恋姫無双異聞録〜外史に降り立つ鬼〜 閑話4 |
「呂刀参上」
―――Side 暁鬼―――
暁鬼「それじゃ、しばらく休憩だ」
一刀・凪「「はい・・・」」
城の中にある小さな森の中で、北郷君と凪の修行をしていたんだが・・・この二人は筋がいい ちなみに、二人は地面に大の字で転がっているが喋れる余裕はある
愛紗「・・・ハァ・・・ハァ・・・」
鈴々「・・・・」
愛紗と鈴々も参加したいといっていたが、やはり北郷君たちと比べるとな〜
暁鬼「とりあえず、休んでおけ[ガサガサ]・・・ん?」
人の気配 うまく消している・・・というか、俺にだけ感じられるようにしている?あいつらか?とりあえず、北郷君たちから離れるか
暁鬼「・・・なんだい?」
呂刀「お久しぶりです」
暁鬼「確か・・・呂刀君だったかな?」
呂刀「ええ とりあえずこれを」
箱に入った・・・液体入りのビン?
暁鬼「これは?」
呂刀「とりあえず、暁鬼さんが受けた毒の治療のために調合したんですが、俺たちが追っている手配犯の作った毒らしく、完治させることは現時点では無理です とりあえず、死ぬことを遅らせるための薬しか作れませんでした・・・すみません」
そういって呂刀君は、頭を下げた まったく 仙人といえども、か?
暁鬼「顔を上げろ 仙人でも、万能ではない まあ、太公望だったか?あの男なら何かしそうだが・・・積極的に介入はしないだろう」
とりあえず、呂刀君は「これから崑崙山に戻り、また調合をしなおす」と言って消えた まったく、彼らには迷惑をかけるな
暁鬼「茜鷹 これを俺の部屋に置いてきてくれ」
さて、修行再開でもするか・・・いつまで俺が生きられるのかは分からない でも、せめて未練が無いようにしたいものだ・・・まあ、病状を遅らせることが出来ただけでも僥倖だな
暁鬼「だから、気にすることはないよ?呂刀君」
「せっかくのクロスなのに魔化魍退治していない!」
という訳で、俺は桔梗と元幽州組を連れて、近くの森まで来た この森は、瑠璃狼に調査させたところ『ロクロクビ』が現れ、森の中に山菜をとりに来る近くの村人とかを、襲っているらしい 犠牲者はすでに二桁行っているらしい
桔梗「『ロクロクビ』・・・か」
桃香「あの・・・どういうものなんですか?」
一刀「俺が知っている奴だと、女の人の首がこう「ニョロニョロ」と伸びる奴だったよ」
愛紗「なななな!?」
白蓮「落ち着けよ・・・」
鈴々「愛紗は、お化けが怖いのだ♪」
鈴々よ・・・魔化魍の『ロクロクビ』を見ても笑っていられるかな?初見でビビらないのは・・・桔梗ぐらいか?あいつはなんだかんだで、魔化魍になれているからな〜
桔梗「お前ら・・・少しh「グルルルル!」瑠璃狼?」
来るな・・・さて、北郷君?君が今どれだけやれるか見せてもらうよ?
暁鬼「さあ、少年 行ってみようか!」
一刀「え!?俺がですか!?」
何驚いているの?朱里ちゃんから聞いたら、変身はできたらしいからそれを考えてこの三ヶ月鍛えておいたのに・・・
暁鬼「大丈夫 はい、音笛と音撃管ね 頑張って〜」
真桜に新たに作らせた『変身鬼笛:音笛』 まあ、北郷君には管の鬼になってもらおうと思って音撃管での戦い方を教えておいた ちょうど『音撃管:天風』と『音撃鳴:地風』が余っていたし・・・(近接戦闘大好きな暁鬼さん) そして、覚悟を決めたように北郷君は笛を鳴らし、かつて元の世界で威吹鬼がやっていたように変身をした
朱里「わぁ〜・・・」
雛里「綺麗・・・」
体色は銀色、腕と顔の縁取りは黒金色、雛里ちゃんが呟いたようにその色のコントラストは綺麗だ どうやら、あと少しで一人前かな?
一刀「これが・・・俺の「鬼」としての姿・・・」
暁鬼「音撃管の使い方は覚えているよな?」
一刀「はい!」
ならよし・・・さて、俺はギリギリまで手を貸すことはしない 魔化魍との戦いで重要なのは「的確な状況判断」「創意工夫」の二つだと俺は思っている まずは、自分が置かれている状況を理解し、それに対する策をその場で考え一人で無理なら、援軍を請うなりしなければならない そして、それが無理なら自分の能力・武装などを考え創意工夫をする そうすれば、よほど特殊な魔化魍でない限りは対応できる
桃香「ご主人様!頑張ってください!」
桃香ちゃんたちの声援を受け、気合を入れた北郷君は前を向く そして、見つめる先から木を薙ぎ倒す音が聞こえてきた・・・お出ましだな どれ、予備知識もなしではさすがにきついからな
暁鬼「少年 ロクロクビは体が伸びるぞ 首だけではない、腕や足も伸びるから注意しよう」
一刀「はい!・・・どれだけやれるか分からない・・・でも!」
気合は十分 これなら、善戦できるな
桔梗「・・・見えたぞ!」
一刀「これが、ロクロクビ・・・」
桃香たち「「「「・・・」」」」
やはり、固まったか 北郷君は・・・すぐに持ち直したか・・・上等 もう少ししたら、名前を挙げてもいいかな?
