真・恋影無想
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拠点ノ巻 番外幕

 

 

SIDE・???

 

 

「どうも、と。お?俺以外は全員揃ってたか。」

 

 

「遅いぞ。20分も遅れやがって。」

 

 

「しょうがないだろ?俺は色々やってから来なきゃ行けないんだからさ。」

 

 

「して、どんな感じなのかな?」

 

 

「あぁ、洗脳なら3名を除いた全員が終了してる。流石に人形とは言え伝説の武将連中相手に洗脳かけるのは骨が折れたわ。」

 

 

「ん?3名?」

 

 

「あぁ。3人だけ残ってる。」

 

 

「珍しいな。お前が手こずるって。」

 

 

「まぁな。三国で唯一の妖術使いである所の張宝は魏から出てもらった。不完全とは言え過去に太平洋術を発動してる。それに原本はまだこの外史にとどまっているようだしな。下手に共鳴とか起こしたりしたらこれまで俺がやってた事が水の泡だ。」

 

 

「で、他2人は?」

 

 

「1人は張遼だ。アイツに関しては単に俺と相性が悪いんだろ。一向に洗脳にかかる気配がない。そもそも酒呑みとは相性悪いし、なんか昔した約束?みたいなものへの執着心が半端じゃないんだよな。面倒だから自殺してもらおうと思ってその手の流れに持っていったんだけど董卓に止められたみたいでな。」

 

 

「董卓ぅ?」

 

 

「あぁ。普通なら直線上では邪魔は入らないはずなんだが、これはもう少し調べる必要がある。」

 

 

「んで、最後の1人は?あ、当てて見せようか?」

 

 

「いや、別にいい。「ちょ、ひどくない!?」なんだよ?」

 

 

「言わせてよ。」

 

 

「はいはい。どうぞ。」

 

 

「曹操だよね?」

 

 

「ご名答。あれは実質的に言えば無理だ。誰かは知らないが先に術かけたヤツがいるらしくてな。」

 

 

「上書きは?」

 

 

「不可能だ。術が強すぎる。」

 

 

「于吉……ではないんだな?」

 

 

「あぁ、あいつは曹操が術にかかったと信じてる。それにあいつが使うような類の術ではない。」

 

 

「于吉が使わない。と、なると呪い…呪術の類だね。」

 

 

「ご名答。あれは俺の手には負えない。」

 

 

「そか。曹紀くんの報告は終わりだね。次は僕が行こうか。」

 

 

「 ブラフマー は管理者の追跡、監視だったか。 」

 

 

「うん。于吉、左慈に関しては北郷一刀の影に常時スタンバイ、二橋はそれぞれ蜀と魏に、華佗っちは相変わらずだねぇ。それと、例の2人がこの外史に入ってきた。」

 

 

「やっぱり来たかぁ。」

 

 

「っち、胸糞悪い。」

 

 

「あぁ、 ーーーーー はあの2人の事苦手だもんねぇ。ま、僕も苦手だけど。キモイし強いから。」

 

 

「私はそうでもないが。」

 

 

「あ、そうだ。気になることが1つ。」

 

 

「ん?」

 

 

「なにか≠ェこの外史を数度にわたって行き来してる。御丁寧に痕跡とか全部消されてるから詳しくはわからない。」

 

 

「全く、なんなんだ。この外史は。」

 

 

「まぁ、これも調べる必要ありありだね。」

 

 

「あぁ。で、次、 ヴィシュヌ は?」

 

 

「いつも通りだな。特に変化はない。」

 

 

「なら、最後は シヴァ だね。確か人物調査だっけ?」

 

 

「あぁ、基本的にはモブ共には変わりはない。だが、主要連中には変な点がいくつか見られた。」

 

 

「ほう。」

 

 

「まず、周瑜と黄蓋の生存についてだ。北郷一刀が華佗に頼んだの迄はわかるが華佗が言われた通りに2人を治療してるのが不可解だ。あいつは中立の管理者。例え変わった後だとしても正史に関わるような事はしないだろう。それに普段外史で記憶を封印してるあいつが自分で動いたとも考えにくい。ここでもなにかしらの力が加わったと見るべきだな。」

 

 

「やはりなんか動きがあるのか?」

 

 

「そのようだな。それから、もう一つ。華雄が生存している事だ。」

 

 

「誰?」

 

 

「そんな人この外史にいたっけ?」

 

 

「誰だ?」

 

 

「……、元董卓陣営の猪だ。」

 

 

「?、あ、あぁ。わかった。」

 

 

「あれはあの時に関羽が討ち取っているはずだ。なのに生きている。その上、真名を名乗ってやがる。俺記憶が正しければ華雄には両親はおらず真名がなかったはずなんだが。」

 

 

「主は董卓でしょ?董卓がつけたんじゃないの?」

 

 

「いや、董卓はつけていないらしい。元々あったことになってる。」

 

 

「なんか、面倒ごとが増えてくねぇー。」

 

 

「あぁ。俺の話は終わりだ。」

 

 

「これからどうするんだ?北郷一刀が外史に来てからは特にこれと言って外史自身にも動きはないしだからと言ってこのままこの状態なのも憂鬱だ。」

 

 

「お前はいいだろ。ハーレムじゃねぇか。」

 

 

「ん?なんか勘違いしてないか?」

 

 

「どの部分だ?」

 

 

「俺は外史でのルールを決めてる。無駄な殺生はしないこと。最後まで使命を突き通すこと、外史の人間を抱かない事だ。」

 

 

「は?でも、お前。」

 

 

「曹操達に見てもらっているのはただの幻覚だ。まぁ、快楽作用はあるけどな。」

 

 

「へぇ?興味深いな。」

 

 

「まぁ、普段はイチャついてる感じにはしてあるが俺からすれば事務的な事だからな。」

 

 

「ま、それでも魏の皆さんは曹紀くんを受け入れたことになるよねぇ。拒もうも思えば拒めるんだから。大差ないね。」

 

 

「あぁ。そうだな。ま、とりあえず俺はこれからもいつも通り。3人はそれぞれの異変の追求だな。」

 

 

「はーい。」

 

 

「了解。」

 

 

「りょーかい。」

 

 

「なら次は半年後だな。なにか緊急な事があるなら各自連絡するようにするか。それと、ヴィシュヌ。」

 

 

「なにか?」

 

 

「お前の方はしばらく変化はなさそうだし北郷一刀の監視に回ってくれるか?」

 

 

「了解。」

 

 

「じゃあ。また。」

 

 

 

そう言ってどこかの城壁の上に現れた4つの影は消えた。

 

 

 

 

 

 

 

拠点ノ巻番外編でした。この人達が誰かは、まぁ、わかりますよね。コードネームに関しては書き手仲間の1人があんま変なの作るとおかしくなるから海外神話の神の名前とかが手頃でええよ。≠ニいうふうにアドバイスをくれたので3人分、3人分と調べていたらちょうどインド神話があったのでそれから創造の神・ブラフマー∞維持の神・ヴィシュヌ∞破壊の神・シヴァ≠フお名前を拝借しました。まぁ、少し中二臭いですけど我慢でふ。

 

 

てことで次は10話or霞の拠点ですね。まぁ、最低でも一週間以内には投稿します。(霞の拠点は書きかけてるのでそちらが先になりそうです。)

 

コメント等頂けると嬉しいです。 では、月神でした。

 

 

説明
拠点投稿です。まぁ、温かい目で……
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コメント
取り敢えず、魏の皆が無事だったのが良かったです。 意味は、言わずもがな・・・・。(劉邦柾棟)
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