Octo Story 第15話「牢」
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 私が着いた場所は、ビコツ牢獄だった。

 ――だが、今の私は丸腰だ。

 しかも、ここにはたくさんの敵がいる。

 見つかったらおしまいだ。

 

 蛸の姿に戻ってインクの中を潜り、上に上がる。

 動く足場の上にあったインクに潜り、敵に見つからないように進んでいく。

 ……しまった、一瞬だけ姿を見せてしまった!

 インク攻撃を食らい、私の体力はかなり減った。

 ボロボロになりながらもチェックポイントに到達し、しぶきを立てないように移動する。

 巡回するタコトルーパーを、ギリギリのタイミングで避けていく。

 ここは狭くて、息が詰まりそうだ。

 ――ぐぅぅっ、また見つかってしまったか!

 インクレールの中を潜り、敵出現ポイントを避けていく。

 ここはインクの道が切れているから、敵が背を向けた時に進もう。

 ……よし、セーフ。私はインクレールを潜る。

 

 ここは敵のインクが邪魔だな。

 敵が背を向けた時にジャンプし、急いで先に進む。

 くそ。今度はインクが途切れた道か。

 しかも、シャッターの奥には敵が潜んでいる。

 私はシャッターが閉じた隙に、すぐにインクレールの中に潜った。

 

「ふぅ……そー言えばジジィ、そっちの様子はどうよ?」

「セピアなら、まだノビとるぞィ!」

 

 私がインクレールに潜った時、ちょうど、敵が背を向けていた。

 これはチャンス。

 金網の中に潜って敵の様子を伺いながら進む。

 イイダによれば、ジャンプポイントの先にブキの反応があるそうだ。

 この緑のインク……色々なものが混ざっていて、とても不気味だ。

 恐らくはこの蛸達も、もう……。

 私はゆっくりと潜りながら進み、ビコツ牢獄のジャンプポイントを目指す。

 おっと、危ない。敵の攻撃が来る!

 私は大急ぎでジャンプポイントに入り、上空に飛び出していくのだった。

 

「危なかった……。地上まで気を引き締めてけよ!」

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 敵から身を隠し、潜り込む事に成功した私は、ジュウモウ管理区へと辿り着いた。

 どうやら、このエリアにブキがありそうだ。

 シャッターが開くと、点字ブロックに木箱、そしてタコパトローラーが待ち受けていた。

 私はタコパトローラーを上手く誘導し、邪魔な木箱をプレスで壊してもらう。

 先にあった鍵を取ってドアを開けた後、インクレールをセンプクしながら進む。

 上へ、上へ……地上に近付くからなのだろうか。

 だが、インクレールの終点は行き止まりだった。

 何とかならないかと考えていると、タコトルーパーがインクを撃っていた。

 そうか、これで木箱を破壊するのか。

 私はタコトルーパーが木箱を破壊した後、すぐにスイッチを踏んで先に進んだ。

 そして青いカンヅメを開け、スプラッシュボムを手に入れる。

 サブウェポンだが、今は文句を言っている場合ではない。

 私はスプラッシュボムで木箱を破壊し、ジャンプポイントで先に進んだ。

 

「ガ……ガガ……」

「デンワ? ……空耳かのゥ」

 壊れたデンワが何やら不穏な声を上げている。

 デンワが何か行動を起こす前に、間に合えばいいのだが……。

 

 私は手に入れたスプラッシュボムで、行けるところまで行く。

 コロガリウムを投げるタコリバーサーを倒しつつ、チェックポイントに辿り着く。

 向こうにはブキカンヅメがあった。

 これで私は、ようやくまともに戦う事ができる。

 そしてインクに潜ってコロガリウムを避けて、

 ブキカンヅメの中から念願のブキ、オクタシューターを手に入れた。

「やった!」

「シャー! ポリュープ、塗りたくれー!」

 テンタクルズの応援で、私は俄然やる気が増す。

 オクタシューターで壁を塗って登り、シャワーで上昇していく。

 また、タコパトローラーか……だが、もう相手にはしない。

 私はインクレールの中に潜りながら先に進む。

 しばらく進むと、正面に大きな門が見えた。

 あれが出口なのだろうか。

 門が開いた後、私はタコスナイパーを撃退し、ジャンプポイントで上層に登るのだった。

 

 次は、エネルギーコアを探すのか……。

 それでも、私は最後まで諦めないからな。

説明
Octo Story、ラストステージ回その1。
ポリュープがブキとサブウェポンを入手します。
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