真恋姫無双外伝 外史をかける一刀 9話 |
救援の為に出陣した一刀達は襲われてる村の近くまで来ていた。
「北郷様、偵察の為先行していた者が戻ってきました」
「分かった。話を聞くから連れてきて」
それを聞くと兵は戻っていき、偵察に出ていた兵を連れて戻ってきた。
「偵察ご苦労様。さっそくで悪いけど村の様子を教えてくれるかな」
「はっ。まず賊の総数ですが城での情報通り約1000。武器などの装備は統一性が無くやはりただの賊のようです。そして村の方ですが賊に抵抗している者がいるので被害は思ったより少ないようです」
「戦ってる人がいるのか・・・その人たちの特徴は?」
「それなのですが・・・抵抗しているのは一人だけのようなのですが、なんと武器や農具などを浮かせてそれを操って戦ってる用などです。恐らく噂に聞く五湖の妖術使いかと。賊の方もその者を恐れて攻めあぐねているようです」
「それはなんと面妖な・・・一刀はどう思うんじゃ?」
「ううん・・・たぶん超能力者かなんかと思うけど取りあえずは早く村まで着かないと。そういった力は精神力を使うから早くしないと力の使いすぎで気絶してしまうよ」
「なるほどのう、分かった。わし等はこのまま村に向かいその者が耐えてる間にたどり着くぞ」
「「おおう」」
そういって一刀達は再び村へと急行するのだった。
side out
side 襲撃されている村
「かっ頭〜あのガキはいったいなんなんですかい!?武器を浮かせるなんて聞いた事がねえ。まさかあいつ妖なんじゃあ」
「うるせいなあ、黙ってろ!!妖かなんか知らないが所詮奴一人なんだ。ビビる事ねえ、さっさとやってしまえ」
村を襲いに来た賊はある者の抵抗にあいなかなか村を襲えないでいた。
「はぁっはぁっはぁっ、さすがにもう限界だよ。でも助けが来るまで頑張らないと。私のこの力を見ても受け入れてくれたこの村の人達を守るんだ。っはぁー!!」
彼女が気合を入れ直すと周りに落ちていた武器などが浮かび上がった。
「いっけー!!」
彼女の言葉と共に浮かんでいる武器が一斉に賊目掛けて飛んでいった。
「ぎやぁー」「ぐふっ」「あべし!!」
「なんなんだよ、これは。飛んできたのを避けても追いかけてきやがる。これじゃあ迂闊に近づけねえ」
「だったら弓を使えばいいだろうが!!てめーらありったけの矢を奴目掛けて打ちやがれ」
賊達は一斉に少女目掛けて弓を構えた。
「はは、さすがにあれはやばいよ。それにもう眩暈がしてきたし限界かな?でもこのままじゃあ死ねないよう。私にはまだ、しないといけない事があるのに」
限界が近づいてる彼女に無常にも無数の矢が降り注いだ。
「ああ、やっぱり防ぎきれない。ゴメンねセキちゃ「あきらめるなぁー!!」えっ誰??」
諦めかけてた彼女の目の前に光り輝く衣を纏った青年がやってきた。
「特訓中に出来た俺の必殺「螺旋旋風陣」はぁー!!」
そういうと青年は手にしてる十字の武器を回転させ振り回しながらながら自身もその場で回転した。
すると青年を中心に竜巻が起こり飛んできた無数の矢を全て吹き飛ばした。
「すっごぉい!!貴方はいったい?」
「この村が襲われてると聞いてね、助けに来たよ。孫堅さん所の兵を連れてね」
その言葉を聞いて少女が辺りを見回すと赤に統一された鎧を来た兵達が賊に向かって武器を構えていた。
「・・・よかった。助けに来てくれたんだぁ」
「うん。だから君はもう村の人達の所に行って休むんだ。あんな力を使い続けたんだ、もう限界なんじゃない?」
「ははっ、やっぱり分かる?実はもう立ってるのも限界なんだ。だからお願い、私の代わりに村の人たちをまもっ、て」バサッ
彼女がそう言い終る前に倒れそうになったのを青年が受け止めた。
「ふぅ危ない。緊張の糸が切れちゃったんだね。ここは俺らに任せてゆっくり休むといいよ。葉雄さん、彼女を連れて兵20を連れて奥に逃げているだろう村の人たちの警護を」
「はい。分かりました、北郷さま」
葉雄は一刀から倒れた少女を受け取り、兵を連れて村の奥に向かった。
「よし、次にマツリさんと俺でそれぞれ兵50を率いて賊の相手をしよう。奏香は残りの兵の人と一緒に俺達の援護をお願い」
「おう!!」「はいです」
一刀の指示の元、賊との戦いが始まった。
「頭、軍がやってきました。どうしやすか?」
「かまいやしねぇ。数では勝ってるんだ。それにもうあの妙なガキもいないんだ、このまま叩き倒してしまえ」
「ふう、やれやれ。数ではあちらが勝っているとはいえなにも考えずに突っ込んでくるとはのう。
皆の者、相手は数はいるとて所詮ただの烏合の衆。噂で聞き及んだ孫堅殿の兵ならば容易に勝てる筈じゃ。慌てずに相手をしろ」
「どうやらマツリさんは真っ向勝負で行くらしいね。ならこっちは相手の攻撃を受け止めるよ。三人一組になって一人は防御で一人は攻撃で最後の一人で止めを刺すという感じで行こう。こっちは数では負けてるんだ。孫堅さんが着くまで耐える為にもこちらの被害を出来るだけ出さないようにいこう」
