LOST PLANET Soldier(==第1章 開戦==) |
==序章==
歴史の一ページ
実験年代T.C.−80・・・・・。
人類は住みなれた土地を離れ、
雪と氷に覆われた極寒の星”EDN−3rd”における入植実験を開始した。
しかし、入植実験の途上で人類は原住生物”AK(エイクリッド)”に遭遇する。
敵意をあらわにするAKの襲撃に対して有用な兵器を持たない人類は、
EDN−3rdから撤退を開始した。
撤退の際、人類はAKの内包する”Tエナジー(サーマルエナジー)”を発見する。
枯渇する旧資源に代わる新たなエネルギーは、
容易にあきらめることができるものではなく、EDN−3rdへの希求をより求めた。
やがて、人類はAKに対抗できる新兵器”VS(バイタルスーツ)”を開発し、
入植実験を再会する。
AKを駆逐して、入植地を広げていく人類がいる一方で、
撤退の際に取り残された者たちは”雪賊”という集団を形成していた。
そして・・・・
後年実験年代A.T.12
入植実験候補惑星EDN−3rdで入植事業が本格的に開始されてから
半世紀以上が過ぎようとしていた。
入植の先兵たちは―
原住生物エイクリッドと戦い新資源T−ENGを手に入れながら
それぞれ異なるコミュニティを形成していった。
「雪賊」の誕生である。
戦いは激しいものとなり星の環境にも
少なからず影響を与え始めた。
「星にとっても雪賊たちにとっても何か重要な変化が生じつつあった」
変化したEDN−3rdで戦った兵士達の物語を話そう
==第1章==
出撃と交戦
【プロペラ音】ババババババババババ
【オペレーター】各部隊オープンチャンネルにせよ、今回のミッションの説明をする。
【オープンチャンネル音】ピーーッ
【オペレーター】よし、今回のミッションはカテゴリーGエイクリッドの排除だ。この中で簡単そうだと思った奴は成果を上げろ、部隊の編成はヘリチームと地上チームの二つに分ける。地上チームはボートに乗り移って進軍する、ヘリチームは指定ポイントに到着したら部隊を降ろせ。道中AKと林賊の攻撃に合う十分に注意せよ。それと…
【兵士A】おいおい、何故林賊の連中がいる?いなかったはずだろ?
【オペレーター】説明を最後まで聞け!3日前無人偵察機が目標周辺の映像を撮影中偶然にも林賊の採掘場を発見したのだ。最終目標はカテゴリーGエイクリッドだが、第一目標は林賊の採掘場を攻略する。第二目標は先行した別動隊との合流だ。わかったか?
【各部隊】了解!!
たくっ、そんなのわかるわけがないだろこっちは専門家じゃないんだよ
だいたいカテゴリーGエイクリッドと林賊の二つを攻略するなんて一歩間違えれば
全滅だろがってんだ。そんな不満を抱きつつ俺は銃器の点検をした。
【オペレーター】OK、各部隊武器のチェックを5分ですませよ。15分後に目的地に到着する。
【プロペラ音】バババババババババババ
【ヘリパイロットA】もうすぐ雪雲を抜ける景色が変わるぞ
【ドアを引く音】ガーーーーー
戦場の景色かそんなの見てどうなるかと思っていたが、ふと私の目に映った景色を見て一つの言葉が出てきた『これが…森』
【兵士A】なんだ…これは?
【ヘリパイロットA】森ってやつだ始めてだったな。
局地的な温暖化によってEDN−3rdの各地で緑が見られだしたのは
ここ5〜10年の間である
温暖化については地下に眠るT−ENGによるものや
近隣に生息するカテゴリーGエイクリッドの活動と
要因は多様かつ複雑に絡み合っていると考えられる
【ボートを降ろす音】ガチャン
【河に着水した音】バシャーン
【通信士】ボートを降ろしたらロープを降ろしボートに乗れ
先行した指揮部隊から指示がある。
【ぶつかる音】ガァン
【兵士A】林賊か!?
【ヘリパイロットA】違う!AKだ!!
【トライリッド】キリィィリィィ
【兵士B】動きが違う?温かいとこうも違うの?
【兵士A】降りろ!早く!!
おそろしいほど奴らは速く私はマシンガンで応戦した。奴等は小型だが、群れをなすとその威圧感は計り知れなかった。
【マシンガン発砲音】ダダダダダダダダダダダッ
【兵士A】横っ腹に食いついてくるぞ!早く降りろ!
【兵士B】りょ、了解
【飛降りる音】バッ、バッ
【河に落ちた音】ザバァン
ミッションが始まった。しかし、AKの先攻により15機のヘリチームの内2機が撃墜され飛降りた私達はなんとか仲間に助けられボートに搭乗することができただが、この悪寒はなんだろうか…はたして無事に帰ることができるのだろうか…そんな思いを隅に置き私は銃を持ちボートは進み始めた。
【ボート移動音】ザザザーザーザァン
【兵士C】オークエス隊長、ボートで指定上陸地点の到着は何分です。
【オークエス】10分だ。なんだ、オリヴェイラもう弱腰か?
