WfN-01 “Witch of Starwill” |
説明 | ||
フレームアームズ部隊コンペ『P3コン』参加機体です。 懲罰部隊 ペレグリン 囚人51 罪状:人体改造 判決:終身刑 (※11/9追記 同日のコンペ投票にて58人中同率5位を頂き入賞、 コンペ結果によって決まる設定上でも「生存・釈放」という扱いとなりました。ありがとうございました!) 灰色空戦機コンペと聞いて、他の隊員と被らず性癖も爆発できるテーマを考え、箒で空飛ぶ魔女にしました。 黒下地に青〜赤紫マジョーラに星屑を飛ばした夜空塗装を気持ち雲っぽく灰色で隠したり、 ふとももお尻背骨のラインにこだわったあたりが見どころです。 PC版TINAMIは画像にカーソルを合わせることで、 スマホ版はそのままで各画像に関するメモが見られます。 以下設定。 フレーバーテキストなのでこういうのが好きな方はどうぞ。 ■機体名 WfN-01 “Witch of Starwill” パイロット当人が開発した技術体系「イドの具現化」の試験機。 当人の監修のもと軍部が開発・製造したワンオフ機体。 戦場にあるまじき構成で、ひとつの通常火器すら持ち合わせていないが 物理法則を完全に無視して飛行し、 本や薬瓶を媒体に弾丸を撃ち出す不可思議な挙動を見せる。 イドはすなわち人間が生まれ持つ無意識の本能的衝動、欲求であり精神的エネルギーの源泉。 それを具現化させる結果は個々人によって異なるが、概ねなりたい自分を具現化させることになる。 当機パイロットは空を飛ぶ魔法を夢見ていたようだ。 魔導書“Magna Astra”からは流星のような形状の黒い弾体が尾を引いて放たれ、 ミサイルとも違う有機的な、意思を持つかのような動きで敵機を追尾する。 命中あるいは十分に接近したところで爆裂し、巨大な熱量を放つ。 その性質上、直撃した際の破壊力は凄まじいがTCS等への貫通力は低い。 薬瓶“Nebula Vial”は瞬間的なエネルギー放出が主な役割。 パイロットが望む使途に合わせ、閃光、爆発、 さらには機体の損傷を直す未知の発光体までも生成する謎の多い装備。 夜間のほうが飛行・攻撃の出力が大きい、 パイロットがいないのに格納庫でMagna Astraを読んでいた、 格納庫で紫色の光を放つ鍋をかき回していた、 パイロットとも違う声で脳内に語り掛けてきたなど、 整備士から素っ頓狂な報告がよく上がってくる機体。真偽は定かではない。 ■パイロット“Eslaf Sarry Serecros” エスラ・サリー・セレクロウス。女性。 元々他国の空戦FAのパイロットで、エースと言えるほどの戦果を残していたが、 作戦中の怪我により半身に麻痺が残ることとなり引退。 その後は『某国』の軍傘下にある生化学研究所で職員として働いていた。 出身地不明、名前は偽名。長身で、話せば親しみやすい印象の女性だが 怪我をした作戦以後はぼんやりすることが多くなっていた。 当時の鍛え上げられた身体は幾分やせ細り、 傷跡を隠すためにいつも長袖やロングスカートを着込んでいる。 空を飛ぶこと自体が好きなわけではなかったが、 二度と治らぬ半身麻痺という現実に直面し、 かつて命をかけて飛び立っていた空が今ははるか遠いことに懊悩していた。 エースとして存分に力を振るっていた場所へ戻りたい、 地べたを歩くことすら不自由なこの半身が憎い。 彼女が再び自由に空を飛びたいと思い、それが偏執的な狂気に至るまで、そう時間はかからなかった。 研究所本来の研究分野に関しての成績もよく、加えてFA関係のソフトウェア開発や何より実戦の経験もあった彼女は やがて個人的な研究室・実験室を軍から与えられるほどの地位にまで昇り詰めた。 その時にはすでに、国のBMI技術の発展における主要人物として一定の名誉を得ていたが、 同時に、そういった世間的な名誉に目もくれず、 彼女がオカルティックな研究をしているとの噂も立ち始めていた。 実際、軍から提供された被験者を使っての個人的な研究はすでに始まっていた。 それは被験者の脳に図形を刻み、薬品を注ぎ、「人間の思念をエネルギーとして汲み出す」、 倫理以前に理外の法であったが、あろうことか彼女は着実にそれを構築していった。 最終的には内服により脳を作り替え、意識から実体的な作用を引き出せるまでに技術を組み上げた。 本能からの強い願望を形作る力、あるべきでない状況を否定する力。 己がイドの臨むままに現実を捻じ曲げうる力を、一個人が発現できるまでに至ったのである。 そして、最終的な研究成果たる内服薬を完成させたその日、 果たして彼女は軍部に手のひらを返され、その身柄を拘束される。 ――否、突入してきた特殊部隊に抹殺され、研究成果を掠め取られるはずだった彼女は 完成した薬を自身で内服、データとして残った研究結果を破棄したあと 刺客のすべてを、何よりも淀んだ狂気と、何よりも澄んだ願望を形として打ち振るい、その手で返り討ちにした。 「犠牲にした人たちには申し訳ないけど、私は私の夢を叶えるの。もう一度あの空へ飛び立つわ」 「研究成果が欲しいなら私をあげる。私を空へと放ったなら、この技術の使い方をいくらでも見せてあげる!」 かくして彼女は、水面下での諸々の取引を終えた後、 表面上は研究成果の供与を条件とした終身刑と宣告され、 懲罰部隊にて彼女専用の機体を駆ることとなった。 半身の麻痺はすでになく、ぼんやりと空を眺めることもなくなった。 空を再び手の届くところに収めた彼女は、己が生死も軍の思惑も気にすることなく、思うがままに戦い、自身の出す結果に満足している。 ■エスラのうわさ ・好きな食べ物はヨーグルトとドライフルーツ。 ・機体の形状は「思念は概念を媒体としてより強く発現する」、つまりは 「〇〇っぽさはより強い〇〇っぽい力を出すきっかけになる」との彼女の指示に従い ああなっているが、彼女を部隊入りさせた軍部上官曰く「彼女の趣味が多分に入っている」とのこと。 ・生き物を飼いたいが、仕事柄あまり世話できないのでサボテンを育てている。 以前飼っていたヒモ男は愛想を尽かして被験体にしてしまったが 流石に一時は関係を持っていた人間をアレしてしまってちょっと後悔している。 ・自身が後戻りできない狂気の中にいたことは自覚しているが、 もう人外に片足踏み込んだし、やりたいことやれてるからいいかと 倫理観や生への執着に関してはかなりパァになっている。 死ぬなら死ぬ、もし釈放があったなら追っ手も可能な限り殺して 生きている間に自分のように打ちひしがれた者に同じ力を与えたいと思っている。 この力を得るまでに犠牲にした人々に関してもちょっと申し訳なく思っているが、もう今更だろうと吹っ切れている。 ・自分は部隊の枠なんかにとどまらないぞという ちょっとした反骨心からエンブレムを塗りつぶそうともしたが 怒られそうなので少しに留めたらしい。 ・彼女としては雲に隠れた星空をモチーフにしたかったが、 絵や塗装はからっきしだったため手遅れにならない程度に灰色を塗ったところで止めた。 機体が一番アーティスティックな隊員を口説くことを考えたが、 作戦外での隊員の接触が禁じられていたため断念した。 |
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