ぷにドル #6 |
Aパート「大会初戦」
「美森さん、いよいよだね。」
「はい、そうですね…♪この日のためにみなさん練習してきましたよね。」
「そうだね…♪私も最初は踊るの苦手だったけど、何とか踊れるようになったし…」
「私だって、歌がうまくなった気がします。」
「私たち成長したんだね…♪」
「そうですね…♪」
まやと美森が話していると、ドアの方からノックの音が聞こえる。
「はーい!」
(ガチャ…)
美森がドアを開けると、ショートヘアで少しボーイッシュな女性が入ってきた。
「こんにちは、この大会のMCの長山です。よろしくお願いします。」
「豊原美森です。よろしくお願いします。」
「赤城まやだよ〜!よろしくお願いします!」
美森とまやがお辞儀をする。
「えっと、ほかのメンバーとプロデューサーは今どこにいますか?」
「3人とも着替えてますよ。宮井さんは出場の順番を決める抽選会へ行ってます。」
「なるほど、わかりました。では、準備ができたらお呼びください。」
「わかりました。」
長山が楽屋を出ると、宮井が楽屋に入る。
「あれ、豊根ちゃんと梶山ちゃんとプリースちゃんは?」
「3人とも着替えていますよ。」
「そうなのね。じゃあ、順番はみんなが揃ったら教えようか。」
「はい、そうしましょう。」
宮井と美森が話していると、3人が更衣室から出てきた。
「お待たせしました〜!」
「着替えました。」
「この服、かわいいわね〜♪」
「みなさん、お似合いですね。」
「うん、とてもかわいいよ〜」
「みんな、似合ってるな…♪さて、みんなは10番目に出場するから歌詞とか振り付けを再確認してね。」
「「「「「はい!」」」」」
宮井の話が終わると、みんなは最後の調整に入った。
「みなさん、歌詞は覚えましたか?」
「うん、覚えたよ〜!」
「はい、覚えました!」
「覚えたよ。」
「もちろん、覚えたわ♪」
「では、歌詞を合わせましょうか。」
5人は歌詞を合わせた後、振り付けを合わせた。
そして、FATprincessの順番が来た。
「みんなー!準備はいいかなー!」
「はい、準備ばっちりです!」
「準備万端です!」
「ばっちり…!」
「ばっちりよ♪」
5人は円陣を組み、ステージ裏で待つ。
「次はFATprincessです!」
「では、行きましょう!」
「「「「はい!」」」」
みんなはステージで踊ったり、歌ったり、お肉が揺れたりした。
それはまるで天使が舞い踊ってるかのように…
大会当日から4日が経ち、豊原家に1通の手紙が届いた。
「美森ちゃん宛の手紙が届きましたよ!」
「あら、なんでしょうか…?あっ!CITの結果がきてます!」
美森は手紙を開ける。
「最終ステージ進出しました!」
「おめでとうございます!美森ちゃん!」
「ありがとうございます♪みんなに報告しないと!」
美森はグループメールで進出したことを伝えた。
そして、進出記念で6人で焼肉を食べに行くことになったのであった。
Bパート「焼肉」
「最終ステージ進出おめでとうございます!」
「かんぱーい!」
「「「「「かんぱーい!」」」」」
美森は焼肉屋の机にあるタブレットを持つ
「最近の焼肉屋はすごいですね。タブレットで注文できるのですか…!」
「そうね、技術が進化してるわよね…!」
「そうですね…♪どんどん便利になってますね…♪」
「ねぇねぇ!お腹すいた〜!」
「お肉を注文しましょうか♪」
「うん!」
「えっと、では最初に何を注文しましょうか?」
「タン塩!」
「塩カルビがいい。」
「ご飯がいいです!」
「ご飯のサイズは何が良いですか?」
美森がみんなにご飯のサイズを聞く。
「私は大盛りで!」
「私も」
「私も大盛りがいいです!」
「私は中がいいわ…♪」
「わかりました!宮井さんはどうしますか?」
「私は少なめでいいよ。」
「わかりました!えっと、梶山さんとプリースさんと宮井さん、お肉は何が食べたいですか?」
「私はロースがいい。」
「私はハラミがいいわね!」
「う〜ん…私はなんこつと炙りベーコンがいいわぁ…♪」
「わかりました!」
美森はタブレットで注文する。
注文してから10分、お肉が届く。
「お待たせしました。ご飯とタン塩と塩カルビとロースとハラミ、なんこつと炙りベーコンです。」
「ありがとうございます♪」
美森と宮井はみんなにご飯を渡す。
「それでは、お肉を焼きましょうか♪」
「はーい!」
じゅう…じゅう…
「まやさん、焼けましたよ♪」
「ありがとー!」
もぐもぐ…もぐもぐ…
もぐもぐ…もぐもぐ…
まやと美森が焼肉を食べてる間、豊根と梶山が話していた。
「豊根ちゃん、ごはん好きだよね〜」
「ふぁい!昔からいっぱい食べてたので…♪」
「豊根ちゃんの家って、農家だっけ?」
「もぐもぐ…もぐもぐ…はい、農家です…♪家で米とか野菜とか育てていますよ!」
「そうなんだ…農家って大変そうだね…」
「そうですね、気候とかで左右されますし…」
「そういえば、出身地ってどこ?」
「愛知県のすごく田舎のところです。中学の時までそこに住んでました。」
「そうなんだ〜てことは、高校からここ?」
「そうです、もともと住んでたところには高校が無くて、ここの市が住みやすそうだったので♪」
「確かに、ここは住みやすいよね〜涼しいし…♪」
「おいしいものがたくさんありますし…♪」
「そうだね…♪」
もぐもぐ…もぐもぐ…もぐもぐ…もぐもぐ…
もぐもぐ…もぐもぐ…もぐもぐ…もぐもぐ…
焼肉屋に来てから2時間、たくさんあった肉もすっかりなくなり、ご飯もなくなった。
「げぷぅ〜ごちそうさまでした…♪」
「まやさん、お腹パンパンですよ♪」
「お腹いっぱいなんだもん♪」
「たくさん食べましたね〜」
豊根はまやのお腹をさする。
「げぷぅ〜豊根ちゃん、ありがと〜」
「いえいえ、そういえば、みなさん踊ってる時よりお腹が膨らんでますね。」
「いっぱい食べましたからね〜」
「では、そろそろお会計して帰ろうか…♪」
「えっと、この値段だと6人なので…」
「今回はみんな頑張ったから、私のおごりだ!」
「い、いいのですか…?私が払いますが…」
「いや、いいよ。私が払うよ…♪」
「それでは、お言葉に甘えて…」
宮井が財布を取り出す。
「えっと、合計4万7500円です。」
「はい、じゃあ5万円で。」
「2500円のおつりです。ありがとうございました。」
「あら、ありがとうございます。」
「「「「ありがとうございます!」」」」
「どういたしまして、さて今日も遅いし、帰ろうか。」
「「「「「はい!」」」」」
みんなは宮井の車で真っ直ぐ家に帰ったのであった。
説明 | ||
Aパート「大会初戦」CITで出場する事ができたFAT princess。彼女たちはステージ上で観客を魅了する Bパート「焼肉」嬉しいことで7人で焼肉に行くことになった。彼女たちは食べて食べて食べまくる! |
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コメント | ||
コメントありがとうございます!踊る時の衣装がミニスカなので、すごく見えると思いますよ…♪ そうですよね…!美味しいですよね…♪(赤城まや) 彼女達のステージに咲く白いデカアンスコが目にうかぶようです??そして本当に焼肉屋の ご飯は美味しいですよね♪(//∇//) (彩花) |
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