NSG-X2/TRP08 フ
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説明
ビス丸九@眷属さんのコラボレーション企画『レイド計画』への参加機体です。
輝鎚から始まった自分のFAストーリーの中でも、かなり核心に近い位置にいる機体でもあります。
では、以下長々と設定を。



――――――――――――



『NSG-X2/TRP08 フレズヴェルク強襲隊指揮官機 8号機 “T.R.P.クアットロ・エレメンティ”』
 〜機体設定〜
   テーマBGM: MELL - 砂漠の雪

本機は、鹵獲したNSG-X2『フレズヴェルク=アーテル』から得られたデータを元に、防衛機構製FA用パーツを用いたフレズヴェルク強化計画、通称『レイド計画(The Raid Project)』に則り、大破していたアーテルに強化・改修を施した機体である。
ウィンドミル隊所属のラピエール・ゼファー仕様を解体して得られたパーツを用いることで、失われた外部装甲を補っている。また元の姿であるアーテルのパイロット、『ホワイティア・オブ・ザ・ハンマー』の全面協力により得られた情報をもとに開発した新たな武装を搭載、現状では彼女のみが知る『敵の黒幕』への対抗手段、切り札として期待されている。
コクピット内は複座式となっており、メインパイロットは元ラピエールのパイロットであるウィンドミル隊隊長、サラ・ウィンドミル中尉。サブパイロットはホワイティアが担当、索敵や情報通信などのサポートを務める。

 〜ストーリー解説〜
月面プラントへ向けての侵攻作戦の最中に、プラント付近にてFA同士と思しき戦闘が突然発生。上層部からの指示により現地に駆け付けた『彼』は、嘗ての愛機の仇である『青白いFA』と、その同型と思しき『赤黒いFA』による鍔迫り合いを目撃する。
仇討ちの為にその同士討ちに突撃していく『彼』の輝鎚。輝鎚の突進により青白いFAが大きく吹っ飛び、その姿を見つめていた輝鎚の背中にベリルライフルの一撃が刺さる。振り向いた輝鎚は赤黒いFAからの斬撃を装甲で受け止め、その隙に青白いFAの斬撃により赤黒いFAの後部ユニットの一部が斬り落とされる。赤黒い方が背後にいる青白い方を向くと、今度は輝鎚からの大口径ATCS弾が刺さる。息つく暇も無く互いに互いの背中を狙い合う、泥沼の三つ巴の様相を呈してきた。

・・・・・・・・・

一瞬たりとも気の抜けないシビアでタフな戦闘の結果、赤黒い方は少なくない損害を受けて月面プラント内に撤退、愛機の仇である青白い方を行動不能にし、その身柄を確保する事に成功。しかし輝鎚もまた大きな損傷を負ってしまった。
そして確保された青白いFAを調査すると、機体の中に人間の存在を確認。投降の呼び掛けに応じて出てきた人物は、白く大袈裟な装飾が施された服装を着た、年端もいかない小柄な少女だった。

尋問の結果、少女の名は『ホワイティア・オブ・ザ・ハンマー』と判明。彼女の話によると、月勢力のパワーバランスは大きく分けて二つの派閥に分かれていて、彼女はその片方である『アーテル派』の首領であったとのこと。しかしもう片方の派閥、『崩天派』の内部で、とある『何か』による『感染』が爆発的に広がり、アーテル派の面々にも彼女以外の全てにまで感染が拡大。唯一感染を免れたホワイティアは、強烈な攻撃性と『この世の全ての悪』に支配された崩天派、つまり彼女以外の月勢力全て、さらに言えばその『何か』への『感染』に抵抗する為に戦っていたという。嘗て防衛機構を襲撃した時、すなわち『彼』が愛機であったアーマーグライフェンを失ったときは、彼女の機体であるアーテルがその『何か』に支配された状態だった、とも話した。彼女はその『感染する何か』に関連する知りうる限りの情報の提供要請と、防衛機構への協力要請を快く受け入れた。

