をなでる。
「にゃ?・・・にゃ〜♪」
張飛ちゃんは気持ち良さそうだ。よかった。
「じー」「じー」「じー」「じー」「じー」「じー」「じー」
あれ?なんか皆に変な目で見られている気がする・・・。とりあえず、頭をなでるのをやめる。
「・・・さほど強さは感じないな・・・。先程からの動きを見る限り、鎧ひとつ着こなせない様子・・・。武に向いていないのではないか?」
ぐはっ!!関羽の容赦ない批評にとてつもないダメージ。・・・でも確かに見た目は普通の鎧だけど、重さはその何倍もあるんだぞ。
「・・・一刀は一応私が鍛えているんだが・・・」
「それならば、武の方はあまり期待しない方がいいだろうな。」
「・・・なら賭けをしよう。」
「賭けだと?」
「そうだ、どうせなら皆も参加のな。で、その賭けの内容だが・・・・・・将来的にの話にはなるが、一刀の実力が患部、お前と互角にやりあえるかどうか、だ。」
「・・・一応訊くが、その『患部』というのは誰だ?よもや私ではないだろうな?」
「いえー、おそらく関羽さんのことかとー。」
「あれ?違った?えーっと、名前・・・なんだっけ?」
「我が名は関羽だ!!」
・・・・・・・・ということは・・・
「はぁ?」
俺があの関雲長と互角に?・・・どう考えても無理だと思うんだけど・・・。
「このような鎧のひとつも着こなせないような男が私と互角になるなどありえん。」
「いや、鎧は・・・」
「一刀。」
声の方を見ると、俺の方を向いた銀が人差し指を口の前に持ってきて、「しーっ」としていた。
「そうなのだ。愛紗は鈴々とおんなじ位強いのだ。」
「だよねー。愛紗ちゃん、強いもんねー。私も北郷さんが愛紗ちゃんと互角になるなんて考えられないかな?」
「星たちが認めるぐらいの実力なんだろ?だったらいくらなんでも無理なんじゃないか?」
劉備さん一行と白蓮は無理だろうという意見。
「俺も無理だと・・・」
「一刀は問答無用で可能組だぞ。」
まじすか?
「まあ、この賭けを提案した私も可能だと思うぞ。」
・・・え?
「星はどう思う?」
「ふむ、いささか無謀な気もするが・・・まあここは穴狙いで可能のほうに賭けるとしよう。」
「「「な!?」」」
星まで!?
「銀ちゃんや星ちゃんがそこまで言うのなら風も可能組でー。」
風も!?
「ふむ、二人は確かに気分屋ですが、こういうときは何かしらの根拠があるのでしょうし、私も可能組に賭けるとしましょう。賭けといっても人生が変わるほどのものでもないでしょうし・・・。」
まさかの稟まで!?
「・・・軍師の二人はまだいいとして、武将の二人がその意見とは・・・。私を愚弄するか?」
「いや、私は軍師なんだが・・・まあ、いいか。ただ・・・」
銀がにやり、と笑みを浮かべる。
「一刀はこの私が鍛えているんだ。その程度の実力ぐらい身に付けて貰わんと困る。」
関羽さんがムッとする。
「ほう、・・・つまり、私は『その程度の実力』というわけか。」
「まあ、そうだな。」
く、空気がとんでもなく重い・・・。関羽さんと銀の威圧でとてつもなく重い。鎧も重いが、この空気の方が耐えられない。
「そ、それより賭けって何をかけるの?それともなにか罰でも与えるの?」
流石は劉備玄徳、この重い空気を変えるべく自ら発言を・・・。
「ん?そうだなー。・・・・・・あっ、そうだ。」
銀は何か閃いたらしい。そして―――
「負けた方が一刀に抱かれるっていうのはどうだ?」(にやにや)
―――爆弾を落としていった。
「へっ!?」「なっ!?」「なんとっ!?」「ほぇ!?」「なにぃっ!?」「抱かれっ!?」「ちょっ!?」「・・・はにゃ?」
当然驚いた。にやにやしている発言者の銀以外、何かしらのリアクションをとった。張飛ちゃんは意味が分かってないみたいだけどね。誰がどの台詞かはそれぞれで考えてみよう。
「ブゥーー!?」
稟の第二射目、発・射!ただ、今回は風も驚いているので介抱してくれる人がおらず、放置。
「な、ななななな何を言っているのだ!?お主は!?ななな何故ほ、ほほ北郷殿にそ、その、だ、だだ、だ、・・・」
「大根?」
「違う!!抱かれなければならないのだ!?」
「愛紗ー、抱かれるってなんなのだー?抱っこされるのとは違うのかー?」
「頭皮ー「張飛だって。」、それはなー・・・」
「だ、だめー!!鈴々ちゃんにはまだ早すぎるよぉー!!」
「つまり、劉備殿も関羽殿も、それがどういう行為なのか、知っているという事でよろしいのですな?」
「え、えーっと、その・・・(////)」
「そ、そんなことより!!(////)」
関羽さんは顔を真っ赤にしながらも反論を続ける。
「それは北郷殿にとって罰になっていないではないか!!」
あ、確かに。俺にとってはどっちも役得か。
