一刀の物語4 |
一刀たちは地道に黄巾党を倒していき、諸侯達も動いたため黄巾党を収めることができた。しかし、一度に、これほど大きい乱を招いてしまったので漢王朝はもはや風前の灯であった。
一刀「いやー。でもまさか俺達が街を任されるとはなぁ。」
桃香「そうだねー。けど私達がんばったもん!」
黄巾党での活躍あってか、帝から位を頂戴した
一刀「あぁ、けど争いが絶えることはないんだろうなぁ・・。だからこそ、今の平和がすばらしく思えてくるよ。」
一刀は町人達の姿を見やった。町は一刀達の政策あってかとても賑わっていた。元気よく走り回る子供達、活気よく商売している売り子の姿・・・。
???「そうですなぁ。平和が一番です。」
そして、ラーメン屋から出てる女性・・・・
一刀「あぁ、そうだよなぁ・・・」
???「町人達の様子を見るだけで主君の雄がわかりましょう」
一刀「いや・・本来の姿に戻っただけだよ。俺達はその手助けをしただけさ・・・。」
桃香はその女性の姿を見て驚いた様子で
桃香「ね、ねぇ・・・ご主人様!」
一刀「ん、どうかしたの?桃香?」
女性に指をさし
桃香「星ちゃん・・・だよね?」
一刀「え・・?」
改めてその女性に目をやる
一刀「星!」
星「ふふ、相変わらずですね。一刀殿」
その言葉に照れるように
一刀「はは、ちょっと気が緩んでいたのかもしれない」
一刀は恥ずかしそうに頬をかいた
桃香「そうだよ〜。ご主人様〜。今が平和だからこそ気を引き締めていかないと!」
一刀、星「・・・・・・」
桃香「え、二人とも何?その目は・・・」
一刀「星、久しぶりだなぁ!」
二人はとりあえず不満そうな桃香のことは放置し、話を進めることにした
星「お久しぶりです、お二方。実は、今日はお願いがありここに参りました。」
立ち話もなんなので城に戻ってきた
愛紗「星!」
鈴々「にゃにゃ!」
星「お久しぶりです、愛紗に鈴々。」
愛紗「あぁ、久しぶりだなぁ。さらに武に磨きがかかっているようで」
鈴々「そうみたいなのだ。でも、鈴々たちも強くなったのだ」
戦続きの毎日であったため、みんなは知らず知らず成長していた
星「そのようですな・・・。また、手合わせ願いたいものです」
久々の友との再会で会話が盛り上がった。
星「して、此度こちらに参ったのは、あの日の約束を果たそうと思いまして」
一刀「ということは・・・」
星「及ばずながら、この趙子龍、戦列に入れて頂きたく参りました。」
一刀「おぉ!助かるよ。・・・でも英雄と呼ばれる人はたくさんいるはずだけど?」
星「いやいや、英雄と呼ばれる者は曹操殿、孫策殿くらいでした。後は有象無象です。」
一刀(他にも歴史的に有名な人はいるはずなんだけど、星に言わせれば有象無象か・・)
一刀「やはりその二人になるか・・」
星は驚いた顔で一刀を見やり
星「おや?一刀殿も将を見る目がおありで。」
一刀「知識として知っていただけさ。」
星は天の御使いとはすごいなと改めて感じる
鈴々「で、なんでその二人はだめだったのだ?」
鈴々の質問にしばし考え、答えた
星「ふむ、そうですなぁ。まず曹操殿のところですが、何やら不穏な匂いがしまして・・」
愛紗「フオンな匂い?」
星「えぇ。なんというか・・・百合百合しいというか・・・」
愛紗、桃香「な!///」
二人は言葉の意味を理解できたのか、真っ赤になった。
鈴々「ん〜?お兄ちゃんユリユリしい?って、どういう意味なのだ?」
一刀「それを語ると長くなっちゃうんだけど、まずね「ご主人様・・・・・」・・え、えっと俺も詳しくは知らないんだ・・・」
背後からの愛紗の殺気を感じ、最後まで言い終えることはできなかった
桃香「ごほん、それで孫策さんのところはどうだったの?」