ロクロクビ「シャー!」
一刀「くっ!・・・そこ!」
あらかじめヒントを与えていたとはいえ、伸ばした腕を避けながら『天風』で鬼石を撃ち込むか・・・う〜んやっぱり、この前の地獄の特訓(桔梗にプロポーズしようとしたら邪魔されたので、通常の8割り増しの修行)が効いているな
―――Side 一刀―――
ロクロクビ「ギャッ!」
一刀「『鬼闘術:旋風刃』!」
基本は『天風』の銃撃モードで鬼石を撃ち込みながら攻撃を避ける 避けきれない場合は『鬼闘術:旋風刃』で攻撃を捌くヒットアンドアウェイ方式でロクロクビに向かう 暁鬼さん曰く、俺には『風』属性らしい 暁鬼さんは基本的に『炎』と『雷』の属性を使うらしい 『風』はもっぱら、情報収集に使うらしい
一刀「弾幕はパワーだ!」
『天風』で弾幕を張り、ロクロクビをその場で止める そして、バックルの『地風』を『天風』にセットして、銃撃モードから音撃モードに変形させ暁鬼さんから教わった音撃技を繰り出す!
一刀「『音撃射:豪龍咆哮』!」
暁鬼さんは、3つの『咆哮』技を持っているらしい それらは、先代の暁鬼さん・・・つまり、暁鬼さんの師匠から教わった『音撃打:爆龍咆哮の型』と『音撃斬:覇龍咆哮』、そしてこの『音撃射:豪龍咆哮』 これらは、暁鬼さんが教わった技らしい その一つを教わることができた俺は恵まれているのだろう だから、期待に応える為にも頑張らなくちゃな!
ロクロクビ「グ・・・ガァァァァァァァァ!」
体内に撃ち込まれた鬼石が『豪龍咆哮』により生み出された『清めの音』と共鳴し、ロクロクビの体内で音が増幅され、体内から爆散した
一刀「・・・倒したのか?俺が・・・魔化魍を「そうだ よく頑張ったな」暁鬼さん」
こちらに、近寄ってくるのは優しい笑みを浮かべている暁鬼さんと桔梗さん そして、桃香たち やった・・・俺は[ボシュゥーーー]・・・へ?
桃香「キャーーーーー!」
一刀「え!?え!?あ、あれ!?服が!」
暁鬼「変身すると、服ははじけ飛ぶ・・・以前経験したと思うが・・・」
え!?で、でも暁鬼さんは「俺のは、特殊な術をかけられているのでそんなことはない」ウソ!?
朱里「と、とにかく前を隠してください!」
そういわれ、近くの木に隠れるけど・・・見られた・・・しまらねぇ
桔梗「ククク・・・意外にいいモノを持っているな?」
桔梗さんニヤニヤしながら言わないでください・・・
暁鬼「ん?やはり、若い奴のほうがいいか?」
桔梗「クスッ 馬鹿を言うなよ?私はお前以外には抱かれるつもりはないさ この体も心も全てお前のものだ」
暁鬼「フッ なら、俺の体も心もお前のものだよ」
桔梗「暁鬼・・・」
暁鬼「桔梗・・・」
こんな時にイチャイチャするな!このバカップル!
暁鬼「何か問題でもあるか?」
開き直らないで!
桃香たち「「「「わぁ・・・」」」」
一刀「最後まで締まらない・・・」
「舞台裏」
一度やってみたかった最後のシーン
暁鬼「まあ、服がはじけ飛ぶのは原作でもあったからな」
狂骨「まあ、こんな感じになると思っていたよ」
刑天「とりあえず、次回は本編か」
そうだね 多分、次回の投稿が済んだら学際の準備で忙しいからしばらく書けないね
呂刀「とにかく、頑張れよ」
狂骨「では、次回お会いしましょう」
「紹介ページ」
一刀変身体(完全体):暁鬼との修行により「鬼」としての名前はまだないが、完全に「鬼」として覚醒した姿 暁鬼から『音撃管:天風』と『音撃鳴:地風』を渡され、それを使用する管の鬼 まだまだ独り立ちするには早いが、それなりの戦闘力はある 必殺技は『音撃管:天風』の銃撃モードで、鬼石を撃ち込んだ後『音撃鳴:地風』を『天風』に装着し『清めの音』を響かせ、魔化魍の体内に撃ち込まれている鬼石と共鳴・増幅させ魔化魍を体内から破壊する『音撃射:豪龍咆哮』
『鬼闘術:旋風刃』:手刀や蹴りに風の氣を込めて敵を攻撃・切断する技
ロクロクビ:それなりに大きい魔化魍 体の各所をゴムのように伸ばして攻撃をする
説明 | ||
閑話の4話です とりあえず、一刀が・・・ |
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コメント | ||
ゴム人間みたいだな。(ブックマン) jackry様:憑依・・・もしくは、電波・・・w(鴉丸) キラ・リョウ様:なぜこうなってしまったんでしょう?(鴉丸) ヒトヤ様:となると、呉でも通り名が必要ですね(鴉丸) 韻様:やはり魔化魍・・・というか、妖怪系はキモクないとw(鴉丸) 投影様:どうするかはまだ決めては居ません^^;(鴉丸) ほんとに最後まで締まらないな一刀よwww(キラ・リョウ) 魏の種馬の次は濁の露出狂か・・・クスWW(ヒトヤ) ロクロクビを想像・・・・・・うん、キモイ。(韻) 普通の魔法使いを混ぜたな・・・毒による死亡フラグは先延ばしですか。なんかすっごく大事なとこでそのフラグが再発しそうな気が。(投影) |
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