隠密の血脈1-4
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第1話「入学式」―4

 

 

「つきあってよ先輩♪」

「うん、いいよ」

 なんことない普段の会話と同じ調子で佳代は言った。だから思わず俺も二つ返事で答えてしまう。

 一拍の後その内容が頭に伝達された。

「ってな……!!!」

 佳代の言葉の意味を理解したときには既に遅く、彼女はしてやったり、と満面の笑みを浮かべてはしゃいでいた。

「い〜〜やっほ〜〜〜〜う!!!」

 普段から人をおちょくってばかりの後輩。普段からからかわれていただけに、返事と言うものを極力省エネでしていたのがまずかったようで……

「ちょ、まて、お前何言ってんだよ!?」

「うへへ〜〜、もう遅いですよ先輩。既成事実の成立です!」

 そういうとポケットから録音機を取り出す。そこには一連の会話が記録されていた。

「〜〜〜!!!」

 あまりのことに頭がこんがらがるが、それ以上に恥ずかしさで顔が茹で上がってしまいそうだ。

 それを見透かしてか、彼女もほんのり顔を赤らめている。

「先輩今年で引退じゃないですか。だから引退試合後に告白しようとも思ったんですけど、つい待ちきれなくなって聞いちゃいました」

「ぐ、だがあれは生返事であってだな、ついよく聞きもせず答えてしまっただけなんだよ! だから……」

「え……、わたしじゃだめですか?」

「うぐっ!?」

 突然に消え入りそうな声で呟いてきやがった。目はウルウルしてるし、胸の辺りであわせている両手はわずかに震えてるし。くそ、こんなん見せられてそんなこと言われて駄目ですとか言えるわけないだろうに。

「……つうかなんで俺なんだよ」

 素直に答える気合はないので少し話しをそらしてみる。

 あぁ、なんでこんな展開になってしまったんだ。俺は弱小剣道部の部長(部員佳代合わせて二人)として防具の片付けしてただけなのに。

 外から体育館内に夕日が流れこんでいる。館内には俺らしかおらず、もうすぐ全校生徒帰宅時間だ。最近は新入生の入学式が近いこともあって部活動の時間も短くされている。なのでギリギリまで残ってこういったことをしている者も少ないのだ。

「あたし先輩のことが好きになったんです。だからです!」

 すごいあっけらかんと言ってのけたけど、実に理由として曖昧すぎる。つうか質問の答えじゃなくない?

「いや、俺のどこがいいわけさ?」

 悲しいことだが、正直自分でも自分のいいとこが思いつかなかったりする。

 顔……中の下だ。俺なんかよりバスケ部の富田の方がまだ好青年とした顔立ちでイケメンだと思う。

 頭……正直単位取れていただけ奇跡のような学力。その分部活に力いれてるんだけど。

 運動神経……2年間剣道に真剣に取り組んできたけど一向に上達する気配なし。もともと運動神経0だったためにしょうがないのです。

 総じて俺に魅力というものがあるようには思えないのです。はい。

「ん〜、全部です」

 なのに彼女はまたあっけらかんと言ってのけた。これで完全に思考が混乱した。

 だって見てみな!?

目の前にいる子は自分より一つしたの学年のくせして俺より大人びた綺麗な顔立ちをしていて巨乳。その上明るく元気で周りの生徒に人気のアイドルのような生徒。まさに俺とは対極にある存在だ。

 そんな子がいきなり普段のノリで告白してきて、理由を聞けば全部ですとか答えているのですよ?

そりゃ混乱もします。

「……というか、剣道部に入ったのもそれが狙いだったからなんですよ?」

 マジで!?

 驚愕の新事実発覚!