【オリヴェイラ】冗談、むしろ相手が増えてやる気が上がりましたよ。なあ、リオルド!
【リオルド】ふん、お前は自分のランチャーの心配をしとくんだな。訓練の時みたいにあんな失敗されちゃかなわないからな。
【オリヴェイラ】たくっ、愛想のない奴。
【オークエス】マリオス、イニス。無口だな大丈夫か?
【マリオス】私は元々無口ですけど…必要以上に喋らないだけです。
【イニス】私は、ちょっと緊張しています。
【オリヴェイラ】ハハハッ、イニスはともかくマリオスにいたっては愚問でしょう。
【マリオス】撃つよ。
【リオルド】撃つなら敵に頼むよ。
どうして…何故彼等はこうも明るいのか理解できない。今から死地に向かっているのに
最終的には全滅するかもしれないというのに…わからない、何故?
【オークエス】そろそろだ。お喋りは終了だ。
【ヘリパイロットB】おい3号機後ろにトライリッドが迫ってきてるぞ!!
【ヘリパイロットC】振り切れない!
【銃撃音】ガガガガガガ
【ヘリパイロットC】こっちにくるなー!うわーーーーーーーッ
【トライリッド】キリリィィ
【爆発音】ズガァン、ボガァァン
【オリヴェイラ】危ない!!
【プロペラ通過音】ザァン
【爆発音】ドガァァァン
一機また一機と虫を落とすように落ちていった。私たちが上陸地点の森に入るまで9機近く落とされヘリ部隊の壊滅は時間の問題となった。
これが戦場これが私達の初任務『やってやる、必ず生きて帰ってみせる。』私の心の中はそんな思いで一杯だった。
【オークエス】オペレーター、こちら第4小隊上陸地点に到着ミッションを開始する。
【オペレーター】第4小隊了解だ、幸運を祈る。
【オークエス】ありがとうオペレーター。オークエスアウト
簡単に言ってくれるなだが、これが俺達の仕事文句言う暇があったら一匹でも多く奴等を倒さないとな『よし、やってやる』その言葉が俺の支えになっていた。
【別兵士A】撃て、倒せ
【別兵士B】うおおおおお!!
【銃撃、爆発音】ダダダダダダダダダダ、ドォンドォン、ドガァァン
【オリヴェイラ】お〜〜戦ってるな〜こっちも負けてられないな。
【リオルド】勝ち負けじゃないだろ
【オリヴェイラ】硬い事いうなよ
【オークエス】無駄口叩くな、よし小隊前進するぞ!!
【オリヴェイラ&リオルド】了解!!
【マリオス&リニス】了解!!
威勢のいい返事をした瞬間、小型AKが迫ってきた。俺達は手に持った武器を構えトリガーを引いた。
【オークエス】フンッ
【マシンガン発砲音】ダダダダダダダッ
【トライリッド】ギキィィ、キリィィリィ
【リオルド】喰らいな!!
【散弾発射音】ドォン、ガシャコン、ドォン、ガシャコン、ドォン
【リニス】やああああああ!
【マシンガン発砲音】ダダダダダダダダダダ
【セパイア】ギィ、ギィィィ
【トライリッド】キリィィィ、ギィ
【オリヴェイラ】くたばれ!!
【マシンガン発射音】ダダダダダダダダ
【マリオス】のろま!
【マシンガン発砲音】ダダダダダダダ
これは訓練じゃない生死を賭けた戦いなのだと改めて実感した。だが何だろうこの手応えは、訓練のおかげなのだろうか?それとも体が無意識に反応したのだろうか?そんな疑問がでたが、『今は、戦う!』その一言だけだった。
【マリオス】ハッハッハッ
【走る足音】ザッザッザッ
撃っては進み、撃っては進み一時の休みなく撃ち進み続けた。ようやく第2小隊との合流地点が見えてきた。だが、妙な感覚があった、その感覚は第2部隊の後ろからだった。出ることは分かっていたがこんな所で奴に出くわすとは誰も想像しなかった。
【オリヴェイラ】おい、あれ第2部隊の連中じゃないか?
【オークエス】イニス、スコープで確かめてくれ。
【イニス】了解
【ズーム音】ウィィィ、ウィィ
【イニス】はい、合流する第2小隊の人達です。
やっと弾薬の補充ができる。そう俺達は思った。
【リオルド】あれ、隊長の戦友だった。
【オークエス】ああ、セルデン中尉だ。
【セルデン】やっと来たか、遅いぞオークエスこっちはこっちで空は楽しかったぞ。
【オークエス】それは何よりだ、無事でよかった。今そっちに合流する。
【地面が揺れる音】ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
【セルデン】なんだ?地震か?