「じゃあ、一刀が賭けに負けたら、昆布「関羽ですよー」の目の前で自慰を・・・」
「「ちょっと待てー!!?」」
今度は俺と関羽さんの声がかぶった。そりゃかぶるよ。
「な、な、な、何故私の前でその北郷殿にじ、じ、じじ、じ・・・」
「時間切れ?」
「自慰をされねばならんのだ!!・・・はっ!!・・・(////)」
関羽、自爆。
「ねえねえ、桃香お姉ちゃん。じいって何なのだ?」
「長期ー「張飛ですよー。」、それはなー・・・」
「だ、だめー!!鈴々ちゃんにはやっぱりまだ早すぎるよぉー!!」
「つまり、劉備殿も関羽殿も、それがどういう行為か、(以下略)。」
「(////)」
「(////)」
うん、デジャビュ。
「理由としては、罰を行ったっていう確固たる証拠になるからだ。私たち相手だと不正があったり、懐柔されるかもしれない。かといって、少子に確認してもらうか?「張飛だよ。」それとも主君たる遊戯にしてもらうか?「劉備ね。」いや、ここは実直そうなパンクしかいないだろう!「関羽だって。」」(にやにや)
ツッコミがしんどい。文句を言う暇がない。
「でもそれ以前に、お兄さんはそういうのを人に見られて興奮する性癖を持ってる変態さんですから、罰にならないんじゃないでしょかー?」
「いやないよ!そんな性癖!!」
なんでそんな変態さんにされなきゃいけないんだ!!
「まあ、一刀がどんな変態かはひとまず置いといて、」
変態は確定!?
「賭けの件もこれでいいな。」
「ちょっと待てっ!!私はまだ納得していないぞ!!」
「それじゃ、今日のところは一時解散ということで。じゃ。」
「無視するな!!」
「いや、そろそろ釣りの準備をしようと思ってたからな。」
「今、釣りは関係ないだろう!!」
「いや、そろそろ頃合いかと思ったからさ。」
「何の話だ!?それより・・・」
「も、申し上げます!!」
関羽さんの声を遮って兵士の声が響いた。
「どうした?」
「はっ!!黄巾党の軍勢が街に向かってきています!!数は約六千!!」
「ろ、六千!?」
な!?今までにない大軍だ。
「わかった。下がってくれ。」
「はっ!!」
「白蓮ちゃん!まだちゃんと話は纏まってないけど、私たちも手伝うよ!」
「ありがとう、助かるよ、桃香。・・・風、稟、今すぐに動かせる兵は?」
「おそらく四千程かと思われますー。」
「あと念のために千ほどの兵を街に残した方がよいかと・・・。」
「つまり、動かせるのは三千か・・・。」
こっちにはすごい武の持ち主が何人かいるけど、単純計算で倍の戦力差。何か策でもないと、甚大な被害が出てしまう・・・。
「何か策はないか?」
「突撃!粉砕!勝利なのだ!!」
「いや、それ策とは言わないから!」
なんて事を言うんだ、張飛ちゃんは・・・。
「・・・釣りでもするか。」
・・・は?銀はこんな時に何を言っているんだ?
「貴様!そんな事を言っている場合か!!そんな暇があるのなら策のひとつでも出したらどうだ!!」
銀の発言に関羽さんが激怒する。何か今日は怒ってばかりの様な気がする。
「だから、釣りをするって言ってるだろう。」
「どういうこと?」
よく分からない銀の発言に劉備さんが尋ねる。そして銀が言い放つ。
「釣るのさ、黄巾党を。」
あとがき・・・・・・という名の言い訳
こんばんは、お久しぶりです。でいいのか?シンジです。更新遅れて申し訳ありません。やっと出ました、劉備一行と漢女。意外にも桃香が結構書き易かったという事実。そして貂蝉が書き難かったという事実。貂蝉の台詞に味が出せませんでした。
今回の話ですが、貂蝉と銀の密会(?)から始まり、劉備一行との出会い、賭け、黄巾党となっていました。でも本来なら賭けの件は最初考えていなかったんです。賭けは銀というキャラが勝手につくっていきました。こんなことってあるんですね。さあ、一刀は賭けに勝てるのか!?まあ「あれ?」とか思っている人や気付いている人もいるとは思いますが、賭けの話は、このままじゃ少しまずいというか成立しないので、次回も続きます。それにしても稟と風、星の出番が・・・・・・。
さて、次回の話ですが、黄巾党との戦い、発生した異常、つかの間の休息、という感じで行こうかと思っています。貂蝉はたぶん出ません。しばらくは、ですが・・・。黄巾党との戦いも一部を除いてほとんど原作通りになるかと思われます。
更新がとても遅くなりがちですが、それでも楽しみにしていただけると幸いです。ではでは。
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どんどん更新が遅くなっている気がします。 今回はあの姉妹が登場です。義姉妹ですが・・・。 |
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