星「孫策殿のところは、私の居場所が無かった感じですね。」
愛紗「居場所?」
星「えぇ、完璧な采配や布陣すぎてつまらんのです。」
一刀「つまらんて・・はは、星らしい意見だな」
星は皆が頷いているのを見やり
星「・・・ほめ言葉として受け取っておきましょう」
一刀「まぁ、そういった意味なら俺達のところはぴったりだな。改めて宜しく、星!」
星「はい。主のための槍となりましょう。」
一刀(主って響き・・・・いい・・)
星「主?いかがなされた?」
桃香「あぁ・・・たまにご主人様、どっかにいっちゃうことあるから・・・」
桃香と愛紗は惚けた主君に溜息をつき
鈴々「おーい、戻ってくるのだー」
鈴々は指でつんつんするのであった・・・・
(閑話拠点)
一刀が治安維持という名目で町をぶらぶらしていると本屋に見知った顔が
一刀「おや?桃香と愛紗じゃないか。どうしたのこんなところで?」
二人は本を選んでいるのか、店主と話をしていた
桃香「あ〜。ご主人様」
二人は、一刀に気づき
愛紗「聞いてください、ご主人様。桃香様が自身から勉強したいと・・(涙目)」
本屋の店主「そうですよーまさか劉備様がくるなんて・・・(涙目)」
一刀「な、なんだってー」(ノリで)
桃香は三人の様子を不満そうに見つめ
桃香「ぶー。愛紗ちゃんにおじさんひどいよー。私だって、みんなの役にたちたいんだからね」
一刀はその言葉に否定し
一刀「ははは、桃香は頑張っているよ。桃香がいなかったら誰がみんなをまとめるのさ。それに・・・・桃香がいるとみんなが安心することができるしね」
一刀の言葉に愛紗は頷き
愛紗「そうですねぇ〜。桃香様がいらっしゃると、何故か安心できます。」
一刀「うん。そういうオーラでも出しているんじゃ・・・」
桃香「オーラ?」
一刀「あぁ、なんていったらいいか・・そういった雰囲気をかもしだしているってことだよ。」
桃香は少しの間考えると
桃香「そっか〜。みんながそう思っていてくれているのならいいかな〜」
持っていた本を棚に直す。しかしその本は棚から再び出ることとなる
一刀「けど、知識つけて損はないからねぇ〜。城に帰ったらみっちり教えてあげる^^」
桃香「え、えー!」
店主「こうして劉備様は一日勉強をさせられるのであった・・・めでたし」
愛紗「店主・・・」
一刀「おじさん・・・・おいしいところもって行くなぁ・・・」
一刀は店主に感心した・・・
桃香「ちょ、笑い話みたいにおわらせないで〜、めでたくないよぉ〜」
桃香はこの件の後、極力本屋には顔を出さなくなった・・・・・
此度もお読みいただきありがとうございました。
今回は、原作とあまりかわらないと思ったので、おまけをつけました^^;
頂いたコメントの中にあった描写の件についてですが、
注意して書いているのですが、難しいですねぇ。
こればっかりは慣れかなぁと(いや・・違うな・・・w)
まだまだ若輩者ですが精進していきたいと思います^^
それでは、お読みいただいた方に幸せが訪れますように
このめ
説明 | ||
黄巾の戦いが終わり、町を任された一刀たち。 そこに現れた懐かしい友の姿・・・・ |
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コメント | ||
確かにw (このめ) 桃香が賢くなったら桃香じゃない!(マテ(伏宮真華) たしかに桃香は武は壊滅的、知に関しても私塾を出たとは思えないレベルだし、もっと勉強したほうがいいですね。(ブックマン) どんまい桃香www(キラ・リョウ) |
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