【クラッティス】ギィアアアン
【オークエス】セルデン危ない!!
【セルデン】何!クラッティスだと!?馬鹿な!!
【クラッティス】グウィィィィン
クラッティス、EDN−3rdの大型AKその大きな鎌状の腕は広範囲に攻撃が届くためある程度距離をとらないと危険。しかし距離をとったとしてもその体格とは思えないほどの速度で距離をつめて攻撃してくる。
セルデン達は応戦しようとしたが時すでに遅くそのクラッティスの腕がヘリとセルデン達の部隊に振り下ろされた。
【セルデン】…くそったれ
【クラッティス】ガァアア
【振り下ろされた】ブォォン
【ヘリパイロットD】うわあああああああ!!
【地面に落ち爆発】ドガアアアアアン
【オークエス】セルデーーーン!!
クラッティスはお構いなしに彼の隊員達にその無慈悲な腕を振り回し
その命を奪い続けた。
【セルデン兵A】ぎゃあああ
【セルデン兵B】ギャッ
【セルデン兵C】がはぁぁっ
【セルデン兵D】わああああああ!!
【マシンガン発砲音】ダダダダダダダダダダダ
最後に残った隊員がクラッティスに撃ち続けたが、奴はすでに反撃の動作にうつっていた
そして…彼の胴体を引き裂いた。
【振り回した音】ブォン
【セルデン兵D】ぎゃあ
【オークエス】セルデン、クソッ!、オリヴェイラとリオルドは俺と一緒に来い、マリオスはその位置から狙撃、リニスはマリオスの傍で援護だ。
【マリオス】一人で平気だよ。
【オークエス】一匹狼を気取ってんじゃない!!
【マリオス】くっ
【オークエス】一人でなんでもできると思った奴ほど早死にするんだ。オリヴェイラ、リオルド行くぞ!
一瞬何故だと感じてしまった、だが隊長の言葉は正論だった。この森の中はいつ何が起こ
るかわからないからだ。最低二人一組が原則と講義でも習ったはずだよほどの事でもない
限りそれを忘れてしまった自分はなんと愚かだろうか反省しようとしたが戦闘中だ。深呼
吸し、スコープを覗きトリガーに指をかけた。
【オリヴェイラ&リオルド】了解!!
【オークエス】うおおおおおおお!!
【マシンガン発砲音】ダダダダダダダダダッ
【クラッティス】ギィアアアン、グァァァァ
【マリオス】んっ?あれは…燃料タンク…よしっ…隊長!
【オークエス】どうした?
【マリオス】隊長達の後ろに燃料タンクがあります。
【オークエス】ああ、あるな
【マリオス】クラッティスをそこまでおびき寄せてください。燃料タンクを狙撃します。
奴の腹というかなんというかその…
【オリヴェイラ】ケツか?
【マリオス】は、はい…そこをふっ飛ばします。(少し赤面)
【オークエス】了解だ。恥ずかしがるなマリオス、今は羞恥心は捨てておけ、よし二人共下がるぞ!
【オリヴェイラ&リオルド】了解!
さすがに軍隊で聞きなれたとはいえ自分で言うのは恥ずかしかった。何故だろう?
そう感じている間にクラッティスが狙撃ポイントに来た。
【オークエス】マリオス今だ!撃て!
【マリオス】了解、バイバイ
【プラズマガン発射音】ビシュン
【命中、爆発】ガン……ドガァァァァン
【クラッティス】ギィィアアアア、グィイィアルァアア
【オリヴェイラ】おまけだぜ
【ランチャー発射音】バシュン
【命中、爆発】ドォォォォン
クラッティスはオリヴェイラの止めで大きな叫び声を上げて死んだ。クラッティスを倒し
た後三人は周囲を警戒し安全とわかり私達を呼んだ。
【マリオス】すみません。
【オークエス】気にするな、誰にでもよくある事だ。だが次からは気をつけろよ。
【マリオス】了解
【オークエス】よし、全員無事だな。ここからが本番だ!行くぞ、小隊前進!
【オリヴェイラ&リオルド】了解!!
【マリオス&リニス】了解!!
=第4小隊が前進を再開した同時刻=
林賊採掘場
【???】ガォン、コルルルル、ギォン
【林賊A】うわあああああああああ
【マシンガン発砲音】ダダダダダダダダダ
【???】ガォォン、ガラララララ
【林賊B】ガハッ
【林賊C】ぎゃああああああああ!!
【林賊D】ひっ、ひぃぃぃぃぎゃああああああああ!
【???】ガォォォン、コルルルルルルルル……
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これは、ロストプラネットの2次創作です。 初投稿なのでよろしくお願いします。 感想、コメントなどお待ちしてます。 |
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