「結構今まで色々アプローチしてたのに気がつかなかったんですか?」

「いやまったく?」

「はぁ〜〜、マジですか……」

 やれやれ、といった感じにうなだれる佳代。いや、正直練習に集中していたのでそういったのにまったく注意がいかなかった。青少年としてはどうかと思うけど、それだけ青春してたというわけで。

「わざわざ女子更衣室で着替えずここで着替えしてたのとか見てなかったんですか?」

「いや、うまく舞台裏とか使って見られないよう着替えてたじゃん?」

「あそこは反対側の階段から見ればこっそり見える仕掛けになっているんです!」

 マジでか!?

 またも驚愕の真実発覚!

「もう、他の男子に気取られないように先輩だけ見えるようにしてたのに、一回も気づいてもらえないんだもん……」

「いやすまん、だがなんで俺なんだ???」

「それさっき言いました」

「あ、そうだった。いやマジに混乱してて」

 彼女の言っていることが真剣だとわかるとさらに動悸が高ぶってきた。どうにもいままで経験したことないくらいの緊張が身体を支配している。

「!」

 それに気づいたのか、佳代の口元は小さく上に釣りあがった。

「まぁいいや。あたしですね、小学校の頃から剣道やってたんです」

「だろうな。入部した時点で俺より全然うまかったもん」

 正直しょっぱなから自信を砕かれてその日泣きそうになったもん。

「一応段位とかそういうのは持ってないんですけど、父が剣道の道場やっていたのであたしも強制的にやらされていて……」

 話す佳代の顔はどことなく寂しげで。

「本当はそんなのやりたくはなかった。もっと女の子らしい遊びとかをしたかった」

「……」

 夕焼けのせいか、佳代の顔はいっそう侘しさを増して見える。

「でも中途半端に才能があったらしく、父が強く勧めてくるので断るに断りきれなくて。でも中学になってからはやめたんですけどね」

「じゃあなんで高校からまた剣道部になんて、しかもこんな弱小部員が一人しかいない部活に?」

「先輩の姿が輝いていたからです」

「……え?」

「先輩……加賀先輩のひたむきに練習している姿に感動したんです」

 そういうと彼の手入れしている防具を手に取った。

「練習している姿がとても……半端な気持ちでやっていた自分には眩しくて、だからあたし先輩に一目ぼれしちゃったんです」

 予期せぬことだった。もう告白されたことはもちろんのこと、その理由から思いの丈まで。自分の想像をはるかに超えた事態であった。

「う……、それは、なんとも…恥ずかしいな」

 なので、俺も何を話しているかさえわからない始末だ。

 確かに佳代……君笠佳代は正直言ってかわいいと思っている。しかし彼女の言うとおり、そんな邪まな感情を抱くことすら無粋に感じたから……俺はより練習に打ち込んでいた。

 そんな俺にいつも笑顔でついて来てくれた佳代。弱小で部活動としての地位も最下位でいつも肩身の狭い思いをしてても、笑って文句も言わずに……いや、文句はしょっちゅう言ってたけど稽古に専念してくれた佳代。

 そんな彼女を、悪く思えるほど俺も唐変木な男ではない。ただ、必至に考えないようにしていただけだ。

 だからこそ……

「でも、まぁ……悪い気は……しない、かな」

 こんなに顔を真っ赤に染め上げているわけなのだ。

「……!」

 それをどう捉えたのかはわからない。きっと佳代のことだから病的なまでに前向きに捕らえているのだろう。もう一年近く一緒に稽古しているのでだいたいの反応は予想できる。だからこそ、ちょっと曖昧ではあるが告白の返事もこんな感じでいいかなと……

「じゃあ先輩!式はいつ挙げます!?」

「ま、マジでか!?」

 ごめん、なめてましたこの娘。つうかこれ故意でやってるんじゃないだろうか……

「なんて冗談ですよ。あはは、先輩もまじめなんだから♪」

 故意でした。ですよね。

「ま、でも本当に嬉しいです先輩……」

 いつも笑顔が絶えなかった佳代の顔にはいつの間にか大粒の涙が止め処なく流れていた。夕焼けによく映える亜麻色の髪はさらさら揺れ、うなじの辺りを泳いでいる。色白な肌が桜色に上気しているせいもあってか、その顔はとても……いつも以上にかわいいと思えてしまう。そんな淡さを含んでいた。純真無垢。それが今の彼女に一番あてはまる言葉だ。