数々の情報提供を終え、パイロットとして防衛機構に協力することになったホワイティアの身柄は、サラ・ウィンドミル中尉が率いるウィンドミル隊で預かることになった。だが、そのウィンドミル隊にも問題が発生していた。
サラのFAであるラピエールの力不足が露わになってきたのだ。改良を重ね、初期型のバーゼラルドと同等の出力を得ているとはいえ、より高出力・高性能化が進む現在では力及ばぬ事が多くなっていた。
よってこのままラピエールを運用し続けるために機体の強化改造が必要となったが、ここで新加入のホワイティアから一つの提案が示された。彼女の機体、アーテルを改修して使用するプランである。防衛機構製のFA用パーツなどを用いてフレズヴェルクを強化・改修するプラン、『レイド計画』の情報と、その計画によりこれまで建造がプランニングされた1番機から7番機までの『強襲攻撃機』の各種データがウィンドミル隊に伝えられ、そのプランに使用するパーツとしてサラのラピエールを使用することに決まった。
さっそくラピエールは解体され、大破し外部装甲をいくつか失っていたアーテルにラピエールの装甲を加工してはめ込んでいく。数々の調整・加工の結果、アーテルとラピエールをニコイチにしたような外見のFA、通し番号順でいえば8番目の機体が完成した。
また武装も新規に用意された。東アジア防衛機構・兵器開発局の全面協力により、ホワイティアが主に設計・開発した武装が準備されていた。それは二振りの両刃剣で、それぞれ色違いの刀身を持つ不思議な剣。使用すれば特殊な恩恵が得られるというこの謎の二振りの剣こそが『感染する何か』への対抗策であるということで、8号機に搭載するよう依頼していた。
コクピットは複座式に改修されており、メインパイロットにはラピエールを失ったサラが搭乗することに。操縦者としての適正がそこまででもなかったホワイティアはサブシートに収まり索敵や情報通信を担当、また月勢力を支配する『何か』への対策とする事に。

4つの元素(Quattro Elementi)を持つ、『悪』への対抗策。ホワイティアは、彼女がかつて所属していた陣営のマークを機体の左膝に描き、失った仲間たちへの弔いと、『悪』を殲滅する誓いの証とした。

新たな機体に新たな味方、そして新たな敵。支配を広げる『油』を『祓う』ために、新生ウィンドミル隊の計画が始動する。

―――黒い『油』に塗れたその心は 私が白く染めるから―――


 〜武装設定〜
・『肉体と精神の剣』
右手に持つ両刃剣で、ホワイティアが東アジア防衛機構・兵器開発局との協力により用意した二振りの剣の片方。
いずれも半透明の刀身で、片方が青色に、もう片方は緑色に淡く発光している。ホワイティア曰く、この剣で敵を斬ると、斬りつけた相手には精神的な(外部からは見えない)痛みを、自身には(何らかの)肉体的な恩恵を与えるという。

・『戦争と平和の剣』
左手に持つ両刃剣で、ホワイティアが東アジア防衛機構・兵器開発局との協力により用意した二振りの剣のもう片方。
いずれも半透明の刀身で、片方が赤色に、もう片方は乳白色に淡く発光している。ホワイティア曰く、この剣で敵を斬ると、斬りつけた相手には爆発的に燃えるような痛みを、自身には自身の生命を守る加護を与えるという。

・ラッシングブレード/オシレーティングブレード
頭部の可動式ウィングに設置された銀白色のブレードがラッシングブレード。通常時は後方に向けることでポニーテールのように見えるよう工夫されている。
背部から伸びるアームに接続された、青色の半透明な二本のブレード状のフィンがオシレーティングブレード。どちらもTCSオシレーターの一つで、ラッシングブレードと共に前方に展開することで機体前方に強力なTCSを発生させ、高い機動力を生かした体当たり戦法『ソニックブレイカー』を繰り出すことができる。

・65mmガンポッド
フレズヴェルク系の標準装備。主に牽制用に使われる実弾火器だが威力は十分以上で、ナイトレイドに移植された際にはATCS弾の使用に対応するように改修されている。

・ベリルスマッシュ・フィート
アーテルで使用していたベリルスマッシャーの刀身を脚部の一部として使用。TCSオシレーターとしての機能のほか、蹴撃による斬撃にも使用できる。


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フレームアームズ FA コトブキヤ レイド計画 フレズヴェルク 

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