女神と呼ばれた女 3 |
バビロンの街に女がいました。
女はアナトと呼ばれていた女です。
このバビロンの街でも変わらず偶像の扱いを受けていました。
「私は女神ではありません。私はイスラエルの一支族であり、その先祖である神の使徒です。」
そういった事をバビロンの人々の前で言ってもやはり女神として扱われるのです。
そもそも、イスラエルは十二支族としてしか知られていないのですが、十三支族と自分とその一族をするので、少々頭のおかしな人としてすら扱われていました。
他の十二支族には、そういう扱いでした。
「女神アナト。どうか私達に実りを与えてください。」
「現人神よ。どうか私達に祝福を。」
「アナト。あなたは美しい。」
女は自分の子に対して、こう話しました。
「私はこのバビロンの街を主に捧げようと思います。私はそれだけの力を持っているのですから。」
女の聖五行は女によって改良され、ペンタクル聖五行として軍に対抗出来るものになっていました。
「主よ。私はこのバビロンの街を占領し、イスラエルの民の扱いをましなものにしようと思います。どうか、守護してください。」
バビロンの街は人々が各地から集う。神々の神殿だったり、ネブカデネザル王の城だったり、他には無い様な物が多くありました。
まずは、神々の神殿を破壊しようとイシュタルの神殿に侵入しました。
聖五行の心によって簡単に侵入出来ました。
イシュタルの神殿の中には銀の用具が多くありましたが全て破壊しました。
聖五行の気で破壊は簡単に出来ました。
気とは風の事でもあり、または、パワーの事でもあります。
固いものは、その物の気を操って破壊出来ました。
神殿そのものを落雷によって破壊しました。これは聖五行の天です。
そして、次の神殿に移りました。
あっと言う間に全ての神殿が破壊され尽くしました。
その後、新バビロニアの軍が最後の神殿を包囲し、女は閉じ込められましたが、聖五行の石を使ってそれらの軍を散り散りにしました。
痛みによって、軍は機能しなくなったのです。
しかし、やがて、全バビロニアの軍が集結し、女とバビロンの街は包囲されました。ネブカデネザル王が、
「女神と呼ばれる女よ。降伏せよ。そうすれば殺しはしない。」
と投降を呼びかけましたが、女は
「私はイスラエルの一支族の先祖です。千年生きているのですが、女神ではありません。バビロン市民として、イスラエル人を認め、奴隷から解放しなければ、私は降伏しません。」
「わかった。認めよう。」
と、ネブカデネザルは言いましたが、認めるつもりは全くありません。
それを読み取った家の様に、女は石を雨をネブカデネザルに降らせました。
さすがに鎧によって身を固めているので、痛みによって音を上げたりはしません。
しかしながら、ネブカデネザルの軍は攻撃どころではなく。頭や足を攻撃されて、倒れていきます。
「わかった!!ひとまず、女よ!身の安全は保証しよう。」
女は攻撃を止め、ひとまず、ネブカデネザルの軍に投降します。
話合いをしたのですが、ネブカデネザルはイスラエルの身分を保証しようとしません。
そこで女は城に落雷を落とし、城を破壊しようとしました。
ネブカデネザルは妥協案を出し、次の新バビロニアに次ぐ王国で身分の保証をするという妙な約束をします。(ネブカデネザルはダニエルによって解き明かされた夢の内容の金の国に次ぐ銀の国というものの事を言ったのです。)
女はそれ以上は望めないと考え、その妥協案にのりました。
女自身は市民権を得て、自由自適に暮らしました。
説明 | ||
女神と呼ばれた女はイスラエルの家に神によって加わる。 そして、同胞のはずのペリシテ人との戦争がイスラエル人との間に始まる。 女は聖五行を使って戦う。 後に、新バビロニアを始め、アケメネス朝ペルシャ・ローマ帝国・イギリス王国に対して、女は聖五行を用いて、反抗する。 |
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