口では色々と言っているが、どの言葉にも愛しさ以外の感情が伝わってこない。まさに自分に嘘をつけない子供のような純心を思い起こさせる。

「ま、その……な」

 そんな彼女だからこそ、次に出てくる言葉がない。もう頭の中はこんがらがってもとに戻らない。もとよりそんなに複雑には出来てないような脳みそなのに、今ではもうしわくちゃを通り越して萎れてしまったのかというほどくちゃくちゃになっているような気さえする。

 今まで女性経験なんて(父子家庭だったので)一切合切なかったためか、こういったときの行動がわからない。多分一週間前に予告されていたとしても対処できるか微妙である。それくらいに女性免疫と言うものが備わってなかった。

 ……いや、今まではただの後輩としてしか見てなかったわけでして。

「えへへ、これで恋人成立です!本当は記念にここで色々したいところなんですけど、やはり焦ってはいけませんからね〜」

 いつものように彼女はすました顔でむちゃなことを言ってくる。そんなことを言われて俺がまともな返しをするとでも思っているのだろうか?

 なめないで欲しい。ここはいっちょ洒落っ気のあるナイスな返しで……

「ば、ばばばばばばばばかやろぅ……!!!」

 ごめんなさい、無理です。普通に動じてしまいます、男の子だもの。

 しかしこれで佳代もいつもの調子に戻ってくれた。

 交際が成立したところでどうやらこの立ち位置は変わらないようだ。

「あはは、何動揺してるんですかせんぱ〜〜い? なにかいやらしいことでも想像してたんですか〜〜〜?」

 く、ここまで底意地が悪いと小悪魔系を通り越して魔王レベルじゃないだろうか……

「べ、別に俺は。そ、その……、一緒に手をつないで帰ろうとか、一つのクレープを二人でわけあって食べようとか、そんなやましい考えなんてもってねえぞ!」

「……」

(そういうところはすごいピュアなんだ……)

 なぜか佳代から慈愛の目で見られた。なんで?

「あはは、流石先輩です。じゃあ明日から一緒に登校とかしましょうね?」

 佳代は実にイキイキとした態度で言ってくる。その顔は今まで見たことがないほどのものであり、そのせいかすごく新鮮に見えたせいもあってか、

「そだな、そういうとこからちょっとずつ進んでいくのが健全ってもんだろ」

 いつも以上に佳代に甘くなっていた。

 

 

 そんな、俺の人生の一大イベントが……

 ほんのひと時の、つかの間の……

 かけがえもない一瞬で終わった……

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 嫌な予感に走る両足に力をこめる。

 

 ハァ、ハァ、ハァ……

 

 息が切れるのも、もとより不安に動悸が止まないからだ。

 

 ハァハァ……ハァ、ハァ……

 

 なぜそうなったんだ?

 今日は、生徒会の仕事にしょうがなくつき合わされて、弱小剣道部の俺には肯定の返事しか出来ないわけで……

でも昨日の約束もあって、気分も上々で佳代と登校したわけで、それはすごくラッキーとさえ思えたわけで……

 新入生の入学式の準備もかったるいと思っていたのに、佳代と二人でやれば楽しくてしょうがなかったわけで……

 そして周りから激しく妬まれたり悪意ある視線を感じたりと、全部含めて二人とも幸せいっぱい夢いっぱいのバカップル感全開だったわけで……

 

 だから携帯からの着信に、そのすべてが夢だったのだと嘲笑われたように思えた。

 

「くそっ!」

 焦りだけが大きくなる。もっと早く走りたい。なぜこんなに俺は遅いのか?そんな愚痴まで頭の中でぐちゃぐちゃに叫びまくる。

 そもそもの原因はなんだ!?