「皆さん、敵に当たらなくても構いませんから矢を打ち続けてください。賊の足止めさえ出来れば後は一刀様達が倒してくれます。ですから私達は村に賊を近づけない事だけを考えてください」
三人はそれぞれのやり方で少しずつだが賊を倒していった。
「ふう、どうやら半分位には減らせたかな?だけどさすがに少しきつくなってきたかな。孫堅さんの部隊はまだ着かないかな?」
「いや、兄(けいと読んでください)のお陰で間に合ったぞ青年」
そういって現れたのはワゴン車並の巨大な白い虎に跨った桃色の髪に褐色の肌をした女性が現れた。
「さて、よくも我領地で暴れてくれたな賊どもよ。ただで帰れると思うなよ!!」
「やばい、孫堅だ。逃げろ!!」
「ふん。だからタダでは帰さんと言っただろう。行くぞ白麗(びゃくれい)よ」
その言葉を聞いた白虎は咆哮を上げながら敵目掛けて駆け出した。
「我名は孫文台。悪を絶つ剣なり!!ゆくぞ!!南海覇王 一文字斬りー!!!」
孫堅が南海覇王を握り真横に構えると白麗が敵に突撃を掛け、追い抜き様に賊10人を一度に一刀両断した。
「我に絶てぬもの無し!!」
「凄い、強すぎる。ひょっとして呂布以上なんじゃないか」
一刀はただ孫堅の強さに驚きを隠せないでいた。
「よし、青年。今ので賊どもが浮き足立っている。一気に畳み掛けるぞ」
「はっ、はい。分かりました」
賊との戦いは孫堅の登場で一気に終焉へと向かった。
賊を殲滅した後、孫堅が話しかけてきた。
「兄等が伝令にあった葉錬の客人方か?」
「はい。俺は姓は北郷、名は一刀と申します。それで彼女達が仲間の」
「黄権じゃ」「司馬懿です」
「うむ、もう知っておるだろうが我が長沙の太守をやっている孫堅だ。此度は我等の代わりに兵を率いてくれたのを礼を言う」
「いえ、当然の事をしたまでです」
「そう言ってもらうと有難い。折入って礼などをしたいので町に戻ったら我が城まで着て頂けないだろうか?」
「分かりました。此方としても孫堅様にはお会いさせて頂きたいと思っていましたので」
「そうか、では村の被害も少ないようなどで町へと戻るとするか」
そういって皆が町への帰りの準備をすると
「お待ちください。私も連れて行っていただけませんか」
そういって現れたのは最初に戦っていた少女だった。
「んん?そなたは?」
「ああ、君はさっきの」
「はい、私は徐栄よろしくです」
あとがきです
あああ!!戦闘シーンが書けないー!!
すみません。取乱しました。やっぱり難しいですね、戦闘シーン。
さて今回の話ですが如何だったでしょうか。
まず一刀の必殺技ですが十字戟を回転させながら回転斬りというかスピンをするイメージです。
次に孫堅ですが彼女はまんま女版あの人です。ただ一刀と話す時は朽木兄みたいに兄(けい)と呼びます。
最後の徐栄ですが彼女は次回で詳しく書きますのでそれまでのお楽しみという事で。
後、私事ですが自身の文才の無さにこのままではやばいと感じました。
それで本格的に文才を磨きたいと思うのですがなにか参考になるものはないでしょうか?
いい物がお知りでしたら教えてください。
では次回も楽しみにしていて下さい。
説明 | ||
葉雄から兵を借りて村へ救援に向かう一刀達・・・ 一方、城からの伝令を聞いた孫堅達も又救援に向かうのだった |
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コメント | ||
ゼンガー?(暇人28号) 孫堅さんのセリフ、どっかで聞いたような気がするがかなり強いね〜〜(kirby) ブックマン様 私のイメージではもののけ姫みたいな感じです。私の考えた孫堅像に馬が合わなかったので通り名から虎に乗せました。(南華老仙「再生(リボーン)」) 虎の大きさハンパないなw虎大すきだら問題いないけど。(ブックマン) jackry 様 やっと本格的に虎を書けました。これからも活躍させるので楽しみにしていてください。ランキング上位の方々の作品はよく読ましていただいてます。一から読み直そうかな。(南華老仙「再生(リボーン)」) ロワイン様 言わせしまってすみませんでした。ですがこの台詞は彼女の過去に関係しますので今回は御勘弁のほどを(南華老仙「再生(リボーン)」) yosi 様 なるほど分かりました。次回から気をつけます。ご指摘有難うございます。(南華老仙「再生(リボーン)」) キラ・リョウ 様 彼女の能力は次回に詳しく説明しますので楽しみにしていてください(南華老仙「再生(リボーン)」) その台詞を言っていいのは斬艦漢と竜巻兄貴だけだ!(ロワイン) 戦闘シーンで、ネタに走り過ぎだと思います。それと続きを楽しみにしています。(yosi) 徐栄が超能力者?! 続きが楽しみです!!(キラ・リョウ) |
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