 俺はただ校長の話を聞いてる最中に腹の具合が悪いと言うことでトイレに向かっただけなのに。体育館のトイレは汚いと言うことで少し離れた校舎のトイレに行こうと思っただけなのに。教師用のトイレは一番綺麗で、かつ今は誰も校舎に先生はいないからたまには優雅なトイレタイムを過ごしてみようと思っただけなのに。ただそれだけで校舎の中でも一番奥にある職員室の前のトイレに行っただけなのに。

 

 一通り済まして、鏡の前で整えるような長さもない髪をキメているふりなぞしているときにその着信はかかってきた。

 浮かれて調子に乗ったことをしていたためか、急な着信に思わずビビッてしまう。

「……ぐ、誰からだまったく」

 ほんのり頬を赤らめながら画面を確認すると佳代の文字。

「?」

 なんだ?と不信に思いつつもとってみると、そこからは息を切らせ正気を失いつつある佳代の声が雪崩れ込んできた。

『センパイ! 先輩 !せんぱい!』

 その声はかすれ、咽び、怯え、震えていた。

「な……、どうした佳代!」

 その尋常ならざる声に、彼も一瞬で事態の深刻さを察知した。

『せんぱい、せんぱい……せんぱい、せ…ん、ぱい……』

 しかし佳代はこちらの声に気づいていないのか、ただひたすらに先輩と叫び続けるだけだ。

 明らかの気が動転している。その声に自分も意識が狂いそうなほど動揺しそうになるが、ぎりぎりのところで自我を保ち話を進める。

「佳代! 大丈夫か!? 聞こえるか佳代!」

 聞きながらもトイレを出る。そばの階段を高速で上がり、自分の教室へ向かう。

「せん……ぱい?」

「ああ、そうだ。どうしたんだ佳代!」

 以上に雑音が混じる。おそらく体育館内がパニックに陥っているのだろう、様々な生徒の悲鳴と思われるノイズが佳代の声と混ざってくる。それこそまさに老若男女、何の区別も無くあらゆる年代性別の人間の悲鳴に怒号。携帯電話越しですらはっきりと分かるその異常は、何かの映画と間違えたくなるほどに生々しく非日常的な事態であることを物語っている。

「せんぱい!? 先輩!!!」

 ついに佳代が認識する。幾分落ち着いたのか、泣きつくような声で自分の名を呼んだ。その声は微かで、震える声に携帯を持つ手が共に震える。

「先輩、なんか今体育館に変な……男がやってきて、中の人たちを……こ、ころ、ころして……」

「な……!?」

 思わず足を止めそうになる。一瞬の動揺。しかし、さらにその足を速く進め教室へと急ぐ。それまで僅かにあった希望が打ち砕かれ、目の前が揺らいだように錯覚を覚えるほどの衝撃。

 殺し……

 佳代の口からはニュース番組や漫画、アニメ、スクリーンの中でしか聴かないような言葉が吐かれた。それは紛れも無く真実であろう。彼女の……佳代の声には助かりたいと言う淡い願望が含まれていて、それは逆に死の予感をも感じさせいた。

「くそっ!!!」

 走る。走る。走る。

 ただひたすらに走り続ける。階段を上る過程でスタミナや体力の配分など気にしていられない。ただただ全力で走らなければ、きっと彼女は助からない。そんな不安でいっぱいであった。

「佳代!今どこにいる!?」

 そして必至に現状を打破しないといけない。佳代を護らねば、何があっても彼女だけは助けなければ自分の存在意義などないだろう!

「先輩……、今、出口が一個しか……東側の舞台側のドアしか開いてなくて、でもみんなそこに集まってとても出れないから…舞台裏に、隠れてて……」

 必至に声を押し殺して囁く佳代。きっと怖くて手が震えているのだろう、聞こえる声にはカチカチと歯がかち合う音が混ざっている。

「……よし、待ってろ佳代!そこを動くな。今から俺が武器持ってそっちに向かうからな!」

 教室に着き、自分の席に置いてあった木刀と竹刀を取り出す。本来全教室は入学式中、安全面を考慮し施錠してあるのだが、唯一隣の空き教室だけ鍵が壊れており、扉が開く。さらに彼の担任は非常にずぼらな性格であるため、窓の施錠などはチェックが甘いのである。

 よって窓からベランダ越しに侵入し武器を調達できたのだ。

「先輩……」

 佳代の声がわずかにぶれる。恐怖は変わらずあるものの、その声には何か戸惑いを思わせるものが含まれている。

「どうした佳代?」

 まさか例の人殺しが近くに来たのか!?

 一瞬で全身の筋肉が硬直する。嫌な寒気が毛穴の隅々まで行き渡る。

 まさか……

 まさか……

 この選択……武器を手に入れるなどという選択肢を選んだことへの後悔が瞬時に湧き上がる。

(なんてばかなことをしたんだ……俺!!!)

 武器さえあればなどという甘えた思考を選ぶだなんて、とんだ間違いだ。一刻一秒を争うという事態で何をのんきに回り道などしていたのか。なぜすぐにでもトイレから駆けつけなかったのか。

 佳代はあんなに泣いていたのにだ!!!

 

「せんぱい……?」

 自暴自棄になっていた加賀が我に戻される。自分が明らかに混乱していたのだと自覚できるほどまでに平静に戻れるほどの、その声は異様に変質していた。

 そう、それはさっきまでとは打って変わったような、落ち着いた声で。

「先輩、逃げてください……」

 が、その理由はすぐにわかった。

「多分、先輩のいる校舎側は安全だと思います。だから……」

 冷水を頭からかけられた気分だ。嫌なくらい現実がよく見える。

 たとえ俺が行ったとしても意味はないだろう。目の前の相手は武器があるないという次元のはるか外にいる存在。のこのこと奴の前にはだかっても無残に殺されるだけ。そんなこと火を見るより明らかだ。そう告げるように佳代は言っている。

 今ここに来たって死ぬだけだ。

 だからこんなところには来ないで欲しい。

 そんなこと、電話越しからでも十分にわかることだ。

「実は、今気づいたんですけど……この舞台裏の非常口の鍵が壊れかけてて、すぐ壊して私も外出られそうなんです。だから先に外で待っててくだ……さい」

 だからそれが嘘だと瞬時に……いや、こんなの誰が聞いても分かる。大切なのはそんなどうでもいいことではなく、

「……おい」

 なぜあいつが嘘をついたかだ。

「…………」

 それまで震えていた心が麻痺していく。

「……せんぱ…い?」

 ただ最短の道だけを考え即座に駆け出す。全力中の全力で。最速中の最速で。

「いいか佳代、次そんなこと言ったらひっぱたくからな!」

 そう告げると電話を切った。

 もうこれ以上無駄なことはしない。何が起ころうと迷いはしない。己の全てをもってかけつけ、佳代に一言叱ってやりたい。

 もう今はそんなことしか脳裏になかった。

 交際して1日にも満たない彼女の、その言葉に俺は心底憤ってしまったのかもしれない。

「……まだ何もしてねえじゃねーか!」

 自分が死の危機に瀕しているというのに、彼氏の安全を優先しようなんて健気な考え。そんなの見せられて黙っていられるほど俺も愚鈍じゃないんだ。

 体育館までベランダ伝いに走って飛び越え、うまく着地できればおよそ30秒!

 その30秒が、今はとてつもなく長く、また、はるかに短いように感じられた。

 急げ!

 もう無駄に出来る時間なんてないのだから!

 

 

説明
今回は結構ラブいパート満載。
まぁ、後半からいつもの感じになるんですけどね。
(追記)全体を載せるにあたって少し改変しました。
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